自衛隊は土木工事のためにあるんじゃない。
土木工事に自衛隊をかり出すのは
南スーダンが十分危険な国だから。
十分危険な国に、手ぶらで自衛隊を出す民主党には
がまんできない。
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南スーダンPKO、実施計画を閣議決定
産経新聞 12月20日(火)10時52分配信
政府は20日午前の閣議で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊施設部隊を派遣するための実施計画を決定した。一川保夫防衛相が同日午後の防衛会議で派遣を命令する。
実施計画によると、派遣規模は施設部隊330人に加え、国連や現地政府機関との調整に当たる陸自部隊40人。施設部隊は首都ジュバ周辺の道路や橋梁(きょうりょう)の整備を担う。
来年1月に先遣隊が出発し、3月までに1次隊として計約210人が順次現地入りする。バングラデシュ軍の活動延長で同国軍の兵舎跡地を引き継げなくなったため、1次隊はジュバに新たな宿営地を設営し、ニーズが高い簡易な道路整備から着手する。本格的な活動を担う第2次隊約330人と6月ごろ交代する予定になっている。
部隊の輸送や補給路を確保するため、国連補給基地があるウガンダのエンテベやケニアの首都ナイロビに隊員を派遣することも実施計画に盛り込まれた。
派遣期間は平成24年10月31日までだが、政府は南スーダンの国づくりに積極的に関わるため、期間を順次延長して5年程度の活動を見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000526-san-pol
【よくわかるニュース解説】失言連発 一川防衛相、PKO出発式も欠席
配信元:
2011/11/26 11:27更新
防衛省は11月25日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に司令部要員として派遣する陸上自衛官2人の見送り行事を開いた。2人はいずれも1等陸尉の中村晋士隊員(33)と細川拓彦隊員(35)。中村1尉は「日本のため、南スーダンのために精いっぱい勤務してきたい」と決意表明した。当初、一川保夫防衛相(69)ら政務三役は出席しない予定だったが、渡辺周防衛副大臣(49)が急遽(きゅうきょ)出席
渡辺氏は「南スーダンの平和と安定は国際社会にとって喫緊かつ重要なテーマだ。家族に最大限のケアをすることを約束する。派遣される方々のすべての責任は政治の側にある。日本の正義を堂々と果たしてほしい」と激励し、送り出した。
これに先立ち内閣府でも出発式が行われたが、これも予定を一転させて渡辺氏が立ち会った。
2人は(11月)28日に日本を出国し、首都ジュバにある国連南スーダン派遣団(UNMISS)司令部で物資の調達や情報管理を担当する。
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≪士気そぐ「素人」 際立つ有害無益≫
ブータン国王夫妻を招いた宮中晩餐(ばんさん)会を欠席し「パーティーの方が大事」と語って顰蹙(ひんしゅく)を買った一川保夫防衛相(69)の有害無益ぶりが際だってきた。防衛省では「内弁慶」で威張り散らすくせに閣内での影響力はほぼゼロ。11月25日の南スーダン国連平和維持活動(PKO)への出発式も欠席し、自衛隊員の士気をそぐばかりだ。「安全保障の素人」を任命した野田佳彦首相(54)の責任は重い。
■防衛省の慎重論押し切る
「ジュバの近辺は治安上大丈夫だ!」
国連南スーダン派遣団(UNMISS)への司令部要員派遣に関する実施計画を閣議決定した(11月)15日、一川氏は隊員の安全確保について胸を張った。
だが、南スーダンの治安面への不安はなお残る。防衛省内には、正当防衛や緊急避難時などに限定される武器使用基準の緩和を求める声が強かったが、一川氏は一顧だにしなかった。25日には国際平和協力本部を置く内閣府と防衛省で司令部要員の出発式を開いたが、一川氏は出席しなかった。
司令部要員は来年派遣する施設部隊の「露払い役」だが、万全の準備を求める陸自側の慎重論を押し切り早期派遣を決めたのは、野田政権の「政治主導」にほかならない。一川氏は就任時に「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と発言したが、隊員を送り出す式を軽視するとは文民統制の意味すら理解できないようにみえる。
■私怨でF15飛行再開妨げ
一川氏の専横はこれにとどまらない。
航空自衛隊小松基地(石川県小松市)所属のF15戦闘機が10月7日に燃料タンクなどを落下させた事故を受け、小松基地では飛行訓練再開の見通しは立っていない。最大の障害は、衆院石川2区で過去4回議席を争い敗れた自民党の森喜朗元首相(74)に対する一川氏の強烈なライバル意識だという。
石川県能美市のタンク落下現場は森氏の自宅近く。防衛省の地元への説明が遅れたことに森氏は不満を強めているが、実はこれを妨げたのが一川氏だった。
複数の防衛省幹部によると地元市議らの仲介により、防衛省の局長級幹部が11月中旬、森氏側に説明に出向き、訓練再開の理解を得る方向で折り合いがつきかけていた。
ところが報告を受けた一川氏は一言。「森氏のところなど行く必要はない!」。これにより訓練再開のメドは立たなくなった。
小松以外の基地では10月末からタンクを外した上でF15の飛行訓練を再開させている。空自パイロットは2カ月以上夜間飛行を行っていないと緊急発進(スクランブル)任務に就けない規則があるため、21日から小松基地所属のパイロット約50人をやむなく百里基地(茨城県小美玉市)に移し訓練させることになった。
つまり、一川氏は「私怨(しえん)」だけで防衛上も運用上もマイナス面しかない状況を作り出したのだ。
防衛省は、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の機種選定という今年最大の懸案を月内に控える。急速に空軍力を近代化させる中国に対峙(たいじ)するためのFX選定は、今後数十年の日本の防空能力を占うことになるが、防衛省内では一川氏に委ねることへの抵抗感が強い。
(半沢尚久、峯匡孝/SANKEI EXPRESS)
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【一川保夫防衛相「失言録」】
9月2日 安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ <就任直前に国会内で記者団に>
10月15日 防衛省、自衛隊の仕事は、私より前原誠司民主党政調会長の方が詳しい <民主党石川県連パーティーで>
17日 (米軍基地と自衛隊基地を混同し)私も航空自衛隊小松基地を抱える石川県に生まれ育った。地元の悩みや苦労は分かっている <仲井真弘多沖縄県知事との会談で>
25日 (2011年版防衛白書を)正直言ってまだ全部、(目を)通していない <衆院安全保障委員会の答弁で>
11月12日 (米軍普天間飛行場移設に関わる環境影響評価書について政府方針に反し)無理に提出するものではなく、沖縄の皆さんの理解の下で進める <那覇市で記者団に>
16日 ブータン国王が来て宮中で催し物(宮中晩餐会)があるが、私はこちらの方が大事だ <民主党議員のパーティーであいさつ>
(SANKEI EXPRESS)