同性愛は生まれつきのものではない。(つづき)
(1)同性は、生まれつきではない。
1973年以降、アメリカでは、同性愛は、性的逸脱の形ではなく究極のライフスタイルと広くみられるようになった。
この定義の変化は、アメリカの精神病理学会が同性愛は精神病のひとつであるという記述を削ったことによる。
ジェフリー・サティバーは、その著者で
「アメリカの精神病理学会は、同性愛を科学的なものによってではなく、政治的なものによって正常化される方に投票したのだ。」と書いている。
同性愛者を精神病者であると判断するのは、差別であるという社会的圧力に、アメリカの精神病理学会は、反論しなかったが、1973年の5年後、アメリカの精神病理学会会員2500人のうち、68%は、その時点でも同性愛は精神病であると認識していた。
同性愛者たちによる活動が市民権を得ると同時に、同性愛者たちに対する心理学と薬学の立場からなされていた同性愛状態を防止する働きが弱くなった。
怒りと攻撃性を持った「ゲイの権利」を主張する政治団体が、同性愛は市民の権利であると主張し、あらゆるメディアに報道訂正を求めた。そのことによって、防止の働きが不可能となったのである。
(2)同性愛者の性行動を変えることはできるか?
同性愛行動は、多くの場合、防止すること、治療することが可能である。
少年や少女が同性に憧れるのは、同性愛ではないが、一定の条件の元では、同性愛への道筋となりえる。
同性愛的行動は、できるだけ早く発見することが防止への近道である。
ホイーストン大学の心理学者であるスタントン・ジョーンズとマーク・ヤーハウスは、80年に及ぶ仔細な研究結果として「あらゆる研究における同性愛から異性愛への返還は33から60%可能である。」と結論付けている。
全米、および、全世界のサポートグループでは、数多くの成功例が見られる。
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同性愛を止めたい人のゴールは異性愛ではない。
ライフスタイルを変えても異性に対する愛を持てない場合もあるし、キリストを信じて神さまの喜ばれる生活をしながら一生独身で過ごす人もいる。
(3)どのようなタイプの人が同性愛に魅かれるのか。
※生まれつきの要素(体質・遺伝的要因の可能性)生まれつきという意味ではない。
例:胎児の時期に母親がストレスを受けたために影響を受けた。
例:染色体は男性でも、外見の生殖器は女性のような奇形であったため女性として育った。
※幼少期の悲惨な経験。(性的虐待、友達から拒否された経験など)
※家族状況に影響を受けた。
※成人するまでに経験した問題が、適切な援助を受け対処されなかった。
※幼少期に受けた道徳教育の内容が特殊だった。
※自分の感情や心を魅かれる事態に対する積極的な選択。
※個々の文化において、性的役割が明確でなかったか混乱した状態であった。
①同性に魅かれる願望を実行に移した者は同性愛者になる。
同性と関わりたいという強い願望を持ち、
外部からの刺激によって常にその行為を空想し
実際に行動を起こし、自分を現す表現となりライフスタイルとしたから。
②同性愛的性行為をしても、同性愛者と決めつけることはできない。
思春期のときは同性愛的性行動も、好奇心、肉良く、異性の相手が見つけられない場合など、また怒りの行動として、その時だけ行うこともある。
※性的刺激は相手が男性であっても女性であっても感じることはできるので、性的刺激を感じたことが同性愛者の証拠にはならない。
※誰でも誘惑されたり、刺激されると、世代を引き継ぐための性行為とは異なる性的嗜癖を持つようになる可能性はある。
たとえどのような恵まれたクリスチャンの家庭の子どもでも、誘惑や刺激によって同性愛的性行為を持つ可能性も、性的刺激の奴隷になる可能性もある。
誰でも、同性愛者になる可能性はあると言えるかもしれない。
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どのように子どもたちを守るか。(つづく)