流れを読んで泳ぎきらないと、米コダックみたいになっちゃう!
米コダックと富士フイルム、明暗分けた多角化
産経新聞 1月20日(金)12時59分配信
コダックが経営破綻に追い込まれる一方、同様に写真フィルムを中心とした商品構成だった富士フイルムホールディングス(HD)やコニカミノルタHDといったかつてのライバルは比較的順調な業績だ。違いはデジタル化のスピードだけではなく、将来を見据えた事業の多角化だった。
「長年の競争相手だけに衝撃を受けた。ただ、コアビジネス(中核事業)を失ったとき、当社は事業の多角化でそれを乗り越えてきた」。富士フイルムHDの古森重隆社長は19日、コダックの破産法申請を受けてコメントを発表した。
2000年度には写真フィルム中心の感光材料がグループ利益の6割を稼いでいたが、デジタルカメラの普及で販売が急減。05年から2年間をかけてフィルム部門の3分の1にあたる5千人を配置転換やリストラなどで削減した。
また、00年以来、約40社に総額6500億円を投じるM&A(企業の合併・買収)で攻めの経営に転換した。04年には「第2の創業」を宣言。液晶パネル用光学フィルム(TACフィルム)や化粧品、医薬品と次々に新規事業に参入し、「化学メーカー」として業容を拡大した。
一方、コニカミノルタHDは06年にカメラ、写真フィルムなどの事業を分離した。こちらもTACフィルム事業に注力し、次世代照明として期待される有機EL事業も育成してきた。
コニカミノルタとコダックはパートナーでもあり、昨年2月にデジタル印刷機販売での協業を発表。しかし、コダックの経営不安が伝わり「リスクを回避するため積極的な展開を控えていた」(コニカミノルタ関係者)。コダック破綻の影響は軽微だとしている。このほか日本国内の写真店や量販店では、すでにコダック製品の扱いが減っていたこともあって、売り上げにはほとんど影響しないとの見方が多い。
デジタル印刷機などの販売を手がけるコダックの日本法人(東京)は「米国での破産法申請は日本法人が対象外で、日本のビジネスに直接影響することはない」としている
「長年の競争相手だけに衝撃を受けた。ただ、コアビジネス(中核事業)を失ったとき、当社は事業の多角化でそれを乗り越えてきた」。富士フイルムHDの古森重隆社長は19日、コダックの破産法申請を受けてコメントを発表した。
2000年度には写真フィルム中心の感光材料がグループ利益の6割を稼いでいたが、デジタルカメラの普及で販売が急減。05年から2年間をかけてフィルム部門の3分の1にあたる5千人を配置転換やリストラなどで削減した。
また、00年以来、約40社に総額6500億円を投じるM&A(企業の合併・買収)で攻めの経営に転換した。04年には「第2の創業」を宣言。液晶パネル用光学フィルム(TACフィルム)や化粧品、医薬品と次々に新規事業に参入し、「化学メーカー」として業容を拡大した。
一方、コニカミノルタHDは06年にカメラ、写真フィルムなどの事業を分離した。こちらもTACフィルム事業に注力し、次世代照明として期待される有機EL事業も育成してきた。
コニカミノルタとコダックはパートナーでもあり、昨年2月にデジタル印刷機販売での協業を発表。しかし、コダックの経営不安が伝わり「リスクを回避するため積極的な展開を控えていた」(コニカミノルタ関係者)。コダック破綻の影響は軽微だとしている。このほか日本国内の写真店や量販店では、すでにコダック製品の扱いが減っていたこともあって、売り上げにはほとんど影響しないとの見方が多い。
デジタル印刷機などの販売を手がけるコダックの日本法人(東京)は「米国での破産法申請は日本法人が対象外で、日本のビジネスに直接影響することはない」としている
今朝、TVの朝の番組で
辛抱さんが「あの有名なコダックが経営不振だなんて、ショックです。」と言っていた。
わたしも、昔、ずっとコダックのフィルムを買ってたんだ。
今はデジカメなのでフィルムは買わなくなった。
は~、、、。時代の流れだねえ。