頂門の一針(必読) パチンコ屋 使う電力415万KW  一般家庭の43万軒 | 日本のお姉さん

頂門の一針(必読) パチンコ屋 使う電力415万KW  一般家庭の43万軒

わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2241号
2011(平成23)年4月24日(日)

発行周期 不定期(原則日曜日発行)
 
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果ては…「何でもあり」の政局か
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今堀 守通

菅政権が早期解決を目指してきた東京電力福島第1原子力発電所事故の処理は、終わりが見えない長期戦となった。

東電によると、1~3号機の原子炉を安定的な「冷温停止状態」にするまで6~9カ月程度かかるという。第1原発の1~4号機は廃炉の方向だが、廃炉にするまでのプロセスは定まっていない。汚染された土壌の改良や、賠償問題など課題はあまりにも多すぎる。

お粗末な危機管理

3月11日の東日本大震災の発生から、菅直人首相(64)は原発対策に専念し、最重要課題としてきた。「原子力に詳しい」と自負し、自ら東電本店に押しかけるなどの「政治主導」もみせてきた。

しかし、初動の遅れが災いし、短期決着は失敗に終わった。東電側の抵抗があったとしても、国には原子力災害に対処する責務がある。原発に専念したことで、他の被災地の支援対策も遅れた。首相の結果責任は問われる。

 「トンチンカン」ぶりも出た。

原発事故や大震災の「対策本部」なる組織を、戦略性のないまま乱立させた。その数は20ほどになり、指揮命令系統を複雑化させ、霞が関全体が大混乱に陥った。官僚を信用できないと「内閣官房参与」も乱発し、官僚と官邸の距離を広げることになった。

菅首相は、東京工業大の後輩である公明党の斉藤鉄夫幹事長代行(59)に細野豪志首相補佐官(39)を「原発災害担当相」にしたいと漏らせば、評論家の松本健一内閣官房参与(65)には、第1原発周辺は「10年、20年は住めない」と述べて話題になったという。


「何でもあり」の政局

復旧・復興対策の担当として迎えた仙谷由人官房副長官(65)とは、いつの間にか復興対策で主導権争いをしている。首相番記者とのぶら下がり取材は、大震災以後、拒否したままだ。

記者団が追いかけるようにコメントを求めると、せいぜい一言で終わらせ、逃げるように去っていく。自ら発信ができないとしかいいようがない。

そもそも、違法である外国人からの政治献金が発覚して退陣寸前まで追い込まれていたのが、大震災発生による「政治休戦」のおかげで延命できた。大震災や原発事故の対応次第では名誉挽回もできた。ところが、この1カ月は、政権への不信を高める不手際ばかりだった。

統一地方選の前半戦(知事選など)で民主党は大敗した。18日の参院予算委員会で、野党から首相退陣を求める発言が相次ぎ、たちあがれ日本の片山虎之助参院幹事長(75)は「復興に道筋がついたら、日本の政治
のために辞めるのが良い選択だ」と追及した。


「欲張りかもしれないが、復旧・復興に、当初から言っていた財政再建に道筋がつくところまでやれば政治家として本望だ」

堂々たる「居座り宣言」である。

しかし、統一地方選の後半戦は24日で終わる。菅首相が政権浮揚に失敗したことで、いよいよ「何でもあり」の政局モードに突入する。

歴史法廷では…

司馬遼太郎の著作に、幕末の越後長岡藩を率いた河井継之助を主人公とする「峠」と「英雄児」がある。

執政となった河井は藩政改革や洋式兵備に取り組み、7万石余の小藩を中立国家のようにしようとした。しかし、降伏を迫る新政府軍と戦争に突入、河井が指揮した長岡藩は善戦するも、長岡が焦土と化す「何の得るところもない戦さ」に終わった。

「峠」は河井が戦争の途中に死んだところで終わるが、「英雄児」は続きがあり、河井の墓碑に鞭を加えたり打ち砕いたりする者が絶えなかったとしている。そして、こう締めくくる。

「英雄というのは、時と置きどころを天が誤ると、天災のような害をすることがあるらしい」

司馬は河井を、武士道倫理を追求した幕末の英雄の一人として評価した。
ただ「英雄児」では、河井は長岡を破滅に導いたとして住民の恨みを買った事実を冷徹に記した。

もっとも、河井の知人に「あの男の罪ではない。あの男にしては藩が小さすぎた」と弁明させているが。

英雄でも「害」をすることがある。大震災で延命した菅首相はどうだったか。

また、菅首相が政権のモデルにしようとした中曽根康弘元首相(92)は「政治家は歴史法廷の被告だ」という。菅首相は、歴史法廷でどのような裁きを受けることになるか。
産経新聞 【菅政権考】2011.4.23 14:24

浜岡もパチンコも止まらない
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 山堂コラム 366

中南米のメキシコ、コロンビアといった国に行くと分かる。警察とマフィアは一心同体ウラオモテ。昼は署長で夜は親分。昼ポリスたる部下たちは、夜になるとヤクの売人。

米国禁酒法時代のエリオット・ネス。いまもアンタッチャブルと語り継がれるそのワケは、裏でFBIとアルカポネ。べったり攣(つる)んでのやりたい放題。

禁酒法下で夜な夜なに、開く秘密クラブはバラと酒。非合法プラス脱税なれば、濡れ手に粟のあぶくゼニ。棘道・蛇の道・裏街道。

こんな国をひでえ野蛮国だと言うなかれ。日本も似たようなものにして、黄門様の時代劇。「お前もなかなかのワルよのう」とヤクザの上前ハネる悪代官。

そんなチョンマゲ江戸時代。お国は上州国定村。いやいや公方様のお膝元、八百八町の江戸でさえ、ヤクザらと同心・岡っ引。一緒くたの御乱行。長半博打の賭場開帳。素人衆集めて巻き上げる。

チーンジャラジャラのパチンコ屋。在日ガイコツ人の胴元が、年金生活の年寄りや、ニート落ちこぼれのガキどもを、朝から店に並ばせて、開店すれば晩までの、暖房冷房は焚き放題。

台の前に座らせて、銀玉出したり入れたりの、バカ単調阿呆博打。そのテラ銭の儲けをば、○○管区警察局、八丁堀与力・同心の、旦那方と山分けす。江戸時代も平成も、十手とヤクザのズブズブを、嘆く心のあさはかさ。いくら電気を食おうとも、いくら都知事が吠えるとも、パチンコ止めれぬ日本国。

それでも警察官僚の天下り。せめて警備会社かパチンコ屋。憐れといえば憐れにて、
羨ましいは経産省。鉄鋼・機械・自動車・家電。選(よ)り取り見取りの官僚腐敗。

エネ庁・保安院ならまず電力。東電・関電に中部電力。10社ある日本の電力会社で経産省の天下り役員がいない会社はねえのだニャロメ。年収1人数千万円、退職金もガッポリで、その額軽く億を超す。原発危険になる筈よ。

3・11三陸沖に続いて東海大地震。来るのかどうか。オラは知らんが学者らが、予言するようにこれ来れば、中部電力・浜岡原発大爆発。その規模たるやフクスマの、比でなく東海道真っ二つ。東京首都圏浅草も、皇居・議事堂・官邸も、2時間後には死の灰で、覆い尽くされハイそれまでよ。

かの震災後、国会マスコミ騒げども、騒ぐは馬鹿の一つ覚えにて「菅の現地視察けしからん、辞めろ辞めろ」の大合唱。なぜか浜岡原発も、パチンコ屋の話は取り上げない。

「ベント(排気)させた、させない」などと、済んでしまった水掛け論。
ぐじゃぐじゃ国会騒いでみせて、そのあと新聞の後追い記事。そんなに紙面があるのなら、この夏の電力不足・停電対策のそのひとつ。

朝9時~夜10時半開店のパチンコ屋。東電管内だけで使う電力415万KW。
一般家庭の43万軒
―――そんなの書いたのただ1紙。ナベ○ネ巨人の
新聞だけ(3/4)。レンホーに「ナイターやるなと」仕切られたから。

原子力危険封殺委員会。電力天下り保安院。マルKパチンコ屋用心棒。
デン助マスコミ広告屋・・・欲ボケ組織の不条理が、消えて無くならない限りには、浜岡もパチンコも止まらない。ああ、宮古、釜石、御前崎。
けふも気笛が遠ざかる。湊町ブルースよ。(了)


放射線ホルミシス(hormesis)効果
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永冶ベックマン啓子

国連の放射線が人体に与える影響に関する化学委員会は、広島・長崎への原爆投下後、高線量被曝と危険性には直線的な比例関係が見られ、極めて低い線量の電離放射線でも健康に悪いというLNT仮設/Linear No Threshold Theory を提示しています。

1959年国際放射線防護委員会ICRP( International Commission on Radiological Protection ) ロンドンは、この提示を十分なる検証がないまま採用し、各国で法制化させています。

多くの科学者が、新しいデーターを提示しても無視され、「科学的スキャンダルである」との批判が科学者から出ていますが、現在もそのままです。

チェルノブイリ事故でも、今回の福島でもこの古い説の情報に従った為、様々な不必要な不安感や強制移住などの大変な不幸も起きています。

事実でない情報や調査の不足、非科学的な情報から風評でパニックが起き、当時風や雨の影響があった南ドイツでも妊娠していた女性達が苦悩し、もっと遠く離れたギリシャでさえ堕胎した女性が多くいました。

正当に怖がる事はもちろん大切で、どんな微量でも肺ガンを起こすプルトニウム239(プルートー地獄の魔王の名前から来ています)は猛毒で、半減期は2万4千年、ウラン238の半減期は45億年,トリウム232が約140億年です。

穀倉地帯ウクライナの首都キエフは、ミュンヘン市の姉妹都市ですが、その北方100キロにチェルノブイリがあります。原発から30?以内の立ち入り禁止区域よりも200~300?離れたベラルーシーや白ロシアでは風と雨によりセシウム137の汚染が強く、体内被曝が起き、頭が2つある動物が生まれたり、後発性12~15年の潜伏期間を経て結腸ガンや膀胱ガン、胃ガン、乳がん、肺ガン、甲状腺ガン、の健康被害が一番多い地域となっていますが、ロシアは隠す傾向にあります。

万一の最悪時を考慮してドイツ女性が働けない唯一の職場が原発ですが、これを更に考えますと、未婚の男性、成人していない子供を持つ男性にもふさわしい職場ではないと言えると思います。

しかし、ある低線量(しきい値)以下であれば、人体の健康に有益で細胞内自発治癒力を引き出し、生活習慣病やガン、従来の西洋医学では治癒困難な難病患者までも治癒させたり、元気にさせたりしている多くの症例が報告されていますが、放射線崩壊時に何が出るかが重要なポイントと考えられます。

1982年ミズーリ大学の宇宙・生命科学の世界的権威者であるトーマス・D・ラッキー教授はNASAのアポロ計画で地上の300倍の放射線の中で働く宇宙飛行士達を10年間観察研究して「放射線ホルミシス効果」を初めて報告しています。

ホルミシスとは、ギリシャ語でホルモンと同じ語源ですが、刺激を与えると言う意味です。ホメオパシーも同類です。放射線は(微毒は)素晴らしい生理的刺激作用(細胞の興奮性)をもたらし、細胞遺伝子の破損を修復したり、免疫機能を促進させ、寿命を伸ばし体を活性化する妙薬となります。

1人当たりの自然放射線量は年間約2,4 ミリシーベルト(mSv)ですが、むしろこの100倍の240mSvの低線量までは、人体に好影響を与える許容範囲であるとしています。

アメリカ、ブラジル、中国、イランなどには自然放射線500mSvとか驚く
ほど高い環境の中で生活している人達もいて、しかし他の地域よりガン
も少なく健康だそうです。

この論文を読み重要性に驚いた服部禎男博士(当時電力中央研究所 初代原子力部長)はラッキー教授に連絡を取り、1985年100名を超える専門家の会議「放射線ホルミシス第一回放射線ホルミシス国際シンポジウムがアメリカで開かれています。

服部禎男博士は、1988年から国内の岡山大学大学医学部に研究を依頼し、(島取県の三朝温泉があります)他数箇所の大学で研究が成されています。

既に1970年東北大学医学部では、(玉川温泉があります、バードガスタインは玉川の4倍以上、ラドンガス222の半減期は3,8日、ラドンガス220の半減期は55秒)がん患者に低レベル全身照射でガンの抑制があり、ホルミシスと言う表現はまだ使われてはいませんでしたが「直線仮説」が否定されていました。

2007年には日本で服部博士がラッキー博士、ポリコープ博士達を招き「放射線ホルミシス国際シポジウム」が開催され、日本の専門家達が参加し、ガン抑制遺伝子p53の活性化、抗酸化酵素の増加、各種ホルモンの増加、難病も回復させるという大変興味深い研究が発表された内容になっています。

「全ての出来事に神の意思がある」と考えるならば、2回も日本が被曝をした世界史の悲劇の中で、世界の医学に大きな革命をもたらす「放射線ホルミシス療法」を確立させるのが、汚染水や土壌の浄化化学技術開発と供に日本の使命ではないでしょうか。

徹底した調査を行いデーターを出して、ICRPに再び事実を問う必要もあるのではないでしょうか。
ながやベックマンけいこ・ ミュンヘン在住  22.04.2011

ウィルス性肝炎の世紀
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 渡部 亮次郎

2007年1月22日に義兄をC型肝炎による肝臓癌で失った。彼の73歳の誕生日の前日だった。発症は42歳のとき。医者の説明から俺の人生は50代で終わる、と覚悟したそうだ。

死ぬ前の月、つまり2006年12月8日に浦安のホテルに招待されて懇談した。
死ぬ兆候なんか全く無い状態だったが「それが70過ぎまでこれたのは、珍しくインターフェロンが効いたからなんだ」と言っていた。

B型、C型肝炎の場合、徐々に肝臓の繊維化が進み、肝硬変に至り肝癌が発生することがあるとは今や常識だから、義兄は早くから覚悟を決めて肝炎との闘いを続けながら洋酒の輸入商を営んできたのである。

それから20日たった12月27日夕方、都内の彼の本社で会った。明日から孫など一族郎党を連れて北関東のホテルで年末年始の休暇を取るのだ、とうれしそうだったが、顔は真黄色、明らかに肝機能悪化に伴う黄疸が始まっていた。それでも翌日は車を運転して出かけたという。

密かに心配していたら、正月空けの4日に連絡があり、只今港区内の大きな病院に入院との知らせ。黄疸がひどくなったので帰路は運転を代わってもらって来たとのこと。

かかりつけの病院で担当医も決まっていたから、早速、黄疸の手当てにかかったが、腹水が溜まり始めた。それを抜き取ったところ、当然、腎臓の機能が低下。時折、意識混濁。かくて入院18日後 死去してしまった。

急なことで死に目には会えなかった。幸い痛みを訴えることも無く、安らかな死に顔だった。

死亡診断書。死因は腎不全。その原因は肝臓癌、その原因はC型肝炎。20年近く前に友人を59歳で肝炎で亡くしており、これで周りの肝炎犠牲者は2人となった。

昔、長く日本医師会長を務めた故武見太郎氏に話を聞いたことがある。
「きみ、21世紀は肝臓の時代ですよ。肝臓が様々なウィルスに攻撃される」
と聞かされたが、当に人類は要の肝腎をウィルスに曝されて、まだ医学は殆ど無力の状態、と言わざるを得ない。

ウィルス性肝炎とは肝炎ウィルスが原因の肝臓の炎症性疾患のことを指す。急性肝炎と慢性肝炎および急性肝炎の劇症化した劇症肝炎に分けられる。

現在知られているウィルス性肝炎には以下のものがある。

A型肝炎
B型肝炎
C型肝炎
D型肝炎
E型肝炎
F型肝炎
G型肝炎
TT型肝炎

このうち、日本での肝炎の原因のほとんどはA型、B型、C型である。

主な感染経路は

A型・E型は汚染された食べ物や水で。

B型は血液媒介・親子(垂直)・性行為(水平)。

C型はウィルスの混入した血液を介したもの(輸血や集団予防接種の注射針の回し射ち、刺青など)である。C型での性行為での感染、母子感染は稀である。

アメリカではB型肝炎の予防接種を受ける事が義務付けられている。

殆どのC型肝炎感染者は医療行為が原因で感染と推測される(上記の注射針が主因と考えられる)。

非A非B型(現在のC型)肝炎ウィルスに感染すると肝癌などに進行する危険性が疫学的に示されている。義兄は輸血を受けた経験が無いといっていた。何かの予防注射というのも記憶がない、とも。

慢性肝炎:自覚症状に乏しい事が多い。B型、C型肝炎の場合、徐々に肝臓の繊維化が進み、肝硬変に至り肝癌が発生することがある。

C型慢性肝炎においてはインターフェロン(α or β)、PEG-インターフェロン、リバビリン+(インターフェロン or PEG-インターフェロン)といった治療法がある。ウィルス量・型、年齢、性別、貧血の程度などにより治療法を選択する。

肝癌。B型肝炎では推定10%前後、C型肝炎では推定25%前後と高率に肝癌を発症する。義兄はこの25%に引き込まれたのだった。参考:フリー百科「ウィキペディア」)(再掲

帰国子女の嘆き
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前田 正晶

従来から、帰国子女はそのEnglishらしき発音等のために兎角疎外されるというか、遠ざけられる嫌いがあると聞いていた。先頃、高校の途中までアメリカで何カ所か過ごしていたという、有名私立大2年の女子学生と語り合う機会があった。実は、帰国子女と語り合うのは初めてだった。

矢張り、この学生は帰国以来余り良い思いをしていないという。それはこれまでに聞いていた通りで、ごく普通にアメリカで話していた通りの発音で教科書を読んだ場合に、「格好付けている」であるとか「上手い気になって」と露骨に非難されたそうだ。

試しに英語で話して貰うと、ごく普通の発音であって何ら気取ってもいないし、キザでもなかった。日本式発音を最初から教えられ、アメリカ式に耳が慣れていなかった場
合には、格好付けたように聞こえただろうと思う。

もう一歩突っ込んで言えば、カタカナ式発音で日本式英語の特徴である、
日本語の平板なアクセントのままを習い覚えていれば、アクセントが明瞭で抑揚がつく外国人式発音には違和感が生じるだろう。因みに、アメリカでUK式(Queen's でも良 いが)発音にすると「気取っている」と批判される場合があるのと、何処か似ているかも知れない。

もう一つ言えば、自分たちに出来ない発音をすることが余り心地良いものではないだろう。そういう外国人に近い発音にならないのは、我が国の学校教育の英語の抱える問題であって学生達の責任ではない。だが、それだからといって帰国子女に当たるのは褒められたことではあるまい。

その辺りを改善すべく、兎角native speakerに頼ろうとする傾向があるようだが、私に言わせれば余り賢明な策ではない。それは、彼らnative speakerは「日本人が何に苦しむのか、例えば発音にして何が問題なのか」を容易に認識できないのであるから。

だから、私は長年「日本人で外国式発音が出来るようなった、違いが解っている人に教えさせる方が良い」と主張しているのだ。

次に尋ねてみたのが、私が日頃問題にしているカタカナ語と造語に問題を見出さないかという点だった。ここにも疑問点があると彼女は指摘した。

例えば「ナイーヴ」を「純真」か「無邪気」との意味で使っているのには驚かされたそうだ。彼女はそう使えば間違いなく問題になると指摘した。何度も言ってきたことだが、“naive”は本来はほとんどの場合「馬鹿」という意味で使われている、念のため。

彼女の不満は「日頃そういう形で蔑ろにしていながら、和文英訳や英文和訳を頼んできて、都合が良い時は利用されていること」だそうで、そういう場合には少しでも関係を良くしようと思って引き受けていると語っていた。

この学生の場合は父親の仕事の関係でアメリカ中を移動していたのであって、英語が母国語に近くなっていたのは当然だろう。そういう人たちを謂われなき理由で疎外するのは適切ではない。

利用するだけではなく、折角外国でEnglishを覚えてきた人が近くにいるのならば、相互に利用するだけではなく、異国の文化の話でも聞いて啓発しあえば良いだろうと思いながら聞いていた。

話 の 福 袋
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 ◎「同じ問題繰り返されている」てんかん発作の事故で息子失った男性無念/横浜

「同じ問題が解決されず繰り返されている」

2008年3月、横浜市鶴見区で、てんかんの発作で意識を失った男の運転するトラックにはねられ、長男の市立中学2年伊藤拓也君=当時(14)=を失った父親の真さん(47)は、無念さをにじませた。

栃木県で小学生6人がはねられ死亡した事故。逮捕された柴田容疑者は、持病のてんかんの発作を抑える薬について「事故の前日夜、飲み忘れ、当日の朝に飲んだ」との供述をしている。また、同容疑者は運転免許取得や更新時に持病を申告していなかったという。

拓也君をはねた運転手は、発作を抑える薬を前夜、そして事故のあった当日の朝も服用していなかった。免許更新時に「発作で意識をなくしたことはない」と届け出ていた。一連の経緯は、今回の事故と、ほぼ似ていた。

「薬を飲み忘れると、どうなるのか。自覚が足りない。てんかん患者の多くが治療に向き合っている。重要な問題は、本人の責任感の薄さだと思う」

このような事故を二度と起こさないために、できることは何か。考え続け、出た一つの答えは厳罰化だという。

運転手には09年3月に禁錮2年8月の判決が言い渡され、実刑が確定したが、複雑な感情は消えてはいない。「(容疑者は)今回亡くなった6人の子どもたちとつながる、何千人もの人を傷つけた。その重さを、感じてほしい」
神奈川新聞  4月23日(土)8時45分配信

 ◎東日本大震災 被災男性とボランティア女性が婚約 南三陸

東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町の避難所で愛を育んだカップルがいる。町立志津川小で避難生活を送る阿部誠輝(せいき)さん(42)と、奈良県生駒市からボランティアに駆け付けたマナー講師、村上希望(のぞみ)さん(28)。

16日に婚約。お互いの両親にあいさつした後、同町役場に婚姻届を提出する予定だ。「これからの町の歩みと同じ。ゆっくりでもこの町で一緒に頑張って歩んでいきたい」。2人は歩調を合わせ、新たな人生に踏み出す。

「役場に婚姻届を取りに行こう」

阿部さんが申し出たのは、村上さんが帰宅する予定の16日。避難所で思いを告げた。村上さんの返事はイエス。2人はその足で津波で流された後に設置されたプレハブの町役場に行き、婚姻届をもらった。「職員はとても驚いていた」(阿部さん)

阿部さんは消防団に所属。3月11日の巨大地震後、勤務先の鮮魚店から高台に一度避難した後、再び海岸沿いに戻り消防車で避難を呼び掛けた。
大津波が町を襲う瞬間も目撃。消防車の後ろ1メートルまで津波が迫ったが、どうにか逃げ切った。避難所では炊き出しの手伝いなどをこなす。

一方、村上さんは3月26日にボランティアとして避難所を訪れた。「阪神大震災で父親がボランティアに行った姿が目に焼き付いている」。水くみやまき割りに加え、妊婦に必要な物を調達するなど気遣いが光っていた。

2人はいつしか会話するようになり、阿部さんは「一生懸命に皆のことを考えてくれる村上さんの姿にひかれた」。村上さんは「こんな時だからこそ、お金や物ではなく正義感や責任感が強い彼の姿が見えた」。

「もう会えなくなるね」という何気ない阿部さんの一言も背中を押したのかもしれない。思わず「私、来てもいいよ」と答えていた。2人の間で結婚が現実味を帯びていった。

ただ、生活基盤は不安定だ。阿部さんが働いていた鮮魚店は津波で流失。
そして阿部さんには「がれきだらけの町に呼びたくなかった」との迷いもあった。でも「村上さんが『この町はいい所。来てもいいよ』と言ってくれて腹をくくった。一緒にがんばろうと決意できた」。

村上さんはシングルマザー。長男の優之介君(5)と一緒にこの町で暮らすことを決め、こう話した。「先のことは分からない。でも(阿部さんは)一緒にがんばってくれる人だから大丈夫」

何もかも失われた町で新たな生活を築こうとしている2人を祝福しようと、被災者らは避難所で結婚式を挙げてもらおうと計画している。
毎日新聞 4月23日(土)11時46分配信

 ◎米、無人機でリビア初攻撃=詳細非公表、作戦関与深める

【ワシントン時事】米国防総省当局者は23日、リビアで米軍無人攻撃機プレデターを使って、初めて攻撃を実施したことを明らかにした。オバマ政権はリビア作戦への限定的な関与を主張しているが、無人機による空爆実施で介入を深めた形だ。

ゲーツ国防長官は21日にリビアの軍事作戦について、政府軍が群衆に紛れ込み、市民や反政府勢力との識別が困難になっているとして、低空飛行で精密攻撃できる無人機プレデターの投入をオバマ大統領が承認したと発表していた。 
時事通信 4月23日(土)22時20分配信

 ◎ 被災地 大気不安定な状態続く

東北と東日本の被災地では、強い雨や風のピークは過ぎましたが、これから25日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、気象庁は、土砂災害や浸水などに十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、本州を通過した前線の影響で、東北と関東などの被災地では23日から雨や風が強まり、この24時間に多いところで80ミリ前後の雨が降りました。

前線は24日朝までに東の海上に抜け、強い雨や風のピークは過ぎましたが、これから25日にかけて上空に寒気が流れ込むため、西日本と東日本、それに東北では大気の不安定な状態が続き、局地的に雷や突風を伴って強い雨が降るおそれがあります。

被災地では、これまでの地震の揺れで地盤が緩んでいるうえに、巨大地震の影響で地盤が沈下している所もあるため、気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に引き続き十分注意するとともに、落雷や竜巻などの突風にも注意するよう呼びかけています。

また、巨大地震の余震活動は依然として続き、余震が起きている地域の外側でも強い揺れを伴う地震が相次いでいます。気象庁は、広い範囲で地震の揺れに注意するよう呼びかけています。NHK 4月24日 5時0分

 ◎緊急地震速報の空振りはなぜ? 「同時発生」「地震計ダウン」精度落とす

【社会部オンデマンド 大震災編】

「東日本大震災が起きてから緊急地震速報が出る回数が増えていますが、速報が出ても揺れを感じないことが何度かありました。なぜ速報が空振りに終わってしまうことがあるのでしょうか。速報の精度を上げることは可能なのでしょうか」=東京都渋谷区の男性会社員()

 ■6割以上が震度2以下の「不適切」

「緊急地震速報が出ました」。テレビや携帯電話から警報音が鳴り響き、大きな揺れに備えて身構える。3月11日の東日本大震災以降、東北や関東地方で繰り返されている光景だが、身体を硬くしたものの揺れを感じなかったケースは少なくない。気象庁管理課の担当者も「速報の精度が落ちている」と認める。

緊急地震速報のシステムは地震の初期微動(P波)が、大きな揺れ(S波)より地中を進む速度が速いことを利用。震源に近い地震計がP波を検知した直後から震源やマグニチュードを推定し、到達時刻や震度の予測を開始する。

全国を約200の地域に分割した上で、2地点以上の地震計で揺れを観測し、震度5弱以上の強い揺れが予測される地域と、震度4が予測されるすべての地域に速報が出される。

気象庁は震度の予想について1階級程度の誤差を見込んでおり、速報を出したすべての地域で震度3度以上を観測した場合は速報を「適切」、同地域のうち一つでも震度2以下を観測した場合は「不適切」と位置づけている。

気象庁によると、3月11日から発表した緊急地震速報は4月19日時点で、大震災を含めて68回に上る。63%に相当する43回は震度2以下の地域がある不適切な速報で、うち17
回は全地域が震度2以下だった。大震災前の不適切な速報の割合は29%で、大震災を契機に大幅に精度が落ちたことは明らかだ。こうした速報で身構え、「空振りだった」と感じた人も少なくないだろう。

一方で、最大震度5弱以上を観測した地震36回のうち、11回は速報が発
表されなかった。

大震災以降に速報の精度が落ちていることについて、気象庁管理課では「余震の多発」を原因の一つに挙げる。

 ■最大震度4以上は100回超

気象庁によると、東日本大震災の余震は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500キロ、東西約200キロの広範囲で集中して起きており、本震から24時間は通常の500倍以上の頻度で発生。これまでに最大震度4以上を観測した余震は100回を超える。

3月11日以降の地震についてまとめた震央分布図からも、活発な余震活動の状況が伺える。

複数の余震がほぼ同時に発生していることも多いが、緊急地震速報のシステムはこうした同時発生の地震を想定していない。複数の小さな地震を一つの大きな地震として解析してしまうため、広い地域で大きな地震が起きると予測してしまうこともあるという。

気象庁によると、不適切だった速報43回のうち、31回は余震の同時発生で予測に誤差が生じた。気象庁では同時発生の地震のデータ分析を行った上で、速報システムのプログラム改善を進める方針だが、「ただちに対応することは困難で、早くても改善に数カ月はかかるだろう」として
いる。
残りの12回は地震計のダウンなどが原因とみられる。気象庁の地震計約240カ所のうち19カ所は、大震災による停電や通信回線の途絶で一時的に利用できなくなった。そのため、分析データの不足などが原因となり、予測に誤差が生じたという。気象庁は非常用バッテリーの容量強化も検討する。

抜本的なシステム改善のめどが立っていない状況であり、広範囲な余震活動が続く限り、受け手が「空振り」と感じる速報が出される可能性がつきまとう。

「速報の空振りが続くことでオオカミ少年効果が生まれ、速報が出ても『またか』と警戒しなくなることが懸念される」

こう話すのは東京大学総合防災情報研究センターの鷹野澄教授(地震防災)。鷹野教授は「緊急地震速報は少ない情報から一刻も早く予測を出すという性格のものであり、空振り、誤報はやむを得ない」と指摘した上で、「速報が出たら安全を確保するための行動に努め、実際に揺れを感じなかったら『良かった』と考えるぐらいの感覚を持ってもらいたい」と訴える。

これまでに揺れの強かった地域では、余震による土砂災害や家屋の倒壊などの危険があり、気象庁も「速報が出たときには地震が起きていることは確かなので、身を守るために揺れに備えてほしい」と呼びかけている。産経新聞 4月23日(土)18時19分配信

 ◎東日本大震災 懸命の避難途中に悲劇…大船渡の特養施設

東日本大震災で津波の被害を受けた岩手県大船渡市三陸町の老人福祉施設「さんりくの園」は、特別養護老人ホームとデイサービス利用者の80代前後の計56人が死亡または行方不明となったほか、職員1人が死亡した。

犠牲者のほとんどは寝たきりや車椅子利用者。中庭に集まった後、高台への避難途中に流されたという。運営する社会福祉法人の佐藤敬一郎理事長は23日、市内であった慰霊祭で「心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 ◇ほとんどが寝たきり、車椅子利用…56人死亡・不明

及川寛次郎施設長(63)によると、地震のあった3月11日、犠牲者が集中した特養ホームには計67人の入所者とショートステイ利用者がいた。
職員約 10人が手分けしていったん全員が中庭に避難。

ラジオで大津波警報発令を知ったため高台の公民館に向けて車椅子を押して坂道を上り始めたところを津波に襲われた。避難できたのは十数人だった。

24人いたデイサービス利用者は車2台で避難させようとしたが、1人は車が津波で横転した際に流され、もう1人は乗り遅れて流された。

施設は海から約1キロ。1階天井付近まで浸水したという。及川施設長は「1933年の昭和三陸地震津波でも園の場所は浸水せず、津波は想定していなかった。職員は規定の人数がいたが、手いっぱいだった。責任は感じている」と話した。

特養ホームにいて行方が分からない大和田ヤエ子さん(79)の長女智子さん(43)=大船渡市大船渡町=は「(職員は)一生懸命やってくれたのだろうが、早く高台に避難させてほしかった」と話した。

母ちよみさん(94)が行方不明になっている吉田秋男さん(63)=同市=は「職員10人では67人を助けられなかっただろう」と語った。

 ◇慰霊祭で家族「悲しく、残念」

慰霊祭は園近くの市立越喜来中学校体育館で開かれ、遺族と行方不明者の家族ら約500人が参列。母ユキさんを亡くした田端豊三郎さんが「自然の力とはいえ、悲しく、残念だ」とあいさつ。一人一人の名前が読み上げられた。

市消防団員の男性は慰霊祭の後「施設にいた人を助けられなかった」と泣き崩れた。毎日新聞 4月23日(土)21時8分配信

 ◎「道路、鉄道に堤防機能を」宮城知事提案 復興構想会議

東日本大震災の復興プランを練る菅直人首相の諮問機関「復興構想会議」
(議長=五百旗頭真(いおきべ・まこと)防衛大学校長)が23日、首相官邸で2回目の会合を開いた。岩手県の達増拓也、宮城県の村井嘉浩、福島県の佐藤雄平の被災3県の知事が独自の復興プランを提言した。

村井知事が多数の具体案を示し、達増知事も案を提示。福島第一原発の被災対応が続く佐藤知事は「具体的な提案より、原子力災害が進行中だ」と、復興プランを示さず、3県の復興段階の差が鮮明になった。

村井知事は「交通インフラに堤防の機能を付与する」と主張。沿岸部の道路や鉄道を復旧させる際、盛り土構造にして防波堤機能を併設させる案を出した。

宮城県では仙台市を含む中南部は平地だったため、津波から逃げる高台がほとんどなかった。その中で、盛り土構造だった仙台東部道路は防波堤機能を果たし、道路の内陸側は比較的浸水しなかったことに着目したアイデアだ。

村井知事は復興に向けた財源論にも言及。「災害対策税」の創設を提言し、「恒久的で全国民、全地域が対象となる災害対策のための間接税」と位置づけた。あわせて、復興国債の発行や県ごとの災害復興基金の創設を求めた。

達増知事4月11日にまとめた県の基本方針を説明。「国は復興に向けた取り組みに積極的な支援を行い、国家プロジェクトとして主体的に取り組むことを期待する」と訴えた。

具体的な施策として、奥州藤原氏ゆかりの「平泉」の世界遺産登録で観光を復興▽物理学の実験をする加速器「リニアコライダー」を整備し、先端技術の集積と新産業の創出を目指す――の2案などを説明した。

佐藤知事は復興プランについては「4月11日に策定に着手」と触れるにとどめ、原発事故に伴う住民避難の現状や、県産品や観光業界などへの風評被害の状況を報告した。

この日の会議冒頭、五百旗頭議長は「前回の議論では、単なる復旧ではなく、文明史的な展開も視野に入れた復興案という観点が全体の論調で示された。これを受けて討論する」と語った。

復興構想会議は毎週会合を開き、5月中旬に論点を整理し、6月末までに第1次提言をまとめる方針。

知事が示したプランは議論のたたき台に過ぎず、実現は確約されているわけではない。ただ、会議は被災地の意向を尊重する方針で、どこまで具体的に採用するのかが焦点となる。 (Asahi Com 2011年4月24日5時9分)
反     響
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 1)亀戸天神の藤まつりは自粛で中止、浅草の三社祭も自粛中止! 旅行自粛で被災していない東北の旅館やホテルが潰れて行く。 日本の為に自粛したつもりが、日本の首を絞めていることに気がつかない。

原発も同じ、反対の声が多くなり、資源のない日本は化石燃料に舞い戻る。 価格が上がるだけでなく、いつか石油の供給が停止されるかもしれない。 安全を求めた筈なのに、戦争への道に舞い戻ることになる。
(唸声)

 2)環境省は21日、国内で自然エネルギーを導入した場合にどの程度の発電量が見込めるか、試算した結果を発表しました。

それによると、「固定価格買い取り制度など震災前に政府が決めていた普及策だけでも、風力なら日本全体で約2400万~1億4千万キロワット分を導入できる。

風が吹いているときだけ発電するため、稼働率を24%と仮定。それでも出力100万キロワットで稼働率85%と仮定した場合の原発約7~40基分に相当する。」となります。

環境省が試算した結果とは別に、太陽光発電・風力発電に続く第三の発電として、海の潮の流れを利用して電気を作る「潮流発電」があります。
環境省は昨年3月に地球温暖化技術対策事業として「潮流、海流発電」を認定しました。

イギリスではすでに潮流発電所が16ヶ所あって稼動しています。日本で「潮流発電、海流発電」が成功することを願っています。(まこと)

主宰者より:日本ではじめて公害病を認定した厚生大臣園田直は当時から「潮流、海流発電」を提唱していました。今から45年ぐらい前です。

 3)会議多くして:

菅内閣は二十数件もの会議を設けたという。全く無意味であろう。先日もある定年退職者と語り合ったのだが、我が国の企業の文化として「何か目的か目標のような言葉を決めるか、狙いがあるような会議とその委員を決めたところで、それを達成した気になって安心してしまう嫌いがある」ことだった。

私は総理はこの悪癖の典型のような人物である。復興構想会議を提唱し設置したところで目的を達成したというか、国民の皆様に自らの方向性を見出して頂いたとでも思って、自画自賛しているのだと見ている。

この点は4月13日に下記のように指摘して置いたことに通じるものがある。

“会議とは、委員会とは:

その数が少ない方が良いのは当然だ。多くなればなるほど指揮・命令系統が混乱する。会議の頻度が少ないに越したことはない。また、会議を招集する時は出席者全員に事前に語るべきテーマを明示して簡潔に語ることを指示し、余計な時間をかけないよう計画せよ。会議で内向きな時間を増やさないよう心得よ。”

菅政権はすでに多すぎる会議を設けて十分に機能しているとは見えないのに、さらに屋上屋を架して復興構想会議を設置した。だが、この会議でも事前にどのような形で出席者に発言の準備を依頼してあったか知らぬが、23日の会議では何も纏まらず、方向性も見出していなかった感が深い。

この時期にあって復興の構想を纏めるのであれば、総理大臣は自己の信ずる方向を明確に打ち出して、参加者で特に発言を求める委員にはそれに沿って事前に十分なレジュメの準備を依頼して置くべきだろう。であれば、あのように自県の都合とでも言いたいような知事達の発言のバラツキも生じなかっただろう。

しかも、構想を纏めることを6月を目処にしている辺りには、限りない疑問と行動の遅さを感じる。総理には「何か会議を設ければ良いのではなく、速やかに対処する事柄に優先順位を設けて、それに従って関係者に迅速に行動せよと命令すること」だと進言する。

そして、あらためて付け加えたいことは「貴方は時間を浪費しているだけだ。やるべきことを周囲の助言を求めても明らかにして、最速で行動すべきだ」という点である。もうこれ以上会議を設置して小田原評定を重ねて「我がこと成れり」と思わないことだ。(前田 正晶)
身 辺 雑 記
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散歩の代わりの「台踏み」効果は23日に関する限り無かった。24日朝の空腹時血糖値「152」じゃね・300回じゃ少なすぎたのだ。

24日の東京湾岸は強風なれど快晴。公園を散歩できる。