海の中も悲惨な状況 | 日本のお姉さん

海の中も悲惨な状況

宮城県の陸地も津波で全てさらわれて
死体や魚の死骸が散乱しているので、今年は、蝿の発生がすごかったらしい。
宮城県の、家と船を失った漁師たちを援助している山際澄夫さんのブログhttp://www.geocities.jp/s_yamagiwa2003/ を読むと、まだまだ大変そう。政府からは何も金銭的な援助がない様子。仮設住宅に入ったらそこで食料は打ち切り。
でも、住所がないと就職活動もできない。
船が使える人は、海に出て魚をとって、みんなで分けて食べているようです。
赤十字社に集まった義援金は、いつみんなに配られるのでしょうか。
まだ2割しか配られていないらしいけど、全部、被災者に配るんでしょうね。
まさか、赤十字社が利子を手にいれようとワザと配布を遅らせているのではないでしょうね。民主党政権では、災害にあったら、すばやく援助してくれないということがよく分かった。阪神大震災の時は、もっと日本の政府はすばやく動いていた。
遅い遅いと言われていたけど、今の東北の様子をみていたら
自民党政権の時は、もっとマシだった。管首相は、目が被災者に行かずに仲間の在日韓国・朝鮮人ばかりに行っている。

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※世話人さんから 写真と感謝状 が届いています。

 8月に入りました。
 現地の様子を探るために8月3日、車で南三陸と気仙沼の世話人さん宅を訪問しました。
世話人さんは様々な問題を抱えているはずなのに、皆さん元気いっぱいで胸が熱くなりました。
繰り返し支援の御礼を言われました。
ある世話人さん家族とは、支援者の方の話に花が咲きました。私が支援者について、
「どこそこの」というと、「○○さんですね」と記憶されていて大いに盛り上がりました。
また、別の世話人さんはがれきのなかから奇跡的に見つかった家族の写真とともに、物資の
受け取り状を保存していただいていました。
支援者が、物資に励ましの手紙を入れるなどして、親類に送るように送られた物資は、こうして大事に
世話人さんに受け取っていただいていることが確認出来ました。
支援者の皆さんにも、世話人さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、5カ月経った現地ですが、「お盆までに全員仮設に」という公約のためか
仮設住宅の突貫工事が進められていました。
しかし、いま建設中の仮設は見るからに安普請のものもあって、被災者は入る
前から不公平感を感じているようでした。また仮設への引っ越しは、「支援の打ち切り」を意味していますから、
食糧、家具、食器などあらたな支援の必要が出てくるということを意味しています。
問題は、被災地は漁を再開出来た漁師さんらごく一部の方を除いて仕事がないことです。
津波に洗われた海岸沿いの土地の使用方法も決まっていません。
こうしたなかでは不安ばかりが先だってしまうのも無理はありません。
仮設はこれまで住んでいた地域とは無関係に割り振られました。
支援打ち切りと孤独から 年寄のなかから死者が出るのではないかと心配する声もありました。
政府の復旧、復興プランが一日も早く大きく動き始めなくてはなりません。
それを待っているわけにもいきません。私たちもわずかでも支援を継続していきたいと思います!
※漁師さんには、我々も水揚げを産直で買えないかと話してみましたが、現状では
仲買いさんとの関係もあり無理なようです

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宮城沖、アワビ稚貝9割減 津波被害、ウニも深刻
津波後の宮城県石巻市・牡鹿半島泊浜の海中。石が転がりウニは見えない=今年6月、水産総合研究センター提供
津波前に撮影した宮城県石巻市・牡鹿半島泊浜の海中。多くのキタムラサキウニが生息していた=昨年11月、水産総合研究センター提供

 宮城県の海で、アワビやウニが津波で激減したことが水産総合研究センターの調査でわかった。特にアワビの稚貝の被害は深刻で、高見秀輝・同センター東北区水産研究所主任研究員は「漁獲量調整も考えた方がいい」と指摘している。
 アワビやウニの好漁場となっている石巻市・牡鹿半島泊浜と気仙沼市・岩井崎の2海域で6月、同センターが東京大、県とともに潜水調査をした。震災前(昨年11月~今年2月)と比べ、泊浜でエゾアワビの親貝が1平方メートルあたり2.5個から1.3個と半減。キタムラサキウニは1平方メートルあたり3.2個から0.2個と9割以上減った。岩井崎ではアワビの親貝が3割減った。
http://www.asahi.com/national/update/0808/TKY201108080095.html?ref=doraku
津波でウニ・アワビ激減 岩手・大槌湾、東大が潜水調査

2011年7月13日15時52分

大槌湾の生物を吸い上げて採取する研究者=12日、岩手県大槌町沖、橋本弦撮影

 岩手県の大槌湾で11~12日、海底の生き物への津波の影響をみる初めての潜水調査があった。調査した東京大学大気海洋研究所の河村知彦准教授によると、ウニやアワビなどの減少が確認された。「えさになる海藻は多いので数年で回復する。今年の漁は控えめにした方がいい」としている。

 同研究所と水産総合研究センターが5年前から、同県大槌町長根島周辺の水深約10メートルの海底で年4回定点観測してきた。

 2メートル四方の枠の中の生き物を8地点で調査。昨年は44~52個だったエゾバフンウニは2個に激減し、140~160個だったキタムラサキウニも59個に減っていた。5センチ以下(2~3歳)のアワビはわずかで、昨夏に放流した稚貝は見つからなかった。付着力が弱い貝が津波で流されたとみられる。逆に海藻は捕食者が減って増えていた。(中山由美)

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107130222.html