小沢氏が自民党の人間なら、とっくに党を出てますわ。民主党は小沢氏を切れない腰ぬけ党。 | 日本のお姉さん

小沢氏が自民党の人間なら、とっくに党を出てますわ。民主党は小沢氏を切れない腰ぬけ党。

「たまたま手元に4億円」…小沢氏に被告人質問
自宅を出る民主党の小沢元代表(10日午前8時25分、東京・世田谷区で)
 小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢被告の第12回公判が10日午前、東京地裁で開かれ、被告人質問が始まった。
 小沢被告は「私の関心は天下国家。政治資金収支報告書を見たことは一度もない」などと述べ、元秘書との共謀を改めて強く否定した。また、土地購入に使われた自身の4億円の出所について、出版した本の印税などを挙げた。
 同日午前は弁護側の質問、午後から検察官役の指定弁護士の質問が始まる。
 公判では、陸山会の土地取引を巡り虚偽記入をした同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)ら元秘書3人(1審有罪、控訴)と小沢被告との共謀の有無が最大の争点。元秘書との関係について、小沢被告は「私は政治のことに集中していた。(経理の問題に)私が干渉しては任せた意味がない」と述べた。
 指定弁護士側は、陸山会が2004年10月に小沢被告の現金4億円で土地を購入したのに、同時期に銀行から受けた融資のみを収支報告書に記載し、小沢被告の4億円は記載しなかったと主張する。
 小沢被告は、土地購入の際に4億円を石川被告に手渡した理由について、「秘書寮を建てるには4億円が必要で、全額を政治団体から払うと運営に支障を来すと言われたから。たまたま手元に4億円があった」と述べた。この4億円の出所について、これまで預金などと説明してきたが、「親から相続した不動産の売却益のほか、印税や40年以上の議員報酬などが基になった」と説明した。
(2012年1月10日13時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120110-OYT1T00260.htm


<小沢元代表>「記憶にない」繰り返す…実質審理終了
毎日新聞 1月11日(水)21時3分配信
拡大写真
小沢一郎被告

 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第13回公判は11日午後、東京地裁(大善文男裁判長)で被告人質問が続き、元代表は裁判官からの質問にも「記憶にない」と繰り返した。公判の最大の山場だった被告人質問をこの日で終えたことで実質的な審理は終了した。2月に元秘書らの供述調書の採否を決め、3月に結審する見通し。

【明快図説】民主党の党内人脈図

 2日間の被告人質問では元代表のあいまいな発言が目立つ一方、指定弁護士側も共謀を裏付ける決め手を欠いた感は否めず、裁判官が元代表の法廷供述や状況証拠を総合的にどうみるかが、元秘書3人の供述調書の証拠採否(2月17日)や4月下旬の判決を左右しそうだ。

 被告人質問で際立ったのが元代表が「秘書に任せていた」「記憶にない」を繰り返す姿で、その結果、元秘書らの法廷証言とも一部に食い違いが生じた。

 陪席裁判官は、土地購入手続きへの関与を全て否定する元代表の発言と元秘書らの証言の違いに着目。「『定期預金を担保に銀行融資を受ける』と元代表に報告した」という元秘書の衆院議員、石川知裕被告(38)の証言の真偽をただすと、元代表は「多分なかったと思う」と述べた。

 石川議員と後任の元秘書、池田光智被告(34)が関連団体の収入について対前年比などを一覧にして毎年末に報告していたと証言したことについても「『政治団体はうまくいっているか』という会話を交わした程度。細かい報告を受けた記憶はない」と否定した。

 また、元代表の政治資金制度に対する安易な認識も浮かび上がった。「会計責任者への指示はしていない」と繰り返し、裁判官から「規正法は代表者が正確な報告書作成を指示するよう定めている」と追及され、元代表は「その意味では責任がある」と渋々認めた。
 さらに大善裁判長は「石川議員たちが政治状況を考慮して収支報告書への土地購入計上を翌年に遅らせたことをどう思うか」と尋ねた。元代表は「彼らは彼らなりに少しでもマイナスにならないよう、良かれと思ってやったことだと思うので、しかるたぐいのことではない」と話した。

 一方、検察官役の指定弁護士は午前の質問で、土地購入に充てたとされる元代表提供の4億円の由来を改めて追及。10日に元代表が「印税や議員報酬が含まれる」と説明したことについて、指定弁護士は4億円提供の04年当時、印税と議員報酬を管理する個人口座から億単位の引き出しがなかったと矛盾を指摘した。だが、元代表は「分からない」と述べるにとどめた。

 指定弁護士は2日間で陸山会を巡る多額の資金移動の質問にも時間をさき、元代表は09年の衆院選候補者に対し党支部を介した迂回(うかい)献金で資金提供したことを認めた。起訴内容とは直接関係ないとはいえ、「会計実務は担当者に任せていた」「収支報告書は見たことがない」という元代表の「防御」とのズレが間接的にのぞいた格好だ。

 しかし、公判の核心である▽政治資金収支報告書の虚偽記載の認識▽内容についての報告や了承の有無--については、「報告・了承」を全否定した2人の元秘書証言と一致する結果となった。

 また、元代表と直接の共謀関係にない元会計責任者の元公設第1秘書、大久保隆規被告(50)は「形式的な会計責任者だ」と述べ、報告書作成への関与を否定。元代表もそのことを認め、「報告書作成は事務担当者を信頼して任せていた」などと大久保元秘書と歩調を合わせる格好となった。【和田武士、鈴木一生、野口由紀】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120111-00000079-mai-soci