ドイツの警察、Facebookページで「この顔にピンと来たら110番」
ドイツの警察、Facebookページで「この顔にピンと来たら110番」
2月20日10時05分
Fahndung via Facebook
Facebookに容疑者のモンタージュ写真を掲載し、市民からの通報を募る――ドイツの警察がハノーバー市でこのような試験プログラムを実施し、成果を上げています。
【拡大画像:容疑者や盗品の情報募る「Fahndung via Facebook」】
The Next Webによると、このプログラム「Fahndung via Facebook」は2011年3月にスタートして以来、性犯罪や子どもの誘拐など、8件の逮捕に結びついたといいます。Fahndung via Facebookページのファン数は約10万人(ハノーバー市の人口は約50万人)。容疑者の情報だけでなく、盗品の写真も掲載して市民に情報提供を求めています。
この成功を受けて、ほかの地域でも同様のプログラムが検討されていますが、反対の声も上がっています。理由の1つは、モンタージュ写真の信頼性に疑問があるということ。精度の低いモンタージュ写真がFacebookで広まると、誤認逮捕につながる可能性があるという懸念が指摘されています。米国にあるFacebookのサーバに警察のデータを載せることへの反対もありますが、ハノーバーの警察はデータではなくリンクだけを載せる方針に切り替えることで対処しています。
ソーシャルメディアの伝播力を犯罪対策に活用した一例と言えます。こうした取り組みは今後広がっていきそうですが、それに伴ってプライバシーに関する議論も高まるとみられます。
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性犯罪の被害者は、あまりにも辛い経験を思い出したくないから
警察にも身内にも言わない傾向があるし
子どもも、誘拐されそうになっても恐すぎて親に言わないし
親に言っても親に相手にされないケースもあるので
犯罪者のモンタージュ写真がFacebookで広まるということはいいことだ思います。
犯罪者たちは逮捕されるまで同じことをする傾向があるからです。
(逮捕されて服役した後でも、同じ犯罪を繰り返す可能性も高いのです。)