目の血管が詰まって失明する人もいる。 | 日本のお姉さん

目の血管が詰まって失明する人もいる。

川島さんのダーリンが片方ほとんど失明しているって。

血管が詰まったんだって。

そんな病気があるんですね。

日本人は遺伝子的におデブにならず、

おデブになる前に血管が詰まって脳卒中、心臓麻痺

腎臓が悪くなって内臓がやられてしまうそうです。

だから日本人と西洋人のハーフは、

外国にいるとみんなと同じ食事についていけず

内臓をやられることがあるんだそうです。

日本に住んでいるハーフも日本人の食事についていけず

アトピーなどで悩んだりするそうです。

遺伝的なものって大事だね。


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2010年06月16日18:13
カテゴリ
目の病気-近視、遠視、乱視、弱視
近視が強くて失明? 現実にありうることです。 その兆候とは?
以前このブログでも近視についてかきました。
小学生の近視は、30年前と比べて3倍近くになっているといわれており、ゲームや塾、携帯電話、パソコンなどが普及し、小学生でも近くを見る時間が長くなったのが原因と言われています。

「近視が強くなれば眼鏡の度数を強くすればよいのでしょ」

と思われている方もいらっしゃると思いますが、中には眼鏡やコンタクトの度数を上げても見え方が改善せず、日常生活にも支障がでている方がいらっしゃいます。

最悪の場合、眼鏡をかけてもかけなくてもほとんど見えない方もいらっしゃいます。

しかもその兆候は40歳くらいの働き盛りの年齢層以降の方にではじめるので大変です。

2003年の身体障害者新規交付者の調査による失明者の原因では、強い近視による視力障害が日本人の失明者全体の6%になると発表されています。

特にその兆候は女性に多いようです(詳しくはこちら)。

それでは

「どうして近視の強い方が最悪失明まで至るのか」

というと、その理由は下の図のように近視の方は眼球の軸が長くなるからです。
「図}

このように眼球の軸が長いために、眼球が引っ張られて眼球の壁が薄くなり、網膜の機能が低下するのです。

眼球の壁が薄くなり網膜の機能するメカニズムを、実際に松本眼科を受診された方のケースを見てもらいながら説明させていただきます。

眼底写真と、最近松本眼科でも診察で使われているOCT(光干渉断層計)での強い近視の方の網膜の断層撮影を、正常のものと比べながら見てみましょう。

まずは正常の方の写真。

「写真」

これが正常の方の眼底写真と網膜の断層撮影の写真です。
右側のOCTの図の青いところが視細胞のあるところで、その下側にあるオレンジ色に見えるところが色素上皮という視細胞を下から支えている土台に相当するところです。

次からは強度近視で見え方に異常の出た方の写真です。

●「見えにくくなったためメガネを作りに行ったが視力がメガネをかけても変わらない」 ために松本眼科を受診された方の眼底写真とOCTの写真です
OCTの写真では、青い視細胞の部分が消失しているのがわかるかと思います。
強度近視のために眼球の軸が伸びて、網膜の視細胞も伸ばされて委縮したようです。
「写真」

●この写真は、

「ものが歪んで見える」

と受診された方のものです。

OCTの写真で、色素上皮という網膜の視細胞を支えているオレンジの部分のところが少し蛇行しているのがお分かりかと思います。

やはり強度近視のため、網膜色素上も弱くなり蛇行してきたため、視細胞にうつる映像も凹凸ができたためものが歪んで見えたのでしょう。

●次のかたは

見えにくくなってきた

と受診されたものです。

これまでのOCTの写真と比べ、視細胞の部分の幅が広がっているように見えると思います。
強い近視で眼球の軸が伸ばされて視細胞がその伸びに追いつかずに分離してきているようです。

そのため視細胞の機能が低下してきたために見えなくなってきたようです。

●この方は 「急に見えなくなってきた」 と言って受診されました。
OCTによる網膜の断層写真では、矢印の先に穴があいてしまっているのがお分かりかと思います。

このように近視でメガネをかければ見えていると安心ばかりはしていられないのです。

特に強度近視の方はこのように急に見えなくなってしまうこともあるのです。
とくに最後の穴があいてしまう前には必ず網膜の分離が起こってからなるといわれていますので、ある程度調べることでその予知ができるのです。

強度近視は遺伝が関係するといわれていますが、以前このブログでも書いたように多因子遺伝といわれています。

すなわち高血圧や糖尿病の遺伝的背景がある方が、運動不足や塩分の取りすぎやカロリーオーバーで高血圧や糖尿病を発症するのと同じで、近視の遺伝的な背景がある方が、パソコンや携帯電話、読書、デスクワークなど目を酷使することでさらに悪化するといわれています。

さらに低年齢ほど、近視を悪化させる影響が大きいと考えられています。

このように眼鏡をかけても見えなくなる方は40歳以上の両目におこりやすいといわれていますが、全国に40歳以上の人口6700万人のうち、360万人が眼球の軸が正常よりも3.5ミリ以上長い強度近視であるとみられています。

強い近視の方は緑内障や網膜剥離にもなりやすいといわれており、見え方に問題はなくても定期的な眼科の検診をお勧めいたします。

http://blog.livedoor.jp/eyedoctor/archives/51524328.html
2007年10月10日19:55
カテゴリ
目の病気-糖尿病
目の病気-緑内障
誰でも失明はしたくはありません。目の愛護デーの今日、日本人の失明原因を10年前と比較してみてみました
日本人の失明原因の10年間での比較です
(男女別失明原因の比較はこちらから)

(全世界で見た失明原因の比較はこちら)


眼科医にとって、絶対避けなくてはいけないのは失明です。
人間の情報は8割は目から入ってくるといわれています。

それゆえ失明するということは誰でもつらいことで、よく見えている今だからこそ、その原因を知り、失明しないような対策を立てなくてはいけません。
世の中にもはやりすたりがあるように、病気にも流行があります。
その時の生活習慣や、医学の進歩により、増えたもの、逆に減ってきたものがあります。

この10年での失明原因の変化をみてみました。
まずは、10年前。
1990年の調査結果です (日本失明予防協会・厚生省合同調査より)
1.糖尿病性網膜症(18%)
2.緑内障(13%)
3.白内障(12%)
4.網膜色素変性(12%) 
5.高度近視(9%)
6.その他(36%)

つぎに、10年後の結果
2002年の調査結果です(身体障害者新規交付者の調査より 中江)
1.緑内障(24%)
2.糖尿病性網膜症(20%)
3.加齢性黄斑変性症(11%)
4.網膜色素変性症(11%)
5.視神経委縮。網脈絡膜委縮(9%)
6.白内障(7%)
7.高度近視(6%)
8.その他(12%)
特徴は、緑内障が1位になり、糖尿病性網膜症が2位に。順位が逆転しました。
以下、3位 加齢性黄斑変性症、4位 網膜色素変性、5位 視神経・脈絡膜委縮、6位 白内障、7位 高度近視 と続きます。

糖尿病性網膜症は、悪くなる前の網膜光凝固や、網膜硝子体手術の進歩により未然に失明を予防できるようになったのではないでしょうか。


しかし、糖尿病で失明する方はいまだに多く、糖尿病と言われている方は定期的に眼科受診のほうもお願いいたします。一方、大きく順位を下げたものに白内障があります。

今や白内障は日帰りで手術ができ、眼科分野の中で、この10年で大きく治療技術が進化した病気ではないでしょうか。



逆に、順位を上げたもの、すなわち、目にとっていま最も注意しなければいけない病気が加齢性黄斑変性症でしょう。


10年前の圏外から、2002年では3位に上がってきました。

実は、欧米では失明原因のトップにあります。

加齢性黄斑変性症の危険因子には、高血圧、心臓病、紫外線、目の色素が薄い、緑黄色野菜の不足などが言われています。


食生活の欧米化がわが国でもこの病気を普及させたのかもしれません。


また、以前はどちらかというと不治の病でした。

しかし、現在は、光線力学療法PDTが出現してきて、早期であれば進行を食い止めれるようになりました。

ある程度高齢で、四角い格子がゆがんでみるようになればその可能性があります。そのときにはすぐに眼科を受診されたほうがよいでしょう。 これらの病気も、日本の眼科医療は世界でもトップクラスにあり、10年後には、もっと順位を下げていることに期待したい思います。(男女別失明原因の比較はこちらから)(全世界で見た失明原因の比較はこちらから)

http://blog.livedoor.jp/eyedoctor/archives/50754499.html