ちょうど、セシウムが空から舞い落ちる場所にあったのかな? | 日本のお姉さん

ちょうど、セシウムが空から舞い落ちる場所にあったのかな?

【神奈川】
茶葉から基準超えセシウム 風評被害、懸念の声も 南足柄
2011年5月12日
 南足柄市で収穫した新茶の生葉から暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出され、県が市などに新茶の出荷自粛を要請したことを受け、県内の茶業関係者からは、風評被害の拡大などを懸念する声が漏れた。
 同市の塚原茶業組合の中村久男組合長(74)は「どうして福島や茨城、埼玉など(のお茶生産地)で出ないのに離れたこっちで出たのか」と首をかしげた。自宅用と親類に配る新茶を栽培する市内の女性(85)は「ことしは新芽の吹きが遅く、まだ摘み取っていない。どうすればいいのか」と話す。
 加工業者の県農協茶業センター支配人の石渡哲也さんは「出荷を再開しても、風評被害が心配だ」と不安を募らせた。
 県から連絡を受けた南足柄市では十一日午後、幹部が緊急会議を開き、対応を協議。職員が手分けして生産者や加工業者に出荷自粛の連絡を取っていた。
 農業振興をまちづくりの柱に掲げ、先月初当選した加藤修平市長は「手塩にかけて栽培している生産者のことが気掛かりで困惑している」と話した。
 県によると、県内で茶葉を栽培しているのは、南足柄市などの県西部を中心とした十七市町村で、県産茶はすべて統一ブランドの「足柄茶」として販売。一次加工した荒茶の生産量は一昨年全国十九位の二百四十トン。例年、ほぼ半分が新茶として収穫される。
 今後、週一回検査し、三回連続で暫定規制値を下回れば出荷自粛は解除となるという。 (長崎磐雄、新開浩)