頂門の一針 ◎トホホ…菅“性根”腐ってる!またまた姑息な政権延命策
◎トホホ…菅“性根”腐ってる!またまた姑息な政権延命策
政府・民主党は、今国会に1兆円を超える規模で2011年度追加補正予算案を提出する方向で検討に入った。
東日本大震災からの本格復興に向けた2次補正予算案は8月以降に先送りする予定で、野党や国民の批判をかわす「1・5次補正(追加補正)」という声も。
政権延命を優先する菅直人首相らの姑息な性根が見えてきそうだ。
今国会に提出する追加補正は、大型補正の一部前倒しとの位置付け。
使途には被災者生活再建支援金の不足分や、先に成立した1次補正予算の財源に用いた予備費の補てんを想定し、財源は赤字国債で賄う方向。
官邸筋は「正式決定ではない。日曜日に菅首相と岡田克也幹事長が会ったが、この前後、政府・与党内で『自民党が重要法案に賛成するなら1・5次補正もあるな』と検討された」と語る。
通常国会では、
(1)復興基本法案
(2)公債発行特例法案
(3)内閣法改正案(閣僚増員)が重要3法案とされる。
このうち、公債発行特例法案は野党の反発で審議が難航しており、
このままでは赤字国債が発行できない異常事態になりかねない。
菅首相や周辺としては、「1・5次補正」と公債発行特例法案の一括処理に持ち込むことで野党の軟化を促すとともに、新聞やテレビで「2次補正先送り=政権延命工作」などと報道され始めたため、世論対策という思惑もあるとみられる。
今後、野党の出方も見極め最終判断する。
これまで、菅首相は野党が模索する内閣不信任決議案の提出時期に広い選択肢を与えるのを警戒し、6月22日までの会期を延長しない方針で終盤国会に臨んできた。この方針に沿って、被災地復興に向けた第2次補正予算案の国会提出は8月以降になるとの認識を示している。
「夕刊フジ」2011.05.18