日露戦争に当たって、ユダヤ民族だけが日本を援けて、戦費の半分近くを賄った。 | 日本のお姉さん

日露戦争に当たって、ユダヤ民族だけが日本を援けて、戦費の半分近くを賄った。

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送信日 : 2012/01/31 (Tue)
題 名 : 日本イスラエル国交60周年記念シンポジウムの御案内(2/14)

 今年は、日本と新生イスラエルが国交関係を樹立してから、60周年の節目の年に当たる。

 日本とイスラエルはおよそ距離にして9000キロ離れているが、日本の存在がアジア太平洋の平和の礎となっているように、イスラエルが中東の平和と安定を支えている。

 両国は生い立ちから文化まで大きく違っているが、共通点が多いことに驚かされる。


 日本民族とユダヤ民族は、道徳性がきわめて高く、勤勉で、教育を重んじ、歴史を通じて創造力に富んできた。
そのために、西洋の白人・キリスト教徒が世界にわたって覇権を握るなかで、ユダヤ民族が近代に入ると、それまで閉じ込められていたゲットー(ユダヤ人街)から解放され、日本民族は19世紀後半になって鎖国を解いて国際社会に加わると、この2つの民族だけが白人に負けない、目覚ましい興隆を遂げた。

 日本民族とユダヤ民族は、いわれない差別を蒙ってきたために、差別のない平等な世界を創ることを希求して、力を盡した。今日、人種平等の世界が呼び寄せられて、アジア・アフリカの時代の幕が上がったのは、両民族に負うものである。

 日本が“和の民族”であって、専制や独裁を嫌って、つねに合議制をとってきたのに対して、ユダヤ人も同じようにゲットーや村落において、合議による自治を行なってきた。日本では武家よりも庶民が、自由で豊かな生活を営んでいた。日本とユダヤ人社会では、西洋や、中国、朝鮮をはじめとする諸国にみられた厳しい階級差別が、存在しなかった。

 両民族は何よりも学ぶことを重んじて、科学技術と富の創出を通じて、人類の発展に大きく貢献してきた。

 私は昭和天皇にお仕えした入江相政侍従長と親しかったが、昭和天皇は新任のイスラエル大使が信任状を奉呈するたびに、あの独特なご口調で、「日本はユダヤ民族に対する感謝の念を、けつして忘れません」と仰言った。

 日露戦争に当たって、ユダヤ民族だけが日本を援けて、戦費の半分近くを賄った。

 日本は人種平等の理想を掲げるとともに、ユダヤ民族への恩義にこたえ、世界のなかで日本だけが、前大戦前夜に満州、あるいは東ヨーロッパにおいて、多くのユダヤ人難民をナチス・ドイツのおぞましい迫害から救った。

両国が協力関係をいっそう強めてゆくことを、願いたい。
加瀬 英明

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JIFAシンポジウム 「育もう未来――日本とイスラエルの協力で」

日本・イスラエル国交60周年記念シンポジウム

 日本が戦後独立を回復した直後の1952年5月、日本とイスラエルは国交を樹立しました。2012年には国交60周年を迎えます。

 両国はこの間、順調に友好・協力関係を築き上げてきましたが、60周年を期して、政治的に、経済的に、文化的に、さらに科学技術の面からも一層深い協力関係を育んでいく必要があります。激動する国際社会にあって、両国が力をあわせ、相乗効果を発揮するならば、世界にとっても、両国にとっても大きな未来が開けるでしょう。

 この観点にたって、国交60周年を記念するシンポジウムを開催いたします。シンポジウムには、日本、イスラエル両国各界の有力なパネリストをお迎えしており、両国関係の今後について具体的なご提案が得られるものと考えています。

 是非ご来場ください。入場は無料です。

http://www.japan-israel-friendship.or.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=85

社団法人 日本・イスラエル親善協会 
会 長  神 藤  燿
副会長 加 瀬 英 明
(国交60周年記念事業委員会委員長)

ご来場くださる方は以下の申し込みフォームにて、2月6日までにご登録ください。
定員(300人)になれば申込みを締切ります。以下のアドレスからお申し込み下さい。


http://www.japan-israel-friendship.or.jp/modules/jifa/index.php?content_id=13

開催日時  2012年2月14日(火) 午後1時30分―4時30分

開催場所  参議院議員会館講堂

 【開催要項】

13:30 開会挨拶

13:50 基調講演  ベンアミ・シロニー・ヘブライ大学名誉教授

14:10 パネル・ディスカッション第一部(政治・国際関係)

  [コーディネーター]
   加瀬英明・日本・イスラエル親善協会副会長

  [パネリスト
   ニシム・ベンシトリット・駐日イスラエル大使
   榛葉賀津也・参議院議員
   池田明史・東洋英和女学院大学副学長

15:10 休憩
  武道演武 エリ・コーヘン・前駐日イスラエル大使

15:30 パネル・ディスカッション第二部(文化・経済関係)

  [コーディネーター]
   村松英子・日本・イスラエル親善協会副会長

  [パネリスト]
   ベンアミ・シロニー・ヘブライ大学名誉教授
   三好正也・元経済団体連合会事務総長
   ジブ・クレメール・ネタフィム・ジャパン社長

16:30 閉会

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主 催  社団法人 日本・イスラエル親善協会
共 催  日本イスラエル友好議員連盟
後 援  外務省、駐日本イスラエル大使館
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*入場は無料です。
*会場の参議院議員会館講堂は、国会議事堂後ろの参議院議員会館1階にあります。
*参議院議員会館は、地下鉄永田町駅1番出口のすぐ右です。また、地下鉄国会議事堂前駅1番出口から右方へ徒歩約5分です。

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加瀬英明事務所
お問い合わせメール:
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ホームページURL: http://www.kase-hideaki.co.jp/
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