テロリストに人権は無い
アルカイダ系指導者アウラキ師殺害、米国で合法性めぐり論争
ウォール・ストリート・ジャーナル 10月3日(月)10時0分配信
イエメンを拠点とするテロ組織「アラビア半島のアルカイダ」の指導者で米国籍のアンワル・アウラキ師を、9月30日に米中央情報局(CIA)が無人機で殺害したとされていることについて、合法だったのか、さらには道義的に許されるのかをめぐって米国で論争が起きている。問題は、推定無罪の原則を守るべき国が裁判所の許可を得ずに市民の生命を奪うことができるのかどうかである。
アウラキ師は、オバマ大統領によって米国の安全保障にとって危険な人物として「殺害標的リスト」に加えられた最初の米国民とみられているが、米政府は同師を正式起訴しておらず、同師の罪状を証明する具体的な証拠も明らかにしていない。同師はここ数年、インターネットなどを通じた反米演説でアルカイダへの勧誘に成果をあげ影響力を強めている。
アウラキ師の父親は、同師が殺害標的リストに載せられたといわれる件について違法として裁判を起こしたが、連邦地裁は海外在住の米国市民の殺害を認めるとの大統領決定は「法的に検討を加えられないもの」として訴えを退けている。
外国情報監視法(FISA)によれば、米政府は海外在住の米国民を盗聴するには裁判所の秘密許可を求める必要がある。連邦捜査局(FBI)は同法に従って裁判所の許可を得た上で、2009年にアウラキ師の電子メールを盗聴した。
米司法省は、今回のアウラキ師殺害でFISAに基づく裁判所令があるかどうかだけでなく、殺害標的リストが存在するのか、アウラキ師が同リストに載っているのかも明らかにしていない。しかしオバマ政権は、戦争関連法により政府にはテロリスト集団に加わり米国に差し迫った脅威を与えている米国民を殺害する権利が与えられていると主張している。
米議員の多くは、今回のアウラキ師の殺害を歓迎しているが、共和党大統領候補の一人であるロン・ポール下院議員(テキサス州)は、超法規的に米国民を殺害したことに困惑していると、不快感を示した。
テキサス大学のロバート・チェスネー法学部教授は、米政府にはアウラキ師を逮捕する手段がなかったことを理由に、同師の殺害は憲法違反とは思わないとの見解を表明している。一方で、米人権自由協会(ACLU)の弁護士ジャミール・ジャファー氏は、「大統領が法的に検討を加えられない権限を行使して米国民を殺害するのは間違いだ」と批判する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000001-wsj-int
あれだけ、大きなテロを起こした連中の直接的な指導者なのだから(テロのノウハウをイスラム教徒にアフガニスタンで教えていた。)アメリカの怒りに触れて殺害されても当然。
9・11以前にも、アメリカ国内でビルを爆破したり、アフリカの国々のアメリカ大使館を同時に爆破したり、アメリカ軍の船に自爆テロを仕掛けて爆破したりしていたではないか。
それは全部、アルカイダが指揮したテロらしいではないか。
アメリカが怒っても全然不思議ではない。
アメリカが怒ることは、覚悟の上でテロを指導しているのだから、仕方がないことでしょう。アメリカは、アルカイダを、長い間自由にさせてきた。
アフガニスタンの独立のために戦った指導者が何度もアメリカに警告をしたのに、アメリカは無視していた。
アルカイダをそのままにしていたら、もっともっと恐ろしいテロをどんどん仕掛けてくると思う。アメリカ国内にいるイスラム教徒がアルカイダの勧誘に答えるから、これからもアルカイダをなんとかしないと、アメリカはテロを仕掛けられるばかりだろう。
でも、今は、アメリカも本気で入国のチェックなどをしているので、
かなりの数のテロを阻止しているはずだ。
アメリカは、本気になれば恐い国なのだ。