地方を強くすると、地方のエゴが増大し、過疎地及び日本全体の安全保障が極めて弱体化 | 日本のお姉さん

地方を強くすると、地方のエゴが増大し、過疎地及び日本全体の安全保障が極めて弱体化

日本の進路、統合版264★2010/12/14-12/22
日本の進路★0809★101216★地方自立と安全保障
「日本の進路」  日本戦略の研究会   No.0809   2010/12/16

★ 表題: 地域主権・地方分権・地方分立・地方自立・一括交付金システム
等によって地方を強くすると、地方のエゴが増大し、過疎地及び日本全体の安
全保障が極めて弱体化
水戸昭幸 f9mdd@yahoo.co.jp

政治家(国会議員・地方議員)、有識者・学者、メディア等は、地方・地域を
強化する事に力点を置いています。

大阪の橋下知事や関西人の多くは、中央官庁に反発し、関西圏を大きく強くす
る方向に、非常に熱心です。関西の地方自治体の多くは、財政面では劣悪です
が、経済規模が巨大であり、運営の効率化を図れば、再起の可能性が高いと申
せます。

しかしながら、人口が少なく経済力が弱い過疎の都道府県・地方自治体は、幾
ら頑張ろうとしても、「自立が極めて困難」と言わざるを得ません。自衛隊部
隊の配置が、事実上皆無の状態で、近隣諸国からの武装難民・工作員の侵入に
も、機敏な対応が全く出来ません。

地方エゴの好例として「国営諫早湾干拓事業」が、2010年12月15日の福岡高裁
の開門判決(国=農林水産省側の敗訴)を契機に、急速に浮かび上がって来ま
した。

 (注1) 国営諫早湾干拓事業:
 農林水産省が1989年に着工した事業、諫早湾に全長7kmの潮受け堤防を建造
し、低地の高潮対策と優良農地672ヘクタールの確保を目的。1997年に堤防を
締め切り、2008年に総事業費2533億円で完工。

 (注2) 同上事業の問題点(地方エゴの衝突その他):
 1、佐賀県・福岡県・熊本県のノリや魚介類の漁業者等は原告として、堤防
締め切りによって海流が変化し多大の被害を受けたとして、開門を強く要請し
て提訴。
 2、干拓農地に入植した長崎県側の農業者等は、海水流入による農業被害を
懸念して、開門に大反対。
 3、菅直人首相が、上告を断念して福岡高裁の開門判決を容認すると、殆ど
独断で政治決断。
 4、長崎県の干拓地営農者は、開門阻止の提訴へ向かう意向。
 5、長崎県議会は2010年12月16日、菅直人氏の発言撤回と上告を求める議案
を、40対3の圧倒的多数で可決。
 6、広大な休耕地政策を進めている農林水産省が、干拓農地を造成するのは
、もともと間違いでは?。


地域主権・地方分権・地方分立・地方自立等の施策は、日本を江戸時代の「藩
閥体制へ逆戻り」させるが如きものです。江戸末期の「黒船」と同様に、各藩
(現在なら都道府県と政令都市)では、海外勢力に対抗出来ず、且つ、日本全
体の安全保障・独立性を著しく危機に陥れるものであります。

日本を取り巻くアジア情勢は、「一触即発の準戦時体制」へ接近しつつありま
す。地方・地域は、自分達の安全保障を、到底達成出来ません。地方・地域が
エゴをむき出しにして、闘争している時代ではありません。

 (注3) 佐渡・能登・隠岐・対馬・沖縄本島以外等の過疎地の安全保障:
 1、過疎地には、海外勢力の侵攻を阻止出来る軍事的な備えが殆どない。
 2、自衛隊の配置は、海自の舞鶴・佐世保、空自の那覇・小松、陸自の那覇
を除き、日本海~対馬海峡~東シナ海の大部分が、空白地帯。
 3、現状では、元寇によって、対馬・壱岐の住民が、地獄絵の如く、受難し
たと類似の事態も予想される。
 4、地方自立とは、安全保障に関して、他の地方・地域から、そっぷを向か
れる(知らぬ振りをされる、応援してもらえない)、と申せます。

(日本の進路、No.0809、地域主権・地方分権・地方分立・地方自立・一括交
付金システム等によって地方を強くすると、地方のエゴが増大し、過疎地及び
日本全体の安全保障が極めて弱体化、完)





日本の進路★0810★101222★小沢一郎氏は西方浄土が最適

「日本の進路」  日本戦略の研究会   No.0810   2010/12/22


★ 表題: 小沢一郎氏には、国会からの放逐、西方浄土への早期旅立ちを要
請せよ
                  福井龍生 f9lcl@yahoo.co.jp


小沢一郎氏は、民主党岡田幹事長に続き、菅直人首相による衆院政治倫理審査
会への出席要請(2010年12月19日)を、いずれも拒否しました。刑事裁判が確
定している者が、政治倫理審査会への出席は理由がない、との言い訳だと言わ
れています。

小沢一郎氏に対するカネの疑惑(新生党その他で、関与している資金を、自分
の資金として、恣意的に組み入れ=業務上横領?)は、強制起訴で追及したと
しても、「時効」「証拠不十分」の壁は極めて厚く、「無罪」の可能性も相当
程度ある、と小沢側(小沢一郎氏とその弁護団)は読んでいる、と私共は見て
おります。

菅直人氏は、小沢一郎氏を「離党勧告」を含む厳しい対応をちらつかせて、威
嚇しています。しかし、小沢子分と小沢シンパは、30~70人に及び、菅直人氏
らの民主党執行部による強行戦略は、「民主党の分裂」を惹起する可能性が高
いです。

自民党・公明党は2010年12月21日、小沢一郎氏の「証人喚問」を要求する方針
を固めました。民主党内部でも、最古参の渡部恒三元衆院副議長が、小沢一郎
氏の言動に非常に批判的です。


自民党幹事長以降の小沢一郎氏の言動は、新党を結成しては解体し、その間に
、本来は政党のモノとすべき資金を、私的に濫用・横取り着服した可能性が、
極めて高いと申せます。時効・証拠不十分等によって、刑事問題として追及す
る事が出来ないとしても、「政治的・道義的責任」は、十二分に解明・開示さ
れる事が極めて重要であります。

小沢一郎氏は、田中角栄・金丸信両氏の「悪の部分」(金権政治の推進、公的
色彩の資金を私的に着服、共産主義勢力=北京共産党政権・金正日政権への接
近或は従属)だけを選別して模倣した、前代未聞の「反日売国奴」と言わざる
を得ません。

小沢一郎氏の如き人間は、百害無益、「証人喚問」→→「国会からの放逐」→
→「西方浄土への早期旅立ち」を、多数の日本民族が、断固として推進する必
要があります。

(日本の進路、No.0810、小沢一郎氏には、国会からの放逐、西方浄土への早
期旅立ちを要請せよ、完)

日本の進路、統合版264★2010/12/14-12/22本文完)

『読者の広場』─敬称略

★ 青木市子  件名: アジア情勢から見て、地域のエゴは日本の危機を招


共産China の膨張・覇権は、アジアを「準戦時体制」へと誘導しています。地
方分権の主張(地域エゴ)は、幕末で藩閥体制(地域分立)の継続に固執して
いるが如きもので、日本の危機を招きます。

日本の政治が、党派や利益集団・族議員党で相争っている時期は、過去のもの
として、全面的に捨て去るべきです。

選挙で右往左往する民主主義を脱皮して、「賢人政治」への道を開く必要があ
ります。


★ 比企浩美  件名: 地域を独立させて国家を滅ぼすつもりか

地域・地方の独立色が高まれば、それぞれが身勝手に行動し、日本国家全体の
安全保障は、「風前の灯火」に接近して行きます。

江戸時代末期に、藩閥体制では、外国勢に太刀打ち出来ないとして、明治維新
へ移行し、日本が分割されずに済んだ事を、想い出すべきです。

諫早湾干拓事業問題に、県庁(知事)自体が乗り出すのは、選挙(次期当選)
を念頭に置いた「もってのほか」の(非常に不届きな、けしからん)地域エゴ
と言わざるを得ません。


★ 村上英一  件名: 関西人は地域の主権~独立に熱心だが、日本全体の
安全保障にとっては有害だ

大阪府の橋下知事らは、関西圏を強くして(地域の主権~独立に意欲的で)、
東京圏に対抗したい意向と受け取れます。

前項の念願(ごり押し)に成功した場合、「関西圏は満足・万歳」かも知れま
せんが、首都圏・中部圏を除く、日本の多くの「地域地方」は、取り残される
事となります。

日本の「地域地方」が独立的に、防衛・安全保障を確保する事は出来ません。
外敵の圧力・侵攻が、個別の「地域地方」に対して襲って来た場合、「地域地
方」の要請に、米国米軍が対応して呉れる保証が全くありません。


★ 斉藤義朝  件名: 地域主権体制では、過疎地が海外勢力に蹂躙される

「地域地方」が強くなれば(地方分権・地方分立等)、自衛隊・米軍の機動的
な出動が困難となって行きます。

海外勢力の侵攻が、ある「地域地方」にあれば、過疎地は忘れられて(放置さ
れて)、北条政権時代に、「元」(モンゴル政権のChina )が、対馬・壱岐の
住民を蹂躙(殺傷)した如き悲惨な事態が予測されます。

アジアの戦闘開始目前を念頭に置けば、日本は「中央集権」的な国防体制でな
ければ、安全保障が達成出来ません。





★ 渋谷隆三  件名: 小沢一郎氏を日本から追放せよ

小沢一郎氏の「カネ疑惑」は、自民党幹事長時代からのものです。時効等の理
由によって、刑事上「無罪」と化していても、政治上・道義上は、絶対に許す
事は出来ません。

「人民解放軍の野戦司令官」気取りなら、China へ移住するべきです。日本で
は有害無益だから、一日も早く、切腹(自害)する必要があります。


★ 力石 幸  件名: 菅政権は野党とも組んで、小沢一郎氏を国会から追
放すべし

小沢一郎氏の「往生際の悪さ」は、あきれるばかりです。小沢氏が、たとえ、
強制起訴で「無罪」を勝ち取ったとしても、過去の「カネまみれ」のため、政
治的な生命の復活は、既にありません。

菅政権は、自民党等の野党も抱き込んで、先ず、小沢一郎氏を国会議決で、追
放(議員辞職)させるべきです。小沢氏の如き「政治屋」(政治ゴロ)は、今
後とも、日本には全く不要です。

民主党の一部で、小沢氏に追従しようとする連中の頭の中は、「幼児以下」と
言わざるを得ません。


★ 福沢兵庫  件名: 小沢一郎氏の如き身勝手政治屋の存在による日本全
体の損害は極めて莫大

自民党の幹事長時代から、小沢一郎氏の個人的な「不適正~不正」な(党の資
金をネコババする等の)蓄財が開始されました。

前項で出来た「裏金」を使用し、選挙で子分或は子分候補(小沢ガール等)に
バラマイて来た、と申せます。

上記の不正は、強制起訴の場合でも、時効・証拠不十分等の理由で、「無罪」
の可能性が相当高いですが、政治的・道義的には完全な「有罪」です。

小沢一郎氏の如き「悪徳」政治屋の存在自体が、日本への甚大な損害をもたら
します。当然、この世から「抹殺」すべきです。


★ 馬場五九郎  件名: 小沢一郎氏を支えている民主党・メディアの連中
の頭が狂って来た

「カネの亡者」且つ「反日売国奴」の小沢一郎氏を支持している連中(民主党
の国会議員の一部・メディアの相当部分等)は、既に正常な国際情勢に対する
判断力を喪失し、精神が狂乱状態に接近して来たと申せます。

小沢氏の如き「腐敗人間」を、日本政治の分野に残して置く事は、断じて許し
てはなりません。

民主党の国会議員の一部・メディアの相当部分(小沢一郎支持者~シンパ)が
、早急に目を覚まして、アジアにおける戦時体制一歩手前の具体的対応策に着
手しなさなければ、結果的に小沢氏と同類の「反日売国奴」へ転落します。
「読者の広場完」
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★ 「日本国の刷新・再生」─21世紀研究会─ (09/11/8変更)
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★ 登録には、
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 が適しております。(05/10/28変更)
(日本再生★21世研bn011x完)
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