中ロは「軍事同盟」の再構築には至らないのである。「宮崎正弘の国際ニュー | 日本のお姉さん

中ロは「軍事同盟」の再構築には至らないのである。「宮崎正弘の国際ニュー

聖書の預言では、中露は、ゴグとマゴグと言われて

どちらも巨大な軍事国家として記されている。

どちらもイスラエルに反対していて、ハルマゲドンに大軍を派遣する。

そんな国の子分にだけはなってはならない。

日本は、独立国として

一番正しい決定をする国でなければならない。

できれば、イスラエルを擁護する国であってほしい。

チュウゴクやロシアと兵器を開発するような国には

絶対になってほしくない。あんなヤクザ国らと

つるんだら、ろくなことがない。

アメリカの方がよっぽどマシ。一応、人権を大事にするという民主主義だからです。

チュウゴクでは

弁護士でも、民衆の立場に立って政府に意見を言うだけで

逮捕されてずっと監禁されて家族ともあえずに

人生がめちゃくちゃになる。

ロシアでは、政府のいらない人物は、たとえ外国に逃げても

放射性物質をかけられて殺される。

B子ちゃんのママは、いつも

「アメリカに負けて良かったわ。

ソ連なんかに負けてたら今頃日本は無いわ。

みんなまとめてシベリア送りや。」と

言っている。B子ちゃんのおばあちゃんもずっと

「日本はアメリカに負けて良かった。

憲兵が威張られへんようなったから。

女の人も選挙に行けるようになったし、、、。」と言っていたそうだ。

戦争にも行かずに日本で偉そうにしていた憲兵は、

どれだけ威張っていたのだろうか。

相当、昔の女性は憲兵を恐がっていたみたい。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成23(2011)年11月24日(木曜日)
       通巻第3496号   


 ならば中国とロシアは良好な関係を維持しているのに
   何故、両国は嘗てのように「反米軍事同盟」を再構築しないのか
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 空母「ワリヤーグ」は八月に黄海をデモンストレーション航海した。
このワリヤーグはロシア製、ソ連崩壊直後にウクライナに係留されていた未完成品を鉄の塊として中国は買った。

マカオに係留しカジノホテルにするというふれ込みだった。
爾来、大連で艤装工事を施しながらも、訓練航海で搭載機の離着艦はなかった(ちなみ過去九隻、ロシアは空母を建造したが、すべて廃棄)。

 最新のニュースではロシアがカタパルト用のワイア、着艦用制御部品を中国海軍に供与していない事実が浮かび上がった。
 スホイ33を中国は勝手に製造し「殲15」という艦載機を製造したことへの報復措置と見られる。

 中国とロシアは50年代に蜜月の一時期を過ごしたあと、毛沢東の中華至上主義とソ連嫌いから対立関係におちいり、中ソ領土係争はながく続いた。
両国は国境4000キロに夥しい軍隊を貼り付け、ダマンスキー島(中国名=珍宝島)などでは軍事衝突がおきた。
 山西省大同には五十万の軍が駐留していた。

 冷戦終結とともに、ロシアは中国へ武器供与を再開したばかりか、最大の顧客となり、最新鋭のキロ級潜水艦、ソブレメニュイ級ミサイル駆逐艦までを供与した。スホイ27ジェット戦闘機はライセンス生産を許可した。

 またロシアは中国へ原油、ガスの輸出を拡大して潤い、ウスリー島、ダマンスキー島などの領土問題は打算のもとで、解決。国境付近は投資ブームに沸いている。内蒙古省とロシアの国境=満州里は陸続きで鉄道による原油輸送も活発化した。
 興凱湖で国境を分ける密山市やスイフェンガも投資ブーム、ウスリー川、アムール川との国境=撫遠の街はあたかもサンクトペテルブルグのごとし。

しかしながら、ロシアの懸念はシベリアに住むロシア人口の少なさに比較して中国人の同区域への大量進出である。


 ▲中ロを結びつけている一番の動機は何だろう?

 しかし両国は共通の懸念がある。少数民族、とりわけイスラム原理主義過激派のテロ対策である。
このため中国が主導する上海協力機構(SCO)に対してロシアは内面的に穏やかではなくとも表面的協力をしてきた。他方、ロシアはすでにCIS連邦条約によって、たとえばキルギスに軍隊を駐屯させており、同時にアフガニスタン戦争では米軍海兵隊のキルギス空港駐屯には表だった反対を控えた。
中国もこの事案では沈黙した。

 この間、両国は貿易を急速に拡大したうえ、外向的にはお互いの政策を褒めあい、国連の機能強化に同意しつつも、ロシアは武器とエネルギーを売ることに優先順位をおき、中国は武器技術の取得に重きを置いてきた。
 計算されつくされての演出外交は「仲良しごっこ」?

 「1991年から97年までに、ロシアは武器専門家、軍事技術のエキスパート、5205人を中国に派遣した。同時に中国は軍事専門家1646人をロシアに送り込んでハイテク軍事技術を取得させた」(ハドソン研究所報告書)。

 一方においてロシアは中国が敵視するインドへ、核技術、最新鋭武器システムを供与し続けたが、それらは中国に供与した武器より高性能であると言われた。

 かくも複雑で輻輳した中国ロシア関係であるがゆえに、両国は「友好国」ではありながらも、米国に対峙するための「軍事同盟」の再構築には至らないのである。
いや現段階では、そうした発想さえなく、現在の中ロ関係は「三つのNO」に代表される。すなわち「軍事同盟ではない、反対することはしない、お互いが軍事標的とはしない」。
 
 米国の対中強硬路線への転換は背後のロシアの動きも十分計算にいれているように思える。
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(読者の声1)「地政学・戦略学者 奥山真司先生講演会」(『地政学への招待~国際政治を読み解くホンネの論理』)が開催されます。
第二次大戦での敗戦後、戦争に通じる道として、日本で永らく封印されてきた禁断の学問“地政学”英国レディング大学で博士号を取得された奥山先生に、この禁断の学問の内幕を御案内いただきます。

【日 時】 平成23年11月26日(土)18時~20時30分(開場:17時40分)
【会 場】 文京区民センター2F 2-A会議室(文京シビックセンター向かい側)
        東京都文京区本郷 4-15-14 Tel:03-3814-6731
交通:東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」or都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
【参加費】 1500円 (事前申込の学生 1000円)
会場の定員が100名につき、先着順とさせて頂きます。
【懇親会】 21時~23時頃 参加費:事前申込3500円 (事前申込の学生3000円)
      当日申込4000円 (当日申込の学生3500円)
【申込先】11月25日までにメールまたはFAXにて(当日受付も可)(懇親会は11月24日 23時迄)
混雑が予想される為 事前申込の無い方の入場は講演10分前とさせて頂きます
【主 催】  士気の集い・青年部 千田宛て http://blog.goo.ne.jp/morale_meeting
      FAX 03-5682-0018 E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp



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(読者の声2)貴誌3495号の「読者の声2」に掲載された落合先生の「共産主義からの解放」は、面白いし、共産主義がよくわかります。
学生時代に理解するのに四苦八苦した共産党宣言や大内兵衛、久野収、羽仁五郎、大塚久雄の論文が、己の頭の悪さだけが原因ではないことが判りました。
当時理解したフリをした連中が過激派となり共倒れし、過激派にもなれず周りをウロウロしていたヘタレの残党が今政権中枢部にいます。洗脳された団塊世代と共産主義者・ユートピア信奉者へのレクイエムとして、団塊世代のルネッサンス(再生・復活)として、お薦めです。
(月澄渡流)


(宮崎正弘のコメント)「大内兵衛、久野収、羽仁五郎、大塚久雄の論文が、己の頭の悪さだけが原因ではない云云」。
正真正銘の馬鹿=丸山真男もお忘れなく。



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(読者の声3)貴誌通巻第3493号(読者の声2)で「PB生、千葉」氏が第二次大戦中の1943年、インドのベンガル地方で大飢饉が発生していますが」
と書かれましたが、重要な点が見のがされています。当時のイギリス政府はベンガルでの飢饉ではなんの救済策をもとらず、英軍のための食料挑発を強行したということです。
そして、ベンガルでの飢饉の報告を聞いたときのチャーチルの反応は、「飢饉でガンディーは死んだか」だったそうです。
これが英国の国民性です。
名前は失念しましたが、中国のあるベストセラー作家が、1940年に日本軍に追われた国民党軍が、通過したある村から徹底的に食料を挑発した後、国民党軍を追ってその村に到達した日本軍が軍糧から村民に食物を分け与えたという噂を聞き、現地を取材して「1940」と題した本を書いたそうです。
こんなことは日華事変の中で当たり前におこなわれていたことでしょう。これが日本人の国民性とシナ人、イギリス人との違いでしょう。
また日本の農学は古いとのことでしたが、環境的に日本では栽培が非常に困難であった白菜を札幌農学校の研究者と篤農家の努力で明治時代に日本での栽培を可能にし、大正時代には大量生産・廉価化に成功し、一般庶民でも食べられるようになりました。
朝鮮では古来白菜は高価な野菜で一般庶民は白菜自体もそれを材料としたキムチも食べることができませんでした。朝鮮の庶民が白菜を食べることができるようになったのも札幌農学校の研究者と愛知県や伊豆大島の篤農家たちの心血を注いだ努力の結果です。
このすばらしい日本の農学の伝統を破壊したのが、戦後の農協・農業族議員と欧米盲従の農学です。
まさに現代は、戦国時代に切支丹たちが宣教師とスペイン・ポルトガル商人と結託して日本の伝統からは考えられない低劣悪逆な犯罪・狼藉に手を染めた、日本人を日本人以下の存在に貶めた時代と同様な時代なのでしょう。
   (ST生、千葉)
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明日、11月25日は三島由紀夫氏追悼の「憂国忌」です
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           記
 とき      11月25日(金) 午後六時半(六時開場)
 ところ     星陵会館二階ホール
         http://www.sfseminar.org/arc2004/map.html

会場分担金   おひとり2000円(賛助会員のかたはご招待)
<< プログラム >>
   1830  開会、黙祷。「開会の辞」松本徹(三島文学館館長、文藝評論家)
   1840  記念講演 新保祐司(文藝評論家)「三島由紀夫と崇高」
   1950  発言 石平ほか
   2010  「海ゆかば」合唱。閉会

 特記(1)三島森田両烈士の祭壇は、二階ホールの入り口付近に設営されます。(2)御参加される皆さんには記念小冊子を謹呈します。(3)どなたでも予約なく参加できます。
 主催  憂国忌実行委員会(090)3201―1740(担当佐々木)
     三島由紀夫研究会(FAX)03―3260-9633
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<< 今月の拙論と予定 >>
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(1)「中東が真空となる恐れ」(『月刊日本』12月号、発売中)
(2)「景徳鎮へいってみた)(『共同ウィークリー』、11月14日号)
(3)「中国新幹線を乗りつくす <最終回> 九江から南昌の脇道で」(『エルネオス』、12月号。11月下旬刊)
(4)「中国地方政府の特色とアキレス腱」(『世界と日本』、12月15日号)
(5)「高杉晋作をささえた陰の男」(『別冊正論』。発売中)
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<宮崎正弘のロングセラー>
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『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
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