仏核施設で原因不明の爆発ー死亡した人の遺体は炭化していたとか。
仏核施設爆発事故 原発大国での事故に波紋
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2011/09/13 01:36更新
【ロンドン=木村正人】東日本大震災の福島第1原子力発電所事故を教訓に、原発の安全強化に向けた行動計画案を協議する国際原子力機関(IAEA)の定例理事会(日米など35カ国)がウィーンで始まった12日、フランス南部マルクールの核廃棄物処理施設で爆発事故が起きた。日本の「原発安全神話」が崩壊した後、原発大国フランスが安全強化を主導すると期待されているだけに事故の影響が懸念される。
ロイター通信によると、IAEAの天野之弥事務局長は事故後の記者会見で、緊急事態対応センターを設置したことを明らかにした上で、「仏原子力安全当局に情報提供を求めている」と語った。福島の事故では対応の遅れを指摘されただけに、まずは機敏な動きを見せた。
理事会の冒頭、行動計画案について「原発の安全強化に向けた大きな一歩となる」と意義を強調した天野氏は、「フランスからのニュースは原発の安全強化が一刻の猶予も許されないことを示した」とも述べた。
IAEAがまとめた行動計画案の採択手続きは早ければ12日に行われる。同案は、今後3年以内にすべての原発保有国に対し、IAEAの安全調査チームや、原子力安全規制当局の機能を評価する専門家チームを送り込むことなどが柱だ。
フランスの原子炉は58基で米国に次いで世界2位。全発電量の約74%を原発に頼る。原子力事業は輸出の主力産業に成長し、サルコジ大統領は福島の事故後、フランスの原発の安全性を強調し、6月には最新鋭原発開発への投資を表明。ドイツやスイスが「脱原発」にかじを切る中、原発推進の立場を鮮明にしている。
事故原因は不明だが、パリの株式市場ではフランス電力(EDF)株が事故直後に7%近く急落するなど、波紋が広がった。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/527672/
仏核施設で爆発、1人死亡、4人負傷か
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2011/09/12 21:31更新
ロイター通信によると、フランス南部ガール県マルクールの核施設で12日、爆発があり、1人が死亡した。4人が負傷したとの情報もある。
爆発の原因は不明。原子力当局は、放射能漏れはないとしている。同施設は核廃棄物処理関連施設。
フランスは全発電量の74%を原発で賄う原発大国。(共同)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/527618/