本日は三島由紀夫氏追悼「第四十一回 憂国忌」です ! | 日本のお姉さん

 本日は三島由紀夫氏追悼「第四十一回 憂国忌」です !

死んでしまって41年たっても、ずっと忘れずに

記念会を開いて日本の未来を心配して

集まっている人々がいるということは

すばらしいことだと思う。

三島由紀夫氏には、

切腹するほど、日本国民に言いたいことがあったのだろう。

何が言いたかったのか、

ちゃんと本を読んだことはないが、

宮崎正弘氏がずっとファンでいるということは、

きっと三島由紀夫氏物事の確信を突いた事を

きちんと言っていた人なのだろうなと思っている。

わたしは、宮崎正弘氏のファン。


~~~~~~~~~~~~~~~~~

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成23(2011)年11月25日(金曜日)
       通巻第3498号   
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 本日は三島由紀夫氏追悼「第四十一回 憂国忌」です !
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 欧州の銀行勢、アジアの金融市場から総引き上げの可能性
  すでに韓国、インドネシアで貸しはがし、香港でも不動産価格が下落開始
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 ギリシアに端を発した「ユーロ・ドミノ」は「アラブの春」の逆ドミノ。
 チュニジア、エジプト、リビアとやってきた反独裁ドミノは、つぎにイエーメンで大統領辞任がほぼ確定し、その次はシリア。アッサド独裁政権が潰えると、イランの影響をうけるシーア派が跋扈することになるだろう。
エジプト混乱の余波でガザはハマスの天下。
 
 欧州はポルトガル、アイスランド、ギリシアときて、政権交代の嵐はスペイン、イタリアを襲い、そして次はフランスのサルコジ再選に赤信号が灯った。
 金融危機で欧州の銀行勢は手元資金確保のために、貸しこんだ資金の一斉引き上げに入っているが、とくに顕著な動きは韓国、インドネシア、インド、香港に見られる。

 不動産価格は、日本が経験したように担保価値が下げれば、貸し付けている企業から「追い証」をとる。つまり担保が足りないから、差額分を返却させる。支払い能力のなくなった企業は担保物件を手放す。REIT市場にでまわり、あるいは不良債権を片っ端から底値で買いあさるハゲタカ・ファンドの登場となる。

 香港で、韓国で外資系ハゲタカ・ファンドが活動を活発化させている一方で、欧州の老舗名門銀行が撤収を始めた。
 規模は1兆6000億ドル規模と見積もられている。
 ついにユーロ危機ドミノがアジア新興国の経済を震撼させ始めた。
        △
  ♪
(読者の声1)三島由紀夫の名作、『潮騒』のクライマックスに登場する三重県鳥羽市神島町にある旧日本陸軍の観的硝が、老朽化の為に取り壊し、もしくは立ち入り禁止になる、という記事が下記ブログにありました。
http://blog.goo.ne.jp/sankaiso/e/3e054337c4b1baf11bfb960c4730c678



老朽化とはいえ、三島由紀夫の代表作の1つでもあり、多くのファンを持つ小説『潮騒』に登場する重要な建築物が取り壊されるかもしれないことを知り、愕然としてしまいました。
ブログを読むと、町会長を初めとする神島の有志数名が、観的硝保存を望む神島の人達77名の署名を集め、鳥羽市長に面会し、観的硝保存に向け直訴したのだそうです。
その甲斐あってか、同ブログの11月22日の書き込みに観的硝修復工事が無事終了したとありました。
http://blog.goo.ne.jp/sankaiso/e/ced9a22a16bb2d011c1fd8aba9b9d24a


神島の皆様、ありがとうございました!
(浜松市在住 伊東)


(宮崎正弘のコラム)小生も、数年前『三島由紀夫の現場』の取材で当該陸軍施設跡地を見学しましたが、映画の『潮騒』にもでてきた通りの風景でした。山道と草原のような迷路を分け入って、人は誰もおらず深閑としていました。
そうですか、修復されたのですね。四阿(あずまや)やら、デッキも出来て、すっかり観光地化しているのも驚きです。

  ♪
(読者の声2)笑ったニュースがありました。昨日付け産経です。「大分県玖珠町の中学2年の男子生徒2人が10月下旬、修学旅行で利用した全日空機から救命胴衣を持ち帰っていたことが24日、町教委への取材で分かった。学校側は今月初め、全日空に謝罪し、救命胴衣を返却した」
(引用止め)
全日空側が訴えていないわけですから、これは軽犯罪でもない。もっと重罪な政治家の報道がなくて、こんな微細な事件を報道するのはおかしいと思いますが。
 (HH生、大分)

(宮崎正弘のコメント)日本から韓国へ帰る日系の飛行機、韓国人ツアー客を多数のせていました。到着後、救命胴衣の半分近くがなくなっていた“事件”がありました。後日、「日本製は良い」とオークションにかけられていたそうです。
 日本の温泉旅館では中国人団体がはいると浴衣とポットがなくなるので、インバウンド(国内受け入れ旅行代理店)から損害金を請求し始め、ようやく最近激減した由です。

  ♪
(読者の声3)本日(24日)テレビ東京・モーニングサテライト(朝版WBS)でも、中国不動産価格下落リポートがありました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/ematopi/post_8665/


しかしここでも都市人口増加余地・信仰です。私も日本のバブルを経験しましたが何とか現状維持の理由は、何とか見つけざるを得ないので、個人的な災禍に襲われないと、目は覚めないものですね。
中南海からの脱出の時間は充分ありそうです。
  (MT生)


(宮崎正弘のコメント)中国のGDPの1%でしかない温州は、もっとも資本主義的であり自由競争的であり、その温州でバブル破綻の先陣が切って落とされたのです。このポイントが最重要です。ドバイショックで温州の投機集団は数十億ドルすって、つぎに日本の森林資源を買い占め、アメリカの不動産買い物ツアーを組織し、いよいよ始まった中国の不動産価格暴落で手持ち資金確保のため、かれらは世界の物件のたたき売りを始めました。
また温州は地下銀行の本場であり、高利貸しの本場であり、これら金融業者がついに悲鳴をあげるに至った。
このことを日本のメディアはあまり伝えていませんが、TIMEは特集を組んでいます。題して「温州がくしゃみをするとき(中国は風邪を引く)」。11月28日号です。
 
  (読者の声欄は下段にも続きます)
  ♪
本日 11月25日は三島由紀夫氏追悼の「憂国忌」です
           記
 とき      11月25日(金) 午後六時半(六時開場)
 ところ     星陵会館二階ホール
         http://www.sfseminar.org/arc2004/map.html
会場分担金   おひとり2000円(賛助会員のかたはご招待)
<< プログラム >>
   1830  開会、黙祷。「開会の辞」松本徹(三島文学館館長、文藝評論家)
   1840  記念講演 新保祐司(文藝評論家)「三島由紀夫と崇高」
   1950  発言 石平ほか
   2010  「海ゆかば」合唱。閉会
 特記(1)三島・森田両烈士の祭壇は、二階ホールの入り口付近に設営されます。
(2)御参加される皆さんには記念小冊子と特別付録を謹呈します。
(3)どなたでも予約なく参加できます。
 主催  憂国忌実行委員会(090)3201―1740(担当佐々木)
     三島由紀夫研究会(FAX)03―3260-9633
           ○
  ♪
(読者の声4)貴誌3496号、(読者の声3)「ST生、千葉」さんご指摘によるベンガル飢饉における英国の国民性はまさに冷酷無比です。
19世紀には英国支配下のアイルランドで主食ともいえるジャガイモが病気で壊滅、100万人とも150万人ともいう死者が出たといいますが、地主の英国人は地代としての小麦はすべて英国に送り、アイルランド人のことなど眼中になかった。
アイルランドはもともと燕麦のかゆ(オートミール)を食べていたところにジャガイモがもたらされ、人口は倍々増、800万人を超えるほどに。
しかし、ジャガイモ飢饉以降は国外移住が急増、現在では400万人と半減ですから、いかに深刻な事態だったかわかります。
日本の朝鮮・台湾統治では天水頼りだった原始的ともいえる農業が、ダム・用水路・灌漑といったインフラ作りから作付け指導まで行うことで近代農業に生まれ変わり、農業生産も人口も倍増ですから日本は大いに誇ってよいことですね。
もう一つ、「日本の農学は古いとのことでしたが、環境的に日本では栽培が非常に困難であった白菜を札幌農学校の研究者と篤農家の努力で明治時代に日本での栽培を可能にし、大正時代には大量生産・廉価化に成功し、一般庶民でも食べられるようになりました。朝鮮では古来白菜は高価な野菜で一般庶民は白菜自体もそれを材料としたキムチも食べることができませんでした。
朝鮮の庶民が白菜を食べることができるようになったのも札幌農学校の研究者と愛知県や伊豆大島の篤農家たちの心血を注いだ努力の結果です」
とのご指摘、白菜が大正時代に一般的になったとは知っていましたが、日本での栽培にそれほどの苦労があったとは、あらためて先人の努力に感謝です。
ところで「奇跡のりんご」の木村秋則さんは「農学が超古い」といっていますが、「日本の農学」に限ってはいません。
有機農法の本場のドイツでも土作りにかんしては、まるでダメだという。このあたりは著書を読んでもらうといいのですが、こちらのサイトの講演記録がよくまとまっています(グラフや図表がないのが残念ですが)。
http://ibaraki.doyu.jp/news/091210-160731.html



益虫とされるテントウ虫、観察すると、それほどアブラムシを食べていない。
ところが謎の虫がアブラムシを食べつくす。木村さんの数年前の本では謎の虫でしたが、上記のサイトの記事ではハエや虻の仲間の幼虫というところまでわかったようです。
この虫は農薬にきわめて弱いため、農薬を散布するところには決して現れないという。
現在の農法は害虫・病原菌を徹底的に排除するという、アメリカ流の善悪二元論的なものが主流ですが、自然界にはよい虫も悪い虫もないという木村さんの観察、まさに日本的な価値観をあらわす具体的な事例に驚いてしまいます。
木村さんの自然栽培に挑戦した農家の事例もあります。
http://www.ruralnet.or.jp/gn/201008/kant.htm



3年間は収穫量が激減、4年目からなんとか増えてきた。これなど、まさにアトピー対策にステロイド剤を使ってきた人が、ステロイド剤をやめてから症状が一気にひどくなるのと同じです。
ここを乗り切れるかどうかが鍵なのでしょうが、数年間も収穫ゼロで乗り切れる農家はほとんどないでしょう。日本は世界でも有数の農薬使用国で、平均すると中国で生産される野菜よりもはるかに多くの農薬を使っているといいます。
農地の一部でもいいですから、段階的に農薬や肥料を減らしていく取り組みが必要なのかもしれません。
  (PB生、千葉)

  ♪
(読者の声5)平和を考える若者の会「体験者が語る真珠湾・ミッドウェー」
日時: 11月27日(日)16:30~18:30(開場16時、終了後その場で懇親会)
会場: 株式会社ライフストラテジー事務所
  (都営地下鉄浅草線「高輪台」駅A1出口すぐ、参加申込者に詳細通知)
ゲスト: 前田武さん(元空母「加賀」雷撃隊員)
定員: 30名
参加費: 社会人 ― 懇親会込みで4000円(講演のみは2000円)
     学生 ― 懇親会込みで3000円(講演のみは1000円)
お申込み・お問合せ: heiwa_wakamono@yahoo.co.jp、080-3490-9539
   (JK生)
   ○○○ ○○ △ ○○
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本日です!
11月25日は三島由紀夫氏追悼の「憂国忌」です
           記
 とき      11月25日(金) 午後六時半(六時開場)
 ところ     星陵会館二階ホール
         http://www.sfseminar.org/arc2004/map.html

会場分担金   おひとり2000円(賛助会員のかたはご招待)
<< プログラム >>
   1830  開会、黙祷。「開会の辞」松本徹(三島文学館館長、文藝評論家)
   1840  記念講演 新保祐司(文藝評論家)「三島由紀夫と崇高」
   1950  発言 石平ほか
   2010  「海ゆかば」合唱。閉会

 特記(1)三島・森田両烈士の祭壇は、二階ホールの入り口付近に設営されます。
(2)御参加される皆さんには記念小冊子と特別付録を謹呈します。
(3)どなたでも予約なく参加できます。
 主催  憂国忌実行委員会(090)3201―1740(担当佐々木)
     三島由紀夫研究会(FAX)03―3260-9633

宮崎正弘の新刊 増刷出来!
『中国大暴走 高速鉄道に乗ってわかった衝撃の事実』(1365円、文藝社)
 ――中国新幹線を全部のりつくした筆者が、現場からなまなましい実相を報告する!
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『中国は日本人の財産を奪いつくす!』(徳間書店 1260円)
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<宮崎正弘のロングセラー>
 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『自壊する中国』(文藝社文庫、672円)
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<宮崎正弘の対談シリーズ>
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)
 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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