火事場のバカ力って本当にある。 | 日本のお姉さん

火事場のバカ力って本当にある。

妻が数百キロの鉄の下敷きに、夫が「素手」で持ち上げ救出=重慶
サーチナ 7月21日(木)17時42分配信
 重慶市内の建設現場で20日午前、作業員の女性が重さ数百キログラムの鉄筋の束の下敷きになったところ、そばで働いていた夫が素手で鉄筋の束を持ち上げて救出した。夫は「どこからあんな力が出たのか分からない」と語った。女性は病院に搬送されて手術を受けた。命に別条はないという。中国新聞社が報じた。

 男性の名は譚万国さん(46歳)。四川省出身で中学3年の娘と中学2年生の息子がいる。自宅には80代の高齢者2人がいるが、年齢の関係もあり健康状態はよくないという。譚万国さんは妻の胡月平さんと5年前に、現金収入を得るために重慶市内に住み込んでの仕事を始めた。2カ月ほど前からは、江北区北浜路の工事現場で働いている。

 20日午前7時、ふたりは同僚とともに作業を開始。クレーンが鉄筋の束をつり上げ、そばに下そうとした。妻の胡さんが鉄筋の束をはずそうと作業に取りかかったところ、クレーンが突然、鉄筋を引き上げはじめた。胡さんは地上から7、8メートルの高さにつり上げられた。

 夫の譚さんをはじめとする同僚は大声で、クレーンを下げるよう求めた。すると今度は、クレーンが急速に下向きに作動しはじめ、地上で胡さんを鉄筋の下敷きにしてしまった。クレーンは動かなくなった。

 胡さんの腰の部分に数百キログラムはある鉄筋がのしかかった。夫の譚さんはとっさに駆け寄り、鉄筋の束を一気に持ち上げ、取りのけた。譚さんは後になり、「ふだんだったら、持ち上げられたはずがない。どこからあんな力が出たのか分からない」と振り返った。

 胡さんは倒れたまま、苦痛でうめいていた。譚さんは救急車が到着するまで、励ましつづけたという。

 病院に搬送された胡さんは緊急手術を受けた。命に別条はないという。譚さんがつききりで世話をしている。しばらくは入院が必要だが、施工業者が治療費を支払うという。(編集担当:如月隼人)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000067-scn-cn