再犯を抑止するのに、医学的治療が不可欠な前歴者もいる。
[再犯を抑止するのに、医学的治療が不可欠な前歴者もいる。]
そういう前歴者もいるのだったらよけい子供を再犯の可能性がある人々から守らねばならない。
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大阪府の性犯罪条例、更生に課題・根強い抵抗感
読売新聞 3月23日(金)11時7分配信
開会中の大阪府議会に提案されている「府子どもを性犯罪から守る条例案」が、単独過半数を占める大阪維新の会などの賛成で、23日の総務委員会と本会議で可決、成立する見通しだ。
子どもを狙った性犯罪の前歴者に対し、自治体への住所の届け出を義務づける全国初の条例。府は「前歴者を更生に導き、被害をなくすため」と強調するが、制度化を巡る課題は多い。
◆根強い抵抗感
条例案は、18歳未満に対する強姦や強制わいせつなどの性犯罪で刑期を満了してから5年以内の者が府内に住む場合、住所、連絡先などを知事に届け出るよう義務づけた。違反者は5万円以下の過料。届け出た前歴者に対し、社会復帰に向けた相談や必要な支援を行うとしている。成立すれば10月1日に施行される。
「府民に、監視のための条例と受け止められていないか」。府議会総務委員会では、条例の趣旨をただす質問に、府の担当者が「社会復帰支援が目的で、決して監視目的ではない」と強調する場面が見られた。
一自治体が前歴に関わる情報を扱うことへの抵抗感は根強い。府の意見公募には、「人権侵害だ」「府外に転居すれば意味がない」など批判的な声が寄せられている。大阪弁護士会(中本和洋会長)は、「罪名、出所年月日」が届け出項目に含まれている点を問題視、「情報が漏えいした場合の被害が甚大なのに、情報の管理規定が不十分」などとして、制定に反対する会長声明を発表している。
◆具体像見えず
社会復帰支援の具体像も見えていない。府は、研修を積んだ「社会復帰支援員」に委嘱する方針で、精神科医、臨床心理士、警察官、保護司などを想定しているが、人選はこれからだ。
警察庁は子どもを狙った性犯罪の防止のため、前歴者への自宅訪問や面談を全国で実施している。府警の調査では、面談に応じた前歴者の約85%が「話し相手ができて心強い」と好意的に受け止めている。ある府警幹部は「専門医や臨床心理士と連携して見守る制度ができれば、再犯防止効果は高まる」と歓迎する。
条例の素案作成にあたった国立精神・神経医療研究センターの福井裕輝医師は「再犯を抑止するのに、医学的治療が不可欠な前歴者もいる。対処できる専門家を集める必要があるが、簡単ではない」と指摘する。
二十歳の頃、田舎に1年間住んでいたのだが
その時に行っていた教会の牧師が
教会でサイフからお金を盗む人がいるが
そういう弱い人に罪を犯させないよう
ちゃんとサイフを簡単に盗まれないようにしておくことも
親切だと言っておられた。テーブルの上に
サイフをむき出しにして置いておくと
人間は罪びとで弱い存在なので
罪を誘発していることになる。
他人に罪を犯させないために各自が
しなければならないこともあると言っておられた。
でも、罪の誘惑に負けてサイフを盗んだ者が
「机の上にサイフを置いてオレが罪を犯すように
誘惑するからだ。」と言うのは間違っている。
性犯罪者は、たいてい、自分が罪を犯したのは
お前のせいだと相手に言うものである。
そんな風に自分の行動の責任を相手のせいにするような
人間だから犯罪を犯してしまうのだ。
世の中には、そういう自制心が効かない犯罪者気質の者が
いるという事実を認めて対処するべきなのだ。
人間対人間、国家対国家でも同じことが言えると思う。
この間の日曜日の教会のメッセージは、
イエス・キリストは片方の頬打たれたら
もう片方も差し出しなさいと言われたが
それは無抵抗でいなさいということではなく、
相手にさらに罪を犯させないよう
きちんと意見を言い相手の罪を責めることだと
イエス・キリストの実際の行動を示して説明しておられた。
イエス・キリストが何も罪を犯していないのに
パリサイ人律法学者たち(宗教家)に逮捕されて
リンチ的な裁判を受けられたとき、
「おまえは神の子か。」と聞いた者がいた。
イエス・キリストが自分と父はひとつです。と
神さまは自分であり、神さまは父である。
自分は神さまの子であると言われたときに、
その人間はイエス・キリストの頬を打った。
その時、イエス・キリストは黙ってはおられなかった。
わたしのしていることが人間から出ていることなら
たたきなさい。そうでなくて神さまから出ていることなら
たたくのは間違っているのです。というようなことを
はっきり言われた。
相手が間違っているのなら、はっきりと
相手にわからせるため、また、相手にこれ以上
罪を重ねさせないために
事実を告げることが正しいことなのだ。
他人の物を自分の物だと言い張って
奪うような人や国には
黙っていては不親切というもの。
再び同じような罪を犯させないよう、
自衛することやはっきり相手の罪を責めることも
大切なことなのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000351-yom-soci