結局はセシウムが検出されたのでした。 | 日本のお姉さん

結局はセシウムが検出されたのでした。

陸前高田より届いた松からセシウムを検出 京都市、使用を断念
産経新聞 8月12日(金)15時56分配信

拡大写真
五山送り火で使うため、京都市が調達した陸前高田市の被災松=11日午後、京都市役所(安元雄太撮影)(写真:産経新聞)

 京都の「五山送り火」(16日)の一つ「大文字」で岩手県陸前高田市の被災松を使う計画を中止後、大文字保存会が一転して受け入れを決めた問題で、京都市は12日、現地から届いた松から放射性セシウムが検出されたため、送り火での使用を断念すると発表した。

 当初の中止に対し批判が殺到したため、京都市が被災松の割木を500本調達。五山の各保存会でつくる京都五山送り火連合会に受け入れを打診し、11日の大文字保存会で五山全ての送り火で燃やされることになっていた。

 ところが、薪の表皮を削って検査したところ、放射性セシウムを検出したため、取り寄せた500本全てについて、送り火での使用を取りやめることにした。

 この問題をめぐっては、大文字保存会の松原公太郎理事長が11日、市内で会見。「多くの方に心配と迷惑をかけ、われわれの都合で被災者を振り回したことを心よりおわびしたい」と謝罪した。決定が遅れた理由については「いろんな意見を集約できなかった」と釈明していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110812-00000546-san-soci

「被曝すれば男が生まれる」と中国人バカップルが続々訪日
配信元:
2011/07/17 17:25更新
若い中国人カップルの間で「訪日ツアー」がブームだそうだ。
震災直後、中国政府の帰国勧告を受けて各地の空港が中国人の帰国ラッシュで大混雑したことは記憶に新しい。そんな放射能パニックに陥った中国人が戻ってきたのかと思えば、どうも歓迎できない動機がありそうである。

「被曝によって男児が生まれる確率が高まる、というドイツの研究が中国紙で報じられたからです」(中国在住の日本人ジャーナリスト)

『北京晩報』は6月8日付で、〈放射線で男の赤ちゃんが増える〉と題した記事を掲載。核実験が頻繁に行なわれた1960~1970年代にかけての欧州・米国や、チェルノブイリ原発事故の2年後のベラルーシ、ドイツとスイスの原発周辺の地域でも男児の出生比率が高くなったという怪しげな研究発表を報じたのである。
これがトンデモ説であることはいうまでもない。本誌4月8日号で報じた通り、放射線影響研究所は原爆投下を受けた広島、長崎での大規模な調査から、放射線被曝が人間の遺伝子の伝達に影響を及ぼさないと結論づけている。だが、一人っ子政策が続くなかで男児を希望する風潮が強い中国人が、この情報に飛びついたのだ。
中国のネットユーザーは記事に即反応。中国版ツイッター『微博』には〈男の子を授かりたいなら日本に行け〉〈すぐに日本行きの航空券を買いに行く〉〈旅行会社は男子懐妊ツアーを組んでくれ〉などの書き込みが相次ぎ、ついには〈訪日旅行を盛り上げるために小日本が考えたデマじゃないか?〉という陰謀論まで登場した。
瀋陽の日本総領事館に問い合わせると、4月にはゼロだった訪日ビザの発給数は、5月に23人、6月に1900人と大幅に増えている。
中国人団体を取り扱う日本の旅行会社の添乗員が苦笑交じりに語る。「九州の阿蘇山を案内した時、新婚の中国人カップルから、“放射線量はどのくらいか”と尋ねられました。“何も心配いりませんよ”というと、男の赤ちゃんが欲しかったそうで肩を落としていました」
日本にカネを落としてくれるのは歓迎だが、冷やかし半分の来日は勘弁してもらいたい。




※週刊ポスト2011年7月22・29日号
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/518553/
1960年代の日本 自然放射線による被曝は今より高いとの報告
2011.04.02 16:00

 自然界にはもともと多くの放射性物質と放射線が存在する。これを自然放射線と呼ぶ。

 日本の自然放射線による被曝は年間1.5ミリシーベルトと述べたが、1960年代の平均的な被曝量は、これよりはるかに多かった。米ソ冷戦時代で、両国が核実験を繰り返していたからである。
 当時、北半球全域にわたり、空気中のセシウム137やストロンチウム90の濃度は現在の数百~数千倍に及んでいた(UNSCEAR 2000年報告書)。
 もちろんこれは自然放射線ではないが、核実験により、世界中が高い放射線を浴び続けた時代もあったわけで、日々の生活で受ける放射線量は、この程度の幅では健康被害は起こさないと考えられている。
※週刊ポスト2011年4月8日号
http://www.news-postseven.com/archives/20110402_16229.html


自然放射線の多いブラジル・ガラパリ 日本の6倍以上ある
2011.04.01 07:00
 さすがに報道でも指摘されるようになったが、自然界にはもともと多くの放射性物質と放射線が存在する。これを自然放射線と呼ぶ。
 主なものは、放射性物質を含む大地からの放射線、宇宙から注ぐ宇宙線、前章で触れた食品に含まれる放射線や体内物質からの放射線、さらに放射性の気体であるラドンを呼吸することで受ける放射線などだ。
 世界平均で、年間2.4ミリシーベルトの被曝量があるとされる。
 特に自然放射線の多い地域として知られるのは、ブラジル南東岸のモナザイト岩石地帯である。ウランやトリウムを多く含む岩石のため、年間10ミリシーベルトもの被曝量がある。世界平均の4倍以上だ。
 1970年代から80年代にかけ、この地域では盛んに健康調査が行なわれたが、その結果は、リンパ球細胞などで染色体異常の起きる確率が他の地域より高いことは確認されたものの、生まれる子供の性比、先天性異常、流産、死産、乳児死亡、受胎率、出産率などは他の地域と差がなかった。
 同じようにモナザイト岩石地帯にあるインドのケララ州でも、年間10ミリシーベルトを超える自然放射線被曝をしている地域がある。しかし、ここでも大規模な健康調査の結果、他の地域との差はなかった。
 その他、ラジウム泉の影響を受けるイランのラムサールでも、がん発生率に差がないことが確認された。中国の陽江では、がんなどの発生率が変わらないことに加え、なぜか結核の死亡率が明らかに低いことが注目された。結核菌が放射線で死ぬのだろうか。真相は今後の調査が待たれる。
●世界の平均自然放射線被曝量
ブラジル(ガラパリ):10
インド(ケララ):5~10
中国(陽江):6
アメリカ(デンバー):4
イタリア(ローマ):2.2
イギリス:2.2
日本:1.5
(単位はミリシーベルト/年。原子力安全年報など各種資料から本誌が作成)
※週刊ポスト2011年4月8日号
関連記事
http://www.news-postseven.com/archives/20110401_16209.html

内部被曝抑えるには、ほうれんそうなど葉ものや小魚を食べる
2011.05.30 16:00

放射能汚染が止まらない。雨や大気からだけじゃない、放射性物質は食物や呼吸から体内へ。美作大学大学院・山口英昌教授によれば、「放射線を体外から浴びるのが外部被曝。一方、食物や飲み物に含まれている放射性物質が体のなかにはいり込む。その放射性物質から放射線が出て被曝すること、これが内部被曝」という。

では、内部被曝を防ぐためには、どうすればよいのだろうか。

「まずマスクをすることで埃を吸い込むことを防ぎ、帽子や長袖で髪や衣服への付着を防ぎます。少しでも体の中にはいらないように注意するしかありません」(琉球大学・矢ヶ崎克馬名誉教授)

また、日頃から食事に気を配ることも大切だという。

「ほうれんそうやパセリなどの葉もの野菜やいも類などに含まれるカリウムは放射性セシウムを尿とともに排出しやすくします。骨に集まるストロンチウムは、カルシウムをきちんと摂ることで体内の蓄積を防ぐことができます。内部被曝の被害を抑えるには、日頃から野菜や小魚などをバランスよく食べることです」(北里大学獣医学部・伊藤伸彦教授)

放射能から身を守るためには、放射線量の数値に留意するだけではなく、すべきことがまだまだある。

※女性セブン2011年6月9日号

http://www.news-postseven.com/archives/20110530_21615.html

NEWSポストセブン
「福島の子供のほとんどが内部被曝している」武田教授指摘
2011.07.08 07:00
 子供たち全員の尿からセシウムが検出された――

 そんな衝撃の発表があったのは6月30日のこと。福島県内の保護者らによる市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などが、原発事故当時から福島市内に住む(1名は3月下旬に山形県へ避難)6~16才の男子6名、女子4名の計10名から5月下旬に尿を採り、解析したところ、全員からセシウムが検出されたのだ。

 原発事故の“真実”を語る論客として人気の武田邦彦・中部大学教授(68)は、今回の調査により、こんなことが明らかになったと指摘する。

「福島の子供のほとんどが内部被曝していると思われます。原発で水素爆発が起きて、大気中に放射性物質が拡散され、それを吸い込んで内部被曝しています。さらに事故後に放射性物質の付着した食物や水を摂ったことで、内部被曝が加算されます。チェルノブイリ原発事故のときは、外部被曝と内部被曝はほぼ同じ量でした」(武田教授)

 いま福島の子供が毎時1マイクロシーベルトの地域に住んでいるとすると、1年間の外部被曝は8.76ミリシーベルトの計算になる。

「チェルノブイリにならって内部被曝と外部被曝を同程度とすると、両方合わせて年間約17ミリシーベルトの被曝量になります。これは一般的な日本人がこれまで体験したことのない領域です」(武田教授)

 子供が被曝した場合、すぐに影響が表れなくても、数十年後の甲状腺がん発症のリスクが増加するともいわれている。未曾有の事態に防衛策はあるのだろうか。

「何より大事なのは体内に新たな放射性物質を入れないこと。風の強い日はマスクをしましょう。そして、バランスのいい食事を心がけ、免疫力を高める。セシウムはカリウムを充分に摂取していれば、体内に取り込まれにくいので、パセリなどの野菜や納豆、ナッツ類、ひじきやのりなどの海藻類などカリウムを豊富に含んだ食品を食べるようにするのも手です」(武田教授)

※女性セブン2011年7月21日号

http://www.news-postseven.com/archives/20110708_25233.html

汗腺からの被曝に注意「真夏でも長袖を着るべし」と専門家
2011.06.16 16:00
一向に事態収束の気配を見せていない福島第一原発の事故。昨年より20日も梅雨入りが早い地域もあったなど、今年は梅雨が長くなりそうだが、雨に濡れたら被曝は大丈夫なのか、さらにこれから夏へ向けて、肌の露出は大丈夫なのか。

気温や湿度が上がる時期だが、我慢して長袖を着るべしと、琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬氏はいう。

「埃に交じった放射性物質が皮膚に直接当たることは可能なかぎり避けたいので、長袖を着ることをおすすめします。子供が汗をかいたら着替えさせることも大事です」

発汗が原因で、放射性物質を体内に取り込んでしまう危険性があると矢ヶ崎氏は警告する。

「汗をかくと皮膚についた放射性物質を払い落としにくくなります。さらに体温が上がると汗腺が広がるので、埃に含まれる放射性物質がこの汗腺から吸収されてしまう。人間の皮膚には約200万~500万もの汗腺があります。皮膚から放射性物質がはいり込むことにより、口、鼻に続く“第三の内部被曝”につながる恐れがあります」

※女性セブン2011年6月30日号

http://www.news-postseven.com/archives/20110616_23320.html

「プール、海からの被曝は少ないが浜辺は注意」と専門家

2011.07.08 16:00

 福島第一原発の事故から100日以上経過した。メディアでは各地の放射線量の数値が報道されているが、いったいどんな影響があるというのだろうか。

 夏といえば、水遊びが楽しみな季節。だが、プールや海水浴をしても問題はないのだろうか。放射線医学総合研究所・放射線防護研究センターの今岡達彦チームリーダーはこう説明する。

「現在、水道水から放射性物質は全く検出されていません。ですから、水を入れ替えたプールは大丈夫です。実は、水中は放射線が遮断されるので被曝は少ないんです」

 環境省は6月24日、海水浴場の放射性物質濃度基準を飲料水より厳しく設定すると通知。この範囲内なら海水浴に問題はなさそうだ。しかし、『放射能の秘密』(朝日出版社刊)の著者で東大病院放射線科の中川恵一准教授はこう指摘する。

「ただし、浜辺の砂には放射性物質が残っていることがあるので長時間寝転ぶことは避けたほうが賢明」

 一方、日常生活に欠かせないだけに気になるのが、お風呂や歯磨きの水。

「全国で1か月以上、水道水から基準値以上の放射性物質は検出されていません。水道水をお風呂や歯磨きに利用しても健康に影響はありません」(今岡さん)

※女性セブン2011年7月21日号