頂門の一針
がんばって、いいメルマガを出している
わたなべりやうじらうさん。
今日も、いい記事だね!
北海道の熊のニュースも書いてくれている。↓
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わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2395号
2011(平成23)年10月7日(金)
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昭和天皇の2つの決断
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平井 修一
「昭和天皇独白録」を興味深く読んだ。敗戦後、陛下が側近の質問に答
えた記録だ。
<総理になった東条(英機)は、(昭和16年・1941)9月6日の御前会議
の(交渉がまとまらなければ開戦を決意する)決定を白紙に還すべく、
連日連絡会議を開いて1週間、寝ずに研究したが、問題の重点は油であっ
た。
及川(古志郎・海相)の戦争回避策は、内地で人造石油を造るにある。
そのためには200万トンの鉄が入用で、これは陸海軍から提供せねばなら
ぬ、また非常に多くの工場を使用せねばならぬ関係上、内地の産業はほ
とんど停止の危殆に陥ることとなる、これでは日本は戦わずして亡びる。
実に石油の輸入禁止は日本を窮地に追い込んだものである。かくなった
以上は、万一の僥倖に期しても戦ったほうが良いという考えが決定的に
なったのは自然の勢いと言わねばならぬ。
もしあの時、私が主戦論を抑えたらば、陸海に多年練磨の精鋭なる軍を
持ちながら、ムザムザ米国に屈服するというので、国内の与論は必ず沸
騰し、クーデターが起こったであろう。実に難しい時であった。そのう
ちにハルのいわゆる最後通牒が来たので、外交的にも最後の段階に立ち
至ったわけである>
日本を戦争に追い込むために米国はありとあらゆる嫌がらせをした。
1940年の日米通商航海条約の破棄からはじまり、航空用燃料、屑鉄類の
対日輸出停止、41年7月25日には在米日本資産の凍結、8月1日には石油輸
出の全面禁止という厳しい経済制裁を発令、英、蘭もただちに同調し、
日本叩きの“ABCD包囲網”が完成した。
GHQ職員だったヘレン・ミアーズの「アメリカの鏡・日本」にはこう
ある。
<ここに至って日本は、満州事変以来脅えつづけてきた最後の時が、つ
いに来たことを悟った。これらの諸国の物資がなければ日本は米、英、
蘭のいう条件でシナと満州から撤退するしかない。日本は戦うか、三国
の条件を呑んで小国に身を落とすか、の決断を迫られることになった・
・・
東条大将がやってきて、凍結措置は戦争行為であると無造作に言い放つ。
次に来るのは必然的にパールハーバーとシンガポールの攻撃である。日
本に言わせれば、これは当然の自衛的行為であり、「帝国の存立」をか
けた攻撃だった>
座して死を待つよりも死中に活を求めるしか選択肢がなかった。米国は
日本と戦争がしたくてしようがなかったのだから、もはや避けようはな
い。国力が10倍の国と1、2年戦って講和に持ち込むつもりだったのが4年
も戦ったのだから満身創痍、敗色濃厚となる。再び昭和天皇のお言葉か
ら。
<国内の軍需生産状態はどうかというと・・・1日50本の魚雷を作ってい
た工場がたった1本しかできぬ有様、海軍の所要魚雷をぜひとも作ろうと
すれば、陸軍の工場までも全部海軍に回さねばならぬという、かくなっ
ては国は守れぬと私は思った。
私が今まで聞いていたところでは、海岸地方の防備が悪いという事であっ
たが、海岸のみならず、決戦師団さえ武器が満足にいきわたっていない
という事だった。
敵の落とした爆弾の鉄を利用してシャベルを作るのだという、これでは
戦争は不可能という事を確信した>
そして敗戦。
<開戦の際、東条内閣の決定を私が裁可したのは立憲政治下における立
憲君主としてやむを得ぬことである。もし己が好むところは裁可し、好
まざるところは裁可しないとすれば、これは専制君主となんら異なると
ころはない。
終戦の際は、しかしながらこれとは事情を異にし、廟議がまとまらず、
鈴木総理は議論分裂のままその裁断を私に求めたのである。そこで私は、
国家、民族のために私が是なりと信ずるところによって、事を裁いたの
である。
今から回顧すると、最初の(開戦時の)私の考えは正しかった。陸海軍
の兵力の極度に弱った終戦の時においてすら無条件降伏に対しクーデタ
ー様のものが起こったくらいだから、もし開戦の閣議決定に対し私が
「ベトー」(君主の大権による政策の拒否)を行ったとしたらば、一体
どうなったであろうか・・・
国内は必ず大内乱となり、私の信頼する周囲の者は殺され、私の生命も
保証できない、それはよいとしても結局凶暴な戦争が展開され、今次の
戦争に数倍する悲惨事が行われ、果ては終戦もできかねる始末となり、
日本は亡びることになったであろうと思う>
開戦と終戦という、二つの決断。英明な君主を戴いていたから今の日本
がある。
米国は目先のシナ利権に目がくらんで馬鹿なことをしたもので、アジア
における防共の砦、日本を叩き潰したらシナも朝鮮もベトナムも共産主
義に染まってどうしようもないことになってしまった。今ではオイル利
権に惑って中東で泥沼にはまっている。自業自得だ。
日本人の多くは親米だが、今も昔も米国は国益のためには何をしでかす
か分からないから、心を許せないという人が少なくないだろう。小生も
その一人だ。
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新聞より電波を恐れたCIA
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渡部 亮次郎
いくら暑い年といっても11月になると肌寒い。だが、沖縄はまだポロシャ
ツ1枚だ。
その沖縄ががまだ米国の施政権下にある時代の秋にNHKから特派員と
して派遣された。1968年に行なわれた沖縄主席(いわば知事)の初の公選
を取材するためである。
施政権を持つアメリカ側の最高責任者は「高等弁務官」といった。
IDカードについて話があるから出頭しろという。記者である以上沖縄
の基地を取材したいとIDカード(基地出入り章)を申請していたので
ある。
「これじゃNOだ」「なぜ瞳の色が黒じゃいけないのか」「ブラックな
のは沖縄島民であって、貴殿ら本土人はブラウン(褐色)だ、申請しな
おせ」という。
われわれはモノを知らなすぎるのだ。外国人をひとまとめにする。「青
い目」と言うが、彼らの瞳の色は様々。沖縄の人たちのDNAは九州のそれ
だというからブラウンのはずだが、当時のアメリカ軍は黒だといって聞
かなかった。
早速取材を始めたところ、「ナショナル電気洗濯機」と横腹に書いたラ
イトバンが二六時中、尾行してくる。誰と話をしたかをチェックしてい
るらしい。「闘牛」見物に行っても尾けてくる。
弁務官事務所に文句を言ったら返事がいい、この島は我々の施政権下に
ある。本土から入り込んだ人物が何をしているかを監視するのは当然の
権利であり、義務である。
「分かった・しかし激しい反米思想を持っている政治記者が何人もいるの
に、私だけを尾行するのはなぜか」
「簡単だ。新聞が我々に不利なことを書いた場合、その新聞を那覇空港
で没収すれば済むが、NHKの電波を止める手段が無い以上、東京に発
信するまえから貴殿を監視する以外に方法が無いのだ」
実に正直である。
昨夜、何処のバーでどういう女性相手にどんな銘柄のウイスキーを何杯
飲んだか。何時の晩はどの種の女性と寝たかまでしっていた。ホステス
こそがスパイでは無いかと疑いたくなった。
更に貴殿の電話を24時間監視し、東京への報告を傍受しているといいつ
つ大型の録音機を見せた。あれから間もなく沖縄は日本に返還されたが
米軍基地はそのままである。CIAもまた不変であろう。
「5万の差で革新の屋良朝苗(やらちょびょう)が勝つという私の予想は
的中した。
当然、CIAはそれを盗聴で知ったはずなのに「NHKが放送していた」とシラ
を切った。選挙事前情報をNHKが放送するはずがないのに「「した」とい
う。最早呆れてポロシャツを脱ぎ、冬服に着替えて帰任した。
アッケラカンのアメリカ。秘密を秘匿し続けるロシア。その後、外務大
臣秘書官に転じてから面白いことを聴いた。東京にある大使館をアメリ
カとソ連(いまのロシア)が前後して新築した。
その時引き込む電話線をアメリカは裸にした。何者かが盗聴装置をくっ
つけたらただちに分かるように、そうしたと言った。対してソ連はコン
クリートで固めた。何者も手がつけられぬように。くどいが秘密保持に
関してアメリカ人トロシア人。気質が根っから違うのですね。
2011・10・06
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とりあえずご報告まで
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阿比留 瑠比
ちょっとご無沙汰しました。首相官邸キャップ業務を終えての10月から
の新担当についてのご報告が遅れましたが、別に管理職にしてもらった
わけでも昇進したわけでもなく、政治部で現場記者のまま「外交・安全
保障統括」という自分でもよく分からない立場となりました。
要は、外務省と防衛省担当の後輩記者を助けて、後は自分でネタを見つ
けてこい、そして結果を出せというわけで、これはこれで非常に望むと
ころでありました。
上司には、以前から遊軍的な立場にしてほしいと願い出ていたので、あ
る意味、希望をかなえてもらったとも言えます。自分で仕事を見つけて
自分で取材に行くという記者として当たり前のことが、煩わしい手続き
の多いキャップ業務(管理職もどき)の後ではけっこう新鮮です。
多いときには1日100本近い携帯の連絡メールのチェックに追われ、打ち
合わせや会議が多く、じりじりとする待機時間ばかりが長く、自分で取
材するよりも後輩記者に指示してやらせなければならない前職に比べ、
自由に動けて自分で現場に行く機会が増えるのは単純に嬉しいものです。
10月に入り、2日には日帰りで高知に、4日、5日は福岡にと出張に出てい
たほか、挨拶回りやら何やらでパソコンの前に座る時間があまりなかっ
たのでご報告が遅れました。歩く時間も増えそうなので、官邸時代にス
トレスと趣味からの暴飲暴食でふくれあがったメタボ体型についも、つ
いでに少し改善したいと。
近く、海外への同行取材の機会もありそうなので、いろいろとこのブロ
グでも報告できるかと思います。とりあえず今は、あれこれと新たに勉
強しなければいけないことと、思い出さないといけないこととがあって
バタバタしています。それではまた。
※エントリの主題からは外れますが、きちんと手続きを経て始まった初
公判の場で、無罪を主張するのはいいとしても「直ちに裁判を打ち切る
べきだ」と主張する被告の傲慢不遜さはいかばかりか。
こういう人の口から出る「民主主義」という言葉の何と安っぽいことか。
結局、「オレがすべての基準であり、オレがすべてを決める」と思い上
がっているだけだと思います。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2466795/
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江沢民「病死」報道の舞台裏
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【大紀元日本10月6日】
「銃を突き付けられても言えない」
7月6日に香港のテレビ局・亜洲電視(ATV)が報じた中国の江沢民前国
家主席「病死」ニュースは、同局副総裁の引責辞任で幕を降ろそうとし
ているが、情報源は「局に影響力のある人」など、新たな情報も明らか
になっている。
「銃を突き付けられても言えない」ほどの黒幕の存在や、共産党高層の
熾烈な権力闘争が垣間みえるこの一件は3カ月経った今でも波紋を広げ
ている。
放送までの経緯
放送から2カ月経った9月5日、ATV報道部門の実質的責任者である梁家
栄・高級副総裁が辞任した。
梁氏は、7月7日にすでに辞表を提出したと話している。辞任の理由に
ついて、「できる限りの努力を尽くしたが、このニュースの放送を阻止
できなかった」と権力者の干渉をほのめかした。
一方、9月19日に香港立法会(議会)が梁氏に対して聴聞会を開き、同
局の株主が報道に介入したのではとの疑いを追及した際に、梁氏は、誤
報は「消息筋を誤って信じた」自分の誤りが原因だと言い方を微妙に変
え、消息筋は権力者かどうかについての明言を避けた。
梁氏は「訃報を流すよう消息筋に迫られた。裏が取れないため拒んだが、
最終的に私は過ちを犯し、消息筋を信じてすぐに放送した」と述べたが、
消息筋が誰なのかは「銃を突き付けられても言えない」という。
この発言に対し、立法会に出席した張文光議員は、「報道を要求したの
が権力者ではなく単なる消息筋なら、なぜ阻止できなかったのか」と追
究したが、梁氏は明確に回答せず、ただ「(9月5日辞任時の)前言は
撤回しない」と強調した。
9月25日、梁氏は香港ラジオのインタビューに、放送を促した情報源は
ATVに「影響力のある人」だと明かした。梁氏が部下と一緒に情報の裏を
取っている最中にも催促の電話が入り、「十数分間にわたって議論した」
「強い圧力を感じた」という。
さらに梁氏は、情報源は「消息筋」その人ではなく、「(その人が別の)
消息筋の話を伝えただけ」だと疑っていると語り、他に共産党の高層と
つながる消息筋がいることを示唆した。
また放送した日の夜7時ごろ、通常赤だったATVマークがモノクロになっ
ていることに気付いた梁氏は、通常色に戻すよう提案したが、「梁副総
裁の管轄範囲外だ」と断られた。一方、その後の特集番組の放送を停止
できたことは、唯一の救いになっているという。
権力者のメディア介入
梁氏はラジオのインタビューに応じた際、江沢民訃報をめぐる経緯は香
港メディアに自省を促したと指摘。「香港の核心価値が邪魔されている
かどうか、メディアが操作されているかどうか」に注意すべきだと警鐘
を鳴らした。
香港記者協会の胡麗雲会長は、梁氏が明かした「消息筋の話を伝えた」
人の存在は、ATVの報道部門がすでに長い間、権力者の干渉を受けている
ことを裏付けていると分析。
共産党政府や香港政府からの指示がこういった「代理人」を通じて伝達
されるルートが存在し、このルートを通じて過去にもATVはコントロール
を受けているとの見解を示した。
江沢民の訃報を流した「代理人」と本当の「消息筋」の身分を明かす必
要があると胡氏は主張し、関連法律に基づいて、関係者全員から事情聴
取し真相を明らかにすべきだと強調した。
海外の中国情報誌・新紀元週刊はATVの上層部(匿名)の分析を伝えた。
ATVが訃報を伝えた時に「本局情報」として放送したことは通常の報道手
法から逸脱していると指摘。
ATVは共産党直轄のテレビ局ではないため、報道するとしても、消息筋の
情報を引用した形で報じるべきだという。「明らかに香港メディアのや
り方ではない。共産党高層の直接指示によるものだ」
権力闘争の修羅場
ATVのオーナー王征氏は江沢民の親戚だとされ、江派の一員だとみられて
いたが、訃報の放送は明らかに胡錦濤派に有利だった。
香港紙アップル・デイリーに掲載された時事評論家・李怡氏の「江沢民
訃報が錯綜」の評論記事で、「もしある人が江危篤の実情と政局の情勢
を知っていて、かつその人が江沢民の親戚でメディアのオーナーであれ
ば、これは彼が胡錦濤派にくら替えするチャンスだ」と、放送を指示し
たのは王征氏だと分析した。
一方で、江派は猛烈な巻き返しをはかった。7月7日の新華網のトップ
記事には賀国強、賈慶林、周永康といった江派人員が前後して登場し、
派閥の勢力が健在であることをアピールした。
香港の政治月刊誌・前哨の劉達文編集長は、これは共産党の派閥闘争が
激化した表れだと指摘した。「新華社や人民日報は共産党の喉舌であり、
どれをトップ記事にするかは党側の具体的かつ厳格な指示に従っている。
江派閥がトップ記事を飾るのは、まだ大局を握っていることを外部に印
象づけようとしているからだ」
その後のATVへの強い風当たりもそうした派閥争いの一環だとみられる。
一方、まだ生きているとされる江沢民は訃報から3カ月、一度も公衆の
面前にその姿を現したことはない。(翻訳編集・張凛音)
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話 の 福 袋
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◎北朝鮮計画財政部長、また粛清か=中国式開放主張との説も―韓国
紙
【ソウル時事】6日付の韓国紙・朝鮮日報は、安保当局者らの話として、
北朝鮮の洪錫亨労働党計画財政部長が今年6月に粛清されたとみられると
報じた。中国式の経済開放を主張したためとの情報もあるという。
前任の朴南基氏も昨年前半に2009年11月のデノミ(貨幣呼称単位の変更)
失敗で粛清されたとされている。
洪氏は昨年7月に計画財政部長に就任。さらに同9月の党代表者会で政治
局委員と経済担当書記となった。
しかし、今年6月6日の党政治局拡大会議で書記の職を解く決定が下され
た。安保部門の当局者は「政治局委員も解任されたことが確認された。
粛清の可能性を裏付ける」と指摘した。
時事通信 10月6日(木)10時48分配信
◎TBS会長と渡辺会長トップ会談へ 横浜球団売却問題
横浜球団の筆頭株主でオーナー会社のTBSホールディングス(HD)
・井上弘会長(71)と、巨人の渡辺恒雄球団会長(85)が近く「トップ
会談」を行うことになった。球界に大きな影響力を持つ渡辺会長との話
し合いで、球団売却問題について何らかの方向性が示される可能性は高
い。
この日、都内で取材に応じた渡辺会長は「この間(井上会長に)会った
時に、近く相談したい、という話を受けている」と明かした。井上会長
と会った日時や、近日中の会談の時期、内容などについては明言しなか
った。
TBSHD側も、今オフの交渉が不調に終わった場合は来季も球団を継
続保有する可能性を示した。石原俊爾社長(66)はこの日、「まだまと
まった形では僕の所には(報告が)上がってきていないけれど、(複数
の企業と)交渉は続けていることは聞いている」と明言。
交渉を継続していることを認めた上で、難航した場合を考慮し「まとま
らない場合は、もちろん来季も(球団を)保有する可能性はある」との
方針を示した。
昨オフは住生活グループとの売却交渉を進めたが、成立目前で破談に。
今オフについても「期限は設けていない」としている。それら現状報告
や今後の方針などが、渡辺会長と井上会長のトップ会談で話し合われる
とみられる。
スポニチアネックス 10月6日(木)7時2分配信
◎http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY201110060191.html
札幌のマンション街、ヒグマ目撃情報 登校など警戒
2011年10月6日11時38分
札幌市中央区のマンション街などで6日未明から早朝にかけ、ヒグマの
目撃情報が相次いだ。北海道警はパトカー十数台を出動させて警戒。現
場付近の計13小中学校では朝の登校時間に教員らが通学路に立ち、札幌
市教育委員会は保護者同伴での登校を呼びかけた。
道警や札幌市によると、ヒグマは午前0時過ぎ、中央区南23西15の藻岩
山付近の住宅街で目撃された。その約3時間後、北西に約4キロ離れた
北海道神宮 付近のマンション街を歩いているのを、タクシーの運転手が
発見。
同4時過ぎには、神宮のある円山公園から、そばの山に向かっていくの
が確認された。道警な どによると、目撃されたのは同じヒグマとみられ、
体長は2メートル前後という。
道内では今秋、ヒグマのえさのドングリなどが不足しており、道自然保
護課はヒグマの大量出没警報を出している。 (佐藤雄一)
◎北海道神宮付近にクマ…目撃3件
6日午前3時20分頃、札幌市中央区宮ヶ丘の北海道神宮の第二鳥居前を
通りかかったタクシー運転手が、大型のヒグマを目撃し、110番した。ク
マは 同神宮北側の住宅街を歩き回った後、円山に逃げたとみられ、けが
人はなかった。現場では午前8時頃、クルミの交じったフンが発見され
た。
付近は住宅街で散歩やランニングをする市民も多いため、札幌西署など
で注意を呼びかけている。
同署によると、クマは体長約2メートル。通報のあった直後には、約200
メートル離れた同区宮の森の住宅街を歩いているクマの姿が目撃された。
さ らに、午前4時10分頃には、警察官が、最初に目撃された現場から南
東に約500メートル離れた円山公園の坂下野球場で、山に登っていくクマ
を見たとい う。
市内では5日午後に西区西野の林道で、6日午前0時頃には、中央区南
23西15の札幌外科記念病院近くでクマが目撃された。同日朝には円山小
や啓 明中など中央区、西区、南区の小、中、高合わせて15校で、教師が
通学路に立ったり、保護者同伴の登校を呼びかけたりする措置が取られ
た。
宮ヶ丘の目撃現場近くに住む鈴木喜代子さん(75)と夫信一さん(77)
は、午前3時過ぎに警察がスピーカーで呼びかける注意で目が覚め、2
階の窓から外の通りを見ると、2メートル近いクマがゆったりと歩いて
いたという。
通りの先にはパトカーが数台停まっており、クマは明かりを避けるよう
に、公園の方へ引き返したという。喜代子さんは「宮ヶ丘にクマが出る
なんて開拓以来ではないか」と、興奮気味に話していた。
(2011年10月6日 読売新聞)(佐藤雄一)
◎秘密保全法、通常国会提出へ=漏えいに最高懲役10年検討
政府は6日、外交や治安などに関する国家機密を公務員が漏えいした場合
の罰則強化を柱とする「秘密保全法案」(仮称)を来年1月召集の通常国
会に提出する方針を固めた。
7日に「情報保全に関する検討委員会」(委員長・藤村修官房長官)を開
き、法制化を急ぐ方針を確認する。機密情報の管理徹底や米国など関係
国との信頼確保が狙いだ。
ただ、同法案は国民の知る権利や報道の自由、情報公開を制限しかねな
いだけに、与野党から異論が出る可能性もある。
同法案は、(1)防衛など「国の安全」(2)外交(3)公共の安全・秩序の維持
―の3分野を対象に、「国の存立に重要な情報」を新たに「特別秘密」と
指定。特別秘密を取り扱う公務員が故意に漏えいした場合の罰則につい
て、最高で懲役5年か10年とする方向だ。
時事通信 10月7日(金)2時33分配信
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反 響
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1)前2394号の「反響」で前田正晶さんが4日にお遍路さんを再開した
菅前首相の映像をみて「見違えるような明るい表情」と評したが、全く
同感である。肩の荷を降ろしたのか首相就任まえに見せた表情に戻った
ようだった。
菅首相は、「奇兵隊内閣」などと意味不明のことを言って政権をスター
トさせたが、国家意識を始めとする器量不足がたちまち露呈して、それ
に狭量な我執が加わってひとい政権運営になった。
首相の重責を退いて四国遍路を再開したのだから、残る遍路地で心を洗
って謙虚で平明な心境で国政に戻ってもらいたい。ちゃっかりしている
菅さんのことだから間違っても鳩山元首相のような世迷い事は言わない
だろうが、政権運営が間違っていなかったなどと感想をもらすようでは、
遍路の意味はない。
これを書いていると、テレビで小沢一郎氏の公判後の記者会見を中継し
ていた。
相変わらず抽象的な言葉を並べて検察批判を繰り返すだけで、疑惑の実
態の具体的な説明を終始避ける態度は、公人としての政治家のあり方に
遠いものだった。また、報道陣の質問もおざなりで勉強不足のために簡
単に小沢氏にいなされていた。いまいましい限りだ。
連合の古賀信明会長が、さき(9月7日)に「政治への失望感や不信(の原
因)は、この2年間の民主党の政権運営や党運営にもあるのではないか。
新政権は民主党政権のラストチャンスという思いで臨まなければならな
い」と述べた。問題はこの認識が民主党内にどこまで浸透しているかだ。
(品川 阿生居士)
2)私の考えを変えねばならない事態か:
私はこれまでに「アメリカでは収入、人種、民族、業種等によって多く
のグループ(層と呼んでも良いかも知れない)が形成されていて、その
グループ間の横ないしは縦または斜めの移動はなく、たとえ格差があっ
ても恰も社会通念の如くに認められている」と受け止めていた。
ところが、本来はそういう格差がもしあったとしても、それを否定する
一派の代表の如くに受け止められて大統領になったリベラル派のはずだ
ったオバマ氏が打ち出した政策や景気対策の一つは、公的資金の投入に
よる超高額な年俸を取っている経営者たちが破綻させた金融・証券会社
の救済だった。
さらに、ワシントンDCにCEO以下の幹部役員が自家用機で飛んできて救済
を願い出た、世界最大だったはずのGeneral MotorsのChapter 11を許し
て救済したことだった。すなわち、彼は先 ず世界最高クラスの富裕な人
たちを救済したのだった。
そして、オバマ・ケアと揶揄される国民を皆健康保険に加入させる大支
出を伴うメディ・ケア・システムの改革を行い、1,200万人とも言われる
不法移民を英語の試験に合格すればアメリカ市民と認める移民法の改革
を導入し、明らかに大きな政府を目指したのだった。
彼の就任後、景気は一向に回復せず、失業率が高止まりし、意図的に導
入したドル安でも貿易収支は改善せず、ついには(貧富の)格差が広がっ
ていくだけとなってしまった
。その間にEU圏の不況は深刻化する一方で、PIIGSやSTUPIDの危機という
かデフォールトが真剣に取り沙汰された。その悪影響はアメリカにも当
然及んできた。
報道されている限りでは、ウオール・ストリートでのデモに参加する人
の数は増える一方で、止まるところを知らない模様だ。
アメリカで富裕層との格差を問題にして騒ぎ立てれば、大企業のトップ
と初任給の開きは業種によって異なるものものの当に天文学的であるか
ら、そこに低所得層が不満を唱え始めたならば、簡単なことでは収まる
はずがないだろうと危惧する。
しかも、何時の間にか3億を超えるまでに増加したアメリカの人口に占め
る高所得者の比率などは、精々5~10%と言われているのだから、あのデ
モが万が一にも他の州にでも拡大していったならば、事態は容易ならざ
るものになると思って密かに憂いてみている。
それに忘れてはならないことは、我が国でも常日頃取り沙汰されている
ように、年収200万円見当という低所得者層が激増している事実である。
我が国民は近隣の某超大国やアメリカのように激しやすくはない。
だが、この長引くデフレ、円高/ドル安による産業の空洞化の兆し(雇
用の減少)、野田内閣の一枚看板のこの時期の増税策、改善されない失
業率等々の現状を考える時、あのデモ的な騒動が何時かは海を渡って我
が国に押し寄せてくるのではないかという怖れである。
野田政権は、オバマ政権の度重なる不手際を十二分に研究して、「この
時期に景気回復策を後回しにして財務省主導で増税すること」が賢明な
策かどうかを再検討するべきではないだろうか。我が国の国民の皆様が
何時までも沈黙を守って下さると思ったら大間違いではないか。
(前田 正晶)
3)「この時期に景気回復策を後回しにして財務省主導で増税するこ
と」が賢明な策かどうか
消費税アップを唱える人々集団には、原発公聴会でのヤラセ疑惑と同様
な懸念は存在しないのだろうか? と思っているときに、「財務省主導」
というか、いわば、財務省に牽かれたポチ同様に、しっぽを振って増税
ワンワンと吠えているのではあるまいか? のご指摘、全く同感です。
(酒井 富雄)
4)なんだか民青のお祭りみたいですね!
ジャスミン革命を世界的な規模に拡大して残るものは混乱と貧困です。
金は出すが口は出さない日本からも毟ろうとしています。
こう言う時に少ししか金を出さない中国や韓国はある意味しっかりして
います。
リビアは部族間の争いに発展しそうです。エジプトも混沌としたまま。
誰が得をするのかじっくりと考えて見ましょう。
[http://mikeely.files.wordpress.com/2011/10/occupied-wall-street-journal.png]
http://mikeely.files.wordpress.com/2011/10/occupied-wall-street-journal.png
http://kasamaproject.org/2011/10/04/occupied-wall-street-journal-the-revolution-begins-at-home/
(唸声)
5) いまテレビやマスコミ報道は、小沢議員の政治資金疑惑で大々
的に騒がれています。これに対して、かつて国会で追及されていた菅元
総理の献金疑惑は消えてしまいました。これら二つの問題は比較出来な
いにせよ、問題の核心部分には大きな違いがあります。
小沢問題は、政局に関わる問題であり、菅元総理の問題は国家間に関わ
る人権問題です。ここに目を向けない日本の政治姿勢とは一体何なんで
しょう。ここに日本の政治の病巣はありませんか。(なみを)
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身 辺 雑 記
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小沢氏の病は整形外科に留まればいいが、内臓関係だとチト、ヤバイ。
読者:4912人。5000の大台に向けて当に気息奄々。
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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>