癒しを求めて神世界に迷い込んだら貧乏になります。
サロン形式で気軽に「お試し」で話をして仲良くなって、
悩み事をしゃべるようにさせ、
今の不幸は全て先祖のたたりやキツネ憑きのせいだという話をして、
「お祓い代」として高額な費用を払わせる。
ターゲットの貯金が尽きたら、今度は、客をつれてくる係りにして使うらしい。
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「神世界」教主、詐欺指示か 幹部が定期的に会合
有限会社「神世界」(山梨県甲斐市)グループの霊感商法事件で、神世界トップで「教主」の男(53)ら幹部4人は定期的に会合を開き、サロン運営会社の経営者らに詐欺行為を指示していた疑いがあることが17日、神奈川県警への取材でわかった。
県警は組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で4人の逮捕状を取っており、所在がわかり次第、逮捕する。4人は詐欺の実行行為には加わっていないが、複数のサロンで詐欺的商法の手口が酷似していることから、4人の指示に基づいた組織的行為だったと判断したとみられる。
県警によると、神世界グループは教主を頂点に、複数のサロン運営会社を傘下に置くピラミッド型組織。定例の会合は毎月あり、教主ら神世界の幹部とサロン運営会社の幹部が参加。教主らが売り上げの拡大などを指示し、サロン側からは売り上げの30~50%が上納されていたという。
http://www.asahi.com/national/update/0818/TKY201108170591.html
神世界トップ逮捕へ 霊感商法、詐欺の疑い 神奈川県警
有限会社「神世界」(山梨県甲斐市)グループの霊感商法事件で、傘下の会社が運営するサロンの客から現金をだまし取るよう指示したとして、神奈川県警が17日、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の容疑で神世界トップの男(53)ら幹部4人の逮捕状を取ったことが、捜査関係者への取材でわかった。4人は所在不明で、所在が確認でき次第、逮捕する。
男は神世界内部で「教主」と呼ばれ、グループトップとして全体の業務を統括していた。県警は、グループの霊感商法が、この男ら幹部の指示に基づく組織的詐欺だったとみて、トップの立件に踏み切る。
捜査関係者によると、男らは2004~06年ごろ、グループ傘下のサロン運営会社の経営者らに、客から金をだまし取るよう指示し、祈願料などとして計約1340万円を詐取した疑いなどがある。
http://www.asahi.com/national/update/0817/TKY201108170176.html
逮捕状の「教祖」ら所在不明=神奈川県警が行方捜査―神世界事件
時事通信 8月18日(木)0時34分配信
「神世界」グループの霊感商法事件で、神奈川県警が組織的犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕状を取った「教祖」とされるグループトップの男ら4人の行方が分からなくなっていることが17日、分かった。県警は所在を確認次第、逮捕する方針。
同グループの霊感商法をめぐっては、系列会社のヒーリングサロン元役員ら4人が逮捕、起訴された。県警は教祖の男らの関与が強まったとして、17日に逮捕状を取っていた。
捜査関係者らによると、神世界グループは、傘下のサロンで相談者に対し「キツネの霊が取りついている」と虚偽の説明をし、1回10万~数百万円を要求した疑いが持たれている。県警は売上総額は170億円、被害者は全国で数千人に上るとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110818-00000003-jij-soci
「癒やし」イメージ、女性が被害=ブーム背景、家族に隠し-神世界事件
「キツネの霊が取りついている」などと不安をあおりカネを集めたとして、幹部らが逮捕された「神世界」グループの霊感商法詐欺事件。近年「宗教」が絡む事件が相次ぎ、敏感になっていたはずの社会になぜ巧みに浸透していったのか。被害対策弁護団は、被害が拡大した理由について二つの側面を指摘する。
まず神世界が宗教色を前面に出さず、「ヒーリング」というソフトイメージを強調した点。宗教は怖いが気軽に「癒やし」を求めたい女性をターゲットにしたとされる。勧誘の実行部隊は女性スタッフで、被害者のほとんどは女性だった。
次に、被害が広がった数年前、霊との交信が実在するかのようなテレビ番組が人気を集め、「スピリチュアルブーム」が起きていたこと。会員になる心理的なハードルを下げる要因の一つになったと、弁護団は指摘する。
神世界では、悩みの相談者に「太陽神からパワーを授けられた人物だけが伝えられる力」として、3000~1万5000円で「御霊光(手かざしによるパワー)」が送られる。深夜に相談者の体調が悪くなっても、自宅までパワーが届くと説明。10万円ほどで「ライセンス」を取れば自分でパワーが出せると促され支払った人も多い。
典型的な霊感商法の手口なのに、被害は拡大。家族に秘密でサロンに通っていた人は、被害を届け出ないことが多い。被害額が多いほど入れ込んでおり、神奈川県警の被害者探しは難航した。
県警は「団体の規模は縮小傾向」とみているが、弁護団は「潜在的被害者が多く、深刻な状況は変わらない。被害者は金銭的、精神的ダメージに今も苦しんでおり、県警には悪質な実態を暴く捜査を期待する」としている。(2011/03/11-06:20)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011031100059&rel=y&g=soc