軍事情報 | 日本のお姉さん

軍事情報

『軍事情報 第467号 (最新軍事情報) 』

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆☆┛
◇◆◇ 発行講読者数:11091名/平成23年(2011年)3月14日(月)発行 ◇◆◇

----------------------------------------------------------
取材・インタビュー・原稿作成・webコンテンツ用テキスト文作成・自費出版の
原稿作成支援およびアドバイス・その他《書く》ことに附帯する一切の業務に
ついて執筆活動を展開しております。     ライター・平藤清刀

E-mail hirafuji@mbr.nifty.com
WEB http://homepage2.nifty.com/hirayan/
----------------------------------------------------------
【おしらせ】平藤さんが執筆に参加!『ゼロ戦の秘密』 PHP文庫
       ⇒ http://okigunnji.com/s/zero/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「軍事情報」は、2000年10月に創刊された無料メルマガです。
最新軍事情報(毎週月)、自衛隊ニュース(毎週火)、特別企画「荒木肇の
小銃と日本人」(毎週水)、別冊「スペイン・ラテンアメリカ講座」(隔週木)、
別冊「数学者の新戦争論」(毎週金)、本の紹介(不定期)の定番マガジンと、
その他随時に記事を配信しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------------------------------------------------
● もくじ
----------------------------------------------------------------------
◎ 【最新軍事情報】 「<<メア発言は本質をついている>>(花岡信昭)」など
◎ 【国民年金の花柳な生活】「泣き面に・・・」「南方領土もよろしく」
  ”石原氏の止むに止まれぬ心情は痛いほどよく分かる。本当は、こんな爺さん
  の出る幕ではないのだ。それでも、出なければならないのが、現状なのであ
る・・・”
◎ 【「田母神塾」のご案内】今週金曜日放映です。
      最新刊 『田母神の流儀  日本を変える100の処方箋』
           http://tinyurl.com/666vh4z
◎ 【編集雑記】「一日も早い復興を祈念してやみません」
◎ 【おたより】「前原問題に対する報道スタンス」

こんにちは!!
おき軍事のエンリケ航海王子です。

今週も目を通していただきありがとうございます。

最新軍事情報をお届けします。
受け取っていただいたあなたに、心より感謝しております。

東北関東大震災で被災された方々に対し、
心よりのお見舞いを申し上げます。
一日も早い復興を祈念してやみません。

あわせて、現地で全力を尽くして任務に当たっておられる
わが自衛官各位と関係者の方々に感謝を捧げます。


(エンリケ)

※オススメ
『田母神国軍 たったこれだけで日本は普通の国になる』
http://tinyurl.com/2d689kb

--------------------
■わが国民性最大の盲点「目に見えない脅威」の啓発
「日本安全保障倫理啓発機構(JSEEO)」
詳しくは ⇒ http://www.jseeo.com/about_us2.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 最新軍事情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
------------------------------------
【軍事理解のための「3つの土台」】

1.せめてこれくらいは国民として把握しておきたい軍事の常識

⇒軍事は政治の延長線上にあるもので、決して特別なものではない。
 だから、軍事を忌み嫌う人は、政治を正しく理解することが出来ない。
 一方で、軍事を必要以上に神聖なものと捉える人も、全体を見誤まる。

2.国民の軍事理解でイチバン欠けている部分

⇒国際政治がバランスオブパワーの関係で成り立っているということを知らな
 い。一方で、そのようなことを知らないお人好しが、あたかも善良な人で
 あるかのように捉えられる傾向にある。残念ながら、現実の国際社会は
 単なる仲良しクラブにあらず。

3.ナゼ国民は、軍事理解に乏しいのか?

⇒自国への帰属意識が希薄であるため。守るべき対象(日本)を感じることが
 出来ないのだから、軍事を理解することなど到底不可能。国家観に対する
 教育を怠ってきたことのツケ。
------------------------------------

■<<メア発言は本質をついている>>(花岡信昭)

【110310配信 花岡信昭メールマガジン901号より転載
 http://www.melma.com/backnumber_142868/ 】


<<メア発言は本質をついている>>

米国務省のケビン・メア日本部長の発言は、
米側が公式に謝罪するほどの問題に発展してしまった。

メア氏は沖縄総領事を務めた日本通で、沖縄の事情に詳しい。「沖縄の人は
ごまかしとゆすりの名人」といった発言は確かに不快だろうが、米側の本音
を代弁している。

米大学生に対するオフレコの講義での発言というから、本来は公表されては
ならないものだった。

共同通信配信の発言全文を下記に掲載するが、全体を見ると、なるほど本質を
ついている。本音と建前をきちんと区別して受け取る大人の対応が必要だ。

だいたいが、普天間基地の辺野古移設は、自民党政権時代に日米間で合意して
いたのだが、鳩山前首相の不用意な発言によって、20年前の状況に戻って
しまった。

菅政権はようやく日米合意の線を踏まえて対応するとしているものの、
その後、普天間問題はまったく進展していない。

これによって日米関係は戦後最悪といわれるまでに落ち込み、日米安保を基盤
とする日本および東アジアの安全保障体制にきしみが生じている。

ここは居丈高になってメア発言を非難する立場にはないことをわきまえるべきだ。


以下、共同配信記事。
<アメリカン大の学生らが作成したメア日本部長発言録全文は次の通り。
×   ×   
私は2009年まで駐沖縄総領事だった。在日米軍基地の半分が沖縄にあると
いわれているが、この統計は米軍専用基地だけ勘定している。もし、米軍基地
と米軍と自衛隊が共用している基地のすべてを考慮に入れれば、沖縄の基地の
割合はもっと小さくなる。沖縄で問題になっている基地はもともと水田地帯に
あったが、沖縄が米施設を囲むように都市化と人口増を許したために今は市街地
の中にある。

沖縄の米軍基地は地域の安全保障のために存在する。基地のために土地を提供
するのが日米安保条約に基づく日本の責務だ。日米安全保障条約に基づく
日米関係は非対称で、日本は米国の犠牲によって利益を得る。米国が攻撃されて
も日本は米国を守る責務はないが、米国は日本を守らなければならず、日本の
人々と財産を保護する。

集団的自衛権は憲法問題ではなく、政治問題だ。

1万8千人の米海兵隊と航空部隊が沖縄に駐留している。米国が沖縄に基地を
必要とする理由は二つある。既にそこに基地があることと、沖縄は地理的に
重要な位置にあることだ。(東アジアの地図を見せながら)、在日米軍の本部
は東京にあり、そこは危機において、補給と部隊を調整する兵たん上の中心に
位置する。冷戦時に重要な基地だった三沢はロシアに最も近い米軍基地であり、
岩国基地は朝鮮半島からわずか30分だ。さらに、沖縄の地理的位置は地域の
安全保障にとって重要だ。

沖縄は中国に朝貢していたが、独立した王国だった。中国の一部になったこと
はない。米国は1972年まで沖縄を占領した。

沖縄の人々の怒りや失望は米国でなく日本に向けられている。日本の民主党
政権は沖縄を理解していない。日本政府は沖縄とのコミュニケーションのパイプ
を持っていない。私が沖縄の人と接触しようと提案すると、民主党の関係者は
「はい!はい、お願いします」という。自民党の方が現在の民主党政権よりも、
沖縄と通じ合い、沖縄の関心を理解している。

3分の1の人は軍隊がない方が世界はもっと平和になると思っているが、
そんな人たちと話し合うのは不可能だ。

09年の選挙が民主党に政権をもたらした。これは日本では初の政権交代だ。
鳩山首相は左派の政治家だ。民主党政権下で、しかも鳩山首相だったにもかかわ
らず、米国と日本は2+2(外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会)
の声明を(昨年)5月に発表することができた。

〈メア氏は部屋を退出し、彼の2人の同僚が日米の経済関係について講義。
メア氏が戻ってきて講義を再開すると、2人の同僚は部屋を出た〉

米国は普天間飛行場から海兵隊8千人をグアムに移し、米軍の存在感を減らすが、
軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。

(米軍再編の)ロードマップのもとで日本は移転費を払う。これは日本による
実体的な努力のしるしだ。日本の民主党政権は実施を遅らせているが、私は現行案
が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しい
ならサインしろ」と言う必要がある。ほかに海兵隊を持っていく場所はない。
日本の民主党は日本本土への施設移設も言ってきているが、日本本土には米軍の
ための場所はない。

日本の文化は合意に基づく和の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。

しかし、彼らは合意と言うが、ここで言う合意とはゆすりで、日本人は合意文化
をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得よう
とする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。

沖縄の主産業は観光だ。農業もあるが、主産業は観光だ。沖縄ではゴーヤー
(ニガウリ)も栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。沖縄の人は怠惰で栽培
できないからだ。

沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転
はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する。

日本に行ったら本音と建前について気を付けるように。言葉と本当の考えが違う
ということだ。私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と
言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。

沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、
それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって
同じように危険だ。

日本の政治家はいつも本音と建前を使う。沖縄の政治家は日本政府との交渉では
合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。日本文化はあまりにも本音と
建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され
続けている。

米軍と日本の自衛隊は違った考え方を持っている。米軍はありうる実戦展開に
備えて訓練しているが、自衛隊は実際の展開に備えることなく訓練をしている。

日本人は米軍による夜間訓練に反対しているが、現代の戦争はしばしば夜間に
行われるので夜間訓練は必要だ。夜間訓練は抑止力維持に欠くことができない。

私は日本国憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは
思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、
米国にとってはよくない。もし日本の憲法が変わると、米国は国益を増進するため
に日本の土地を使うことができなくなってしまう。日本政府が現在払っている
高額の米軍駐留経費負担(おもいやり予算)は米国に利益をもたらしている。
米国は日本で非常に得な取り引きをしている。(共同)>

【110310配信 花岡信昭メールマガジン901号より転載
 http://www.melma.com/backnumber_142868/ 】

⇒おき軍事も、メア発言は至極妥当で本質を突いた内容に過ぎないと思います。
同盟相手にこんなことを言わせる戦後日本にいること、パワーゲームを知らない
民主党に政権を渡してしまった間抜けさがただひたすら恥ずかしく 申し訳なく思う
のみです。少なくとも今のわが国に、メア発言を批判する資格はありません。

非対称の同盟関係が満天下にあからさまになったことへの危機感をこそ持つべき
ではないでしょうか。このことが理解できれば、やたらめったら騒ぐことは国益に
沿わないことがわかるでしょう。


■グレグソン米国防次官補の訪日と沖縄訪問取りやめ

退役海兵中将(元在沖米軍トップの四軍調整官)で米国防次官補(アジア太平洋安保
担当)を務めているグレグソン氏は、今月末での退任が決定しています。

グレグソン氏は、退任を前に日韓モンゴルのアジア3か国を歴訪しました。
10日まで訪日し、10日東京で行われた「日米安全保障高級事務レベル協議(SS
C)」に出席、前日の9日には防衛大臣とも会談してます。

その後韓国・モンゴルを訪問し、先週末、米軍、沖縄県関係者への挨拶のため
沖縄に来る予定でしたが、沖縄への訪問は取りやめられました。


■東北関東大震災 政府、米軍に支援要請

110312のFNNニュース、7艦隊等によれば次のとおり

日本政府は、米軍への支援を要請。
米軍は、太平洋艦隊隷下で西太平洋地域で展開中の空母「ロナルド・レーガン」、
7艦隊旗艦「ブルー・リッジ」、強襲揚陸艦「トーテュガ」など5隻を災害救援に投入
可能とした。

空母「ロナルド・レーガン」については、
消防ヘリの給油や医療支援に活用することを政府は検討。

空母「レーガン」を核心とする米海軍7機動戦隊は、110305にカリフォルニア南部の
母港を出港。通常任務に就くため、中央集団責任区域に向かっていた。
戦隊を編成する巡洋艦「キャンセラービル」、駆逐艦「プレブル」、そして「レーガ
ン」の三隻がわが本土東方海上に集結。三陸沖で展開し、わが海自部隊と共同で捜索
救難・災害救援任務に当たっている模様。

佐世保で前方展開している強襲揚陸艦「エセックス」は110312、マレーシアに
到着したばかりだが、強襲揚陸艦「ハーパーズ・フェリー」、「ジャーマンタウン」と
ともに、日本にとんぼ返りする準備に入った。

揚陸作戦を支援するためヘリ・上陸艇を運ぶドック型揚陸艦「トートュガ」は、
110311夕、大型輸送ヘリ「GH-53」を搭載し、前方展開する佐世保港を出港した。

7艦隊旗艦「ブルー・リッジ」は親善訪問のため110311にシンガポールに到着したばか
りだが地震発生を受け任務が転換。人道支援・災害救援物資を搭載し、日本に向け舵を
切り変えた。

ゲイツ米国防長官は
「われわれは日本の人々に大変同情している。高度な先進国で甚大な災害が発生した
ことはあきらかだ。米には、日本を助けるためにできることはすべて行う準備がある」
と述べている。


■北鮮は甘えん坊

ウィキリークスが漏洩(?)したとされる米外交関連文書とされるドキュメントによ
ると次のとおり。

・昨年11月から流れている北鮮崩壊をめぐる報道は、長年にわたる同盟関係にあった
北鮮と中共の関係が弱体化している事実を示唆している。
・北鮮を「甘えん坊」と評価する中共の苛立ちは明らかで、中共が半島統一に従うこと
もありえるとの見方を米は持っている。

⇒半島統一への中共の動きに対する米の見方は、ひとつのオプションという意味で
しょうが、甘すぎると思います。中共が崩壊していても、半島統一の動きが出たら
間違いなく支那は北鮮に武力侵攻し、制圧します。半島分断は、東アジア安定の要の
ひとつですからね。


■革命防衛隊司令官:「シスタン州とバルチスタン州は安全」

今年はじめ、イラン革命防衛隊(軍とは別に編成されている私兵集団。ナチスの武装
親衛隊のようなもの)司令官のジャファリ氏が地元メディアに対し、紛争状態にあった
シスタン州とバルチスタン州の治安状況がすでに回復されている、と述べたことが明ら
かになっています。ジャファリ氏は、「革命防衛隊が、企業が安全に活動できる環境を
作り出した。政府関係者、投資家は現地に入る時期だ」と述べています。


■中共のミサイル防衛試験

110111に中共が行ったミサイル防衛試験の詳細については、米国務省が駐支米国大使館
に送った情報が漏れたことを通じて明らかになりました。支那の中共政府は公式発表を
通じ、技術にかかわる情報をなにひとつ提供せず、「中共は自国領域内で、中間飛行段
階のミサイルを地上から発射して迎撃する技術の試験を行った」と述べるのみでした。


■中共、射程4000キロの通常弾道弾を開発中

中共は、5年以内に実戦配備する予定で新型通常弾道弾を開発しています。

110218、中共機関紙「人民日報」と関係が深い「グローバルタイムズ」という新聞が、
射程が4000キロ以上ということを解放軍筋の話として伝えています。
同紙によると弾道弾の研究開発は順調に進んでおり、ミサイルシステムは3年の評価
期間を経た上で実戦配備されるということです。


■英、新型トライデント原潜4隻の調達を計画

英政府は、4隻保有する海軍のバンガード級戦略原潜(SSBNs 「トライデント」弾道ミ
サイル搭載)すべてを新型艦に置き換える予定です。フォックス国防相が110223明らか
にしました。同国防相は「現在の国防評価が指摘するように、わが国には4隻の原潜が
必要である」と述べています。


■米陸軍はより小さな単位にシフトする

米陸軍の野戦・装備計画は、より小さな単位に権限を授与する「ボトムアップ近代化」
の方向にシフトしている。米陸軍協会の年次会議で陸軍首脳陣は、小戦術単位の能力を
増大させ重荷を減らすためのより緊密な調整努力が必要となろう、と近未来に備えた
思考枠組みの転換を呼びかけている。


■ボクサー揚陸即応戦隊、7艦隊責任範囲入り

110306、西太平洋地域での展開のため太平洋入りしていた強襲揚陸艦「ボクサー」
を核心とするボクサー揚陸即応戦隊が7艦隊の責任範囲入りした。

この戦隊は、強襲揚陸艦「ボクサー」、ドック型揚陸艦「グリーンベイ」、
上陸用舟艇母艦「コムストック」で編成され、人員は4000名。4000名のうち1800名が
海軍軍人で、2200名が海兵隊海外派遣部隊(13MEU)要員である。

ボクサー揚陸即応戦隊は、3海軍外科医療班、11戦術航空隊、23海上ヘリ戦闘隊
5班、1強襲艇隊C班、5強襲艇隊C班、1揚陸指揮隊E班という機能から成ってい
る。


■空自戦闘機、中共電子戦機「Y8」に対しスクラブル発進

わが空自のF-15戦闘機は、尖閣諸島周辺で偵察活動を行っていた中共電子戦機
「Y8」(*)に対しスクラブル発進を行った。


(*)Y8X(ユン-8);
中国空軍、中型輸送機(ロシア製An-12(C-130級)改造型)。
これを母体として電子戦機(ECM/ELINT)機、空中早期警戒機(Y-8AEW)・洋上哨戒機
(Y-8MPA)・指揮管制機・空中給油機に改造、機内は完全与圧。更にIl-76B改造型又は
Y-8機体にイスラエル又は英国製フェーズドアレイ・レーダ(Nimrod搭載)を搭載した
大型AEW。黄海・東シナ海・南シナ海・台湾方面で活動活発化。

'97以降日本防空識別圏内に侵入頻発・空自スクランブル対象となる;

洋上哨戒機はLitton製捜索レーダ(洋上捜索・哨戒・航法用、捜索距離370km)を搭載。
機体後部貨物扉下部に光学カメラ&赤外線カメラ搭載。
付近に赤外線探知装置と見られるパネル装着;

AEW機はスウェーデン製のバランス・ビーム方式フェーズドアレイ・レーダ(探知距離
250mile)を搭載して'05/01初飛行;

防衛庁(当時)は同機基地は山東半島中央部・中国海軍北海艦隊第一独立連隊・菜陽(ラ
イヤン)基地と推定;

<性能諸元>
(An-12)乗員6名、翼幅38m、全長37m、全高10.53m、空虚重量30,500kg、最大離陸重量
61,000kg、AI-20Mターボプロップ・エンジン(Y-8はP&W製に換装)、出力4,250hp×4基、
最高速度約640km/h(345kt)、巡航速度約600km/h、着陸速度約170km/h、上昇限度約10,
200m(33,000ft)、離陸滑走距離約850m、着陸滑距離約860m、航続距離約5,600km、
航続時間約11h、武装兵100名・車両・武器搭載可能、兵装:23mm連装機関砲(尾部)<空>

【参照 コモ辞書 http://homepage3.nifty.com/OKOMO/ 】


■米、欧州初のミサイル防衛構成単位を初展開

米は今週じゅうに、地中海においてタイコンデロガ級イージス巡洋艦「モントレー」を
展開させる。「モントレー」は、欧州ミサイル防衛における最初の構成単位となる。


■北鮮が韓国にサイバー攻撃

110304、韓国政府機関ウェブサイトが大規模なサイバー攻撃に見舞われたことについて
韓国国家通信委員会のチェ委員長は110308、この攻撃は北鮮が行ったものであると
述べた。


■ステルス技術実証機「心神」の初飛行は2014年になる・・・

技研本部技術開発官・吉岡空将のこのことばを、
AP経由で、ワシントンポストが110308に伝えてました。

”Japan stealth jet prototype set to fly in 2014”
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2011/03/08/AR2011030800114.html


■イタリア空軍、イスラエルでの訓練を継続

イタリア空軍はイスラエルでの訓練を継続させる。
アフガンでの展開に対する準備が必要なためである。