広西省マフィアでアフリカへ金堀にでかけているのは六千人 | 日本のお姉さん

広西省マフィアでアフリカへ金堀にでかけているのは六千人

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
       平成23年(2011)1月21日(金曜日)
        通巻第3200号

 中国の金堀師らは広西省チワン自治区上林県明亮鎮マフィア
  アフリカへ中国金堀集団はすでに一千グループが出稼ぎにでた
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 アフリカ各地で中国人が「活躍」している。
 ガーナとアンゴラで金を掘っているグループは千を超えている。
 どういう人々が熱帯の炎天下に炭坑夫さながらの重労働に耐えて稼ぎにいくのか、興味があった。
 なぜなら江戸時代、佐渡金山、山梨金山などへ独特の職人が向かっていたから。

 『南国早報』が伝える最新の情報によれば、アフリカへ出かけて金を掘り、三年間で十万ドルから四十万ドルを稼ぎ出し、故郷へ錦を飾る男らが続出しているという。近年の金ブームが背景になり、高騰した金の延べ棒に世界の金持ちが群がる。

 広西省チワン自治区は広東省の南、ベトナムと間に挟まれた貧困地帯。チワン続はおよそ六百万人と推定されるが漢族との同化が著しく、まだ漢族の入植も夥しくなって、いまや広西チワン自治区の『独立』はあり得ない。

 この省の省都は南寧。上林県はすぐ側、その県のなかに明亮鎮がある(鎮は日本の行政単位の村だ)。
嘗てこの地方は鉱物資源が豊富で、炭坑夫出身の堀師が多い。
いまも徒弟制で大工やレストランの請負と同じ。つまりレストランはボス一人に、コック、料理人、マスターなどがセットでくっつく。コック長がむくれると、全員がレストランをやめるので、翌日、その店がいきなり『休業』となるのは中国的特徴である。

 金堀グループも同様だった。ボスが七人から十人の集団を組織して、機械を調達し、地の果てアフリカはガーナとアンゴラへ出稼ぎに行く。金を掘るのである。
 
 炭坑町、鉄鉱石採石場など荒くれ男が多く、博打が流行る。
 博打ですった猛者、荒くれはすぐに集まる。アフリカだろうが、シベリアだろうが、彼らは博打の借金を抱えて、働かざるを得ないのである。

 三年働いて十万ドルから、中には五十万ドル貯めてボスもいる。労働者はこの十分の一。それでも中国へかえれば自動車が買える。

 広西省マフィアでアフリカへ金堀にでかけているのは六千人と見積もられている(Global Times、1月20日)
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大好評発売中! (アマゾンの歴史地理部門で第一位を記録<1月20日>)
宮崎正弘『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)
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「頑張れ日本!」設立1周年 1.29 民主党(菅)内閣打倒!
   中国の尖閣諸島侵略糾弾!草の根の力で「救国大連合」へ!
      国民大行進&国民決起集会

1月29日(土)10時00分 デモ準備 常盤橋公園集合
  13時00分 デモ前集会 常盤橋公園
  14時00分 デモ行進出発(常盤橋公園〓八重洲〓銀座〓有楽町〓日比谷公園)
  16時00分 国民大集会 日比谷公会堂 19時00分 終了

主催  「頑張れ日本!全国行動委員会」、「草莽全国地方議員の会」「チャンネル桜ニ千人委員会有志の会」
注意事項  日章旗以外の旗の持ち込み禁止。民族差別的プラカードの持ち込み禁止。 内容は変更が生じる可能性があります。お問い合わせは、03-5468-9222
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新春講演会「尖閣事件と歴史公民教科書」
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「尖閣事件と歴史公民教科書」 講演会が開催されます

日 時 平成23年1月30日(日)18時30分開場 19時開会
会 場 文京シビックセンター2階小ホール(東京都文京区)
参加費 1000円(新規入会者・会場での入会者は入場無料)
※本講演会は完全事前申込み制となります。ご注意ください。
◇プ ロ グ ラ ム
特別現地報告 われ尖閣諸島14回目の上陸を決行せり! 仲間  均(石垣市議・尖閣諸島を守る会代表) ※仲間均・石垣市議は、尖閣問題に命を賭けてきた歴戦の勇士で、去る12月10日に尖閣諸島への14回目の上陸を果たしました。ホットな現地報告を映像とともにお聞きするまたとない機会です
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尖閣諸島はこうすれば守れる  佐藤守(元航空自衛隊司令・軍事評論家)
祖先を敬い国を思う教育で日本を立て直す 岡野俊昭(元公立中学校長・前銚子市長)
尖閣事件と歴史教科書     藤岡 信勝(つくる会会長・拓殖大学客員教授)
尖閣事件と公民教科書     小山常実(つくる会理事・大月短期大学教授)
今年は日本人が正気にもどる年  加瀬英明(つくる会顧問・自由社社長)
<総合司会>      高森明勅(つくる会理事)

会場案内 文京シビックセンター 2階小ホール
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
お申込みは「つくる会」のホームページで受付中。
http://www.tsukurukai.com/

講演会に関するお問い合わせ、お申し込みは、お電話でも受付けます。
平日午前10時~午後6時 TEL:03-6912-0047
新しい歴史教科書をつくる会事務局まで
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(読者の声1)商社マンです。じつは貴誌の存在を昨年暮れまで知りませんでした。或る集まりがあって、国際情報のはなしから、どういう情報ソウスがよいかという話題に及んで出席した十三人のうち、九人が貴誌の愛読者ということがわかり、翌日から購読開始。宮崎正弘という名前は存じていましたし書店でも貴著をみかけることはありましたが、実際に読んではいませんでした。
 新年があけて先週日曜日都内で御新刊『オレ様国家 中国の常識』(新潮社)を手に取り、立ち読みを始めたら面白いので、買って帰り、四時間ほどじっくり時間をかけて拝読、いやじつに面白かった。
 
こういう中国の本質を他の日本のジャーナリストが論じなかったことが不思議です。
 来月にはまた別の新刊も出される由、すぐネットで予約したところです。
 こういう情報通が日本にいるという驚きと、マスコミが深追いしないテーマを執念深く追求されている論客の存在に、日本はまだまだ捨てたものではないと思いました。
 (JU生、杉並区)


(宮崎正弘のコメント)後激励有り難う御座います。励みになります。
 過去の十年のバックナンバーも閲覧できますので、お暇な折、ご覧ください。また小生のホームページも一年に何回か更新しております。併せてご笑覧のほど。
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 ●毎日一行● 枝野官房長官? これ、本当に昔「革マル派」ですか。偽物では。
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(読者の声2)ブルームバーグが、“フランス政府が、ソーラー発電を減税で促進したことが、フランス電力会社の収益を圧迫し~もはや、時限爆弾の爆発を待つという状態だ”と報じている。
中国製のソ-ラー・パネルとは、Jinkosolar(JKS)などの急成長と関係がある。
オバマが助成金を出したウイスコンシンのソーラー製造会社もチャイナに移動した。一概に、太陽熱発電~風力発電などが次世代の電力とはならないという警告だろうか?
するとやはり、化石燃料(原油)~ガス~原子力(ウラン)に向かっていく。
下記拙文は英語ですが、読んでください。
http://bomanchu.blog81.fc2.com/
(伊勢ルイジアナ)

(宮崎正弘のコメント)中国のフィーバーは博打と同じところがあって、将来の市場性とかは二の次なのです。
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<< 今月の拙論と予定 >>
(1)「ウィキリークスが暴露した中国の無法」(『WILL』3月号、26日発売)
(2)「世界を食い尽くす中国の食料爆食」(『サピオ』、1月25日発売)
(3)「中東の爆発は秒読みに」(『月刊日本』二月号、22日発売)
 
 ◆以下は既刊
(4)「中国に併呑されるのはごめんだ、台湾事情」(『正論』2月号、発売中)
(5)「中国に翻弄される馬英九政権」(『エルネオス』正月号、発売中)
(6)「中国最高指導者らのうっかり発言」(『共同ウィークリー』、1月20日号)
(7)「中国人の交渉の奥義」(拓殖大学『新日本学』冬号、発売中。展転社)
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(編集部より)拙著「オレ様国家 中国の常識」アマゾンの歴史地理部門で第一位!
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まもなく宮崎正弘の緊急新刊がでます!
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緊急出版 2月2日発売!
宮崎正弘の新刊
『ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』
 (並木書房、228p、並製。定価1470円)
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 中国の内部情報の機密暴露は超弩級だった。共産党幹部五千人がスイスに秘密口座!
 米国の情報管理は杜撰、外交に巨大な障害。ヒラリー以下国務省幹部は謝罪行脚。
 イスラエル・米国共同開発のコンピュータ・ウィルスはイランの核施設に潜入成功せり!
 ロシアは「ウィキリークス」関連サイトをハッカーで襲撃中!
 日本は「肥った負け犬」「長期ビジョンを欠落した指導者」と正確に描写!
 チュニジア政変を外交公電は予告していた!
 このほか、ウィキリークスが暴露した世界情勢の裏側を満載、鋭利に分析して解説。

<< 目次 >>
〈プロローグ〉ウィキリークスの秘密暴露は情報テロか?
1 日本をめぐる噂と機密のあいだ
2 ウィキリークスが暴露した超弩級の中国機密
3 世界は密約と陰謀で動く、日本は友愛と善意で臨む
4 日米同盟に亀裂、米中同盟は深化
5 ウィキリークスでここまでわかった世界の裏舞台
6 なぜ日本は弘報(情報戦略)にこれほど脆弱なのか
7 密約・戦争・テロリズム
〈エピローグ〉情報戦争、これからどうなる?

ウィキリークス事件は21世紀型情報戦争の幕開けを告げた。
機密の暴露は政治の閉塞を突破し、偽善を同時に暴く機能をもったが、これからの外交の機密のあり方を大きく変えるだろう。
それがより安定をもたらすか、あるいは不安のほうが多いか?
ともかく「情報とは何か」「情報戦略とはいかなるものか」の本質的な再考を迫ったのが、ウィキリークス事件である。(本文より)

 というわけで、
 世界を揺るがしたウィキリークス事件の全貌、これからの情報戦争を活写する緊急出版。
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● 特典予約募集中! ● 次の四大特典があります!
 (1)著者サイン入り(ただしサイン本は先着300名様に限ります)
(2)発売日前にお手元に着きます
(3)送料無料です(版元負担)
(4)振り込み手数料無料(これも版元負担です)
 ご予約は極めて簡単です!!
 下記アドレスに(1)お名前(2)郵便番号(3)ご住所(4)電話番号を書いて、件名に「宮崎正弘新刊」とだけ記されて、ご送信下さい。実物は発売日(2月2日)前までにメール便にてお手元に届きます。なかに同封されている振替用紙で郵便局から「後払い」です。
 eigyo@namiki-shobo.co.jp
 (この特典は1月26日に締め切ります! 先着300名以後にお申し込みの方は著者のサインがありません。予めご了解下さい)
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大好評発売中! (アマゾンの歴史地理部門で第一位を記録<1月20日>)
宮崎正弘『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)
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< 宮崎正弘のロングセラーズ >
『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(同じく石平氏との対談。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
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