100%でメルトダウン。70%なら、「ペレットが溶融している」。 | 日本のお姉さん

100%でメルトダウン。70%なら、「ペレットが溶融している」。

福島1~3号機核燃料、保安院「溶融」と初見解
読売新聞 4月18日(月)20時48分配信
 経産省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は18日の記者会見で、1~3号機の核燃料が「溶融していると思われる」と述べ、内閣府の原子力安全委員会に報告したことを明らかにした。

 保安院はこれまで、核燃料の損傷が3%以上としてきたが、「溶融」との見解を出したのは初めて。

 保安院は炉心の壊れ具合によって3段階に定義されると報告。「炉心損傷」は、焼き固めた燃料(ペレット)を覆う金属の被覆管が壊れているが、燃料体の形は崩れていない状態。ペレットの一部が溶けだしている状態を「燃料ペレットの溶融」、溶けた燃料が下に落ちていくのを「メルトダウン(炉心溶融)」とした。

 その上で、「ペレットが溶融している」とした理由について、2、3号機は「ペレットが溶融して生じる放射性物質が高濃度の検出された」ことを、1号機は「水素爆発に至った」ことを挙げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110418-00000859-yom-sci


保安院、福島1~3号機で「溶融」認める
日本テレビ系(NNN) 4月19日(火)8時58分配信
 経産省の原子力安全・保安院は18日、福島第一原子力発電所の1号機から3号機の原子炉で燃料棒の溶融が起きたとの見解をまとめ、原子力安全委員会に報告した。

 保安院は、燃料の損傷を「炉心損傷」「燃料の溶融」「メルトダウン(全炉心溶融)」の3段階で定義している。今回、燃料が溶融しないと生じない放射性物質が検出されたことから、燃料棒の一部が溶けて形が崩れる「溶融」が起きたと推定した。

 保安院はこれまで、燃料が「損傷」した可能性は認めていたが、「溶融」については認めていなかった。

 一方、「東京電力」は18日、2号機の使用済み燃料プールの水を受けるスキマーサージタンクの水から高い濃度の放射性物質が検出されたと発表した。放射性セシウム134が一立方センチメートルあたり16万ベクレル検出されたという。東京電力は、使用済み燃料からではなく、原子炉から直接漏れた可能性が高いとみている。

 また、新たに、高い濃度の放射性物質を含む汚染水が見つかった。保安院によると、4号機の原子炉建屋の地下で深さ5メートルの汚染水が見つかったという。水の表面からは、高い所で一時間あたり100ミリシーベルトの放射線量が検出された。

 相次ぐ想定外の事態に、収束までにはまだ多くの困難が予想される。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20110419-00000016-nnn-soci


核燃料溶融認める=保安院、安全委に報告―原発1~3号機で・福島第1
時事通信 4月18日(月)22時44分配信
 経済産業省原子力安全・保安院は18日、原子炉の冷却機能を喪失した福島第1原発1~3号機で、核燃料が溶融していたことを認める見解をまとめ、同日開かれた国の原子力安全委員会に報告した。
 保安院は3月12日、原子炉建屋周辺で放射性物質のセシウムが検出された1号機について、「炉心溶融が起きている可能性が高い」との認識を示していたが、公式に見解を出したのは初めて。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110418-00000135-jij-soci


燃料ペレット溶融 保安院、炉心状況を安全委に初報告
産経新聞 4月18日(月)22時28分配信
 原子力安全・保安院は18日、東京電力福島第1原子力発電所1~3号機の炉心状況について、原子力安全委員会に初めて報告した。

 同日開かれた安全委の臨時会議で、炉心の損傷割合は1号炉約70%、2号炉約30%、3号炉約25%で、1~3号機すべてで、度合いは不明だが燃料ペレットが溶融しているとみられると説明。これまでに再臨界が起きた可能性は極めて低いが、防止の観点から今後もホウ酸の注入が必要との見解を示した。

 報告された内容は、これまでに発表された域を出なかったが、班目春樹委員長は「報告があったのは進歩だ」と評価。その上で「地域生活に密着した問題なので、今後は定期的な報告とともに、なにか変化があったときにも適宜報告してほしい」と求めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110418-00000605-san-soci