和やかに静かに桜を楽しんでいる。これぞ私の理想のお花見風景
それでも桜の花は咲く…花見自粛に反発の声
4月12日08時00分 提供:blogram通
東京都心のソメイヨシノは4月6日に満開となった。世の中がいかなる状況でも、桜は変わらず咲き誇る。各地の桜の名所でいつもと違うのは、「花見自粛」という名のもとに〝さくらまつり”が中止となったり、ライトアップや露店の出店が控えられたこと。
・いよいよ桜が咲き始めた上野公園♪だがここにも「お花見自粛」の看板が…
・いつも夜桜を見に行く公園も、今年は提灯がなくて寂しい…桜は美しかったけどね
・会社帰りに靖国神社へ…いつもなら両側にびっしり出ている露店がなくて、ひっそりしてた
など例年この時期のブログ上で多く語られる桜にまつわるコメント、今年は「自粛ムード」にも言及するものがほとんどだった。
もともとは石原東京都知事が「一杯飲んで歓談している状況ではない」と発言したことに端を発している「花見自粛」の話題、4月10日に投開票のあった東京都知事選の候補者でもあっただけに、選挙の争点のひとつにまでなっていた。そして4選を果たした78歳の言葉に公園や施設サイドは素直に従っていたが、桜を愛する個人個人からは反発の声が大きい。
・ドンチャン騒ぐだけが花見ではない、こういうときだからこそ静かに桜を愛でたい
・お祭り騒ぎは自粛したほうがいいと思いますが、桜そのものを楽しむことはイイ事なはず
・花見は本来明日を生きる力を得るための行事なはず。桜に罪はないのに…
などと“桜を愛でる”という本来のお花見の価値を強調する声が目立った。
さらに岩手県の蔵元が「お花見自粛などせず、東北の日本酒を飲んで復興支援を」というメッセージをYouTubeにアップして話題になったこともあり、
・花見とは、人が繰り出して市中にお金が出回る立派な経済活動。今の日本に必要なこと!
・自粛ばっかりしててなんになるの?自粛して日本は救われますか?
・自粛ばかりじゃ経済が立ち行かなくなって復興を遅らせるだけ!
など、むしろ被災地のためにお花見をするべきだという声も目立った。
・今回のお花見は、会費の中から募金もしてます
・積極的にお金を使わなくては、ということで福島の日本酒を購入してお花見に持参!
被災地のことを思いながら桜を見上げる今年のお花見は、忘れられないものになるはず。
そして実際、平日に会社名を書いて場所とりするような花見は目立たなかったものの、都心で桜が見ごろを迎え絶好のお花見日和だった週末には多くの人が
・都知事の自粛発言をよそに、今日の代々木公園は桜と春風を楽しむ人でいっぱいでした
・ドンチャン騒ぎという感じはなく、皆さん静かにお弁当を食べたりしていました
・大騒ぎの団体はなく、和やかに静かに桜を楽しんでいる。これぞ私の理想のお花見風景
といった節度ある態度で、咲き誇る桜の下に集っていた模様。
・賑やかでしたが騒がしくはなく、老若男女が桜を楽しんでいる平和で心安らぐ風景でした
・満開の桜の下をゆっくり歩く…それだけで心が穏やかになりました
・広い園内、みんな思い思いのスタイルで桜を楽しんで、笑顔になっていました
など、淡いピンク色のもと自然と気持ちと顔がほころんでくるのが日本人。被災地でも、生き残った桜が花開き被災された皆さんの心をすこしでも明るく和ませてくれますように。
(夏目昌)
なんだか、かわいらしい記事だったので
紹介したくなりました。