『皇室法概論』は、そのタイトルにおいて、皇室の破壊を目指しているのは明らかである。
2)中川八洋『小林よしのり「新天皇論」の禍毒――“悪魔の女系論”
は、どうつくられたのか』(オークラ出版、2011年)、
第五章 「男女共同参画社会」とスターリンの命令、の引用です。
私は、必ず再燃する将来の天皇制廃止運動を予測し、
その際の皇室典範改悪を阻止すべく、法哲学を含めた法律学での皇室典範論を出版した。
『悠仁天皇と皇室典範』で、2007年1月である。園部逸夫の著『皇室法概論』を根底から否定しておく法理論を提示するためだった。
第三節 天皇制廃止の“魔書”、園部逸夫『皇室法概論』
園部逸夫が、「有識者会議」のメンバーとなり、その座長代理になったのは、「皇室典範」をズタズタに解体するためだった。
一、天皇を脅迫して退位させる条項を入れよ――“皇室解体マニュアル
全書”『皇室法概論』
『皇室法概論』は、そのタイトルにおいて、皇室の破壊を目指しているのは明らかである。
なぜなら、用語「皇室法」は、皇室典範と皇室経済法の双方を含むときに用いるもので、「皇室典範」のみの研究書であれば、「皇室典範」としなければならない。
が、共産党員の園部は、「皇室典範」の四文字を日本国から消し去るべく、「皇室法」と改竄(かいざん)した。
二、憲法第二条の「男系男子の世襲」を、男系も女系も含むと、トンデモ解釈せよ。
三、「宮澤俊義→横田洋一『皇室典範・私注』→園部逸夫『皇室法概論』
→『有識者会議報告書』」――天皇制廃止を唱導する“悪の憲法学”の系譜
明治皇室典範を現行の皇室典範に改悪したのは、GHQではなく、それを審議した(1946年6月に発足した)「臨時法制調査会」第一部会の委員たち、つまり日本人であった。
その筆頭は、ルソー原理主義者から激したコミュニストになった宮澤俊義であった。
そして、この宮沢が1946年に「臨時法制調査会」で展開した“天皇制廃止に向かう皇室典範”策をそっくり一冊の本にしたのが、園部逸夫『皇室法概論』である。
GHQは、憲法ではあれほどGHQ案の強制にこだわったが、皇室典範にはほとんど関心を示さなかった。
以上、引用でした。園部逸夫氏を内閣官房参与に任命した野田総理大臣の責任が問われます。(ま