中国紙、「日本の大震災と不況入りは中国にとって千載一遇の機会だ」 | 日本のお姉さん

 中国紙、「日本の大震災と不況入りは中国にとって千載一遇の機会だ」

「中国人観客のマナーの悪さ、いつまでたっても直らない」ビリヤード選手が苦言―中国
Record China 4月3日(日)20時29分配信

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1日、ビリヤードのスノーク中国オープン準々決勝が行われた。試合後、ショーン・マーフィー選手は中国人観客のマナーの悪さに苦言を呈した。写真は08年6月、南京の大会に出場したマーフィー選手。

2011年4月1日、ビリヤードのスノーク中国オープン準々決勝が行われた。試合後、ショーン・マーフィー選手は中国人観客のマナーの悪さに苦言を呈した。2日、新民網が伝えた。

ショーン・マーフィー選手が対戦したのは世界ランキング1位のジョン・ヒギンス選手。今シーズン絶好調のヒギンス選手が有利と見られていたが、マーフィー選手は激戦を戦い抜き、見事、金星をあげた。

ところが試合後、マーフィー選手はうかない顔。中国人観客が携帯電話やカメラでひっきりなしに撮影していたことから、集中力がそがれたという。ドイツの試合では観客はみな静かに見守っていたと話し、「長年中国での試合を続けているが、マナーの悪さはこの7年まったく変わらない」と苦言を呈した。

中国人選手の活躍で、一躍人気スポーツとなったスノーク。試合はテレビで放映され、会場は多くの観客が詰め寄せるが、観戦マナーの向上という課題が残されている。(翻訳・編集/KT)

headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000017-rcdc-cn
国人研修生救った不明男性、大連で英雄に
読売新聞 4月2日(土)13時51分配信
 東日本大震災で、中国人研修生20人の命を救い、その後、行方不明になった日本人男性が中国で「英雄」として称賛されている。

 研修生らを日本へ送り出した遼寧省大連の人材派遣などを手がける企業は「日本、がんばれ」のメッセージを掲げ、義援金集めも始めた。

 同社によると、男性は宮城県女川町の水産加工会社専務、佐藤充さん。

 地震発生後、真っ先に研修生を高台に避難させた後に行方不明となった。派遣元の李淑娟さん(58)は「日本人に接するのと同じように研修生の面倒を見てくれた。研修生の兄のような存在」と話す。

 大連に帰った研修生らは、社内の研修室で、女川町での暮らしぶりを示す写真や千羽鶴の展示を始めた。この部屋で学ぶ男性(26)は「被災地に駆けつけることはできないが、ここで被災者への祈りをささげたい」と話す。

 中国メディアでは「佐藤さんは人間の美しさを示した」などと報じられ、中国各地の総領事館を通じた日本への義援金集めなどの後押しとなっている。(大連で 比嘉清太)
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000238-yom-int
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成23年(2011)4月5日(火曜日)
     通巻第3293号 (4月4日発行)

 中国紙、「日本の大震災と不況入りは中国にとって千載一遇の機会だ」
「中国企業が基幹部品や素材の供給先として日本の地位を一気に奪える」とホンネ
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 中国の経済専門新聞「第一財経日報」(3月29日)は、「日本の大震災と不況入りは中国にとって千載一遇の機会であり、これを契機に中国企業が基幹部品や素材の供給先として日本の地位を一気に奪える」とホンネにしたがって扇情的な報道をした。

また日本経済の“空白”に中国が食い込む好機として、経営難に陥る日本企業の買収が近道だとした。
理由は被災した東北地方にIT関連や自動車の部品メーカーなどが密集しており、買収が容易になると予測した。

 あけすけにホンネを表現するあたり中国のメディアらしいが、これは中国の願望を述べただけであって、実現はたいそう難しいだろう。

 第一は品質の問題があって、中国経営が日本で部品を展開しても、エンジニアの確保が難しいうえ、被災した多くは下請け系列が明確で、外国資本が食い入る余地は極めてすくない。

 第二はとくに東北地方は中国資本をいやがる。仙台市がチャイナタウン構想を拒否したように。

 第三に日本人は今次大震災により、救援活動、義援金、ボランティアなどで大きな団結をみせたばかりで、外国人が入り込む余地はすくないうえ、日本人の情緒はむかしから火事場泥棒的遣り方を好まないのである。
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(読者の声1)TIME誌アジア版4月4日号に掲載された今次の大震災での日本人の若者の活躍に関する記事に宮崎さんがメルマガで言及されました。
その記事の中の日本地図が私の眼に留まりました。
「Sea of Japan」(日本海)と書かれたすぐ下にちょっと小さめの活字の括弧付きで「East Sea」(東海)と書かれていました。
下により小さな活字で括弧付きで書かれていたのだから日本海の方が正式と認めたことになるとの考えもありますが、日本に関する記事で、地図に描かれた陸地は日本だけ(北方領土、竹島、尖閣諸島、沖縄が描かれていない)で韓国が含まれていないにも関わらず、東海との標記があるのは変だと考えます。
ところで、韓国政府は世界中で日本海を東海と表記するよう要求していますが、私の知る限り日本政府に対しては要求してきていません。万一要求してきたら、簡単に撃退できます。
以下のとおり答えればよいのです。
「韓国ほどの大国ですから、韓国式の名前をもっと大きな海に対して使う方が相応しい。太平洋を東海と呼ぶことにしましょう。日本海のような小さな海を東海と呼んだら返って失礼になります。」
こう答えると、二度と言ってきません。
ところで、関東で今後特に今夏に電力供給をいかに確保するか色々な議論がありますが、究極的には、東京電力管内の電気料金をあげるしか合理的な解決策はないと考えます。最も自然に需給バランスがとれます。
肝心なのはいかに電力消費者を納得させるかです。その面で一番よいのは、実際に責任が一番重い東京電力の幹部さらには一般従業員にも相応の経済的負担をさせることです。会社自体を処罰しても今後の改善になんの効果もありません。具体的には、
(1)全役員を解雇し、東京電力の行なう損害賠償を今までにもらった役員報酬に比例して課する。退職時の役員慰労金、退職給付金はなしで、退職後企業年金をはらわない。
(2)全従業員の給与・賞与を2割引する。
(3)2割引しても年間800万以上の場合は800万円とする。多少の苦情はでるとおもいますが、これで夏季に5割り増しの電力料金を課することが可能になり、東京電力の自力更生が果たせれば、安いものです。
   (ST生、千葉)

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◎毎日一行● 気がつけば桜は満開。花見の人出、例年の半分以下では?
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(読者の声2)第40回目の講演会(鎌倉)のご案内を申上げます。
    記
4月10日(日)午後1時30分~4時(開場1時10分)
鎌倉生涯学習センターホール(鎌倉駅東口徒歩3分)
講師 遠藤浩一氏(拓殖大学日本文化研究所長・大学院教授)
テーマ「日本文化と西洋音楽~音楽には国境がある~」
若干テーマを変更してお話しいただきます。「危機を乗り越えてきた日本人の精神史について」
資料代1000円(学生500円)
当日先着286名 予約不要
連絡先080-6603-5335 山内
主催 鎌倉の教育を良くする会
後援 鎌倉市教育委員会
皆様お誘い合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
  (鎌倉 山内裕子)

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(読者の声3)「台湾からの義捐の心を日本人は決して忘れません」。もしものときこそ真の友 台湾こそが日本の真の友、です。
このたびの東日本大震災に対し、世界中の国から続々と支援の手が差し伸べられました。
関西に在住の私にはこれといった被害は無かったのですが、日本人の一人として世界中の皆様に心から感謝の気持ちを述べたい。
その中でも、支援の大きかったのはアメリカと台湾でした。アメリカ軍の被災地での活躍はダントツに大きい救いでしたし、アメリカ赤十字には総額100億円近くに上る義捐金が集まったと報道されました。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210330026.html

そして今回何よりも私が感動しておりますのが台湾からの義捐の心です。
集まった義捐金はなんとアメリカを上回る100億円以上となったようです。アメリカと台湾では国の規模(面積・人口・GDP・貿易額ほか)がまったく違うにもかかわらず、アメリカ以上の義捐金が集まったと報道するところもあるようですが、この義捐金の額の意味するところのもっと大切なところをぜひ皆様に知っていただきたいのです。
この義捐金の額がどれほどすごいことかを知ってもらうには日本赤十字社への義捐金の額約700億円と比較して考えていただきたいのです。
それぞれの義捐金額(日本赤十字700億円・台湾100億円)を日本の人口1億2800万人と台湾の人口2300万人でそれぞれ割ると日本700億円 ÷ 1.28億人 ≒ 546円
台湾100億円 ÷ 0.23億人 ≒ 434円
さらにネットを見ておりますと台湾の平均所得は年間150万円、日本は400万円のようです。約2.6倍の開きがあります。
すなわち、434円 × 2.6 ≒ 1,128円
もちろん日本国内で集まる義捐金は日本赤十字以外にもたくさんあるのでしょうが、上記の数字だけを見ますと、日本人より台湾人(決して中国人ではない)のほうが実質的には遥かにたくさんの義捐金を供出してくれたことになります。(日本と台湾の一人当たりGDPはそれぞれ42,800ドルと18,600ドル)

この台湾の義捐に対し、空き缶総理と日本政府は台湾に対し、どれだけの儀礼を尽くして感謝の言葉を伝えたのでしょうか?
情けなくも、韓国・中国からの救援隊の到着には国賓待遇の出迎えをし、
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110314/dms1103141243009-n1.htm
かたや台湾からの救援隊に対しては台湾の派遣表明から2日経過して後(中国からの派遣隊の13日到着を待って後)14日に受け入れ
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201103140399.html

日本人として本当に恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
「以徳報徳」という言葉は私が好きな言葉の一つです。解釈は人それぞれありますが、私は「真心には真心を以って応える」と解釈しおります。この言葉は儒教の言葉ですが、中国にではなく台湾にこそこの心で接していくべきであると改めて確信いたしました。
台湾こそは日本の真の友であります。中国は日本の真の友となることはありえません。
日本と台湾が国交を正常化し、交流協会が一日でも早く台湾国大使館として東京に存在する日が来ることを心から願う次第です。
  (JM生)

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(読者の声4)貴誌前号の「シリア・イラン・北朝鮮の核枢軸の前にイスラエル・韓国・日本の軍事同盟の結成が必要である」(道楽Q)<引用終わり>とあります。
敵味方の識別を正確にするというご意見には賛成です。しかし韓国と日本が軍事同盟を結成すると言う発想はいかがなものか、と思います。
というのは地政学は「隣国は敵対し、敵の敵は味方」としています。マキャベッリは「隣国を支援する国は滅ぼされる」と記しています。これらの鉄則は日本と韓国の関係についても当てはまります。
事実韓国は日本の竹島を占領し、次は対馬を狙っています。そして日本の政治家に工作を行い、腐敗させ日本を弱体化しています。
敵は津波と同じで情け容赦ありません。核に対しては核で対抗するしかありません。
東日本大震災後の国民の価値観は、敵に油断するな、用心せよ、に急変しています。戦後の平和、友好、非武装のボケは完全に破産したのです。
 (東海子)
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 550回】                  
       ――なにはともあれ・・・ビックリ仰天        
          『中国低層 訪談録(上・下)』(老威 長江文芸出版社 2001年)


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 現代社会の「低層」に生きる人々――乞食、乞食の元締め、ヤクザ、売春婦、ヒモ、泥棒、棺桶職人などの聞き書きを纏めたこの本には、日本には伝えられそうにない素顔の中国が満載だ。なかでも興味深かった四川省成都の火葬場職員の話を紹介したい。

 1958年、毛沢東が、当時西側で世界第2位の経済大国だった英国を「15年で鉄鋼などの主要工業生産で追い越す」と大号令を下すと、国を挙げて鉄鋼生産に取り掛かった。職場や学校の庭や空き地に土法炉という素人手作りの粗末な溶鉱炉を作り、家庭などから持ち寄った窓枠や鍋釜を放り込み、近在の山から切り出した材木を燃料に“製鉄”に励んだ。

 そんな某日。彼が働いている火葬場に地域住民が大挙して押し寄せ、「火葬なんぞに使うより、鉄鋼生産に使わせろ」と息巻いた。溶鉱炉と火葬炉では構造が違うと説明しても、「人体も鉄も同じだ。お前たちは英国を追い抜き、米国に追いつくという毛主席の偉大な事業に反対するのか。大躍進に反対するとは大犯罪だ」といきり立つばかり。

 最終的には地区の共産党幹部の仲立ちで火葬場の庭に土法炉を作ることで一件落着となったが、以後、火葬場職員に土法炉の火入れという任務が加わったとか。その後、中国全土は飢餓地獄状態で、この火葬場にも夥しい数の遺体が運び込まれるようになる。もう製鉄どころの騒ぎではない。最悪の時期といわれた1960年後半には棺が不足し、遺体は蓆に包んだままで炉に。徹夜作業が続いた。それにしても人体と鉄が同じという理屈も凄いが、火葬炉で鉄を作ろうという発想には開いた口が塞がらない。

次に彼が語ったのは、固く閉じられた口をこじ開けた話である。
 時は大躍進から10年ほど後の文化大革命に全土が激動し、一種の内戦状態に陥った時期のことだ。彼が働く火葬場に、犠牲になった紅衛兵の遺体が赤旗に包まれ次々に運び込まれる。激しい戦闘で酷く損傷している戦友の遺体を整えろと、紅衛兵が銃を手に彼を脅しあげる。先ずは水洗い。遺体を浸した水は、たちどころに赤黒く変色した。引き上げて、軟膏を塗り込み傷を隠し軍服に着替えさせる。

敵の刃物で胸を一突きにされた遺体は、さぞや悔しかったとみえて、歯をかみ締め、目玉は外に飛び出している。長い間、顔面を撫でていたが、飛び出した目玉が正常の位置に戻らない。仕方なく目じりを鋏で切って、やっと納めた。ところが顎は硬く閉じられたまま。刃物を使っても開かない。道具を使って、無理やりコジ開けたのだが、舌は腐り、口の中には蛆虫がいっぱい。さすがに悪臭に耐えられず、外に飛び出して新鮮な空気を吸って気分一新。気持ちを入れ替えて遺体に向かう。歯ブラシで綺麗に掃除し、時間をかけて防腐作業を施した。

すると、「怒りの形相が消え、誰もが知っている微笑が浮かんできた」。誠心誠意の作業に感動したのだろう、仲間たちは「紅衛兵」と書かれた腕章を彼の腕に巻きつけ、大声で「向工人階級学習(労働者階級に学ぼう)」とシュプレヒコールを繰り返し、彼を紅衛兵組織の一員に。労働者が紅衛兵に認められることは、当時、この上ない名誉だったのである。
 ――こんな話がテンコ盛り。読み進む程に、じつに奇妙な感覚に陥るが、これが“世界第2位の経済大国”の昨日までの、いやヒョッとすると今日の姿でもありそうだ。
《QED》

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もう一本!
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【知道中国 551回】                 
      ――書式統一・用語指定・監視徹底・思想統制・・・徹底独裁
         『常用応用文写作分類辞典』(李白堅主編 上海大学出版社 2004年
   
 ▽
 この本は現代中国文章作成手本とでもいおうか。たとえば「信函(書簡)類」の項目をみると、一般的な私信のほかに公用、専門、感謝、申請、紹介、求職、慰問、決意表明、保証、提案、招請、招待、自己推薦、検挙、告発など――内容によって異なる書式や文体、ことば遣い、専門用語、叙述形式などが実例を示しながら懇切丁寧に示されている。信函の他、広告、法律、行政、経済、啓事、条据(メモ)、礼儀、新聞、説明、申請文書、校園(キャンパス)文書など、一般社会生活で日常的に必要と思われる文書が細大漏らさず納められている。

 目下の中国ではハイテク機器を駆使した意思伝達システムが都市を中心に全国規模で発達し、共産党による鉄壁のメディア統制に風穴を開けようとしているゆえに、当局との間で激しい攻防が展開されていると伝えられがちだが、じつは手で書くという究極のローテクによる伝統的思想統制も厳然として行われているらしい。
その一例を、主に大学生が扱う校園文書の項目のうちの「思想匯報(報告)」に見ておきたい。

先ず「思想報告は個人が自己の活動や思想信条を書面で組織に報告し、組織に対し時宜に応じて自らの思想傾向の理解を求め、組織の指導を仰ぐものである。入党を求める積極分子は自らの思想・工作・学習情況を組織に対し積極的に表明し、自らの組織概念を自覚し、思想的覚悟を高めなければならない。一般的には少なくとも半年に1回の頻度で口頭、あるいは書面で報告すべきである。
入党を果たした党員もまた、自らの思想情況を常に党組織に然るべく報告せよ」と教導した後、報告すべき内容を細かく指示する。

 !)マルクス主義の基本理論、党の基本知識や重要文献に関する学習成果と重要活動に参加して体得したこと。
 !)党の路線・方針・政策・中心任務・工作・問題に対する見解と態度。
 !)内外で発生した重大事件の本質に対する認識と政治的立場。
 !)日常生活において個人的利益と集団・国家の利益との間で矛盾が生じた際の対応と処理方法。
 !)外地における工作・学習において遭遇した思想と認識の問題。
 !)当面の思想・学習・工作における進歩と退歩の程度、自らが求める進歩の程度と信念。
!)自らが報告すべきと考える党組織に対す思想情況。

次に書式が説明されているが、書き出しの行の中央に「思想匯報」と大きく表題を示し、一行下げて「敬愛的党組織」の6文字を掲げ、かならず句点を打つ。次の行から上に示した7つの点を軸に「自らの学習・工作・生活情況を結びつけ、真の思想情況を党組織に包み隠すことなく申し述べ」た後、「党組織に対し批判・援助を懇請致します」と結ぶ。最終行の右側に、氏名と報告を記した年月日を記す。

「党の綱領・基本理論などを十二分に理解した上で自らのことばで、形式主義に陥ることなく自らの情況を簡単明瞭に綴れ」と注意の後、「インクで自書。印字不可」と強調している。ということは、その報告が本人の書いたものである明白なる証拠を残し、後々の言い逃れを防止しようというのだろう。まさに自筆の思想的自白調書ということだ。

個人的文章の隅々まで徹底監視。完璧な思想警察。まさに独裁は芸術の域に・・・。
《QED》

(このコラムは小誌に独占的に連載されております。単行本になるときには改めて小誌のも告示します)
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<< 編集後記 >> 先週末は熊本阿蘇の官兵衛戦死の場所で開催された、佐川官兵衛記念館創立十年、碑前祭に行ってきました。厳粛な式典で、一泊での熊本往復でした。主賓の中村彰彦氏が、急遽入院のため、代役も兼ねて。同行は評論家の植田剛彦氏。居合いを含む式典がおわり、東京から数人、会津若松からも駆けつけた人があり、総勢50名くらいの打ちあげ。福岡や大分、宮崎からの参加者も目立った(中村さんは回復しています。ご安心を)。
宴会では地元の篤志家から贈られたゴマ焼酎「紅乙女」が、さっそく回ってきました。夜も本格的二次会となり、会津の銘酒「栄川」とともにかなり酔って、宿舎へものこりを持ち込んで、完全に飲んでしまった。
翌日はちゃんと阿蘇の朝風呂へはいってから、高千穂峡へ案内され、(小生は二度目なのですが、ほかの人たちが初めてなので)、ただし「天の岩戸神社」は初めてだったので、なにやら石をつみあげてミニチュアの卒塔婆をあちこちに立てている河原の様など恐山に似ている。非常に印象的で感動的でした。国見の丘と荒立神社も見てきました。後者は角川春樹や梅原猛の石碑も建っていて、なにやら因縁が深そう。
熊本阿蘇高原はなぜか、桜が満開でした。帰京して裏の公園をみると桜はまだ四分咲きですが。。。。帰りの東京行き、満員でした。
  ▼▼ サイト情報 ▼ 
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米内務省の地質調査局は3月28日、東日本大震災による鉱業や鉱物加工場への影響について報告書を出したが、東日本大地震により、8つのヨウ素工場、9つのセメント工場、4つの石灰鉱山などが影響を受け、世界のヨウ素市場の4分の1と、日本のセメント製造市場の3分の1が影響をうける。
(1)報告書:Mines and Mineral Processing Facilities in the Vicinity of the March 11, 2011, Earthquake in Northern Honshu, Japan
U.S. Geological Survey, U.S, Department of Interior, 2011. Open-File Report 2011-1069
http://pubs.usgs.gov/of/2011/1069/pdf/OFR2011-1069.pdf
(2)プレスリリース
http://www.usgs.gov/newsroom/article.asp?ID=2738&from=rss&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+USGSNewsroomPartial+%28USGS+Newsroom+-+Partial+Descriptions%29&utm_content=Google+Reader   
(3)議会調査局報告書「日本の原発事故と健康への被害」
The Japanese Nuclear Incident: Technical Aspects CRS Report for Congress, March 29, 2011. R41728
http://fpc.state.gov/documents/organization/159794.pdf
(4)日本の地震と津波による経済的影響:Japan's 2011 Earthquake and Tsunami: Economic Effects and Implications for the United States CRS Report for Congress, March 25, 2011. R41702
http://fpc.state.gov/documents/organization/159785.pdf

<宮崎正弘の新刊予告>
 『中東民主化ドミノは中国に飛び火する』(双葉社新書、880円、4月19日発売)
 『震災大不況で日本はどうなるか』(仮題、徳間書店、定価未定。4月27日発売予定)
 『中国分裂 七つの理由』(既刊の文庫化。文藝文庫。5月下旬発売予定。定価未定)

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<宮崎正弘の新刊 絶賛発売中>
 『ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』(並木書房、1470円)
『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)

<宮崎正弘のロングセラーズ>
『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)

<宮崎正弘の対談シリーズ>
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)

<宮崎正弘 全著作リスト>
 
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