イスラエルからのニュース
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
2011年1月30日(日)
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*エジプトのデモ激化でカイロにあるイスラエル大使館が閉鎖に。外交 官の家族と旅行者50人が安息日にもかかわらず飛行機で避難。外交 官らはエジプトに滞在中。混乱の拡大が懸念される。(H,P)
*イスラエルでもアラブ系市民が集まりエジプトの反政府デモを支持する集会を行った。参加者の中には元国会議員の姿も。(Y)
*エジプトでの騒乱を避けるため、ムバラク大統領の夫人と息子たちとが英ロンドンに渡ったとの報道。現地のメディアは報道を否定。大統 領の後継者は息子のガマル氏になると見られていた。(Y)
*エジプトでの混乱でガザ地区への燃料密輸が停滞か。多くの住民がガソリンスタンドに殺到。ハマスは物資不足を否定している。(H)
*南米各国がパレスチナ国家承認を発表する中、パラグアイもパレスチナ国家を承認。1967年の境界線を国境と認めた。(Y)
*同時多発テロは米政府の陰謀だとの意見をブログで発表し、事務総長の非難を受けた国連のパレスチナ人権問題担当者が「捜査の中立性が重要だと指摘したまで」と反論。告発した団体を逆に非難した。(P)
*米のユダヤ人アイスホッケー選手がコーチらから反ユダヤ的発言を受けたとして所属チームを訴え。自身の宗教のためにチームから分離されていたという。スポーツ界には根強いユダヤ人主義がある。(Y)
*超正統派向けのネット動画サイト「グラチューブ」が登場。性的なものを載せないとして女性の動画は一切無し。投稿された動画はすべて「コシャー検査員」がチェックし、適切かが判断される。(Y)
2011年1月31日(月)
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*エジプトでの暴動を注意して見守っている、とネタニヤフ首相。30年以上の平和な関係がこれからも発展することを願うと語った。エジプト情勢について省庁にコメントを控えるよう指示。(Y,H,P)
*キプロスがパレスチナを国家承認したとパレスチナが報道。キプロス政府は「1988年にパレスチナ国家を承認した立場から変化は無い事を書簡で確認した。国境線には言及していない」と説明。(Y,H)
*ガラント氏の汚職疑惑のため、現国防軍参謀長の辞任式典を延期することが決定。事件の詳細を記した宣誓供述書の中に誤りがあることも明らかに。ガラント氏は意図的ではないと語っている。(Y,H)
*エジプトでは昨日も反政府の暴動が継続中で、刑務所から多数の服役者が脱出する等、治安が悪化。怒りは米とイスラエルに。「米は民主主義を支持せず、イスラエルを支持している」とある市民。(P)
*先週金曜、19歳のパレスチナ男性が入植者の銃撃で死亡した事件で、警察が週末から昨日にかけて4人の入植者を逮捕。入植者らは、ハイキング中にパレスチナ人から襲撃されたと話している。(Y,P)
*21歳のベドウィン人男性が、露出度の高い服を着た写真をフェイスブックに掲載した18歳の妹を銃撃。妹は軽傷を負った。(Y)
*ヒズボラのスパイとして昨年逮捕されたアラブ系市民が、司法取引で9年の刑に。軍事情報をヒズボラに提供していた。(H,P)
*ハンガリーでユダヤ人墓地が荒らされる事件。75の墓石を倒したことを十代の少年3人が認めた。被害額は7500ドル(約60万円)。
ハンガリーには現在10万人のユダヤ人が在住している。(Y)
2011年2月1日(火)
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*ネタニヤフ首相は1979年のイランと同じようにイスラム過激派がエジプトを制圧することを警戒。ドイツのメルケル首相との合同会見で語った。シナイ半島にはすでに800人の兵士を配備済み。(H,P)
*イランは来年にも核兵器を完成させると英国防長官。欧米は楽観的姿勢を捨てて、最悪の事態に備えるべきだと語った。(Y,H)
*久しぶりにガザから砲撃。グラッド型ロケットとカッサムロケットが着弾した。民家近くに着弾し、4人がショック状態。(Y,H,P)
*混乱が広がるエジプトからイスラエル市民400人がベングリオン空港に到着。「テレビで騒いでいるほど激しくない」との証言も。(H)
*東エルサレムのスコパス山で、24戸の住宅建設の起工式に米の元大統領候補ハッカビー氏も出席。「エルサレムにユダヤ人が住めるか、住めないかで議論があるのが考えられない」と語った。(Y,H)
*テルアビブ南部にあるホロコースト被害者支援の会の建物の壁に、鍵十字が落書きされる事件。教育の必要性が再確認された。(Y)
*米の州立大学で開催された親パレスチナの集会で親イスラエルの学生400人が立ち入りを禁止された。案内には入場無料と書かれていたが、親イスラエルと分かると入場料を要求されることも。(P)
*急進的な超正統派の団体がラビ認可の服だけを販売する「コシャー」 の洋服店をオープン。「多くの超正統派女性が不適当な服を着、自分たちの品性を損なっている」と広告は主張している。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp