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やましくないらしいが、いつまでも企業から金をせびってたし、政治資金を私物化してたからね

<小沢元代表強制起訴>「やましくない」 全面対決の構え
毎日新聞 1月31日(月)21時7分配信

強制起訴を受け、コメントを読み上げる民主党の小沢一郎元代表=衆院第1議員会館で2011年1月31日午後6時5分、西本勝撮影

 「国民、同志の皆様にご心配をおかけしていることをおわび申し上げます」。31日に政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表の小沢一郎被告(68)はそう述べる一方、「何一つ私自身やましいことはない」と改めて潔白を主張した。弁護団とともに全面的に争う構えの元代表に対し、検察官役の指定弁護士は有罪立証に自信を見せる。市民の判断によって政界の実力者が裁かれることになった法廷で、激しい攻防が始まる。【曽田拓、杉本修作、和田武士、伊藤直孝】

【有罪立証に自信】小沢元代表強制起訴 起訴の指定弁護士が会見

 小沢元代表は31日夕、衆院第1議員会館内で十数分間、報道陣の取材に応じた。冒頭に謝罪後、自身の見解を書いた紙に時折視線を落としながら「1年余にわたる徹底した捜査で不起訴になった」と従来の主張を改めて繰り返した。その上で「(強制起訴は)検察の起訴のように有罪の確信があって行うのではなく、法廷で白黒をつけるために行うと当の検察審査会自身が述べている」と、検察による起訴とは違うと強調した。

 報道陣から党執行部による離党勧告などが行われた際の対応について聞かれた際にも同様の発言を繰り返し、「今後も民主党議員としてやってまいりたい」などと離党や議員辞職を否定した。

 取材に応じる間、小沢元代表は囲むような形で質問をした記者に顔を向けながら話をするなど、余裕をうかがわせるような表情に終始した。「今後、裁判が始まると、執行部入りや政府入りができなくなるのでは」との趣旨の質問には、想定外だったのか「執行部入り?」と聞き返しながら苦笑する場面も。ただ、記者から「(強制起訴も)起訴は起訴で、離党すべきだとの声もある」と問われると、一瞬不機嫌な表情に。「大方の法律家も一般の方々も検察による起訴とは違うと認識している」と反論した。

 別途会見した小沢元代表の弁護人・弘中惇一郎弁護士(65)は「今回の起訴は検察側の起訴基準と全く異なる基準でなされたのは明らか」と無罪判決に向けて自信を見せた。

 弘中弁護士はロス疑惑や薬害エイズ事件、郵便不正事件など社会的に注目された事件で無罪判決を得たことで知られる。会見では「検察が『有罪間違いなし』と起訴したものでも崩れる。検察審査会は、検察が調べたことの一部である調書だけをもとに起訴議決をした。『裁判で白黒つけよう』という考え方は人権の面から見ても大変疑問」と、検察審査会を批判。今後、弁護団を増員して弁護活動に当たる方針を明らかにした。

 小沢元代表が融資の申込書類に署名した点などを指定弁護士側が「偽装工作」として有罪立証の根拠にするとみられることについては「具体的な主張がない時点で個別のことは申し上げかねる」と述べるにとどまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110131-00000090-mai-soci
<小沢元代表強制起訴>民主内紛再燃か 「菅降ろし」波及も
毎日新聞 2月1日(火)2時31分配信

衆院予算委で下地幹郎国民新党幹事長の質問に答える菅直人首相=国会内で2011年1月31日午後4時27分、藤井太郎撮影

 民主党の小沢一郎元代表が31日、政治資金規正法違反罪で強制起訴されたことで、小沢元代表や配下のグループの党内での影響力が低下するのは確実だ。しかし、菅直人首相も11年度予算案審議が行き詰まる「3月危機」を打開する糸口はつかめず、求心力は急落している。弱体化する民主党政権下で、元代表の処分を巡り内紛が再燃すれば政権の足元は揺さぶられ、「ポスト菅」をにらんだ駆け引きが激化する可能性もある。【大場伸也、葛西大博、横田愛】

【特集】小沢一郎・民主党元代表を強制起訴

 「小沢さんから『離党する』という方向に誘導してきた。追い出したら一緒に離党していく人が出てくる。苦しいよ」。民主党執行部の一人は31日、小沢元代表が「離党せず」を明言したことに、対応の難しさを口にした。

 鳩山由紀夫前首相や輿石東参院議員会長ら小沢元代表に近い有力者が「処分不要」を訴え、処分問題は新たな党内亀裂の導火線となりかねない。「反小沢」の急先鋒(せんぽう)、枝野幸男官房長官も表立った批判は抑えた。

 岡田克也幹事長ら党執行部は、小沢元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)早期出席を拒む態度を「反党行為」ととらえ、強制起訴と「合わせ技」(党幹部)で離党勧告などの処分に踏み切る「小沢切り」シナリオを描いてきた。

 しかし、小沢元代表に政倫審出席を求める議決は野党の協力が得られず断念し、「小沢排除」の強硬路線の勢いはない。別の執行部メンバーは「手順を踏んでやってきた。すぐに判断しなければ」と焦燥感をにじませる。

 野党側は証人喚問要求で攻勢に出ており、安住淳国対委員長は役員会後、記者団に「何らかの形で国会での説明は果たしていただければありがたい」と証人喚問も視野に入れる姿勢を示した。

 しかし、反発した小沢元代表やグループが執行部との対立姿勢を鮮明にすれば政権運営は行き詰まりかねない。菅政権は予算関連法案について、参院で否決されても衆院で3分の2の賛成で再可決する道も模索するが、頼みの社民党や無所属議員を入れてギリギリで、仮に数人でも小沢グループが造反すれば破綻する。菅グループからも「一気に(離党勧告まで)やったら党が割れる。結束して予算成立に集中すべきだ」との声が上がる。

 処分を強行すれば党内が混乱し、4月の統一地方選を控え「菅降ろし」が火を噴く恐れもある。「3月危機」で内閣総辞職を避けるには、「ポスト菅」の動きに火を付け、「死に体」化するのだけは避けたいのが実情だ。

 小沢系、中間派と連携強化の構え

 強制起訴を受け、求心力低下が避けられない小沢元代表にとって課題は党内での影響力維持だ。「草刈り場」にならず、生き残りをかける小沢元代表率いる党内最大グループは中間派との連携を強める構えだ。

 「地方行脚にも行きたいし、国会での活動も必要なものはしたい」。小沢元代表は31日、記者団にこう語り、政治活動を精力的に続ける考えを強調した。小沢元代表は無罪獲得に自信をみせることで求心力を保つ狙いだ。

 元代表支持派は処分を検討する執行部をけん制、援護射撃する。森ゆうこ参院議員は31日「100%無罪。無罪になったら誰が責任を取るのか」と指摘。平田健二参院幹事長も「判決が出てからでも遅くない」と語った。

 反主流派が反撃の機会とにらむのは11年度予算案の年度内成立が焦点となる3月末。小沢系グループは総勢約150人で、とくに十数人の中核メンバーの結束は固い。参院否決後、衆院での予算関連法案への小沢系グループの対応に加え、与野党対立が激化して菅内閣が窮地に陥れば、内閣総辞職へと動く可能性もある。

 「処分はできないだろう」。小沢系の中堅議員7人は31日、国会内での会合で、こんな認識で一致した。

 しかし、小沢元代表が表舞台から一歩引き下がることで、グループの結束に緩みが出ないかとの警戒感もある。小沢元代表は選挙基盤が弱い新人議員を中心に夜の会合や地方行脚を続けてテコ入れを図っているほか、グループ内には小沢元代表の「不在」を埋める結集軸として、他の非主流派との連携にも活発に動きはじめた。

 一部は独自グループをつくった樽床伸二元国対委員長を支える。樽床氏は昨年6月の代表選で菅首相に敗れたが、小沢系グループの多くが支持に回った。24日夜には東京都内で新人議員7人と会食し、「(首相退陣による)代表選の可能性が高い。(動くのは)3月からだ」と後継に名乗りを上げる構えをみせた。

 31日夜、小沢系と鳩山前首相のグループの会合には、小沢元代表本人も顔を出した。側近の一人は「党を出て行くのは首相や岡田氏だ。そのほうが党内はすっきりする」と対決姿勢を改めて鮮明にした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110201-00000007-mai-soci