電気が止まるから工場が動かせない場合もあるんです。 | 日本のお姉さん

電気が止まるから工場が動かせない場合もあるんです。

不公平!不平等!計画停電に募る不満
3月31日08時00分 提供:blogram通信
東北地方太平洋沖地震による原子力発電所の被災、そして運転停止に伴う計画停電が3月14日から実施されている。計画停電の対象となっているエリアは、栃木県、茨城県、群馬県、千葉県、神奈川県、東京都、埼玉県、山梨県、静岡県と広範囲に及ぶが、足立区、荒川区を除いた東京21区など、一部停電を免除されているところもある。
被災地のことを思えば停電くらいお安い御用……、と言いたいところだが、実際に工場が止まるなど仕事を失う事態になっている事業者なども出始めており、ことはそう簡単な話ではない。また、停電免除エリアとの格差にも、各地で不満が溜まり続けているようだ。

「図表入りの記事はこちら」
この計画停電を「不公平だ」と感じる声はかなり多く、怒りの矛先は主に免除されている東京21区に向かっている。

・一番腹が立つのは23区内は荒川と足立を除いてリストに入っていないという不公平さ
・福島原発の一番の恩恵を受けた東京がなぜ協力しない?不公平極まりないよ!
・被災地を思えば我慢するけど、最も電気消費が多い所が計画停電外っておかしくない?

経済は東京を中心に動いているから電気のストップは難しいのだろう、と予測はつく。実際には、都内でも節電のムードは感じられるし、今回の震災を人ごとだと思っている人のほうが少ないはず。
でも、経済活動は都内だけで行われているわけではないのだから、という複雑な心境が見え隠れする。

・停電地域で病院とかが困ってるときに、都内のパチ屋は営業っておかしくね?
・都内のとある駅前は、ネオンが煌々と光っていて非常に遺憾
・電気代滞納するとピンポイントで電気止めれるんだから、コントロールできるはずでしょ?

停電に協力することそれ自体は問題ないが、ただ、そのやり方に憤りを感じる、というのが大きな意見をしめるようだ。

東京電力は、消費者の不満を解消するために、計画停電のエリアを、これまでの5グループから、さらに25グループへ細分化。グループをより明確にする方法を3月28日から実施しているが、こんな声が多く聞こえる。

・免除エリアが変わってないじゃないか!なんにもわかってないな東電は!
・被災地を停電にしちゃった東電になんでまだエリア分割任せてるわけ…?
・よけいにわかりにくくなっただけなんだけど…東電も頭使ったら?

停電は今年だけでなく、来年も引き続き行われるという見通しが立てられているという。このままでは計画停電エリアの不満が爆発するのも時間の問題かもしれない。──もう、節電に協力しない。そんな機運が広がる前に、なんとか問題を解決してもらいたいものだ。

(イノウエアキオ)
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レディー・ガガ、AKB48、ジャニーズ寄付の裏側
3月31日08時10分 提供:ゆかしメディア
■あまりにも早かったレディー・ガガ

 東日本大震災の後、芸能人をはじめ多くの著名人から寄付が多いが、その中でも外国人タレントの手際の良さが目立つ。それはなぜだろうか?

 まず真っ先に支援の意思を表明したのが、米国の歌手レディー・ガガさんだった。自身発生翌日の12日(日本時間)に公式サイト上で、支援ブレスレットの発売を公開した。「PRAY FOR JAPAN(日本の為に祈りを)」と書かれたシンプルなデザイン。25日から随時発送とする完全受注生産方式で行った。

 「あまりの手際の良さに正直驚かされました。今回は日本のプロダクションは当事者なので、まずは自分の事務所のタレントの安否確保などもあり、すぐにチャリティーというわけにはいきません。それでも、レディー・ガガの対応の早さは、すでにマニュアル化されていたのか、というくらい早かったですね」

 今回のレディー・ガガさんの対応には、芸能プロ幹部も驚きを隠せない。元々チャリティーはして当然だという意識が高いために、すでに「マニュアル化?」という指摘もうなずける。スピードだけなら誰も敵わない。

 結局、2週間で150万ドル(約1億2000万円)を売り上げてしまった。

 そして、14日までに韓流スター、ペ・ヨンジュンさんが、10億ウォン(約7500万円)を寄付というニュースが日本でも伝わった。女優サンドラ・ブロックさんも、いつもの大災害と同じように100万ドルを拠出してきた。

 出遅れた感のある日本勢。やはり、気を吐いたのはみんなが期待していた、あのグループだった。

■AKB48の5億円の意味

 14日にはAKB48が義援金プロジェクト立ち上げを発表、EXILEも支援を発表した。そして、翌15日にはAKBは5億円という金額を、プロジェクトを通じて寄付することを立て続けに発表した。

 「誰とは言いませんが怪しそうな匂いがする寄付もあります。でも、自分たちも5億円を寄付することで、これは『わたしたちもこれだけ出しましたから』という安心感につながる意味でも上手なやり方だと思います」と前出の芸能プロ幹部。

 ここで税金の控除の話をするつもりはないが、プロジェクトが“ガチ”であるということを、身を持って示したのだ。この頃から、ジャニーズ、ホリプロなど大手も表だって行動を発表するようになった。

 また、キャスターの久米宏さんのように2億円を寄付したり、個人で活動する人たちも出てきた。さらには、ギャラを巡って事務所と揉めていた、韓国の少女グループKARAのク・ハラさんが個人的に1億ウォン(約720万円)を寄付。どこにそんなお金があるのか、と邪推したくなるが、ありがたい限りだ。

 ある元タレントは「タレントが何かやると『売名行為』というのはよく言われることですが、ぶっちゃけ、売れている有名なタレントでなければ大金は出せないし、また、寄付金を募った場合でも集まりっこありません」と話す。

 チャリティーでは実績のあるジャニーズが全員集結する募金活動の開催、そしてSMAPの4億円寄付を発表した。レディー・ガガさんが速効型なら、ジャニーズのようにじっくりと練った企画も、当然「アリ」だろう。

 前出の芸能プロ幹部は「事務所がノウハウを持っているかどうか。こういう言い方は不謹慎ですが、“準備しておくこと”も大切かもしれません」という。何事も備えあれば憂いなし、ということか。