まさに『毒をもって毒を制す』ニコチン利用法開発中・バナナで花粉症が改善する・バナナ界のHIV | 日本のお姉さん

まさに『毒をもって毒を制す』ニコチン利用法開発中・バナナで花粉症が改善する・バナナ界のHIV

サイエンス , 大学研究モノ
ニコチンで脳細胞が蘇る!? アルツハイマー病などの予防、治療法開発へ繋がる可能性。

2011.01.11 12:00 [0] [0]
ニコチンでアルツハイマー病が治る!? 
タバコの葉に含まれる「ニコチン」に、脳神経細胞の再生を促す効果があることが、金大医薬保健研究域薬学系の米田幸雄教授らによって確認されました。ネズミの脳細胞にニコチンを加えたところ、神経細胞が増加したそうです。もしこれを人間に適用できれば、アルツハイマー病や脳卒中後遺症、パーキンソン病などの予防、治療法開発に繋がるかもしれません。
研究チームはマウスとラットの胎児の脳から神経幹細胞を取り出し、ニコチンを加え培養。するとラットは神経細胞の割合が25%から40%に増え 、マウスでも同程度の結果が得られたそうです。
一方、人間の病気予防や治療への活用に向けては、ニコチンの有毒性などの課題が残されています。また喫煙によるニコチン摂取に関してはデメリットの方がはるかに大きいとのこと。
米田教授は
「まさに『毒をもって毒を制す』で、有害な物質でもうまく使えば病 気予防や治療に役立つ可能性がある。企業と連携して研究を進めたい」
と、おっしゃっています。研究の進展に期待です! 
有害物質であるニコチンで脳細胞が再生するとか...驚きですね。

脳内の神経細胞、ニコチンで再生 金大・米田教授ら確認[北國・富山新聞]
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(鉄太郎)
http://www.gizmodo.jp/2011/01/post_8275.html

毎日バナナを食べると花粉症が改善する!? 理科大。
2010.12.18 09:00Ads by Google

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www.jat.gr.jp

東京理科大の谷中昭典教授らの動物実験によって、バナナを食べると花粉症が改善される可能性があることがわかったそうです。バナナの成分が免疫バランスを改善して、アレルギー症状を抑えるっぽいとのこと。

花粉症のマウスに1日約10グラムのバナナを3週間与えて、通常のエサを与えたマウスと比較してみたら、バナナを食べたマウスはアレルギーを引き起こす物質の量が通常食のマウスの半分以下に減っていたそうです。さらに、花粉症になると増える白血球の一種の数も、正常レベルにまで減少したそうです。

谷中教授によれば

「マウスにとっての約10グラムは人間では3~4本に相当する量だろう。人でも症状が軽くなるかを調べたい」
とのこと。

バナナを食べるだけで辛い花粉症が改善する可能性があるとは、驚きです。あくまでまだ可能性の段階ですが。それにしても3~4本って結構な量ですね。バナナ好きなら余裕? 

バナナで花粉症改善?マウス実験で効果 [YOMIURI ONLINE(読売新聞)]
[Banana Facts]

(鉄太郎)

http://www.gizmodo.jp/2010/12/post_8198.html


バナナ界のHIV

-GIZMODO
【そんな】バナナが市場から消える!?
http://www.gizmodo.jp/2011/01/post_8299.html

そんなバナナなんて言いたくなかったのに、ついビックリしてしまった!
どうやら世界中のバナナがある菌類によって絶滅に追い込まれているようです。この菌は木を殺しバナナを生ゴミのような匂いにしてしまうんだとか。この菌がもうすぐ中米を直撃しようとしているのですが、中米と言えばバナナの大生産エリア! このままではバナナがなくなってしまう!
世界には何千という種類のバナナがあります、が、バナナの輸出市場にある99%のバナナはたったの1種類、キャベンディッシュ種というバナナ。キャベンディッシュ種は、大量生産性が高く、海を越えての輸出にも熟れすぎることなく耐えられるという理由で人気があり、故に市場を独占しています。
この1種(とその種からのクローン)が市場を独占するということの問題点は、病気が流行ればそれで絶滅の危機に陥ってしまうということ。今回の菌による農作物の流行病はTropical Race Fourと呼ばれ、アジア、オース
トラリアのバナナを根こそぎノックアウト。各地の新聞のなかにはバナナ界のHIVと言っているところもあり、恐れられています。
興味深いのは、キャベンディッシュ種バナナは、1950年代にPanama病という流行病に直撃されてなくなった別の種類のバナナにとってかわった種なのです。実に、歴史は繰り返される。が、今回はキャベンディッシュ種バナナを救おうと科学者達が奮闘中です。バナナがしばらく食べられなくなるなんて嫌です! がんばれ科学の力! さぁ、どうなる!?

[New Yorker]
そうこ(米版)