星釣り
今宵は、三日月の舟に乗って
星釣りに出かけませんか?
よく光る大きな星が釣れたら
あなたの耳元に飾りたいのです。
誰にも愛されていない女だなんて
誰にも言わせないように
誇らしく飾っていてほしいのです。
遠く離れ離れになる日があっても
僕があなたを愛していることを
忘れないでいてほしいのです。
粉雪が舞う日も、日が照りつける日も
一人で悩むときも大勢の人ごみの中でも
あなたの耳元に
僕の声が届きますように
あなたの心にいつまでも輝く星のような言葉を
贈り物にしたいのです。
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女の子は、男の子が何気なく言った褒め言葉を
ずっと覚えている場合があります。
その言葉を思い出しながら
自分を励ましたり、嬉しくなったり、
元気になったりするのです。
わたしの場合は、バイト先にいた
北海道出身の色の白くて背の高い男前~なボクに
「きれいな足、、、。」と言われたことが
ずっと誇りなのです。
その男の子は、
別に恋人でもないし、友達でもなかったけれど
バイト先のパントリーで料理待ちの時に
言われた言葉なんだけど、
すっごく嬉しかったので
今でも時々思い出して
喜んでいます。
元彼に言われた褒め言葉も宝物のように
思っています。
元彼が言った悪い言葉も覚えていますが
それはなるべく思い出さないようにしています。
男友達がくれた贈り物も、
女の子の友達がくれた贈り物も
どれも、わたしの宝物です。
物は古びて使えなくなるけど
素敵な言葉の贈り物は
ずっと心に残って
わたしを励まし続けているのです。
だから、なるべく、身近な人で大切な人には
やさしい言葉を贈り物として
贈ってあげてほしいなと思います。
褒め言葉や感謝の言葉は
心の慰め、心の喜びです。
「またまた歯の浮くようなことを!」
「何も出てけーへんで。」
「なんやの、急に、気持ち悪い。あんた死ぬんちゃうか。」
「気イ使わんと金つこて。」
「それより、早よう、ゴミ出してきて!」
などと、たとえ悪い言葉で返されても
めげないで
やさしい言葉をコンスタントに
贈ってほしいものです。