中国人の日本定住者が百万人を超えるのは、おそらく時間の問題である。 | 日本のお姉さん

中国人の日本定住者が百万人を超えるのは、おそらく時間の問題である。

チュウゴク人が泊まるアメリカの高級ホテルに

南京虫が発生したってニュースがあったな。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成23(2011)年10月6日(木曜日)弐
       通巻第3443号  


 目の色を変えるヒルトンとマリオット・ホテルチェーン
  議会は中国制裁案を議題にホットな議論の最中、中国観光客を大歓迎
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 米国議会は人民元の不正操作をやり玉に挙げて、中国制裁法案が議論されている。今回はかなり真剣な制裁法で、可決される可能性もある。
もし可決されてもオバマが大統領拒否権を発動するだろうし、NYタイムズなどは社説で中国制裁に反対しているが、議会人には選挙対策がある。
 
 さて、全米のホテル業界に異変が起きている。
 それも高級ホテル業界に、である。
 ヒルトンホテルは全米51の高級チェーンのうち、22のホテルに「中国様」仕様の部屋を設け、バイリンガルを配置した。すなわち部屋へ入れば中国語のテレビが見られる。ロビィに降りれば中国語を喋るスタッフが居る(多くはチャイニーズ・アメリカン)。

 マリオット・ホテルチェーンも同様、過去一年に50%増加した中国人観光客に対応するため食事メニューにも中国語を用意し、テレビは中国語のチャンネルを設置した。

 やってくる。やってくる。
温州投機集団の米国不動産「買い物」ツアーは、リーマンショック直後に組織され話題をさらったが、近年はAMWAYの14000人ものメンバーがカリフォルニアへ大挙して訪問した。「研修」とレジャー目的。

 米国もヴィザ発給条件を緩めたため、向こう五年間に、中国からのビジネスならびに観光目的の訪問客は230%増えるだろう、と予測されているそうな。
 一年後の結果を聞きたいものである。
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◆書評 ◇しょひょう ◇ブックレビュー ★
中川洋一郎『ヨーロッパ経済史 ?』(学文社)
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 中川洋一郎氏は中央大学教授。専攻は西洋経済史。その口癖は「この分野は近代ヨーロッパをモデルにして、いかに『封建的』な日本を変えているかという学問だが、じつは西洋経済史そのものがかび臭い。そうした欧州への幻想を破り、日本人としての立ち位置を確立する議論が必要だ」。
 げんにユーロ危機勃発で欧米の凋落は、いまでは誰の目にも明らか。1ユーロ=100円(10月5日)、多くのエコノミストは1ユーロ=90円台に沈没すると予言している。
 この著作は大学の講義用テキストを兼ねているので中身が硬いのは仕方がないにしても、歴史読み物として面白い。
視点は「麦、羊、そして奴隷」である。紀元前の世界経済は、この三大ファクターを基軸に動いた。
とくに紀元前史の世界の躍動感あふれる記述は個人的に興味がある分野である。
 中国を初めて統一したのは秦の始皇帝だが、その前の経済はどうなっていたのか。
 アーリアの先祖達はどこからきたか。謎の文明とされたヒッタイト、スキタイは?
 欧米が先祖のように信仰するギリシア、ローマ以前の経済世界はどうなっていたのか。紀元前に地中海に栄えた商業国家カルタゴを構成した民族はフェニキア人だった。その末裔はどこに消えたか?
 ヒッタイトは鉄を工業化した文明であり、スキタイは黄金の文明。その栄枯盛衰物語は麦と羊と奴隷が作用し、気象条件が決定的要素だったとする文明観が本書の基盤である。
 興味を引いた箇所をふたつ、引用させていただく。
「紀元前2000年頃までに、メソポタミア都市国家において余剰生産力の衰退による国力の低下は防衛力の低下を招き、平地で活動していた農耕民お周辺地域にいた諸民族が続々と沖積平野に進入してきた(中略)。セム族、ハム族、さらにインドヨーロッパ語族であった。(中略)次々と王朝を建てた人々は、政治組織を確立し、法典を作成し、戦争と征服を行い、都市と商業を振興したという点で大きな特徴をもっていた」
 そして
「インドへはアーリア人、ギリシアへはドーリア人、西アジアへは遊牧民のスキタイ人が移動した。シュメール人の王朝はヒッタイト人によって終焉を迎えた(中略)。かくて古代メソポタミア文明は、寒冷化、乾燥化によって始まり、寒冷化、乾燥化によって幕を閉じた」が、「メソポタミア文明は、のちの諸文明の崩壊要素が一式一揃いで出現していた」。
保守陣営の諸氏、たまにこういう本を時間をかけて読むのも一興。
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金友隆幸『排害主義者宣言 支那人の日本侵略』(日新報道)
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 中国人の日本定住者が百万人を超えるのは、おそらく時間の問題である。鳩山元首相は『日本列島は日本人だけのものではありません』と国民の迷惑を顧みずにしゃあしゃあと宣言したのだから。
 この間違った方向を真っ向から阻止せんとする政治家が不在となって、日本の無様さはいまや醜悪である。
だから、これまでにも、チャイニーズタウンとして知られた池袋北口、上野、大阪はもとより、コミュニティが在日中国人に乗っ取られた地域が目立つようになった。
 そのいずこへも著者らは突撃し、シナ人の横暴、不潔、えげつなき法律破りを訴えてきた。
 排外主義ではない。排“害”主義である。
つまり「害」=「毒」を取り除かなければ日本は中国人と朝鮮人の不逞の輩に汚染されてしまうぞとキャンペーン活動に熱心は著者らの原点を紐解く。
 キャンペーンで著者らが歩いた場所は池袋北口、埼玉県芝園団地、大阪門真とミナミ、福岡等々。
 大宮デザイン専門学校では、おどろくなかれ、バングラデシュ、中国などからの留学生ばかりで日本人学生はゼロ! しかし、この学校は文科省から補助金300万円を受け取っていた。
 生活保護を貰っている在日外国人も夥しい。
われわれの血税が、こうした「害」人(ガイジン)に費消されている。こんなことで果たして良いのか? 現場でキャンペーンをつづける活動家の熱涙あふれる啓蒙の書となっている。

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(読者の声1)貴誌3442号(PB生、千葉)による(読者の声1)「貴誌、前号で第二次大戦での日本軍の捕虜の取り扱いについて(中略)単にジュネーブ条約どおりに捕虜を扱ったというだけの話です。それに対してジュネーブ条約を日本兵に適用しようなどという意識のかけらもなかったのが大部分の連合国軍将兵でした」
(引用止め)
とのご指摘から思い出したことがあります。
 インパール作戦の日本軍敗走時でのこと。加速のついた敗走で、戦傷兵を道路脇に放置して逃げた日本軍。


進出してきた英兵が、身動きのできない戦傷日本軍将兵に、ガソリンをかけて火をつけたのを、林の中から見たという記録があります。



ソマリア東部の海賊村の潜入ルポで海賊が増えた背景がわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=DcDZIrAX73Q&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=JlC9YXcnegQ&feature=related


ソマリア内戦で治安が崩壊、外国の武装密漁船により、村の漁業は大きな打撃を受ける。その密漁船を追い払うことがエスカレートして海賊ビジネスになる。

ソマリアの難民キャンプの孤児院ではイスラム過激派の影響が強まり、国際社会からの支援がなくなり食べるためには海賊をするしかないとも言う。

ソマリア対岸のイエメンなど、かつては農業と海上交易を中心とする経済で、アラブの海運が欧州諸国に駆逐されるや海賊となって欧州船を襲った伝統がありますし、16世紀のイギリスなど海賊国家といってもいい。


とはいっても21世紀の自由貿易時代に船舶が海賊に襲われてはたまりません。

動画サイトの「国旗の重み」シリーズでは『海洋国家日本の海賊退治 第一集~第四集+最終回』がよくできています。
http://www.youtube.com/watch?v=rLTlLbZrIA4

http://www.youtube.com/watch?v=WNmtcctLMOM&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=JtdFDMi5Q60&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=-f5tuu6B4Q0&NR=1

http://www.youtube.com/watch?v=m43B-GVFEF0&feature=related



麻生政権が自衛隊派遣を決断、2009年3月14日、自衛隊派遣第一次部隊が出港。司法警察権行使のため海上保安官8名同乗。
しかし、いわゆる「海賊対処法」は成立の見通しが立たないなかでの見切り発車。3月24日、日本財団・海洋政策研究財団・日本船主協会の主催で「ソマリア沖海賊緊急報告会」が行われ、ソマリア沖がいかに危険かが国会議員やメディアによって認識されることとなる。
石油も天然ガスもほぼ全量が海運に頼る日本にとって海の安全は死活問題。法案成立までは「日本人の生命と財産に関わる船」以外は護衛の対象外。そんな中途半端な時期の4月4日、シンガポール商船から「不審な小型船舶接近」のSOS。海賊の襲撃成功率は5割以下、しかしシンガポール船は4隻の不審船に包囲され、もはや絶望か。次の瞬間、乗員の目に入ったのは猛スピードで接近する自衛隊艦船の黒い影。商船と海賊船の間に割り込むと海賊船をサーチライトで照射、さらに指向性大音響発生装置を発信。最大出力では鼓膜が破れるほどという音響兵器ですが、あくまで呼びかけです(笑)。

EU各国軍は民間船から通報を受けて現場海域へ向かうのに対し、自衛隊は護衛艦二隻で船団の前後を守る護送船団方式。900kmもの航路を往復する毎日ですから自衛隊はまさに休みなし。
さらに5月にはP3-C哨戒機2機がジブチ到着。出迎えたのはジブチの外務大臣、ドイツ・フランス・スペイン軍司令官、米軍将官、在エチオピア日本大使。期待の高さをうかがわせます。しかし取材する日本のメディアはNHKと共同の記者のみ。
サブマリン・キラーと各国海軍から賞賛・あるいは恐れられるP3-C、水中の潜水艦を捕捉するのにくらべたら海賊船探しなどそれほど難しくはないのでしょう。
派遣第一次隊の5ヵ月半の任期中に各国海軍艦艇から受け取った感謝メッセージは410回にも及ぶといいますから毎日2件以上海賊船を探知したことになります。
そのP3-Cの整備・補給に必要な基地をジブチにつくったのですね。国際空港の一角を間借りする形ですが、ジブチの大臣、日本には30年も支援してもらいやっと恩返しができるという。
ソマリア沖派遣部隊、現在は第九次隊でしょうか。日本~ソマリア沖の途上で東南アジア各国に寄港するだけでも中国に対する抑止力となるでしょうね。
  (PB生、千葉)

(宮崎正弘のコメント)P3C対戦哨戒機、小生も乗ったことあります。鹿児島の海上自衛隊鹿屋基地でした。
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三島研公開講座のご案内 ♪
三島研第241回公開講座のご案内
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つぎの三島由紀夫研究会「公開講座」、気鋭の関岡英之先生の登場です!

日時:   10月11日(火) 18時半~ (18時開場)
場所:   アルカディア市ヶ谷 (私学会館) 4F
      http://www.arcadia-jp.org/access.htm
講師:   関岡英之氏(評論家)
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E5%B2%A1%E8%8B%B1%E4%B9%8B
演題:   「中国を拒否できない日本」
会場分担金  一般二千円(会員と学生は千円)
会員いがいの方もお気軽に参加できます(受付で入会受付もします、終了後、講師を囲んでの懇親会があります。別途会費三千円)。
宮崎正弘の新刊
『中国大暴走 高速鉄道に乗ってわかった衝撃の事実』(1365円、文藝社)
 ――中国新幹線を全部のりつくした筆者が、現場からなまなましい実相を報告する!
http://www.amazon.co.jp/dp/4286114228/
『中国は日本人の財産を奪いつくす!』(徳間書店 1260円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4198631565/
<宮崎正弘のロングセラー>
 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『自壊する中国』(文藝社文庫、672円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4286109364/
 『震災大不況で日本に何が起こるのか』(徳間書店、1260円)
  http://www.amazon.co.jp/dp/4198631670/
 『中東民主化ドミノは中国に飛び火する』(双葉社新書、880円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4575153753/
『ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』(並木書房、1470円)
『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)
『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)

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<宮崎正弘の対談シリーズ>
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)
 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)(有限会社)宮崎正弘事務所 2001-11 ◎転送自由。転載は出典明示。

この手の話は、PB氏も紹介する太平洋戦線では日常化していたのはリンドバーグ大佐の『戦時日記』に多くあり。陸地だけでなく、太平洋海域でも、米軍潜水艦や艦船の攻撃で沈没した日本の船舶から、からくも生き延びた日本将兵や船員を、機銃で「処理」しています。
米人が記録をしている。これらは捕虜の待遇以前の現象です。
(SJ生)
 
(宮崎正弘のコメント)釜ゆでにして遺骨を土産にしたとか、多くの記録が残っています。

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(読者の声2)やや旧聞ではありますが、海上自衛隊がソマリアのお隣ジブチに基地をつくるという報道がありました。
左巻きの人たちからは戦争につながるなどと根拠のない批判。ソマリア沖を航行する船舶は年間2万隻、その一割以上が日本関係ですから日本にとっても重要な問題、自衛隊の広報ビデオ(8分45秒)で概略はわかりますが、今ひとつ事態の深刻さが伝わってきません。
http://www.youtube.com/watch?v=Gq2ycw_jhWs