ロシア政府がシリアへ巡航ミサイルを提供へ。-イスラエルからのニュース
2011年2月23日(水)
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*イスラエルがミサイル防衛システム「アロー2」の作動実験を行い、
成功を確認。この種の実験は18回目。航行中の船舶から発射された。
「イランの脅威などに対抗するため」と国防省高官。(Y,H,P)
*イランの戦艦がスエズ運河を通過し、シリアに向かっている。スエズ
運河管理局は3月3日に戦艦が戻ると発表。運河の通航料としてイラ
ンは30万ドル(約2400万円)を支払ったという。(Y,H)
*東エルサレムのハル・ホマなどでの建設が延期されたことをエルサレ
ム市広報は「計画に遅れが出たため」と説明。米が国連の入植地非難
決議に拒否権を発動したことへの「見返り」だとの見方も。(H,P)
*ニュージーランドのクライストチャーチでの地震で、ユダヤ人2人が
行方不明。一人は死亡か。地震発生時、町には100人以上のユダヤ
人が滞在していた。救援活動に参加するユダヤ人も。(Y,H,P)
*ヘルモン山で訓練中の高山部隊の兵士4人が氷のために滑落する事故。
4人はヘリコプターで救出された。4人とも軽傷。(Y)
*2件の強姦罪で有罪となったカツァブ元大統領が判決言い渡しのため
に裁判所に出廷。強姦罪の量刑は禁固16年だが、以前なされた証言
により刑期が短縮される可能性もある。(H)
*次期在イスラエル米国大使に、現在は国家安全保障会議の中東部門で
勤務するダン・シャピロ氏が任命される可能性が浮上。(Y)
*東欧からイスラエルへの帰還移民者のユダヤ教への改宗が増加し、昨
年の改宗者数が27%増加。しかし、ユダヤ法上は非ユダヤ人の移民
者30万人のうち、昨年の改宗者は2千人余りだった。(Y)
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2011年2月24日(木)
****************************************************
*自治政府のアッバス議長から要請を受けて、ネタニヤフ首相はリビア
からのパレスチナ人3百人を自治区に入れることを許可。(Y,H,P)
*ガザからのグラッド型ロケットがベエルシバの民家の庭に着弾。家屋
や車に被害が出た。10人が不安発作で治療を受けている。ベエルシ
バにロケットが到達するのはガザ戦争以来。(Y,H,P)
*スエズ運河を通ったイランの戦艦2隻がシリアに到着。イランの海軍
司令官が軍事代表団と共にダマスカス入りする見込み。戦艦は3万3
千トンの積荷と、250人の船員を収容可能。(Y,H)
*1988年にパンナム航空機が爆破されたロッカビー事件の指示を、
リビアのカダフィ大佐が行ったとリビア元法相。(Y,H)
*2週間前にアラブ人2人が刺され、ひとりが死亡する事件が発生。警
察は4人のユダヤ人を逮捕。犯行は民族主義的なものと見られている。
「アラブ語を話していると絡んできた」と被害者のひとり。(Y,H)
*チリの炭鉱から救出された31人の鉱夫たちがイスラエルに到着。観
光相らの歓迎を受けた。首相とも面会する。(Y,H,P)
*世界各地のユダヤ人青年をイスラエルに招待する「バースライト」の
プログラムに、北米では7日間で4万人が応募。予算の関係で、実際
にイスラエルに行けるのは1万5千人程度となる見込み。(P)
*超正統派のラビたちが現在の中東の混乱について解釈。あるラビは「
神が起こした騒乱はメシア到来のしるしだ」と語る。(Y)
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2011年2月25日(金)
****************************************************
*ベエルシバに対するロケット攻撃への報復として、国防軍がハマスの
政府専用車を爆撃。4人が負傷したとパレスチナ筋。「イスラエル国
民に危害を加えることは許さない」と国防軍。(Y,H,P)
*ガザからの砲撃で被害を受けた民家をバラク国防相が視察。「テルア
ビブがロケット砲撃を受ける日も近い」と住民が警告。(Y,H)
*自治政府のファイヤド首相とハマスとの連立政権の樹立交渉に進展が
あったとアラブ紙が報道。ハマスのガザ実効支配を認めて治安部隊を
維持。また、ハマスはイスラエル攻撃を控えるとの内容。(Y,P)
*ニュージーランドの地震で、さらに2人のイスラエル人の行方不明者
がいることが判明。死亡の可能性も。日本からも救援隊が派遣され、
救助活動が続いているが、死者の総数は計98人に。(Y,H)
*フォックスニュースの解説者グレン・ベック氏が、改革派ユダヤ教を
過激派イスラム教と比較し、「どちらも政治にしか興味が無い」と批
判。多くのラビから抗議が寄せられ、ベック氏は謝罪した。(H)
*シリアが新たに4箇所の核施設を建設していると、米の専門機関が衛
星写真にもとづき発表。シリアは2007年にイスラエルの空爆で核
施設を破壊されて以降も、核開発を推進しているもよう。(Y)
*米政府が結婚は男女間のみと定めた婚姻保護法を違憲だと発表したた
め、米ユダヤ教正統派が反発。しかし改革派は歓迎した。(P)
*ガザ出身の魚商人がヨッパで殺害された。犯人は客で一杯のレストラ
ン内で被害者に何度も銃弾を撃ち込み、オートバイで逃亡。(H)
2011年2月27日(日)
****************************************************
*イスラエルと米国の反対にも関わらず、ロシア政府がシリアへ巡航ミ
サイルを提供へ。ミサイル72発の売却価格は3億ドル。(Y,H,P)
*ガザからのロケット砲撃に対して、国防軍が武装組織の基地を攻撃。
乳児を含む4人が負傷したとパレスチナは報道した。(Y,H,P)
*エルサレムのシオン広場で人種差別に反対する1500人の集会。集
会では、ユダヤ人に息子を殺されたとされる男性が「ユダヤ人、アラ
ブ人の差異無く人種主義と戦いたい」と演説した。(Y,P)
*イランとシリアが海軍訓練の協力と人事交流の協定で合意した。軍事
協力で地域での覇権確立へ。スエズ運河を通って戦艦2隻がシリアに
行ったのは「平和目的だ」とイラン軍の司令官は主張した。(Y)
*ムバラク大統領追放から初めて、閣僚級のエジプト代表団が自治政府
との会談のためラマラを訪れる。会談内容はハマス・ファタハ間の闘
争終結の方法と、和平プロセスに向けられるもよう。(P)
*地震の被害が激しいニュージーランド政府は、イスラエルに援助を要
請。公衆衛生と浄水器、一時的な避難所の提供をネタニヤフ首相が約
束。地震発生時に現地にいたイスラエル市民9人が不明。(H)
*パレスチナ人を乗用車のトランクに乗せていた33歳の男性が、不法
入国を助けた容疑で逮捕。「どうやって乗ったのか分からない」と弁
明したが、パレスチナ人は200シケルを払ったと自白した。(Y)
*激化するイスラエル南部へのロケット砲撃にも関わらず、見頃を迎え
る野花の祭典を見るために数百人がネゲブを訪問。(Y)
****************************************************
2011年2月28日(月)
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*ガザで空爆がありテロリスト1人、他2人が負傷したとパレスチナ筋。
エレズ検問所への迫撃砲攻撃の後、国防軍に報復されたと主張。一方
国防軍は空爆を否定。ガザ周辺では紛争が相次いでいる。(Y,H,P)
*ガリラヤ南部で妻を銃殺し、夫自身も自殺する事件が発生。家族内で
は長い間口論が絶えず、夫は家庭内暴力で刑を受けていた。(Y,H,P)
*中東の動揺が収まればイスラエルは今より安定する、と米国上院議員。
「長期的には独裁よりも民主主義のほうが仕事がうまくいく」とCN
Nのインタビューに米マケイン議員は答えた。(Y)
*イランでの人権侵害のため、EUは軍司令官や警察官、看守、検察官
ら80人に対し入国禁止の制裁を課すとの報道。しかしイランは中国
に次ぐ貿易相手のためEUは決定を躊躇しているとみられる。(P)
*ガザ地区のクリスチャン外科医の車に爆弾が投げられ、車が損傷する
事件。「宣教活動を止めなければ厳しい罰を受ける」との脅迫のメッ
セージがあった。ガザには3百人のキリスト教徒がいる。(Y)
*オーストラリアで実施された大規模な統計調査で、約4分の1がユダ
ヤ人をよく思わないとの結果に。また約半数がイスラム教徒に好意を
持っていない。統計は12年かけて1万2千人を対象に調査。(P)
*中東情勢の不安定によりイスラエル国内でもガソリン価格が高騰。1
リットル7.3シケル(約146円)になるとの予想。(H)
*ヨルダンの遺跡ペトラでイギリス人男性が転落する事故。現場近くに
いた退役イスラエル軍人が救助に協力。負傷者は意識不明。(Y)
****************************************************
2011年3月1日(火)
****************************************************
*新しい建設の増加を望むユダヤ・サマリア共同体が西岸地区建設に対
して十分な入札が無いと不満をもらした。ネタニヤフ首相は現在なさ
れている入植地の建設を重要視するよう忠告。(Y,H,P)
*未成年者虐待の罪で起訴されていたラビ、エリオール・チェンへ懲役
24年、また70万シケル(約1400万円)の賠償金支払の判決。
3年前の被害者のひとりは未だに植物状態。(Y,H,P)
*東エルサレムの不法入植地住居の取り壊しに反対する右派活動家ら数
百人と警察が衝突。活動家23人が逮捕された。(Y,H)
*国防軍の攻撃によりガザ市民ひとりが死亡とパレスチナ筋。元ユダヤ
人入植地周辺で小石を集めていたところ自動小銃で撃たれたという。
国防軍は安全柵に接近したパレスチナ人に発砲したと発表。(Y,H)
*イランのオリンピック委員会は、2012年のロンドン五輪のロゴマ
ークが「シオン」の文字を模しているとして不参加の可能性を示唆。
国際オリンピック委員会は「2012」を表しているだけと語る。(H)
*女性で唯一1948年独立戦争のパルマッハ作戦に参加したネティバ
・ベン・イェフダさんが83歳で死去。30冊の著作を残し、過去1
4年間ラジオ番組の司会を務めていた。(H)
*ドイツでカナダ人旅行者が冗談のつもりでナチス式敬礼をしたところ
警察にすぐさま逮捕された。ナチスのシンボルはドイツでは違法。(Y)
*チリの炭鉱から生還し、イスラエルに迎えられている炭鉱労働者の歓
迎式典にペレス大統領が出席。生還者に会えて嬉しいと語った。(P)
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関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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*イスラエルがミサイル防衛システム「アロー2」の作動実験を行い、
成功を確認。この種の実験は18回目。航行中の船舶から発射された。
「イランの脅威などに対抗するため」と国防省高官。(Y,H,P)
*イランの戦艦がスエズ運河を通過し、シリアに向かっている。スエズ
運河管理局は3月3日に戦艦が戻ると発表。運河の通航料としてイラ
ンは30万ドル(約2400万円)を支払ったという。(Y,H)
*東エルサレムのハル・ホマなどでの建設が延期されたことをエルサレ
ム市広報は「計画に遅れが出たため」と説明。米が国連の入植地非難
決議に拒否権を発動したことへの「見返り」だとの見方も。(H,P)
*ニュージーランドのクライストチャーチでの地震で、ユダヤ人2人が
行方不明。一人は死亡か。地震発生時、町には100人以上のユダヤ
人が滞在していた。救援活動に参加するユダヤ人も。(Y,H,P)
*ヘルモン山で訓練中の高山部隊の兵士4人が氷のために滑落する事故。
4人はヘリコプターで救出された。4人とも軽傷。(Y)
*2件の強姦罪で有罪となったカツァブ元大統領が判決言い渡しのため
に裁判所に出廷。強姦罪の量刑は禁固16年だが、以前なされた証言
により刑期が短縮される可能性もある。(H)
*次期在イスラエル米国大使に、現在は国家安全保障会議の中東部門で
勤務するダン・シャピロ氏が任命される可能性が浮上。(Y)
*東欧からイスラエルへの帰還移民者のユダヤ教への改宗が増加し、昨
年の改宗者数が27%増加。しかし、ユダヤ法上は非ユダヤ人の移民
者30万人のうち、昨年の改宗者は2千人余りだった。(Y)
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2011年2月24日(木)
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*自治政府のアッバス議長から要請を受けて、ネタニヤフ首相はリビア
からのパレスチナ人3百人を自治区に入れることを許可。(Y,H,P)
*ガザからのグラッド型ロケットがベエルシバの民家の庭に着弾。家屋
や車に被害が出た。10人が不安発作で治療を受けている。ベエルシ
バにロケットが到達するのはガザ戦争以来。(Y,H,P)
*スエズ運河を通ったイランの戦艦2隻がシリアに到着。イランの海軍
司令官が軍事代表団と共にダマスカス入りする見込み。戦艦は3万3
千トンの積荷と、250人の船員を収容可能。(Y,H)
*1988年にパンナム航空機が爆破されたロッカビー事件の指示を、
リビアのカダフィ大佐が行ったとリビア元法相。(Y,H)
*2週間前にアラブ人2人が刺され、ひとりが死亡する事件が発生。警
察は4人のユダヤ人を逮捕。犯行は民族主義的なものと見られている。
「アラブ語を話していると絡んできた」と被害者のひとり。(Y,H)
*チリの炭鉱から救出された31人の鉱夫たちがイスラエルに到着。観
光相らの歓迎を受けた。首相とも面会する。(Y,H,P)
*世界各地のユダヤ人青年をイスラエルに招待する「バースライト」の
プログラムに、北米では7日間で4万人が応募。予算の関係で、実際
にイスラエルに行けるのは1万5千人程度となる見込み。(P)
*超正統派のラビたちが現在の中東の混乱について解釈。あるラビは「
神が起こした騒乱はメシア到来のしるしだ」と語る。(Y)
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2011年2月25日(金)
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*ベエルシバに対するロケット攻撃への報復として、国防軍がハマスの
政府専用車を爆撃。4人が負傷したとパレスチナ筋。「イスラエル国
民に危害を加えることは許さない」と国防軍。(Y,H,P)
*ガザからの砲撃で被害を受けた民家をバラク国防相が視察。「テルア
ビブがロケット砲撃を受ける日も近い」と住民が警告。(Y,H)
*自治政府のファイヤド首相とハマスとの連立政権の樹立交渉に進展が
あったとアラブ紙が報道。ハマスのガザ実効支配を認めて治安部隊を
維持。また、ハマスはイスラエル攻撃を控えるとの内容。(Y,P)
*ニュージーランドの地震で、さらに2人のイスラエル人の行方不明者
がいることが判明。死亡の可能性も。日本からも救援隊が派遣され、
救助活動が続いているが、死者の総数は計98人に。(Y,H)
*フォックスニュースの解説者グレン・ベック氏が、改革派ユダヤ教を
過激派イスラム教と比較し、「どちらも政治にしか興味が無い」と批
判。多くのラビから抗議が寄せられ、ベック氏は謝罪した。(H)
*シリアが新たに4箇所の核施設を建設していると、米の専門機関が衛
星写真にもとづき発表。シリアは2007年にイスラエルの空爆で核
施設を破壊されて以降も、核開発を推進しているもよう。(Y)
*米政府が結婚は男女間のみと定めた婚姻保護法を違憲だと発表したた
め、米ユダヤ教正統派が反発。しかし改革派は歓迎した。(P)
*ガザ出身の魚商人がヨッパで殺害された。犯人は客で一杯のレストラ
ン内で被害者に何度も銃弾を撃ち込み、オートバイで逃亡。(H)
2011年2月27日(日)
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*イスラエルと米国の反対にも関わらず、ロシア政府がシリアへ巡航ミ
サイルを提供へ。ミサイル72発の売却価格は3億ドル。(Y,H,P)
*ガザからのロケット砲撃に対して、国防軍が武装組織の基地を攻撃。
乳児を含む4人が負傷したとパレスチナは報道した。(Y,H,P)
*エルサレムのシオン広場で人種差別に反対する1500人の集会。集
会では、ユダヤ人に息子を殺されたとされる男性が「ユダヤ人、アラ
ブ人の差異無く人種主義と戦いたい」と演説した。(Y,P)
*イランとシリアが海軍訓練の協力と人事交流の協定で合意した。軍事
協力で地域での覇権確立へ。スエズ運河を通って戦艦2隻がシリアに
行ったのは「平和目的だ」とイラン軍の司令官は主張した。(Y)
*ムバラク大統領追放から初めて、閣僚級のエジプト代表団が自治政府
との会談のためラマラを訪れる。会談内容はハマス・ファタハ間の闘
争終結の方法と、和平プロセスに向けられるもよう。(P)
*地震の被害が激しいニュージーランド政府は、イスラエルに援助を要
請。公衆衛生と浄水器、一時的な避難所の提供をネタニヤフ首相が約
束。地震発生時に現地にいたイスラエル市民9人が不明。(H)
*パレスチナ人を乗用車のトランクに乗せていた33歳の男性が、不法
入国を助けた容疑で逮捕。「どうやって乗ったのか分からない」と弁
明したが、パレスチナ人は200シケルを払ったと自白した。(Y)
*激化するイスラエル南部へのロケット砲撃にも関わらず、見頃を迎え
る野花の祭典を見るために数百人がネゲブを訪問。(Y)
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2011年2月28日(月)
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*ガザで空爆がありテロリスト1人、他2人が負傷したとパレスチナ筋。
エレズ検問所への迫撃砲攻撃の後、国防軍に報復されたと主張。一方
国防軍は空爆を否定。ガザ周辺では紛争が相次いでいる。(Y,H,P)
*ガリラヤ南部で妻を銃殺し、夫自身も自殺する事件が発生。家族内で
は長い間口論が絶えず、夫は家庭内暴力で刑を受けていた。(Y,H,P)
*中東の動揺が収まればイスラエルは今より安定する、と米国上院議員。
「長期的には独裁よりも民主主義のほうが仕事がうまくいく」とCN
Nのインタビューに米マケイン議員は答えた。(Y)
*イランでの人権侵害のため、EUは軍司令官や警察官、看守、検察官
ら80人に対し入国禁止の制裁を課すとの報道。しかしイランは中国
に次ぐ貿易相手のためEUは決定を躊躇しているとみられる。(P)
*ガザ地区のクリスチャン外科医の車に爆弾が投げられ、車が損傷する
事件。「宣教活動を止めなければ厳しい罰を受ける」との脅迫のメッ
セージがあった。ガザには3百人のキリスト教徒がいる。(Y)
*オーストラリアで実施された大規模な統計調査で、約4分の1がユダ
ヤ人をよく思わないとの結果に。また約半数がイスラム教徒に好意を
持っていない。統計は12年かけて1万2千人を対象に調査。(P)
*中東情勢の不安定によりイスラエル国内でもガソリン価格が高騰。1
リットル7.3シケル(約146円)になるとの予想。(H)
*ヨルダンの遺跡ペトラでイギリス人男性が転落する事故。現場近くに
いた退役イスラエル軍人が救助に協力。負傷者は意識不明。(Y)
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2011年3月1日(火)
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*新しい建設の増加を望むユダヤ・サマリア共同体が西岸地区建設に対
して十分な入札が無いと不満をもらした。ネタニヤフ首相は現在なさ
れている入植地の建設を重要視するよう忠告。(Y,H,P)
*未成年者虐待の罪で起訴されていたラビ、エリオール・チェンへ懲役
24年、また70万シケル(約1400万円)の賠償金支払の判決。
3年前の被害者のひとりは未だに植物状態。(Y,H,P)
*東エルサレムの不法入植地住居の取り壊しに反対する右派活動家ら数
百人と警察が衝突。活動家23人が逮捕された。(Y,H)
*国防軍の攻撃によりガザ市民ひとりが死亡とパレスチナ筋。元ユダヤ
人入植地周辺で小石を集めていたところ自動小銃で撃たれたという。
国防軍は安全柵に接近したパレスチナ人に発砲したと発表。(Y,H)
*イランのオリンピック委員会は、2012年のロンドン五輪のロゴマ
ークが「シオン」の文字を模しているとして不参加の可能性を示唆。
国際オリンピック委員会は「2012」を表しているだけと語る。(H)
*女性で唯一1948年独立戦争のパルマッハ作戦に参加したネティバ
・ベン・イェフダさんが83歳で死去。30冊の著作を残し、過去1
4年間ラジオ番組の司会を務めていた。(H)
*ドイツでカナダ人旅行者が冗談のつもりでナチス式敬礼をしたところ
警察にすぐさま逮捕された。ナチスのシンボルはドイツでは違法。(Y)
*チリの炭鉱から生還し、イスラエルに迎えられている炭鉱労働者の歓
迎式典にペレス大統領が出席。生還者に会えて嬉しいと語った。(P)
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関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp