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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成23年(2011)3月18日(金曜日)
通巻第3267号 <3月17日発行>
今上陛下のお言葉
■ 天皇陛下 被災者にメッセージ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/t10014717841000.html
今上陛下お言葉(全文) 平成23年3月16日
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この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。
地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。
現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。
そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々(おお)しさに深く胸を打たれています。
自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内の様々な救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。
今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者と共にあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆(みな)が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。
被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆(みな)が、様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。
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読者の声 どくしゃのこえ ドクシャノコエ DOKUSHANOKOE
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(読者の声1)昨夜(16日)、数人と夕食を取りに赤坂におりました。餃子が食べたくなったので中華系の店に行ったのですが、ほとんどが臨時休業でした。やはり中国人は本国に帰ったのですね。
(AK生、永田町)
(宮崎正弘のコメント)帰国組はまだ少ないですが、客がこないので店を開けないのです。小生も15日に池袋の中華街にいました。営業していたレストランは通常の半分、もっとも東武メトロポリタンのレストラン街は休館、デパートは六時閉店。よく行く寿司屋もラストオーダーが七時半。友人達となんとも慌ただしく食事をしたものでした。
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(読者の声2)福島原発事故はシステム設計の問題とありました。
今では、システムの細部にわたって地震時のシミュレーションをすると聞いていますが、40年前のシステム設計ではどこまで詳細に地震時の応答を解析できた疑問です。
また炉の問題ではないとの指摘でしたが、当時の設計震度は270ガルで、今回宮城県栗原では2,933ガルを観測する、あるいは浜岡原発は600ガル、柏崎刈羽では450ガルで設計されているとか、炉の設計にも不安・疑問があります。
何より不安なのは、政府・報道機関の発表が、未曾有の津波による想定外の事故という論理に国民を誘導していることです。
このような情報の誘導は裏に何かがあるときに、よく役人が使う手です。不安です。
(GG生)
(宮崎正弘のコメント)いずれにしても首相官邸の集中している統括権限。それをフルに使い切れない無能政治家によって事態が、より悪化している現実。
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(読者の声3)八戸の知り合いと電話で話すことができました。その中で 「三菱製紙のパーキング上に合った300台の乗用車は 10秒で津波にさらわれた、すごいエネルギーだ!」 との話がありました。
三菱製紙のHPを開いてみましたが12日以降は 更新されておりません。今まで被害情報は一般市民が中心で、企業関係の被害 情報は流れていませんが、なお自動車がこんなに流されたということから、従業員の消息も危惧されます。
企業被害事例で話題になって居ないものが多数 あると思われます。
三菱製紙は,2011年3月12日に『「東北地方太平洋沖地震」による被害に関す るお知らせ』をホームページに掲載した(当該ページ:PDF)。
それによると,同社では3カ所の事業で被害が発生している。12日の時点で現地は依然として停電中で,大津波警報 が継続発令されるなど,被害状況が非常につかみにくい状況にあるという。そうした中で現在,判明している状況は以下の通りである。
八戸工場(青森県八戸市)で は,同社子会社の八菱興業のプレハブ事務所が津波で流され,6名が骨折等のケガで搬送された。その他,操業にあたっていた従業員について は人的な被害はない模様という。12日時点で,同工場の操業は停止 している。津波の影響を受けて,同工場の1階部分が浸水した。大津波警報が発令され,消防から工場外に避難するよう指示が出されており, 詳細被害は不明とする。
(TK生、世田谷区)
(宮崎正弘のコメント)出版界は紙不足パニックが起きています。書籍印刷の紙がなくなって、新刊増刷の発行が遅れています。むろん、小生も若干の影響がでています。まわりまわって日本中が被災しています。
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