ニュー縄文塾通信(1)縄文塾 | 日本のお姉さん

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各位に謹告!

 休刊宣言以来、無音に内過ごしています。
 早速ですが、その後『縄文ブログ』だけには、不定期ながら
今までの『巻頭言』に当たる短文を掲載していましたが、折角
ならば、かつての“ 縄文塾通信 ”に代替して送信が可能と判
断、全くの不定期にて、適宜送信させて頂きたくご通知申し上
げます。
 併せ、爾来送稿を続けて下さっている好打 献氏の論評も発
信致します。なお場合によっては、好打さんの論評のみの場合
もあります。
 以上ご通知までに。

                縄文塾 中村 忠之
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      ニュー縄文塾通信(1) → 再送
 縄文暦12012年2月16日発信
 メルマガからの発信はうまくいきましたが、メールリストか
らの発信は、トラブルのために不着のところがあったようです。
重複受信の方には恐縮ですが、念のため再発信させて頂きます。
 もっともその後体調も行ったり来たりで、大きなご期待には
添えぬことをお含み下さい。 (中村)

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  !!時事 縄文!?爺々 冗文?? (1)

 食料と水と人口増
文字通り「内憂外患」目白押しの2011年が明けたが、さて今年も明るい兆しは見えてこない。
それでもあれだけの災害に見舞われながら、「円高」というシグナルが続くことは、世
界から見ればまだまだましな方だということなのだろうか、どっちを向いてもよいニュースに出会わない。
 さて、上記三題噺じみたタイトルだが、不可避な地球的命題として、私たちはそのすぐその間際に立っていることを忘れてはいけない。

今や地球的課題として、「食料と水」問題前に加えて、アフリカにおける内乱に次ぐ内乱から難民の増加から、干魃と饑餓への対応が待ったなして迫っている。
 いささか古い話だが、(嘘かまこと)かつてジョン・F・ケネディ大統領の任命で、(『不確実性の時代』で有名な)ガルブレイス、インド大使(1961~1963)になったとき、現地の飲料水の不衛生さからの脱却を願って井戸を掘ってきれいな水を提供したところ、すぐさま人口増に跳ね返ったことで、むしろそのことに危機感を持って、あわてて(井戸掘りを)中止したという笑えぬエピソードがある。
 もちろん今やインドは、チャイナに次ぐ発展途上にあり、人口も──カーストこそそのままだが、一人子政策など無縁だから、もうすぐチャイナの人口を凌駕しようという勢いで、その昔ガルブレイスが恐れたこと、即ち当時よりははるかにきれいな水普及が現実になっているためだろう。
 かつて恒常的に人口3~4000万人だった日本が、急速な人口増加に舵を切ったのは明治から大正に移ったころ、全国的に上水道が普及したことと正比例しているという。
 つまり地球は急速に、先進国たとえば日本を筆頭にして「少生・小死社会」と、いまだに(緩急の差はあれ)人口増加が続くアジア諸国と、アフリカ中心の多生多死社会に三分化されている。
 もしいまアフリカの難民救済に関して、食料支援と衛生改善が進めば、すぐさま多生・少子化に弾みがかかり、雪崩を打って人口増に移行し、食料と水問題が一層深刻になることは必然である。
 さてそうした状況に対して、役立つ技術を持った国はと言えば、海水から真水を作る技術を持った日本と、乾燥地における作物栽培技術を持ったイスラエル=ユダヤの2国ということになる。
 少子化に歯止めのかからない日本と、周辺に牙を剥く国家群に囲まれた砂漠の小国が、次代の救世主になる日はそんなに遠くあるまい。 (中村)