「チェルノブイリに並ぶ」と速報=外国メディア
「チェルノブイリに並ぶ」と速報=福島原発事故評価―外国メディア
時事通信 4月12日(火)12時2分配信
経済産業省原子力安全・保安院が12日、福島第1原発の事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で最も深刻なレベル7と暫定評価したことについて、外国メディアは「1986年の(旧ソ連の)チェルノブイリ原発事故に並んだ」(ロイター通信)などと速報で伝えた。
ロシアのインタファクス通信は、日本の正式発表前の段階から英BBC放送を引用して報道。記事の中で「これはチェルノブイリ原発事故のレベルである」と指摘した。タス通信は東京発で「これまでレベル7はチェルノブイリ(原発事故)だけだった」と論評した。
原発大国フランスのAFP通信は、従来レベル5だった暫定評価がレベル7に引き上げられ、「平時の原子力事故で過去最悪」のチェルノブイリ事故と同等になったと報じた。
韓国の聯合ニュースはレベル7について、日本のテレビ報道を引用する形で12日朝から速報。チェルノブイリ原発事故との比較や、同日に韓国内で薬品やマスク製造業者の株価が上がっていることを紹介した。
中国国営新華社通信も日本の正式発表前にレベルの引き上げ決定を速報し、さらに日本政府の発表を至急報で伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000063-jij-int
福島原発事故「レベル7」に、チェルノブイリと同規模
2011年 04月 12日 13:09 JST
[東京 12日 ロイター] 経済産業省原子力安全・保安院は12日、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原子力発電所の事故について、国際評価尺度(INES)の暫定評価で最も深刻な「レベル7」に引き上げると発表した。
「レベル7」はチェルノブイリ事故と同レベル。これまでは「レベル5」としていた。
原子力安全・保安院と原子力安全委員会は12日午前の会見で、ヨウ素131やセシウム137など放出された放射性物質の総量などを考慮した結果、レベル7に相当する値と判断したとしている。INESのレベル7の基準は数万テレベクレルで、これに対して37万─63万テラベクレルの放出量があると推測している。ただ、放射性物質の放出量はチェルノブイリ事故の1割程度とみられるという。
レベル7は1号機から3号機までの全体の評価。
原子力安全委員会は会見で、放射性物質は3月15日から16日にかけて数値が上がっており、15日午前6時過ぎの2号機の圧力抑制室損傷を受けて大量の放射性物質が出たとの見方を示した。放射性物質の放出は続いているが、現段階で放出量は相当小さくなっているという。
原子力安全・保安院は、今回の引き上げは11日に政府が発表した「計画的避難区域」などの設定と連動するものではなく、現段階で計画的避難区域を見直す必要はないとしている。
一方、東京電力の幹部は12日の会見で、福島第1原発の事故による放射性物質の漏れは止められておらず、最終的な放射性物質の放出量は、これまでで最悪の事故とされるチェルノブイリ原子力発電所事故を上回るかもしれないとの懸念を持っている、と述べた。
(ロイターニュース 編集 石田仁志)http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20565520110412
放射性物質の放出量がチェルノブイリ超える懸念=東電
2011年 04月 12日 12:15 JST
[東京 12日 ロイター] 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の幹部は12日の会見で、福島第1原子力発電所の事故による放射性物質の漏れは止められておらず、最終的な放射性物質の放出量は、これまでで最悪の事故とされるチェルノブイリ原子力発電所事故を上回るかも知れないとの懸念を持っている、と述べた。http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20563720110412
スライド↓
http://jp.reuters.com/news/pictures/rpSlideshows?articleId=JPRTR2KIUU#a=1
フランスで「ブルカ禁止法」施行、違反者には罰金1万8000円
ロイター 4月11日(月)14時16分配信
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4月11日、フランスでイスラム教徒の女性が着用する衣装「ブルカ」や「ニカブ」など、顔のすべてを覆うベールの公共の場での着用を禁止する法律が施行された。昨年9月撮影(2011年 ロイター/Luke MacGregor)
[パリ 11日 ロイター] フランスで11日、イスラム教徒の女性が着用する衣装「ブルカ」や「ニカブ」など、顔のすべてを覆うベールを公共の場で着用することを禁じる法律が施行された。
フランス下院、ブルカ禁止法案を圧倒的多数で可決
同様の法律の施行は欧州で初めて。違反者には150ユーロ(約1万8000円)の罰金が科される。
イスラム教徒のある不動産ディーラーは、ベールの着用を希望する女性は引き続き身に着けるべきだと主張。支援者にパリ中心部のノートルダム大聖堂で同日開かれる黙とうに参加するよう呼びかけた。また、罰金の支払い支援も提供するとしている。
フランスに住むイスラム教徒は500万人強と西欧諸国で最も多いが、実際に「ブルカ」や「ニカブ」を着用している女性は2000人に満たないとみられている。
警察当局に先週配布された指針では、取り締まりを行う警察官に対し、力ずくでのベールの排除はしないよう指示されている。また、個人の乗用車内は取り締まりの対象外だが、道路の安全運転規則に則って対処されることもあるとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000379-reu-int
ビンラディン容疑者、ブルカ禁止法のフランスに攻撃警告
2010年 10月 28日 10:08 JST
[ドバイ 27日 ロイター] 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは27日、アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者とみられる人物が、9月にニジェールで5人のフランス人が拉致された事件は同国のイスラム教徒に対する不当な扱いに対する報復だとする音声声明を放送した。
この事件は先月16日、フランス人と米国人計7人が拉致されたもので、北アフリカのアルカイダ系組織が犯行声明を出していた。
フランス国民に向けた今回の声明は、イスラム女性の着衣であるブルカなどの公共の場での着用を禁じた同国の決定を非難し、海外でフランス人を攻撃すると警告。
また「安全を守りたければ、イスラム諸国に対するすべての不当な処置を停止せよ」と訴え、最も重要なものとして仏軍のアフガニスタン撤退を挙げた。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-17873720101028?rpc=122