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浮動マネー13兆円争奪戦=国債償還と郵貯満期で―銀行・証券が営業強化

時事通信 1月3日(月)15時19分配信

 個人向け国債の大量償還が今月から始まる。ゆうちょ銀行の定額貯金の集中満期とも重なり、新たな行き場を探す家計の「浮動マネー」は今年1年間で約13兆円に上る。銀行や証券会社は「新規顧客獲得の好機」(大手証券)と位置付け、安全性の高い金融商品を中心に営業戦略を強化する。
 2006年1月に導入された固定金利型の5年物個人向け国債は年明けから順次償還日を迎える。その規模は11年だけで約4兆円。
 定額貯金は10年ごとに到来する集中満期の真っ最中だ。住友信託銀行は、11年中に満期となる定額貯金は約9兆円と推計している。
 こうした浮動マネーは10年4月からの約2年間で30兆円弱に上るとの試算もあり、金融界はその行き先に注目している。
 定額貯金や国債の保有者は、資産運用に保守的とされる高齢者が多い。金融危機の記憶もあり、浮動マネーの大半は預貯金や3年物個人向け国債といった安全資産に向かう見通しだ。これを見込んで定期預金金利の上乗せキャンペーンに乗り出した地銀もある。
 一方、株式や投資信託などリスク資産へのシフトは「1割未満」(住友信託銀行調査部)とみられるが、10年10月の日銀の包括緩和を機に「超低金利への不満は強まっている」(土屋貴裕大和総研投資調査部シニアストラテジスト)。
 このため銀行や証券会社は、国内債券で運用する投信など元本割れリスクが小さい金融商品の品ぞろえを拡充。セミナーやダイレクトメールなどを通じ、浮動マネーの取り込みを急ぐ。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110103-00000032-jij-bus_all

個人向け国債の大量償還ラッシュ 早くも「浮遊マネー」争奪戦

J-CASTニュース 2010年12月27日(月)11時12分配信

 2006年1月に販売を開始した固定金利5年もの個人向け国債が、11年1月に満期を迎え、初めて償還される。第1回債を皮切りに3か月ごと、1年間に約4兆円もの大量の償還金が市場に出回ることになる。

 これに、12年3月には変動金利10年もの、さらに13年には今年7月に発売を開始した固定金利3年ものの個人向け国債の満期が重なってくるため、当面は償還ラッシュが続く。

■長期金利上昇の可能性「当然あります」

 個人向け国債の発行は2003年3月の変動金利10年ものが最初。年0.09%の金利で3835億円を集めてスタート。04~07年には毎回(年4回発行)1兆円超の金額が集まった。

 固定金利5年もの個人向け国債は、第1回債で1兆1285億円を発行し、そのときの金利は年0.80%を付けていた。今回はまず、この分が償還を迎える。

 06~07年に発行された変動金利10年もの国債の金利が年0.68~1.10%だったのに対して、5年ものは年0.80~1.50%で、金利の「逆転」現象が起こった。5年もの国債はピーク時(07年7月発行分)に1兆5964億円を発行するなど、個人向け国債はちょっとしたブームとなった。

 大量償還について、財務省は「現在、償還額がどの程度のものなのか、正確には把握していません。中途換金分があるので(年間分の約4兆円)は下回ります」という。

 ファイナンシャルプランナーの松浦建二氏は、「家計の国債保有割合は5%程度なので、それほど大きな影響はないのではないか。もちろん財務省は影響が軽微で済むような対策を講じるはず」とみている。

 しかし、一方で国債全体の発行額はますます膨れ上がっている。松浦氏は「全体としてのコントロールは難しくなっていくと思いますから、一歩間違えれば長期金利が上昇する可能性も当然あります」とも指摘している。

■外貨買いに拍車? 株高円安に期待

 年間約4兆円もの償還金の行方に、銀行や証券会社などの関心は高い。償還金はこれから「投資先」が決まる、いわば「浮遊マネー」。その争奪戦がはじまろうとしているのだ。

 5年もの個人向け国債の金利は現在(2011年1月発行予定分)、年0.37%。今回償還を迎える国債よりも0.43ポイント低い。

 この金利差では、償還金が新たに発行される国債に「再投資しようというニーズは少ないだろう」(証券会社の関係者)とみている。

 国債に再投資する人もいないわけではないのだろうが、ある地方銀行の幹部は「金利が低いことや、最近は長期金利が上昇しているため、いまの状況が続くとなると購入後に金利が上がる(債券価格は下がる)心配があるので、勧めづらい」ともいう。

 ただ、個人向け国債の保有者はリスクをとることに消極的だ。そのため、銀行や信用金庫などの多くは定期預金を中心に置きながら、投資信託や保険商品を勧めたい考えだ。東京都内の、ある信用金庫は、「定期預金の店頭金利に優遇金利を乗せて、積極的に獲得する」と話す。

 FPの松浦氏は、「多少のリスクをとっても、外貨建てMMFや、外債やインフレ対応型の個人年金など、為替と他国の国債をからめた商品あたりにシフトするではないか」と予測する。

 外貨預金やFX取引をはじめ、いま外貨建て商品は人気だ。こうした商品への投資が進めば、円が売られるため円安に働く。前出の証券会社の関係者は、「円安への動きは進むとみています。円安・株高となればいいんですが」と期待する。

<浮動マネー>国債償還と定額満期で官民攻防 来年13兆円

毎日新聞 2010年12月30日(木)9時12分配信

 個人向け国債の償還とゆうちょ銀行の定額貯金の満期が重なり、11年中に13兆円超の個人のお金が市中に出回る。09年の約4倍の規模に達する「浮動マネー」を取り込もうと、民間金融機関が投資信託などの売り込みをかける一方、ゆうちょ銀行と国債を出す財務省は資金流出を抑える対策に躍起だ。【清水憲司、和田憲二】

 5年満期、固定金利型の個人国債が1月17日、初の償還を迎える。この日だけで1兆円が個人投資家の手元に戻り、年間の償還額は計約4兆円。

 ゆうちょ銀の定額貯金(最長10年)も、金利が8%に上がって預け入れが殺到した80年4月以降、10年ごとに大量満期の波を繰り返してきた。11年は、10年とほぼ同じ水準の10兆円規模が満期を迎える見通しだ。

 国債、定額貯金とも利率は購入、預け入れ時の3分の1程度まで下がっている。民間金融機関は「低利回りを嫌って、他の金融商品への乗り換えを目指す『浮動マネー』になる」と、取り込み作戦を展開する。

 みずほ銀行は、個人国債の保有者は過半数が60歳以上で、金融資産の大半を預貯金で運用していることから、低利でもリスクの低い金融商品を望んでいると分析。安全性の高い国内社債、国債を組み込んだ投資信託を10月から、従来の1種類から5種類に拡充した。

 個人国債保有者は「年金生活者も多く、個人年金保険へのニーズが高い」(りそな銀行)とみられるため、保険各社の動きも活発。日本生命保険は12月1日、全国約50の提携金融機関窓口で、一時払い終身保険の新商品を発売した。契約後15年目までの死亡保険金と解約払戻金の額を購入時に確定するため、元本割れリスクを抑えられることを売り物にしている。

 官の側も防戦に必死だ。

 ゆうちょ銀は「定額貯金への再預け入れを促したい」と、3年以上の預け入れを条件に金利を年0.1%上乗せするキャンペーンを来年3月末まで実施。財務省も個人国債テコ入れのため、来年7月発行分から10年物個人国債の利率決定方法を変更。現状の市場金利を基に10年物の利率をはじき出すと、現行方式では年0・4%程度だが、新方式にすると年0・8%程度に上昇する。銀行などの預金より高めにすることで、個人国債の魅力を向上させたい考えだ。

 【ことば】個人向け国債

 個人投資家向けに政府が発行している国債。03年の発行開始当初は10年満期の変動金利型のみだったが、06年に5年満期の固定金利型も加えた。いずれも1月、4月、7月、10月の年4回発行している。今年7月からは、購入者拡大のため、3年満期の固定型を毎月、発行している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101230-00000008-mai-bus_all
詐欺師も増えるかもしれないなと、
なんとなく思う。ベネチアも滅びる寸前には
あらゆる国から詐欺師が集まってきたそうです。
ベネチアが滅びる50年前には、ベネチアの軍隊は
腰抜けばかりで要塞も、整備ができておらず、
抜け穴だらけだったそうです。ベネチアの領土だった
島を奪いに来たトルコ軍を見て怖がって遠巻きにして
見ているだけで
みすみすトルコ軍を島に上陸させてしまったそうだ。
日本は、豊かな国なのだから、日本の富はいろんな
悪人に狙われているはずだから、気を引き締めて
資産や、領土や資源を守らねばならないと
思います。ベネチアが貧しくなったのは、海外からの
荷物が、ベネチアを経由しなくなったからだけど、
結局は、新しい時代にそって経済の改革をして
いかなかったからだと思う。
軍隊が弱くて、外国人の隊長に頼るしか
なかったというのも、なんだか今の日本っぽい。

海外からの荷物がベネチア経由で動かなくなったのなら、
スペインやポルトガルをまねて、船を使って
新しい土地に行き、安い商品をそろえないと
いけなかったのだが、ずっと昔からの習慣どおり、
エジプトから高い商品を買っていたので、
誰もベネチアの商品を買わなくなったのだそうです。
その代わり、ベネチアは、スペインのように、南米の原住民を
殺したりはしなかったし、植民地も作っていない。
ポルトガルのように、宣教師を遣わすということも
していない。ベネチアは、マルコ・ポーロやカサノヴァの
ような、自由人を出した面白い場所だったようだ。
カサノヴァは、ただのエロい男ではなく、
初めて女性を人間として扱った男という意味で
特殊な人だったらしい。