軍事的観点が抜かれた歴史など、屁の価値もありません。
『大日本国防史 -歴代天皇戦記-』
著:兵頭二十八
発行:並木書房
発行日:2011年2月5日
内容紹介【本人より】
わが国にとって朝鮮半島は「敵国」でしかないということをよく分かってもらうため、わたしはこの本を書いた。 古代ギリシャの史伝家は、〈過去に起きたことは何度でも反復され
る〉と教えた。まったくその通りである。 日本国の防衛体制を破壊するための半島発の間接侵略は、大和朝廷が成立していらい、ずっと同じパターンが、何度も何度も繰り返されている。これは地理的な必然なのだ。 したがって、朝
鮮半島に大規模な地殻異変が起こり、海底に没してでもしまわぬ限りは、北朝鮮やら共産主義やらが忘却されてしまった遠い未来にも、飽きもせずに、幾度も再現するだろう。 この危険に人々が常に自覚的でいら
れるように、わたしは、この本を書き記したのである。そして日本の天皇制の文化的DNAは、古代南洋の神聖首長であって、半島とは関係ないことも明らかにする。
内容(「BOOK」データベースより)
大和朝廷の成立以来、何度も繰り返された朝鮮半島からの侵略。歴代天皇はいかに危機を乗り越えたか?二千六百年通史。
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エンリケです。
どの国でも、歴史とは軍事史です。
軍事的観点が抜かれた歴史など、屁の価値もありません。
すべての歴史書執筆にはこういった意識が必要ですが、
残念ながら戦後日本には執筆者に相当する人がでませんでした。
つい最近、荒木肇先生がその名に値する書を出されたのが初めてでしょうか。
それに続く、こちらは本格的な国史通史が出ました。
ご報告できるのがとても嬉しいですね。
支那・半島とわが国のかかわりについて、これほど真実を伝え、
これほど読み手の血を沸かせ肉踊らせる国史が、これまであったでしょうか?
日本なるものがいかにして生まれ、いかに発展してきたのか。
という、日本人みなの内面にある、大切だがきわめて厄介な抽象的課題に取り組み、
魂の奥にひっそり隠れている「一番大切なもの」に感覚を通じて訴えかける。
国防から国史をものがたり、マンガをフル活用してビジュアルでも魅せる。
本著は読んで愉しく、見て楽しい、わかって嬉しい名著です。
戦後日本で大手を振って歩いてきた「科学的」なる「エセ歴史」から、
同胞を解放する強力なサポートツールになるでしょう。
知的興奮とスリルを伴うワクワク読書を、久しぶりに堪能させていただきました。
竹腰与三郎の『二千五百年史』をベースに、兵頭節が炸裂します。
読んで楽しく、わかって嬉しい兵頭史観を堪能できます。
少しヘンですが、思いを伝えるため、三回言葉を繰り返します。
読んでください
読んでください
読んでください
心の底からオススメします。
きょうご紹介したのは
『大日本国防史 -歴代天皇戦記-』
著:兵頭二十八
発行:並木書房
発行日:2011年2月5日
http://tinyurl.com/4uuntxx
でした。
(エンリケ)
■もくじ
第1章 ヤマト国と大和政権
1 日本国の始まり
2 半島からの侵略に備え、徴税と徴兵が始まる
マンガ 神武天皇の脱出(古代)
3 「やまとたけ」の遠征
4 神功皇后の外交
5 皇統断絶
6 新羅の間接侵略にしてやられる
7 安全保障の代金として仏教が渡る
8 聖徳太子の軍制改革
9 軍師「中臣の鎌足」と英雄「中の大兄の皇子」
10 官僚制国家と「国民」の誕生
11 初の「本土決戦」準備
第2章 平城京から平安京へ
12 皇族が天皇の首を取る内乱
13 「藤原の博嗣」の乱
14 「藤原の仲麻呂」の外征戦争
15 「吉備の真備」の退場
16 藤原「摂関家」の日本支配
17 「平の将門」の乱
18 「藤原の道長」の登場
19 「やまとごころ」の勝利
第3章 武士の時代
20 武家としての源氏と僧兵
21 保元・平治の乱と、平氏の勝利
22 後白河法皇の火遊びが始まる
23 英雄の晩年の悩み
24 「源の頼朝」の挙兵
25 義仲式「雪ダルマ」戦略の限界
26 おそるべき後白河の呪縛
27 三光将軍「義経」
28 平家のチャンスはいかにして喪なわれたか?
29 鎌倉「幕府」という政体革命
30 奥州藤原氏の滅亡
31 北条幕府が日本の政治道徳を完成させた
32 突如やってきたモンゴル皇帝からの降伏勧告使
33 二度の元寇をしりぞける
マンガ 必敗と必勝は紙一重(元寇)
34 執権北条時宗の悩み
第4章 南北朝の争乱
35 「両統迭立」時代のはじまり
36 護良親王の幕府開設の願望
37 東北軍が京都を一時制圧
38 南北両朝の和平工作実らず
39 明帝国との外交
第5章 戦国時代
40 公卿、ついに乞食に落ちぶれる
41 「槍」が弓にとってかわる
42 武田信玄の登場と退場
43 鉄砲とキリスト教の伝播
44 「甲州流」軍法の自滅
45 豊臣秀吉のカトリック追放政策
46 なぜ対明国戦争は失敗したか
第6章 天下泰平からグローバル戦の時代へ
47 徳川政権による出入国統制
48 上方より関東へ
49 失業者の叛乱ー慶安事件
50 失業者の鬱憤晴らしー討ち入り
51 ロシア帝国の東漸
52 「日本国とは何か」の自問
53 ロシア人の南下
54 フランス革命とオランダの衰退
55 捕鯨船、太平洋に進出
56 外国船撃攘令と阿片戦争
57 「雷汞」と「雷管」の製造
58 クリミア戦争とプチャーチン
59 鎖国政策を終わる
60 シナの崩壊はじまる
61 南北戦争と軍用小銃市場の激変
62 「攘夷」の名の下に「倒幕」が始まる
63 戊辰戦争から朝鮮戦争まで
マンガ 半島がまた敵になる日(朝鮮戦争)
あとがき
きょうご紹介したのは
『大日本国防史 -歴代天皇戦記-』
著:兵頭二十八
発行:並木書房
発行日:2011年2月5日
http://tinyurl.com/4uuntxx
でした。
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