節電メニュー
水を使わないレシピ↓
東日本大震災】「主婦の知恵」満載、節電メニュー400件
2011.3.21 21:40
計画停電で電子レンジや炊飯器、IHクッキングヒーターなどの調理器具が使えない場合、どんな料理を作ればよいか。
料理サイト「レシピブログ」(http://www.recipe-blog.jp/)
2011.3.21 21:40
計画停電で電子レンジや炊飯器、IHクッキングヒーターなどの調理器具が使えない場合、どんな料理を作ればよいか。
料理サイト「レシピブログ」(http://www.recipe-blog.jp/)
が電気や火を使わないレシピを募集したところ、約400件も寄せられた。「柚マヨ風味」「ゴマレモン風味」などのサラダや和え物などのほか、前日の夕食の残り物を活用したメニュー、火を止めた後の余熱で調理する鍋料理など「主婦の知恵」が満載だ。
鍋を使ってコメを炊く方法もマスターしておこう。
鍋を使ってコメを炊く方法もマスターしておこう。
研いだコメと水を鍋に入れてふたをし、強火にかけて沸騰させる。
弱火かとろ火で10分程度したら火を止め、10~30分間蒸らせばできあがり。
蒸らしている間はふたを開けない。
コメ1合(180cc)に対し、水の分量は200ccが良さそうだ。食材を無駄にすることなく節電に協力したい。http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110321/cpd1103212142033-n1.htm
雨がっぱ・浄水器…売れてます 高まる危機感、自己防衛グッズに注目
フジサンケイ ビジネスアイ 4月9日(土)8時15分配信
東日本大震災後に東京都内の百貨店などで、頑丈なアルミ製のカバンやレインコート、抱っこひも、家庭用浄水器といった通常は動きの少ない商品や、季節外れの商品が好調な売れ行きをみせている。消費者が自己防衛の震災対策に努めている表れとみられる。福島第1原子力発電所事故の事態収拾に時間がかかっていることもあり、災害への危機感を背景にした消費行動はしばらく続きそうだ。
◆金庫代わりにカバン
高島屋日本橋店では震災後、「ゼロハリバートン」のアルミ製アタッシェケースが前年の同じ時期と比べて約3倍の売れ行きとなっている。3万円台からと価格は高めで、大型タイプは15万円以上するものの、頑丈で気密性が高いことが売り物とあって、「いざというときに持ち運べる金庫として使うため、購入されている傾向がある」(同店)という。
さらに同店では、梅雨入りはまだ先にもかかわらず、原発事故による放射性物質拡散への懸念から携帯型レインコートの販売数が約10倍になっている。
そごう・西武の首都圏の店舗では、赤ちゃんの抱っこひもが前年同期に比べ約1.9倍売れている。「緊急時にベビーカーを押して逃げるのは無理との思いから購入されているようだ」(同社)。また、災害時に会社に泊まり込むことを想定して、形状記憶のシャツを購入する男性客も目立つという。
◆原子力の本 販売増
書籍は、計画停電の影響もあって都内の大手書店で震災後の売上高が2~3割減となるなど打撃は大きい。そうした中、災害や原子力に関連する本への関心が急速に高まっている。
大手書店の丸善では「あなたの命を守る大地震東京危険度マップ」(朝日出版社)や「原子炉時限爆弾」(ダイヤモンド社)が目下の売れ筋。千葉県などで起きた液状化現象を受け、地下水に関連した本も販売数が伸びているという。
放射能対策としては、濾過(ろか)された水を貯水タンクから供給するウオーターサーバーや、家庭用浄水器も売れている。東京都内の浄水場で乳児の暫定基準値を上回る放射性物質が検出された後、「何らかの効果がある」との根拠に乏しい見方が、インターネットなどを通じて消費者に広がったためだ。
メーカーには問い合わせが殺到し、ウオーターサーバー大手のアクアクララ(東京都港区)では、注文が通常の数十倍に膨れあがった。
ただ、浄水器やウオーターサーバーに組み込む浄水システムを提供する東レは「塩素やカビ臭はとれるが、放射性物質の除去については性能評価の実績がない」と戸惑いを隠さない。三菱レイヨンなども同様の立場から、ホームページなどで注意喚起をしている。(金谷かおり)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000007-fsi-bus_all
【近ごろ都に流行るもの】ろうそく 今こそ節電・癒やしに (1/3ページ)
2011.4.4 08:40
中央が震災後一番人気のキャンドル。5色あるが取材時は赤色以外は品切れだった=東京・青山「カメヤマキャンドルハウス」【拡大】
闇にともる温かな火。ろうそく・キャンドルが見直されている。東日本大震災後に売れ行きが急増。停電・節電対策に買い求めた客が「使ってみたら癒やされた」とリピーターになるなど、実用性とヒーリングの両面から存在感を増している。(重松明子)
「これ1個でどれぐらい使えるの?」「約45時間です」「あら、案外もつのね」。華やかなポットイン式のキャンドル(630円)を手にした40代主婦が店員に尋ねていた。「この小さいのは?」「4~5時間、計画停電1回分ですね」。ここは東京・青山の「カメヤマキャンドルハウス」。年間180億円と推計される国内ろうそく市場のシェアの5割を占める「カメヤマ」の直営店だ。
「震災後は客数、売り上げともに通常の3倍。ネットショップでも同様の特需が起き、三重県亀山市の工場は2割増産のフル稼働です」と広報の三浦茉莉さん。
原発事故による停電・節電をきっかけに「生活に取り入れたい」とデザインや香りを吟味するOLらのほか、震災とは関係なく男性客が約4割を占めるという。「2、3年前から男性誌の『部屋にキャンドルをともして彼女を招こう』といった企画の取材が増えています」と三浦さん。
男性に人気の植物系のアロマが爽やかな米国製のシリーズは芯が木製で、炎に耳を澄ますとパチパチ…と燃える音。部屋のなかで小さなたき火が味わえる。自社製品と輸入品を合わせて約3千種がそろう。消臭効果に特化した機能性ろうそくや自在な造形を生かしたデザインものも多彩だ。清酒「大関」のワンカップタイプや、甘い香りがするスイーツ形などジョークのようだが、「お酒好きな亡き父に」「幼くして逝った子にお菓子を」と供養で求める人もいる。模様が影絵のように浮かぶポットなどは、不安な停電時のなぐさめにもなりそう。三浦さんは節電対策として、「最も取り入れやすいのは浴室照明で、癒やし効果も期待できる。リビングの電灯を減らし、キャンドルを間接照明に使ってください」。
晩酌時、ろうそくの灯で食事してみた。淡い光のまたたきと闇の美しさは、パソコンの白い光に疲れた目にやさしく、飲食に集中できて、酒がうまい。いつか読んだ谷崎潤一郎著「陰翳礼讃」(昭和8年)の世界が浮かんだ。
◇
東工大名誉教授で脳機能研究所(横浜市)の武者利光社長によると、「無風下のろうそくの炎は、人間に心地よさを与える『1/fのゆらぎ』に非常に近い波動を出している。天然木や畳に囲まれた日本家屋、人気のある音楽など、人が癒やされると感じる多くの物質から発生しているものです」と解説する。誰かとろうそくを囲んだときに感じる幸福感は、気のせいだけではないようだ。鎮魂の思いや命の象徴としてろうそくの灯を目にする機会も増えた。新潟県中越地震の被災地支援など、社会貢献活動で知られるキャンドルアーティストのキャンドル・ジュンさんにも取材を申し込んだが、今回の被災地支援のために立ち上げた「ラブフォーニッポン」の活動で制作もままならないほど多忙…とのことで、かなわなかった。
東京・代々木上原と新潟県小千谷市にある直営店、ネットショップでは安定性のあるキャンドルを値下げして、需要に応えている。
原発反対運動にも関わってきた彼のブログにはこう記されていた。「新しい世界構築のための試練がやってきました。この先に間違いなく、新しく生まれ変わり、すべての人が喜びあえる日本が待っていると信じています」
原発の是非はさておき、自然なろうそくの光が今ほどやさしく見えるときはない。半面、自然は怖い。火の管理は厳重に!
フジサンケイ ビジネスアイ 4月9日(土)8時15分配信
東日本大震災後に東京都内の百貨店などで、頑丈なアルミ製のカバンやレインコート、抱っこひも、家庭用浄水器といった通常は動きの少ない商品や、季節外れの商品が好調な売れ行きをみせている。消費者が自己防衛の震災対策に努めている表れとみられる。福島第1原子力発電所事故の事態収拾に時間がかかっていることもあり、災害への危機感を背景にした消費行動はしばらく続きそうだ。
◆金庫代わりにカバン
高島屋日本橋店では震災後、「ゼロハリバートン」のアルミ製アタッシェケースが前年の同じ時期と比べて約3倍の売れ行きとなっている。3万円台からと価格は高めで、大型タイプは15万円以上するものの、頑丈で気密性が高いことが売り物とあって、「いざというときに持ち運べる金庫として使うため、購入されている傾向がある」(同店)という。
さらに同店では、梅雨入りはまだ先にもかかわらず、原発事故による放射性物質拡散への懸念から携帯型レインコートの販売数が約10倍になっている。
そごう・西武の首都圏の店舗では、赤ちゃんの抱っこひもが前年同期に比べ約1.9倍売れている。「緊急時にベビーカーを押して逃げるのは無理との思いから購入されているようだ」(同社)。また、災害時に会社に泊まり込むことを想定して、形状記憶のシャツを購入する男性客も目立つという。
◆原子力の本 販売増
書籍は、計画停電の影響もあって都内の大手書店で震災後の売上高が2~3割減となるなど打撃は大きい。そうした中、災害や原子力に関連する本への関心が急速に高まっている。
大手書店の丸善では「あなたの命を守る大地震東京危険度マップ」(朝日出版社)や「原子炉時限爆弾」(ダイヤモンド社)が目下の売れ筋。千葉県などで起きた液状化現象を受け、地下水に関連した本も販売数が伸びているという。
放射能対策としては、濾過(ろか)された水を貯水タンクから供給するウオーターサーバーや、家庭用浄水器も売れている。東京都内の浄水場で乳児の暫定基準値を上回る放射性物質が検出された後、「何らかの効果がある」との根拠に乏しい見方が、インターネットなどを通じて消費者に広がったためだ。
メーカーには問い合わせが殺到し、ウオーターサーバー大手のアクアクララ(東京都港区)では、注文が通常の数十倍に膨れあがった。
ただ、浄水器やウオーターサーバーに組み込む浄水システムを提供する東レは「塩素やカビ臭はとれるが、放射性物質の除去については性能評価の実績がない」と戸惑いを隠さない。三菱レイヨンなども同様の立場から、ホームページなどで注意喚起をしている。(金谷かおり)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000007-fsi-bus_all
【近ごろ都に流行るもの】ろうそく 今こそ節電・癒やしに (1/3ページ)
2011.4.4 08:40
中央が震災後一番人気のキャンドル。5色あるが取材時は赤色以外は品切れだった=東京・青山「カメヤマキャンドルハウス」【拡大】
闇にともる温かな火。ろうそく・キャンドルが見直されている。東日本大震災後に売れ行きが急増。停電・節電対策に買い求めた客が「使ってみたら癒やされた」とリピーターになるなど、実用性とヒーリングの両面から存在感を増している。(重松明子)
「これ1個でどれぐらい使えるの?」「約45時間です」「あら、案外もつのね」。華やかなポットイン式のキャンドル(630円)を手にした40代主婦が店員に尋ねていた。「この小さいのは?」「4~5時間、計画停電1回分ですね」。ここは東京・青山の「カメヤマキャンドルハウス」。年間180億円と推計される国内ろうそく市場のシェアの5割を占める「カメヤマ」の直営店だ。
「震災後は客数、売り上げともに通常の3倍。ネットショップでも同様の特需が起き、三重県亀山市の工場は2割増産のフル稼働です」と広報の三浦茉莉さん。
原発事故による停電・節電をきっかけに「生活に取り入れたい」とデザインや香りを吟味するOLらのほか、震災とは関係なく男性客が約4割を占めるという。「2、3年前から男性誌の『部屋にキャンドルをともして彼女を招こう』といった企画の取材が増えています」と三浦さん。
男性に人気の植物系のアロマが爽やかな米国製のシリーズは芯が木製で、炎に耳を澄ますとパチパチ…と燃える音。部屋のなかで小さなたき火が味わえる。自社製品と輸入品を合わせて約3千種がそろう。消臭効果に特化した機能性ろうそくや自在な造形を生かしたデザインものも多彩だ。清酒「大関」のワンカップタイプや、甘い香りがするスイーツ形などジョークのようだが、「お酒好きな亡き父に」「幼くして逝った子にお菓子を」と供養で求める人もいる。模様が影絵のように浮かぶポットなどは、不安な停電時のなぐさめにもなりそう。三浦さんは節電対策として、「最も取り入れやすいのは浴室照明で、癒やし効果も期待できる。リビングの電灯を減らし、キャンドルを間接照明に使ってください」。
晩酌時、ろうそくの灯で食事してみた。淡い光のまたたきと闇の美しさは、パソコンの白い光に疲れた目にやさしく、飲食に集中できて、酒がうまい。いつか読んだ谷崎潤一郎著「陰翳礼讃」(昭和8年)の世界が浮かんだ。
◇
東工大名誉教授で脳機能研究所(横浜市)の武者利光社長によると、「無風下のろうそくの炎は、人間に心地よさを与える『1/fのゆらぎ』に非常に近い波動を出している。天然木や畳に囲まれた日本家屋、人気のある音楽など、人が癒やされると感じる多くの物質から発生しているものです」と解説する。誰かとろうそくを囲んだときに感じる幸福感は、気のせいだけではないようだ。鎮魂の思いや命の象徴としてろうそくの灯を目にする機会も増えた。新潟県中越地震の被災地支援など、社会貢献活動で知られるキャンドルアーティストのキャンドル・ジュンさんにも取材を申し込んだが、今回の被災地支援のために立ち上げた「ラブフォーニッポン」の活動で制作もままならないほど多忙…とのことで、かなわなかった。
東京・代々木上原と新潟県小千谷市にある直営店、ネットショップでは安定性のあるキャンドルを値下げして、需要に応えている。
原発反対運動にも関わってきた彼のブログにはこう記されていた。「新しい世界構築のための試練がやってきました。この先に間違いなく、新しく生まれ変わり、すべての人が喜びあえる日本が待っていると信じています」
原発の是非はさておき、自然なろうそくの光が今ほどやさしく見えるときはない。半面、自然は怖い。火の管理は厳重に!