中国には通用しない。恩義を感じないのである。 | 日本のお姉さん

中国には通用しない。恩義を感じないのである。

『軍事情報別冊「数学者の新戦争論(27) ─近くて遠い国中国(二)─
           ~中国の古典は事実ではない~ 」
平成23年(2011年)7月22日(金)発行


(カット)



戦前の一九三〇年代に外交官として中国に三年間赴任していた米人ラル
フ・タウンゼントは、(『暗黒大陸中国の真実』芙蓉書房)の中で、こう伝えている。

「西洋人は道徳観は人類に共通するものと考えている。が、間違いである。中国に住んでみるとそれがよくわかる。

例えば、西洋人は人様に親切なことをしてもらったら何かお礼をしようと考える。少なくとも迷惑をかけないようにと気にする。

これが中国には通用しない。恩義を感じないのである。

人にもよるが、感じる人は少数で、圧倒的多数は感じない。親切の「お返し」というものがないのである。

同情も、西洋人は共通の感情と思いがちであるが、間違いである・・・」

 さらにその同情や同胞愛のような感情が希薄なことに関し、こうものべている。

「西洋では基本的人権はという考えは十七世紀に生まれ、十八世紀に大衆運動になった。それは、“同胞愛”といった感情にもとづくものである。だが、中国人にはもともとそのような感情などあまりないのであるから、基本的人権という考えそのものが、いつまでたっても芽生えない」

 同書は七十数年前の見聞記であるが、中国社会における「基本的人権」のモンダイに関しては、平成の現代においてもそれほど変わっていないことは周知のとおりである。

 なお、かつて老子はこう言った。「大道廃れて仁義あり、六親和せずして孝慈あ
り」。人道に即した行為などあまりしない社会であるからこそ、仁義などを説かなければならないし、親子兄弟親族の仲があまり良くない社会であるからこそ、孝行や慈愛の必要性をことさら強調する必要がある、ということである。


(渡部由輝)
■おたより

▽中共では人肉食、今でも続いています。

つい数年前中共である日本人が地方の名士と懇意になりその地方でも田舎に連れて行かれると、こっそりという感じでしたがある家に連れて行かれたそうです。
そこでは肉屋の牛のように人が何人もつるされていたそうです。

特別接待や高官のたまのご馳走に人肉食べられているようです。
人身売買も労働や慰安の目的以外に食用としてアンダーマーケットあるようです。

(フリッツ)

⇒長年続いた民族の風習・嗜好などは一朝一夕には変わらない、ということなのでしょうか。有難うございました。今後ともよろしくお願いいたします。(渡部)


▽日本の人肉食について

江戸期以前の日本では,人間の内臓を薬としていました。

そのため,首切り朝衛門や刑を執行する獄吏が,遺体の払い下げを受けて大金を手に入れていました。

蘭学事始で,実際の解剖は被差別身分の獄吏がしたそうです(薬にするために普段に腑分けを行っていた)

また,戦後時代に討ち取った敵の首を切り取ったのは恩賞よりも薬として高価に売れるからという話もあります。

(名無し)

⇒確かにわが国でもかつては、一部の地域では医療を目的として、そのようなことも
行われていたと聞いております。有難うございました。今後ともよろしくお願いいた
します(渡部)


▽シナにおける食人の習慣にはいつもながらショックを覚えます。

一番最初は「友あり、遠方より来る。また楽しからずや。」の孔子が酒の肴に自分の妻を殺してその内股の肉をあぶりながら酒を飲み交わした箇所を読んだ時のショックは忘れられません。

 教養を付けるために漢文の素読の必要性が叫ばれていますが、その前に、シナ人はこういう風習の民族であることを教えたうえでないと、媚中派、親中派の妙なシナかぶれを再生産するだけで、百害あって一利なしと考えています。

 ごく最近(?)の事例では、国民党軍がシナから八路軍に追われて台湾に上陸した
際、各兵士が背嚢の中に食料用の乾燥した人間の太ももを何本づつか所持していた新聞記事を読んだ時です。

 初めは何のことやら判らなかったが、その内容の意味するところが子供心にもおぼろげながら判ってきたときは、小生、気分が悪くなったのを今でも思い出します。

 いずれにせよ、一衣帯水、同文同種の勘違いスローガンには騙されないようにしましょう。

(抜刀マン)


⇒孔子については弟子が死んださい、その死体を食べたという話は何かで読んだ記憶がありますが、出典が思い出せず、本文ではふれませんでした。奥さんについても同様だったのですか。有難うございました。今後ともよろしくお願いいたします(渡部)

渡部由輝(わたなべ よしき)
1941年、秋田県に生まれる。東京大学工学部卒

大学卒業後は学習塾、予備校で数学を教えるかたわら、数学関係の参考書・問
題集・啓蒙書等の著述に従事。なかでも『数学は暗記科目である』<原書房>は、
数学の問題はいかにして解かれるかを明らかにした名著として、数学関係者の
間で評価が高い。他に『数学はやさしい』『偏差値別数学』『発想力できまる
数学』(いずれも原書房>)、『崩壊する日本の数学』<桐書房>など、数学関係の
著書多数。学生時代から<登山>と<戦史研究>を趣味とする。
2010年から「数学と戦争」をテーマにした論考をメルマガ「軍事情報」で連載中。