私は日本を守りたい(稲田朋美 PHP研究所 2010年7月 1500円税別) | 日本のお姉さん

私は日本を守りたい(稲田朋美 PHP研究所 2010年7月 1500円税別)

平成のジャンヌダルクは、韓国へ出かけて「テロリスト」呼ばわりされた自民党三人衆の紅一点・稲田朋美代議士である。
彼女には次の著作があり、内容豊富、保守主義の真骨頂。これを読めば、稲田さんが次の首相候補という高い評価も頷けるというものだ。
   題名と内容紹介。
 『私は日本を守りたい』(稲田朋美 PHP研究所 2010年7月 1500円税別)

第1章 「保守再生」のために -伝統と創造を重んじ、有道、有徳の国を目指す
民主党政権の「不道徳」をもたらしたもの
平成22年4月28日「主権回復記念日」の決意/自民党は何のために闘うべきか/平成21年7月21日 最悪のタイミングでの解散/解散当日、総理に訴えたこと
政治家・稲田朋美の原点 きっかけは「東京裁判」/二重の意味で違法な裁判/『「南京大虐殺」のまぼろし』の衝撃/私が総理の靖国神社参拝にこだわる理由/論壇デビュー論文に込めた想い
自民党再生に向けて  戦後レジームからの脱却/下野した自民党が立ち返るべきところ/道義大国を目指して

第2章 日本国の主権を守るために -自分の国は自分で守り、自分の国のことは自分で決める
主権国家としてなすべき憲法改正 改正手続法の成立に60年を要した異常さ/自分たちの国を自分たちで守れる法整備を/普天間問題によるわが国安全保障の危機
日本人であることの価値-国籍法改正問題
主権としての国籍問題/平成20年6月4日の最高裁判決が提起した問題/最高裁の家族観/ 司法による立法/偽装認知防止策-DNA鑑定は慎重に/問題の本質は何か
日本に住むことの価値-在留特別許可制度
生活保護を受けている外国人の割合は日本人の2.5倍/不法滞在、偽装滞在/カルデロン事件/ 奈良の中国人姉妹の事件
主権国家の根幹を揺るがす外国人参政権問題
「損得勘定」で国を売る民主党/外国人への参政権付与は憲法違反/「平成7年2月28日最高裁判決」の読み方/法案を通すなら国民の信を問うべき/参政権は国民主権の帰結/地方参政権ならよい理由は/増え続ける中国人の一般永往者/EU諸国と同列に論じるべきではない/外国人の政治活動の自由はどこまで認められるか/地方参政権は「公約」と公言した赤松前農水大臣/国境の島と水資源を外国資本から守れ

第3章 日木国民の矜持、文化を守るために -「夫婦別姓」「人権擁護法」を許さない
家族の崩壊を招く法案(1)選択的夫婦別姓
福井の普通のおっかさんは反対/平成8年の法制審議会の答申/法制度に おける原則と例外/夫婦同姓を「人権侵害」と考える千葉法  務大臣/通称 使用の法制度化について/「戸籍制 度の廃止」が夫婦別姓の目的
家族の崩壊を招く法案(2)-民法772条問題
「無戸籍の子」ではなく「未届の子」が正しい呼称/民法は生物学的な父子関 係を絶対視していない/具体的にかわいそうな事案の解決は司法の場で
家族の崩壊を招く法案(3)-相続分問題:法定相続分の嫡子優遇を合憲とした最高裁判決/婚外予の割合が低い日本は遅れているのか
「人権」の名のもとに人権を侵害する人権擁護法
表現の自由や政治活動の自由が制限される危険性/映画『靖国』問題は人権侵害か/大阪弁護士会の非常識な勧告書
なぜ国は戦後補償裁判で日本の名誉を守ろうとしないのか
事実関係の認否も反対尋問もしない国の代理人/原告の主張が一方的に「事実」と認定される事態に/米国下院の慰安婦非難決議に反論しなかった日本政府/下院決議に反論する意見広告を日本政府は無視/中国に残る毒ガスはすべて日本軍が遺棄したものなのか/個人的な賠償を認めることは国際法王の正義にかなわない

第4章 日本国民の財産、暮らしを守るために
 -利益誘導型政治と決別し、国民全体の幸福と安心を実現する政策を
小泉構造改革をどう考えるのか
地域経済を破壊する鳩山内閣の郵政改革/自民党は小泉構造改革の総括を徹底的に行うべき/民主党の卑劣な利益誘導型政治/国民へ の説明を欠いた麻生政権の政策転換
財政再建についての考え方
不況期には正々堂々と赤字国債の発行で景気対策を/景気回復局面ではためらわずに消費税の引き上げを
メリハリの効いた社会保障政策を
人々を覆う、将来への漠然とした危機感/「選択と集中」で、真に必要な人たちに手厚く/年金制度の「税方式」「一元化」は抜本解決にならず/高齢化によって増えゆく医療費をどうするか
農業政策―守るべきもの、受け継いできたもの、受け継いでゆくもの
農村での実感-「ここに大切なものがある」/自由民主党農林部会-聞かれた議論の場/米価下落―農業者だけの問題なのか/生産調整-誤った問題設定/食料自給-誰のために誰が汗をかくのか/土地改良-水管理は誰が行うべきなのか/農業は防衛―民主党政権に農業政策を語る資格はあるのか/民主党政権が拡大させた口跡疫被害

第5章私たちは日本を守りたい〈対談〉櫻井よしこ・稲田朋美

最終章「道義大国」創造のための7つの提言-国のかたちの議論を深めるために
日本の民主主義をゆがめた民主党の不道徳
なぜ自民党が下野したのかの総括を
国民におもねる政策しか打ち出せなかった/私の考える「道義大国」とは等。。。
   (HG生、滋賀県)


(宮崎正弘のコメント)そうでした。稲田さんの当該本の出版記念会が行われ、小生も発起人のひとりとして激励に行ったことを思い出しました。山谷えり子、高市早苗を加えての“女三人衆”もお忘れなく。
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