ムバラク以後のエジプトを怖れる
カルザイ王様は、顔が男前だから好きだったけど
この記事を読んでから「カス」やなと思った。
しょせん、強盗の国のおっさんやな。残念。
援助金泥棒!!貧乏な国のクセに
不動産投機をやってる場合かよ。
自分の国の復興のために使う金だろうが。
関係ないけど、
イスラエルの悪口を言う人は、日本人でも
嫌いです。クリスチャンは、イスラエルの味方です。
イスラエルの悪口を言う人とは、付き合えないね。
逆に、イスラエルを擁護しない人は、たぶん
神さまを信じていない偽クリスチャンだと思う。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成23年(2011)2月3日(木曜日)
「アフガニスタンの救世主」=カルザイはこうして「売国奴」となった
主力の「カブール銀行」から九億ドルが消えて、さて現金はどこへ行ったのか?
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昨秋以来、カブール銀行の取り付け騒ぎは、事実上の銀行倒産にいたる。
カブール銀行はカルザイ大統領一族とファヒム副大統領の弟らが大株主である。公務員、軍人の給与はカブール銀行のそれぞれの講座に振り込まれていた。
経営者の何人かが不正に預金をドバイに送金していた。不動産投機に、米国や日本からの支援金を流用していた。そして09年のドバイ・ショック。
不動産は暴落し、カネは砂漠に消えた。ついでに言えばドバイの物件に投資して20億ドルをすったのは中国浙江省は温州の阿漕な投資集団でもあったが。。。
昨秋、この事件が発覚して前のふたりの経営者を更迭し、新たに経営トップにおさまったガジ「カブール銀行」頭取は、「それでも資本金8億ドルは無傷である」と各方面に銀行再建のメドを宣伝しているが、まったく誰も信用せず、町の商人らは銀行に預金する考えがない。
IMFは金融安定プログラムが実行されていない条件下では追加融資は行わない。
日欧米諸国がアフガニスタンへの援助で、もっとも懸念した問題は、支援するカネの一部がテロリストへ流れ、武器を調達する資金に化けることだった。まさか、不動産投資に流用するなんて!
2010年2月13日付けの米国公電は「カブール銀行は公務員への給与支払いを遅らせ、その間に利子を操作して、さっと儲けるなどあざとい手口を使っている」と報告していることがウィキリークスの暴露で発覚している。
さらに当時、さかんに観測されたことは銀行の預金がカルザイ大統領再選のための選挙資金に流用されていることだった。
ファヒム副大統領と弟は麻薬ビジネス、カルザイの弟は米軍との関連事業を独占している。
カルザイ政権の鉱山開発前担当大臣は中国から3000万ドルの賄賂をうけとり、これまたドバイの銀行に送金していた。
中国はそれでアイナク銅鉱山(アレキサンダー大王時代からアフガニスタンには輝く鉱山の存在が知られていた)の開発権を独占し、しかもその鉱山を警備しているアフガニスタン警察の給与の半分は日本が負担している。
壮大な矛盾!
アフガニスタンは西側の援助にたかる、きわめてたちの悪い人々が権力の周辺で、とてつもない「事業」を展開しているようだ。
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(読者の声1)2月1日産経新聞夕刊より「住民投票、外国人投票権は合憲」の見出しで「永住者に限らず、日本国籍を有しない者に付与したとしても、憲法上の国民主権の原理と矛盾するものとは考えていない」と指摘し「違憲ではない」との閣議の答弁を決定したと報じた小さな囲み記事があります。
これなど、我々日本国民にとっては「敵はローマではなく、議会であった」とのハンニバルの嘆きそのものです。
しかし我々草莽はカルタゴの滅亡をただ座して見るわけにはいきません。今すぐできることは、2月11日の建国記念日には、各家々に日の丸を掲げ、我々が国を護るとの意思表示を明確に示すことだと考えています。
もちろん私も掲揚します。
国旗がない家庭が多いとは思いますが、子供さん、お孫さんに日の丸を手書きさせた小旗でも構わないじゃあありませんか。
我々は主権を放棄していないこと、我々の自主防衛の気概を政府に(これはラックジョークですが^^本音です)見せてやりましょう。
いまこそ自主防衛の旗を掲げましょう(これは、自民党西田参院議員のスローガンです。念のため)。
(GV2)
(宮崎正弘のコメント)日の丸、町でめだつようになりました。
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★一日一行★ エジプト抗議集会は不発では? 百万人参加と豪語したが十万だった。
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(読者の声2)貴誌3221号の貴見「エルサレムを訪問中だったメルケル独首相とベンヤミン・ネタニヤフ首相が会談後に記者会見し、「エジプトの騒擾の背後にはイランがいる」と言明した(1月31日)。「ムバラク以後のエジプトを怖れる」ともネタニヤフは言った」
(引用止め)
ネタニヤフ(イスラエル首相)の発言は真相を言っているように見せて、確信犯による典型的な偽情報と判断します。多分、米国向けと読めますが。急きょ帰国した元国際原子力機関の事務局長さん。これ、誰の唆しで帰国したのやら。
それにつけても日本の媒体に載るエジプト情報の薄さには寒心させられます。
ムスリム聖職者に情報ルートをもっていないし、必要性を認識できない思考に原因があると考えます。
(SJ生)
(宮崎正弘のコメント)かつてコーランも訳した大川周明のような人がでない。日本の悲劇ですか。
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(読者の声3)エジプトの政治混乱でイランの影響を心配する話が出ています。
イスラム教にはアラブ人(エジプト他)のスンニー派とペルシャ人(イラン人)のシーア派があります。両派の対立は激しく、カイロ事務所の私の秘書は、シーア派はイスラムではないとまで言い切っていました。
したがって今度の政治混乱で、エジプト人がホメイニのようなシーア派の統治を受け入れる可能性はないと思います。
しかし、スンニー派の中の世俗派と原理主義派の抗争はあり得ます。
私がカイロにいたころはサダトの開放政策の時代でした。ギザのピラミッドの傍にサハラシティという大きな観光テント小屋があり、ベリーダンスをやって居ました。ある時は白い長衣を着た湾岸の大金持ちが秘書を連れて見物していて、気に入った踊り子さんの胸に盛んに百ドル(?)札を挟んでチップをはずんでいました。ダンスが終わって熱気のテントから外に出ると、ガラリと変わって砂漠に巨大なピラミッドの黒い影が浮かび、空は満天の星です。
日本からのお客さんは皆感動していました。しかしその後エジプトは原理主義的になり、風紀を乱すということで、テント小屋は廃止されたとのことです。
ちなみにスンニーとシーア派の区別は、髭で、口ひげはスンニーで、顎髭はシーア派だそうです。確かにイラン政府の要人は皆顎髭派です。
今度の混乱でエジプト軍が独裁者ムバラク大統領に忠実ではなく、国民側に立っていることは素晴らしい。
日本の自衛隊も、危機に臨んでは必ず国民の側に立つという基本を全隊員に徹底して欲しいと思います。
(東海子)
(宮崎正弘のコメント)そうそう、小生も十年ほど前、チュニジアの漁村の洒落たレストランでベリーダンスを見ました。付近の女子大生のアルバイトでしたが。。。
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(読者の声4)貴誌前号のコメントですが、「今回のチュニジア報道では旧宗主国フランスの論調が甘かった。エジプトでは米国の同盟国ゆえ、甘いですね。英国メディアはエジプト報道なかなか、良い解説と分析があります。なぜって、スエズから追い出された恨み?」
(引用止め)
政治、宗教、報道、真ん中にスタンスを置くということは不可能に近い。
公正、公平、冷静、客観的、どれも、どこに軸足を置くかでその定義は違う。ひどいのは中国共産党の報道です。
次にぼくはイスラエルの報道機関だと思っている。ネタ二ヤフほど食えない男も世界に珍しい。うそつきの政治ブローカー。小沢と同じ。それ顔に書いてある。ムバラク擁護はUSを利用するためのManipulationという小細工。USはイスラエルに年間30億ドル提供して、エジプトには15億ドルですね。
両国に提供する武器と情報にも格差がある。USは、イスラエルとエジプトの間に戦争が起きないためにカネを出してきた。
1967年6月の「Six days war」時代のイスラエルの軍事費は8%だったのが、USが両国にカネを配るようになってからは2%以下だと。だからエルサレムの報道は、カネ、カネ、カネ。。。。。。。。。アンクル・サム(米国)にとっては中東の油の確保だから“えらい安うおますな”と言えますね。
(伊勢ルイジアナ)
(宮崎正弘のコメント)あの六日間戦争は学生時代でした。手に汗をにぎる毎日でした。片目の将軍ダヤンや、ゴルダ・メイアという女傑宰相が国家をリードしていて、主権を守る政治的行為とは、こういうことかと大いに勉強にもなった。
そしてあの時代、日本で中東問題を解説できる数少ないひとりが村松剛さんでした。
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