東日本大震災:ボランティア…受け入れ中の自治体 | 日本のお姉さん

東日本大震災:ボランティア…受け入れ中の自治体

東日本大震災:ボランティア…受け入れ中の自治体
毎日新聞 2011年4月11日

■受け入れ中の自治体■
 県外から被災地などへのボランティア受け付け状況は次の通り。明記のない限り、作業はがれきの撤去か泥かき。移動手段、現地での食事、宿泊などは原則として自分で確保する。くぎを踏むなどのけがが増えており、安全靴か中敷きなどで補強した長靴を用意。
 <宮城県>◆石巻市電話0225・23・6011~2、6014~5(9~16時)。ボランティアセンターのある石巻専修大まで、仙台駅東口を7時45分に出発する無料バス(2~3台)があり、18日まで運行予定。毎日7時10分ごろから整理券を配布◆岩沼市電話080・5949・7541~2。受付時間は9~13時で、事前にホームページの確認を◆南三陸町電話080・2055・1066、0878(9~16時)避難所の運営支援や炊き出し、思い出の品さがしなど。必ず事前連絡を◆亘理町電話080・5949・7719(8時半~18時)◆山元町電話080・5949・7720、7724(8~16時)=専門職(臨床心理士、美容師など)のみ。必ず事前に電話を。
 <福島県>◆南相馬市電話0244・24・1877。物資の仕分けや高齢者の安否確認など。事前に電話や同市のブログで確認を。
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 ボランティアを希望する人は、まず基本的な情報を調べ、自分で何ができるか考えよう。
●全国社会福祉協議会被災地支援・災害ボランティア情報
(www.saigaivc.com) 被災地ボランティアセンター(VC)一覧のほか、基本的な心構えをまとめている
●助けあいジャパン(tasukeaijapan.jp/) ボランティアの募集・登録情報を種別、地域別などで掲載
●Yahoo!ボランティア(volunteer.yahoo.co.jp/) 支援活動中の団体などをまとめたほか、震災関連のイベントや募集の検索も
●東日本大震災支援全国ネットワーク(www.jpn‐civil.net/) 全国のNPO、NGOなど378団体・企業(11日現在)のネットワーク。初心者向け資料やVCの設置状況の地図など
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110412k0000m040122000c.html?inb=yt  
ボランティア…9日現在

 県外からのボランティア受け入れ状況は次の通り。明記のない限り、作業はがれきの撤去や泥かき。移動手段、現地での食事、宿泊などは原則として自分で確保する。くぎを踏むなどのけがが増えており、安全靴か中敷きなどで補強した長靴の用意を。

 <宮城県>◆石巻市電話0225・23・6011~2、6014~5(9~16時) ボランティアセンターのある石巻専修大まで仙台駅から無料バスがあり、18日まで運行予定。先着順で平日80人、土日120人◆塩釜市電話080・1679・8989 県外ボランティアは10日まで◆多賀城市電話080・5949・7501(9~12時)◆岩沼市電話080・5949・7541(13~16時)◆亘理町電話080・5949・7719(8時半~18時)◆南三陸町電話080・2055・1066、0878(9~16時)◆山元町電話080・5949・7720、7724(8~16時)=専門職のみ

 <福島県>◆南相馬市電話0244・24・1877◆相馬市電話0244・36・7827◆矢吹町電話0248・44・5825

 <長野県>◆県社会福祉協議会電話026・226・1882 希望者や団体がボランティアを募ってバスを手配する「災害ボランティアバスパック」。宮城、岩手で4日以上可能な20人以上の団体。5月下旬まで◆栄村復興支援機構「結い」電話050・3583・2122 ホームページ(http://kaigo.nsyakyo.or.jp/sakae/)から事前登録

 <群馬県>◆片品むらんてぃあ電話0278・58・3487 福島県の被災者を受け入れる片品村での民間ボランティア。高齢者が多く、カウンセリングや傾聴ボランティアなど。近隣に住み自費で対応できる人

 <千葉県>◆浦安市電話047・355・5271 ホームページ(http://urayasu-shakyo.sakura.ne.jp/)から事前登録

毎日新聞 2011年4月9日 18時49分(最終更新 4月10日 12時59分)

東日本大震災 建築会社社長の息子捜す仲間たち 岩手

毎日新聞 4月12日(火)10時32分配信
 「雄斗(ゆうと)さ、どごだ」。岩手県山田町織笠の通称・細浦地区で5歳の息子を捜す建築会社社長、上林善博さん(35)と自らも被災しながら捜索を手伝う仲間たちが11日、震災1カ月の黙とうをささげた。前社長の父常雄さん(64)、母博子さん(60)、妻宣子さん(35)の遺体は見つかったが、次男雄斗君だけがまだ見つからない。1日の作業を終えると決まって現場に設けたテントの中で仲間たちと食卓を囲む善博さんはこの1カ月、彼らに支えられて生きてきたという。

 1カ月前。善博さんは従業員と隣の岩手県宮古市の建築現場から山道を通って津波に襲われた集落に戻った。自宅は傾いて残っていたが、家族の姿が見えない。学校に避難していた長女(15)、次女(13)、長男(11)を連れて避難所で一晩過ごした。明け方になって近づくと、住み慣れた集落は変わり果てていた。自衛隊はまだ来なかった。

 「自分がもし善博の立場だったら、そうしてもらいてえから」。同級生の篠沢光徳さん(34)ら3人が善博さんの元に集まった。体を傷つけないように重機は使わない。「ここに絶対いねえって言える場所はねえから、手作業でがれきをどかすしかねえ」。そう話す篠沢さんも親戚を亡くしていた。

 自宅兼事務所をなくした同じ集落の建設業、佐々克考(かつのり)さん(29)は1週間後、水路から宣子さんを見つけた。みんなで抱えて引き揚げ、顔をきれいに拭いた。善博さんの両親も見つかり、細浦地区で彼らが見つけた遺体は8体に上った。

 次第に仲間は増え、10人になった。自宅を流された人。千葉から故郷に駆け付けた人。善博さんの後輩の佐藤尚文さん(30)は「こんな時だからみんなで助け合わないと」と食事の用意をする。佐藤さんも自宅が全壊し、祖父母を亡くした。

 善博さんは朝一番に避難所を出て、仲間が暖を取れるようにまきに火をつける。そこに「やっこと(すること)がねえから」と毎日仲間たちが集まってくる。夕飯の席では冗談と笑い声も聞かれる。「何もなくなったからバガッパナシ(バカ話)して笑うしかないでしょ」と篠沢さん。「(善博さんが)笑ってくれれば俺もうれしいし、悲しんでいたら俺も悲しいから」と佐々さん。

 「今も悪い夢を見ているみたいだ。こうしていられるのは仲間たちのおかげ。絶対に雄斗を見つけてやりてえ」。善博さんは話す。【関谷俊介】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000008-maip-soci