ちょっと落ち着いてきたかも | 日本のお姉さん

ちょっと落ち着いてきたかも

昨日の夜遅く、目が覚めて眠れなかったので

テレビをつけたら、NHKで

さだまさしがNHKの空いているスタジオを借りて

番組を作って流していた。

どこかの被災地で中学生の男の子が

卒業式で賞状をもらう時に

泣きながら語っている様子を流してくれた。


「私たちの町は、防災の町と言われるほど、

常日頃から防災を心がけてきました。

でも、そんな人間の努力の前に

自然の力はあまりにも巨大でした。

私たちは地震と津波の前に

あまりにも弱く無力でした。


でも、そんな苦悩があっても

天を恨まず、みんなで助け合って

生きていきたいと思います。」


と、言うようなことを言っていた。

さだまさしも、泣いていた。

さだまさしは、

「天を恨まずって言葉がいいね。」と言っていた。


被災地の人たちのコメントも読んでくれた。

被災地の人たちは、余震も起きてまた停電して

すごく疲れているのだそうだ。


全国から赤十字に集まった義捐金は

お亡くなりになった人の遺族や家が無くなった人に35万円配っても

まだまだ足りないのだそうだ。

わたしたちは、ずっと長い間、彼らを支えていかなくてはならない。

2,3ヶ月で終わるような災害ではないのだ。

何年もかかるような大災害だったのだ。


もしも、地震と津波が和歌山や大阪で起こったら?

そして、京都の日本海側の原発が同じように

壊れて放射能に汚染されたら?

そう思うと、人ごとではないのだった。

たまたま

東北だっただけで、どこで起こってもおかしくはないの

ではないかなと思った。

大きな余震が起きた後で、他の原発の電源が何か所か

切断されたりしているし、日本人全員の問題なんだなと、

感じたのだった。


1億人の日本人がひとり1円だせば、1億円になるのだから、

みんなで少しずつでも継続して金銭的にも支えていかねば

ならないなと思った。

「とても、悲しく、また悔しくてたまりません。」と言って

避難所の学校で、卒業証書を受けて泣きながら語る中学生の

涙を見て、絶対にこの人たちをずっと支えて行こうと思った。

自分のできることをみんながしていけば、

いつか、この大変な災害も

乗り越えていけたと感じられる日が来ると信じたい。

いや、信じてそれに向かっていきたい。10年たっても、20年たっても

30年たっても、東北の人たちの苦しみを忘れてはいけないと思う。