チュウゴクは、日本にあるレーダー基地が欲しいのでは? | 日本のお姉さん

チュウゴクは、日本にあるレーダー基地が欲しいのでは?

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成23年(2011)2月4日(金曜日)
    通巻第3224号

 ウィキリークスの米国外交公電暴露、報道媒体を英紙テレグラフへ移行か
  『テレグラフ』(2月2日)は39本の秘密を一挙に公開報道
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 一挙に39本の機密文書を掲げた。英紙テレグラフだ。
 英紙ガーディアンと米紙NYタイムズと喧嘩したウィキリークスのジュリアン・アサンジは、新たな暴露メディアに英紙『テレグラフ』を選んだようだ。

 こんど暴露された中味はと言えば「米中・宇宙戦争」に関する一連の公電である。
 ことの起こりは2007年一月、中国が宇宙空間(地上から530マイル)で遊弋中の気象衛星を、別のキラー衛星で撃墜、粉々にした。ゴミの破片は宇宙に飛び散った。
まるでスターウォーズが現実になったわけだが、激甚なる衝撃を受けたのは米国だった。

 これは宇宙に無数に遊弋している偵察衛星、通信衛星など軍事衛星をも、中国が随時に打ち落とす能力があることを内外に鮮明にしたばかりか、米国ペンタゴンの世界的規模での指揮命令系統を寸断できるという悪夢のシナリオの実現でもある。

 2008年二月、米国はキラー衛星を打ちあげ、多機能目的の衛星をひとつ打ち落とす。「中につまれた物質が腐食し、宇宙に毒性物資をまき散らす懼れがあるので排除した」という理由をつけた。
中国はその説明をまったく信用しなかった。

 直後に訪米した中国人民解放軍幹部にペンタゴンは『米国は中国を敵視していない』と釈明した。
このとき中国は同時に日本に設置されているレーダー基地に異様な関心をしめした、とウィキリークスが暴露している。
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宮崎正弘『ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』(並木書房、1470円)

ヨーロッパはインドや中国で現地の産業を根絶やしにし、原料供給地および製品の消費地とした。 
現在はどうかというと、グローバリズムにより途上国はもとより先進国でも農業は壊滅的な状況、家族経営の農家はなくなり、大企業の集約農業の下請けになる。
農村のコミュニティはなくなり、自作農は低賃金の農業労働者になり外国産の農産物を買うだけ。これでは植民地のプランテーションとたいして変わらない。


フィリピンではかつては米の自給ができていたのに、大土地所有の地主による輸出作物の栽培が優先され、米の輸入国に。東南アジアで屑米を食用で売っているのを見たのはフィリピンとカンボジアくらいです。
TPPは農業だけではなく医療・金融サービスまで自由化、農村を国内植民地にし、日本をアメリカの植民地にしようというのでしょうか。
(PB生)


(宮崎正弘のコメント)昨日は三カ所ほど用事があり都心のいくかの駅で、農業団体系を思われる人たちが幟をたて、「TPP反対」と演説し、チラシをまいている光景にでくわしました。賛成派のほうは何もしていない。
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◎一日一行★ トヨタ破竹の進撃拠点も息切れ。「米トヨタ、希望退職募集に踏み切る」 
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(読者の声2) 今年から北朝鮮と関係が深いシリアとレバノンをウォッチしようと思っていたのですが、予定が狂ったようです。
エジプトとヨルダンは安全牌という前提があったと思ったのですが、ま、これが中東か。

私の情報源はインターネットで聞けるラジオ局『イスラエルの声』の時事専門局レシェット・ベート(第2放送)と、それと連動するイスラエル国営放送テレビ(1チャンネル)。
しかし感心するというかあきれるのはイスラエルのアラビスト(アラブ専門家)の数の多さと層の厚さ.です、が今回「イスラエルの各インテリジェンス機関はこの事態を予測出来なかった」という総括です。
火曜日の政治討論番組『ポリティカ』ではある演者がこの事で現リクード国会議員で元イスラエル軍諜報局広報部部長のミリー・レゲヴ准将に嫌味を言ったところ、「そんな事、ムバラク自身も分からなかったのに」とレゲヴは鼻で笑った。
そう、イスラエルのインテリジェンスと言えども預言者や超能力者では無いのだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Miri_Regev

ネタニヤフ首相がイラン陰謀説を流したそうですが、大体イランの情報機関にはそんな力は無いし、イスラエルの解説者や専門家は全然相手にしていません。
それで背景ですが、エジプトもイランなど他の中東諸国の例に漏れず人口爆発が凄くイスラエルと和平を結んだ30年前と比べて倍増し、現在8千万人を抱え、カイロだけでも1千8百万人!
しかも人口の3分の2が25歳以下という人口構成で仕事が無くて大学の修士課程を修了してタクシー運転手になれば良い方
とかで若者の不満が渦巻いている上に、最近は食糧の高騰が続いていた。



それを一番身を持って知り尽くしているのがムスリム同胞団で彼らは世俗的な若者のデモを尻目に見ておっかなびっくりに遅れて出てきた。
つまり、今現在エジプトで起こっている事はヨルダンやシリア、湾岸諸国やイランとどこに波及してもおかしくないのです。


まさにジョージ・ブッシュの夢見た中東民主化ですが、皮肉な事にイランやシリアなど徹底的に情報統制と弾圧が出来る国なら抑える事が出来る一方で米国から援助を貰っているエジプトは米国の口出しを聞かなくてはいけないが、さっそくオバマがムバラクに即刻辞任を迫った。
イスラエルの専門家達はオバマら米国は中東の事が解ってないと感じ、「ロシアみたいに黙っていれば良いのに」と不満一杯。
現在、この自然発生した「エジプト革命」には指導者がいないが、もしもムスリム同胞団がこれをハイジャックしたらどうなるのか。
多くの人はイランの軍事力を過大評価しているが、イランの戦闘機は1979年のイラン革命前年(!)にカーターが当時のイラン支配者シャーに渡した旧式の米国製。他には北朝鮮のミサイルを改良したのがあるくらいでイスラエルのジェリコ・ミサイルとは比べるまでもないのに対し、エジプトには何と220機(!)のF16戦闘機など最新の米国製兵器があるので、南部戦線を手薄にする事で莫大な経済的恩恵を受けてきたイスラエルは30年前に戻るという悪夢になるかもしれない。
さらにスエズ運河が閉鎖されたらどうする?
なのに、イスラエルで語られているニュースは総参謀長予定者の不動産がどうたらこうたらで不適格になったとか現総参謀長をバラックが嫌っているから緊急時に拘わらず任期期間は延長せずに2ヶ月だけ臨時の総参謀長を置くとか、ムバラク同様にエゴ・エゴ・エゴの丸出しの模様。
 (道楽Q)


(宮崎正弘のコメント)フィリピンからマルコスを追い出したのは米国です。韓国で左翼政権を「民主化」と言って背後で支援したのも米国。台湾で「民進党」を支援し、陳水扁政権誕生へ到る長いプロセスでも、民主化を要求したひとびとを米議会が積極的に支援した。けれどもいざ陳政権ができたあと、「独立志向」をつよめると、民進党から離れたのも米国。
 その米国をつねにイスラエルは味方につけるというのは政治的離れ業でしょう。

  ♪
(読者の声3)主婦の身、朝食の支度をしながらラジオ放送を耳にしたので細かいことは残念ながら聞き逃したところがありますが、「北方四島は日本の領土だといくら声高に叫んでも絶対戻ってこないし、ロシアはどんな条件を出されても痛くも痒くもない」
と言うのは、ソ連時代に取り交わした文書(正しい文書名は聞きも漏らしました?)に「日本国内から、米軍基地を全部引き上げたら、四島全島返還する」と言う記載があるそうです。この時のコメンテーターは「誰もこの内容を話さないのが不思議なんですよね」と話し始めたのです。
それ以来(聞いたのは昨年の春です)新聞紙面等に北方四島の記事が載るとどこかに文書の事が載ってないかと読んでいるのですがどこにもありません。日本の国会議員たちはこの内容の文書があることを知らないで交渉しているのでしょうか。
鳩山前首相はなぜ沖縄の基地を国外に移設と言い始めたのかな? と不思議に思ったのですが、彼はこのこと(文書内容を)知っていた?ので、おめでたいから簡単に沖縄だけでもまず国外に移せばロシアも判ってくれる(友愛精神で?)と思ったのでしょうか。
昨日、産経新聞モスクワ支局著「誰がメドベージェフを不法入国させたのか」が発行されましたが、この著書に書かれていないかと思って、今日にでも書店に足を運ぶ予定です。
  (ST子)

(宮崎正弘のコメント)当該文書は強盗の居直りのようなもので、まともに相手にする必要はなく、むしろそのコメンティターは、ロシアの代理人のごとき発言をしていますね。
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一方で確かに今までムバラクは中東和平と安定に大変な貢献をしてきたが、準独裁ともいえる体制を作り上げて息子に大統領職を継がせる工作を行ってきたので政治意識の高い若者の不満があったが、強力な軍事力と警察力の上にムバラクのバックに米国がいる事で誰もムバラクと闘う事など出来る訳が無いと思っていた。
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高山正之氏の書評か下記にあります↓(『波』貳月号)
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< 宮崎正弘のロングセラーズ >
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談、海竜社、1575円)
『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)

『絶望の大国 中国の真実』(同じく石平氏との対談。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
◎宮崎正弘のホームページ 
http://miyazaki.xii.jp/
(C)有)宮崎正弘事務所 2001-2011 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。

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太田述正コラム#4535(2011.2.2)
<皆さんとディスカッション(続x1094)>

<太田>(ツイッターより)

 (コラム#4476に関し)チュニジア、エジプト、イェーメン、ヨルダン、スーダンで起こっていること全ては、1215年のイギリスでの専制的 支配打破・・自由民主主義・・宣言(マグナカルタ)が起源なんだよ。(チュニジア以外は旧英領。)

<XXXX>

 ところで太田さん、イアン・ニッシュの論文集なり著書なりは要りますか?
 イアン・ニッシュの(外務省を除いた)歴史観は太田史観に近いので役立つと思いますよ。
 特に、イアン・ニッシュが日本の外務省を中心に取り上げた『日本の外交政策1869-1942』は、最近の太田さんの興味・関心をひくところじゃないかと思います。

<太田>

 ボクはヤギみたいなもんで、読者のくれる紙は何でもがっついて食べる。
 なーんて言うとXXXXさんに失礼だけど、とにかく送って下さい。

<υΔΔυ>(「たった一人の反乱」より)

 関係ないけど、エジプトといえばフィフィ
http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10788441634.html

<ΔυΔυ>(同上)

 「新政権がホメイニ的政権(=イスラム原理主義的政権)ないしナセル的政権(汎アラブナショナリズム/ファシスト政権)になる恐れもあ る」(#4533)
 「シリアのアサド政権の相対的安定性の理由がその反米性にある」(#4535)を裏付けるかのような記事ですねw。
 どんな勢力が新政権を握るんでしょうねぇ?

<太田>

 そんじゃさっそく、いつものエジプト「革命」特集を。(本日も紹介すべきその他の記事はなかった。)

 イスラム原理主義勢力がエジプトで権力を握れるかどうか疑問だし、権力を握ったとしてもそれほど心配はいらない、とあのシュペングラー大先 生・・自分がアジアタイムスの記者であることを明かしちゃったぜ・・がおっしゃっておる。↓

 ・・・There’s a big difference between radical Islam with and without
oil, and an Egyptian government that allies with Hamas and seeks
confrontation with Israel would face potentially catastrophic economic
conditions. Even Islamists have to eat, as I wrote in my “Spengler”
column this morning. Egypt desperately needs aid from the US, not to
mention the Sunni Gulf States.・・・
http://blog.atimes.net/?p=1669

 その理由をもう少し詳しく述べてるのがこのコラムだ。
 私の言葉に直せば、エジプトのイスラム同朋会って、現在のトルコの与党並みの穏健なイスラム集団に変身しちゃってるってんだな。
 もち、かなりアナクロな所はあるし、やや反米・反イスラエルだけど、どうってことないよってわけ。↓
 ・・・the Brotherhood of today is not the Brotherhood of yesterday.
Decades ago, it renounced violence. More recently, the group has
publicly committed itself, in Arabic, to many of the foundational
components of democratic life, including alternation of power, popular
sovereignty, and judicial independence. In its political programs, the
Brotherhood has largely stripped its programs of traditional Islamist
content. Where the Brotherhood once talked endlessly about "application
of shariah law" (tatbiq al-shariah), it now settles for vague
expressions promoting Islamic values and morals. Meanwhile, its
vocabulary has shifted from favoring an "Islamic state" to a "civil,
democratic state with an Islamic reference."
 The Brotherhood, to be sure, is not a force for liberalism, nor is it
likely to become so anytime soon. The group holds views that most
Americans would be uncomfortable with, including on women's rights and
segregation of the sexes. But we're not voting in Egyptian elections;
Egyptians are.
 Ultimately, though, American fears about the Brotherhood are not about
gender equality or religious freedom. After all, one of America's
closest allies is the most theocratic country in the world. Saudi
Arabia, as conservative as it is, supports U.S. security objectives in
the region. The real concern is whether the Brotherhood, known for its
inflammatory rhetoric against Israel and the United States, would work
against U.S. regional interests. Crucially, would it attempt to cancel
the peace treaty with Israel─long the cornerstone of the U.S.-Egypt
relationship? Such an outcome is unlikely; the Brotherhood is well aware
that this is a red line for the international community. Any new,
transitional government─which will be tasked with rebuilding a battered
country─will not want to harm its relationship with Washington and risk
losing billions of dollars in much-needed assistance.・・・
http://www.slate.com/id/2283616/pagenum/all/#p2

 なお、このイスラム同朋会的イスラム原理主義とアルカーイダ系イスラム過激派との違いが詳述されている記事がこれ。↓
http://www.nytimes.com/2011/02/03/world/middleeast/03jihad.html?hp =&
pagewanted=print

 それにそもそも、イスラム同朋会、現在進行形のエジプト「革命」で補助的役割しか果たしておらず、「革命」の主力はあくまでも世俗的な人々なん だよ。↓

 ・・・For many, the Brotherhood itself is a vestige of an older order
that has failed to deliver. ・・・
 For the first time in a generation, Arabs seem to be looking again to
Egypt for leadership, and that sense of destiny was voiced throughout
the day. ・・・“Once we do, we’re going to free the Arab world.” ・・・
http://www.nytimes.com/2011/02/03/world/middleeast/03arab.html?hp =&
pagewanted=print

 いずれにせよ、ポスト・ムバラク体制は、より反米的でより親アラブ/イスラム隣人的になるのは必至だとよ。↓

 ・・・“It is clear the new Egypt in the post-Mubarak era will be
self-determined, more anti-American and closer to its Arab and Muslim
neighbors. And this will happen whether or not the Muslim Brotherhood
takes the driver’s seat in a new government,”・・・
http://www.csmonitor.com/layout/set/print/content/view/print/360542

 トルコの親イスラム政権のエルドガン首相もムバラク退陣を求めたぞ。
 これで決まりかなあ。↓

 Egyptian President Hosni Mubarak's pledge to stand down in September
elections isn't enough and he should leave office immediately, said
Turkish Prime Minister Recep Tayyip Erdogan, marking his second
intervention in as many days in support of opposition protesters.・・・
http://online.wsj.com/article
/SB10001424052748703960804576119811353451704.html?mod=WSJAsia_LEFTTopStories

 ところで、ムバラクのアホ親衛隊たる(治安)警察がムバラク支持の暴力的デモ隊・・ラクダ部隊が先導!・・をしつらえて、反ムバラク群衆に殴り 込みをかけさせたぞ。
 お見通しの英国のキャメロン首相が、ムバラクを非難したぞ。↓

  The Egyptian government struck back at its opponents on Wednesday,
unleashing waves of pro-government provocateurs riding camels and horses
and armed with clubs, stones, rocks and knives in and around Tahrir
Square in a concerted effort to rout the protesters who have called for
an end to President Hosni Mubarak’s near-30-year rule. ・・・
 Prime Minister David Cameron of Britain issued a strong statement
deploring the violence, adding what appeared to be a veiled threat. “If
it turns out that the regime in any way has been sponsoring and
tolerating this violence, that would be completely and utterly
unacceptable,” he said. “These are despicable scenes that we are seeing,
and they should not be repeated.”・・・
http://www.nytimes.com/2011/02/03/world/middleeast/03egypt.html?_r=1&hp =&
pagewanted=print

 どうして、(治安)警察の仕業だと分かるかというと、今までさんざ同じことを彼らがくり返してきたという前歴があるからだ。↓
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/02/02/with_eyes_red_from_rage ?
page=full

 (治安)警察、ちぐはぐもいいとろこで、その直前にインターネットを復旧させちゃてたもんだから、国際ジャーナリズトタチへの上記暴力的デモ隊 の殴り込みも含めて、リアルタイムで、全世界に抗議の嵐とともにその映像等が流れちゃった。↓

 ・・・The attacks on reporters came as Internet access was restored in
Egypt for the first time since last week, and many Egyptian bloggers
began posting in earnest. ・・・
http://www.nytimes.com/2011/02/03/world/middleeast/03journalists.html?hp =&
pagewanted=print
 ・・・The government's motivations at this point are truly mysterious.
If it did indeed plan this as a sort of street-power move, why would it
restore the Internet two hours beforehand, enabling besieged protesters
to send a barrage of frantic and chilling tweets from the maelstrom? ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/02/02/day_of_the_thugs?page=full

 反ムバラク群衆の中に女性の姿は圧倒的に少ない。
 どうやら、女性の過半は親ムバラクらしい。
 イスラム原理主義のこれ以上の伸張に女性達が一番懸念を持ってるってさ。
 ただし、イスラム原理主義のこれまでの伸張は、ムバラク政権の下で失業した男が増え、保守化してイスラム回帰が起こったためだってんだから、元 はと言えば元凶はムバラクなんだけど・・。↓

 ・・・Though Mubarak has been in power for too long, and violated the
human rights of his people, for the average Egyptian woman, there is the
potential for things to get far worse. The position of women in Egypt
has already declined in the past two decades.
 You could blame it on the stagnant economy, which could of course be
blamed on Mubarak’s bad policies. On even a normal day, thousands of men
loiter in the streets of downtown Cairo. Young and unemployed, most have
never had a normal sexual partner. This kind of young, male frustration
manifests itself in religious devotion, aggressive sexual harassment, or
both. The Egyptian streets have become increasingly conservative, and
women, in turn, have covered up.・・・
 A recent public opinion survey in Egypt showed that 80 percent of men
think it is OK for a husband to beat his wife for speaking to another
man, one-third of men and women believe that it is OK to resort to
violence if a woman refuses sex. Acid attacks and honor killings are
already far too commonplace・・・
http://www.doublex.com/blog

<植田信>(2011.2.2)http://8706.teacup.com/uedam/bbs

 ・・・官僚とアメリカは、占領時代以来、メディアと検察を管理しており、常に、日本国民をアメリカに都合がいい方向に誘導している、とい う・・・面があることは確かです。
 しかし、すべてがそうではないだろう、というのが、私の立場です。
 アメリカにそこまで利用されている「日本というシステム」のほうが、よほど問題だろう、と。・・・

<astroecology>同上

 ・・・
 そうなんです。
 「自粛」っていう感じです。
 米国に対しては、外務省と防衛省が自粛しているという感じです。
 私は一度、会議でアメリカの大佐をかんかんに怒らせたことがあるんですが、それぐらいがいいと思いますよ。
 <私の著書の>「米軍基地と環境問題」も出版されたら、ひょっとしてアメリカから嫌がらせでもあるのかと思いましたが、そんなのは一切ありませ ん。
 防衛省からの嫌がらせの方が可能性は高かったですね(笑)。(なかったですけど。)・・・

<植田信>同上

・・・
>米国に対しては、外務省と防衛省が自粛しているという感じです。

 いや、確かに自粛かもしれませんが、それよりも、吉田茂体制のもとでは、そうでしかありえない、と私は見ています。
 だから、この問題では、最も的確な発言を発信しているのが、元防衛庁官僚の太田述正氏です。
http://www.ohtan.net/

 最近は、脱藩官僚の人たちが、各省庁から出てきて、おかげで官庁の内部事情が外部の者にもわかるようになってきました。
 外務省の場合は、佐藤優氏。
 それに、本日の新井さんのサイトに紹介が出ていますが、天木氏。
 
http://midorinonet.com/purplejade/

 外務省と防衛省の自粛は、吉田茂体制が続く限り、続くでしょう。
 関係者にどうこうできる性質のものではありません。・・・

<太田>

 延々とアストロ-植田間で無内容なエールの交換的ヨタ話が続いてる。
 それにしても、ボク、植田サンに取り憑いちゃってる感じだね。
 知ーらねっと。
◎防衛省OB太田述正メルマガ
のバックナンバーはこちら
http://archive.mag2.com/0000101909/index.html

http://www.amazon.co.jp/dp/4890632689/
  ♪♪
(読者の声1)「驕れる白人と闘うための日本近代史」(ドイツ語原著、松原久子、田中敏 訳 文藝春秋 2005年(原著1989年)
「平成の開国」とノーテンキなカンカラ菅では読んでもわからないでしょうが、江戸時代の高度に発達した農村の自治、自由な経済活動、先進的な郵便(飛脚)、銀行(両替商)など、通行税や国内関税の撤廃はドイツに250年も先行していた。何度かの大飢饉をのぞいては概ね平和な暮らしが続き、移動の自由がなかった農村でも神社仏閣への参拝は別で、毎年数百万人もの人びとが日本国内を旅しては各地の特産品、農業技術などを取り入れた。1700年ころには、すでに市場は飽和状態、日本の市場は常時商品の供給過剰に悩まされた、日本は徹底的に供給過剰社会であった、という。
なにか現在の状況によく似ています。欧州は大航海時代以前はろくに売るものもなく、オリエントからの香料や陶磁器などの代価に白人奴隷をアラブに供給していた(スラブ人の語源がスレイブ:奴隷)。
明治維新に先立つ幕府の対応は不平等条約を押し付けられ、日本と外国の金:銀の交換比率の差を利用しての莫大な金の流出につながった。関税自主権は日露戦争後の1910年までなかった。