個人を奴隷扱いする国家は、神さまよりも国家を上に置く。 | 日本のお姉さん

個人を奴隷扱いする国家は、神さまよりも国家を上に置く。

わたしの友だちも、日本人は神も仏も拝むし、クリスマスも祝うし、どんな宗教にも寛容だが、一神教は不寛容だからダメだなどと言うけど、結局は、なんにも信じていないことを自らばらしているようなもので、そんなことを偉そうに

外国人に向かって言った日には、心の底で「なんて恐ろしい人なんだ。話にならない。」と思われて、相手にされなくなることを覚悟しておいてください。

創造主の神さまを信じるということは、人間が作り出した偶像を拝まないということであり、神さまの存在を認めて、主権も認めるということです。

もしも、ある国が宗教を認めないと言うなら、

その国は、政府を神よりも上に置いている宗教国家であるということです。

つまり、独裁国家、全体主義で、個人の心の自由を認めず、

あくまでも、個人は政府の思想に従わねばならないという、

個人を奴隷扱いする国家であるということです。

そういう意味で、中国は、共産党が神である一党独裁の全体主義の国で、

共産党の存続と党員の繁栄を第一の目的とした国家であるということです。

少数民族など、どうでもいいので、世話をしない。

政府に意見を言う者は、刑務所に入れられて閉じ込められる。

(拷問だって日々、受けているかもしれない。)

人権のために意見を言ったおかげで、政府に罪人扱いされているものが、世界にその働きを認められ、ノーベル平和賞をもらうとなったら、

各国に授賞式に参加しないように働きかけるおかしな国です。


また、「なんでもかんでも分け隔てなく神として拝む日本人は素晴らしい」と言う人も

神さまを「自分よりも下に置いている人」です。

神さまとは、自分が都合がいい時だけ、拝んでおけば何かしてくれると、自分の召使的に考えている人です。日本人の信じている神とは、「ご利益宗教」の神です。

イエス・キリストを神だと信じている人は、クリスチャンと呼びますが、彼らは、戦争が始まる前も、戦争中も天皇陛下を拝まなかった。

天皇陛下は、日本の古い王族として大変、貴重な家柄の日本を代表する特別な人なので、敬いますが、神として拝むことはしない。そのせいで、クリスチャンたちは迫害されました。もう、天国に行かれましたが、神戸の歯医者さんだったクリスチャンも

憲兵に何度も捕まって拷問されたそうです。でも、絶対に天皇を拝まなかったそうです。神さまを信じるとは、神さまの存在を認めて、神さまを敬うことです。

日本人は、多神教で、進化論者で、創造主である神さまを認めない。神さまとは、自分よりも下の存在だと思っている。

そんな考えのまま、一神教はダメだと言ってはいけません。

変なたとえですが、

水だけ飲んでいる人に向かって、

わたしは、ジュースも、お茶もコーヒーも飲むから

あなたより偉いと言っているようなものです。

水がなければ、そもそも、あなただって生きていけないし、

水がなければ、あなたも、果実も、ジュースも、お茶の葉も

コーヒー豆も存在できません。

木や石でできた偶像を作ったのは、人間だし、

木や石や人間を創られたのは、神さまだからです。

人間は、猿からできたと信じている人間が

宗教をバカにするのは、宗教とは、

人間が作った人間以下のどうでもいいものだと

信じているからです。

一神教の人は、人間を創った神さまという存在を信じて

敬っているのです。人間よりも、政府よりも何よりも

大切な存在だと、「認めている」のです。

つまり、人間が作ったいろんな思想やいろいろな宗教は、

「神さま」のように大事だとは、

認めていないのです。それが、排他的だと言うなら、

自分の親に向かって、

「なぜ、お前だけが親なのか。

隣の人や、俺が好きな○○さんを

親父として認めてもいいではないか。

俺の親は、俺が選ぶ。」と言うような

親不孝者と同じ。


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太田述正コラム#4425(2010.12.9)
<皆さんとディスカッション(続x1039)>

<太田>(ツイッターより)

 (コラム#4423に関し)習近平、漢籍の話でもして米国大使を煙に巻きゃいい
のに、ミーハーだねえ。
 ま、再婚相手もタレントだしなあ。
 これ3年も前の話だが、面白いのは、この大使、翌日には李克強(次期首相)
と話をしてる
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703296604576005283675882532
.html?mod=WSJASIA_hpp_LEFTTopStories
ことだ。

<ΔΔΟΟ>(「たった一人の反乱」より)

 「・・・もちろんソ連が、東アジアの覇権を日本と競う可能性は十分にある。
その争いでロシアが勝てば、結果は疑いもなく中国の独立の回復ではなく、日本
に代わるソ連への隷属である──その結果、新しい事態が生じ、新しい 難問が生
まれるだろう。」 (マクマレーのメモランダムp184)

 ようするに日本は赤露の影を察し、水面下でロシアとやりあっていた所を、横
から英米に刺され──。
 その結果、冷戦が始まり、アメリカは赤露の領域的・イデオロギー的、複合脅
威の封じ込めと言う難問を抱えた訳だな。

<太田>

 その通りだんべ。

<ΔΟΟΔ>(「たった一人の反乱」より)

 欧米の価値観を当然のごとく極東に強いる連中。
http://www.j-cast.com/2010/12/08082975.html

<ΟΟδδ>(同上)

 こいつらがニコ動の「総統閣下シリーズ」を知ったら発狂するなwww。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5386695

<ΟδΟδ>(同上)

 あれは名作ぞろいだよなw。

 <ΔΟΟΔクン、>脅しのテクがまんま特亜なんだけど、手法はやっぱり特亜が劣
化コピーしてるんだろうね。

<太田>

 おかしいなあ。
 このニコ動、ボク、見れんかったぜ。
 なお、上に出てきた
http://www.j-cast.com/2010/12/08082975.html
読んだけど、アマゾンでナチスの制服等、売ってるって言うじゃん。
 なんで、サイモン・ウィーゼンタール・センター、アマゾンを攻撃してないん
だい?

<雅>

 --一神教(特にキリスト教について)考えて見ました--

 Wikiでキリスト教他を眺めていたのですが、一神教(→他の神を認めない→自身
が他より優越した選民意識)というものがそもそもやっかいなの ではないで
しょうか?

 この一神教(上の意味も含んで)という教義が、他の多神教宗教を圧倒(弾
圧)し、信徒を増やし(脱しさせない)状況を生み一神教を広範囲に広め た大
きな要因ですが、逆にこの広範囲の一神教的選民意識(典拠多数)が、欧州各国
が原住民(ネイティブアメリカン・アボリジニー・黒人)などを多 数屠殺して
きたと改めて認識しました。

 キリスト教そのものに、そういう弾圧特質が含まれているのと思います。
 実例は多数あるのでが、あえてキリスト教が広まって数年(~1549年宣教師が
日本に到達)でこのような状況になっている。
 「その課程において、一部のキリシタン大名とキリスト教信者によって、領内
の神社、寺院が焼かれ、僧侶が迫害されるという事例が存在した。ただ し仏教
徒の大名の領土では逆にキリスト教徒が迫害されていた事例も存在した(原因の
一つにキリスト教が他宗教を「悪魔の教え」と見なしたことによ る対立があ
る。アフリカにおける例を参照)。」
 有名なのが大友宗麟で、(宗麟は、キリスト教信仰に深入りした余り、神社仏
閣を徹底的に破壊する、金曜日・土曜日には断食をする、それまで家に 伝わっ
ていただるまをも破壊するなどという行為も行なっている)。

<太田>

 高山右近(1552~1615年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E5%8F%B3%E8%BF%91
のような、比較的他の宗教に寛容なキリスト教大名もいましたけどね。↓

 「大阪府史第四巻(1981)
 ・・・<高山>右近はキリシタン好みの信長の寵臣となり、領内でも大いに入
信をすすめたので、天正九年(一五八一)には領民二万五〇〇〇人の 内、実に
一万八〇〇〇人(七二%)がキリシタンとなった。高槻領内には少なくとも二〇
の天主堂があった。右近は同じキリシタン大名の大友宗麟が とったような、強
引な仏教弾圧をしたわけではなく、天正二年三月十三日付の『本山寺文書』や、
年未詳七月十四日付の『安岡寺文書』にみられるよう に、仏教寺院も保護して
はいるが、領民がキリシタンに改宗することを右近が何よりも喜ぶために、右近
の歓心を買おうとして改宗し、そのために仏教 寺院は信徒を失って廃絶したの
である。右近は天主堂の建築用材にこれら廃寺の解体材を利用したが、これは仏
教側からいえば、まさに寺をこわして天 主堂を建てたことになり、右近は僧侶
たちから呪詛されるほどに憎まれたのであった。」
http://homepage.mac.com/ryomasuda/Saigoku/history/KamiGami/Goz3.html

 なお、米国の黒人奴隷のほぼ全員、及びインディアンの多くはキリスト教徒に
なっていたわけですが、それは、同じキリスト教徒たる白人による彼ら の「屠
殺」を妨げはしませんでした。
 この場合、「屠殺」は経済的理由及び人種主義によって行われたのであって、
キリスト教と直接関係はないでしょう。

<雅>

 しかしながらキリスト教やイスラム教をこの世から消すのは不可能なので、敢
えてキリスト教が、基本的中心的教義の三位一体説を(父と子と聖霊が 一体
(唯一の神)であるとする教理)三位三体にすればキリスト教は多神教化するの
でしょうか?(あくまで推測ですが)
 といっても容易ではないでしょうが、、、。

 それか仏教や神道を世界に布教していく良いのかもしれません。

(参照 ; キリスト教徒による宗教的迫害 )
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%9
9%E5%BE%92%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%AE%97%E6%95%99%E7%9A%84%E8%BF%AB
%E5%AE%B3

 調べる課題にいかがでしょうか? 非常に興味深く思います。
ジョン・ヒック
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83
%92%E3%83%83%E3%82%AF
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Hick

<太田>

 ヒックは、三位一体説、就中キリストと神との一体説を否定しつつも、現在、
なおキリスト教徒(2009年からはクエーカー教徒)であり続けてい るんですか
らねえ。
 彼のような考え方からは、キリスト教徒とユダヤ教徒やイスラム教徒との相互
理解、というかキリスト教徒からの一方的理解、はもたらされたとして も、一
神教と(無神論たる宗教である)仏教や(教義なき多神教である)神道といった
宗教との相互理解、というか、一神教の相対化、はもたらされえ ませんよ。
 一神教の「根底的」な批判を「宗教是認論」の立場から行うことができるの
は、一神教から解放されている人だけなのであって、私は「仏教徒兼神道 信
者」たる典型的日本人の誰かがこれをやるのが一番良い、とかねてから思ってる
んですがね・・。

<雅>

 ・・・小磯国昭の言、「内鮮一体」をスローガンに前任者の南次郎総督が行っ
た皇民化政策をよりいっそう押し進めた。総督在任中、小磯は朝鮮人官 吏の登
用、朝鮮人企業の推進、朝鮮人の政治関与の実現などを掲げる一方、1944年(昭
和19年)に朝鮮にも徴兵制度を施行した。朝鮮独立につい て小磯は「今更、朝
鮮の独立を夢みるのは九州や、北海道が独立を企図すると同じで馬鹿げた意味の
ないこと」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%A3%AF%E5%9B%BD%E6%98%AD
に見るように、日本の台湾・朝鮮の統治は寧ろ植民地支配ではなく、日本帝国の
拡大と解釈すべきだと思うので、「日本の植民地経営」という言葉は不 適切だ
と思います。
 寧ろ「日本の朝鮮・台湾・満州統治」というべきではないですか?

<太田>

 英国の北米進出や豪州進出は「植民地経営」目的であったけれど、その手段が
原住民の隔離ないし絶滅だったのに対し、日本の台湾、朝鮮半島進出は 「植民
地経営」目的であっても、その手段が原住民の日本帝国臣民化であったことか
ら、これを「日本の朝鮮・台湾・満州統治」と言い換えてもいいで しょうね。
 つまり、日本の場合、「植民地経営」という言葉も、「統治」という言葉も、
どちらも使えるのではありませんか。
 なお、カナダ、豪州、ニュージーランドが独立したように、仮に日米戦争がな
かったとしても、朝鮮半島や台湾が、例えばEUの東アジア版のような 枠組みの
下で独立するに至った可能性はあるのであって、私は小磯の言ったことには必ず
しも同意できません。

<太田>(ツイッターより)

 (コラム#4162に関し)不倫は文化なのではなく生理なのであり、不倫に対す
る禁忌こそ文化なのだ。
 よって、躁鬱病に伴うセックス依存症(≒不倫依存症)は病気の症候だが、不
倫依存症そのものはその程度いかんにかかわらず病気じゃない?

<太田>

 それでは、記事の紹介です。

 この朝日の記事はいいね。
 WikiLeaksがガーディアン、NYタイムス、シュピーゲル誌に「リーク」された
経緯が出ている。↓
http://www.asahi.com/international/update/1208/TKY201012080130.html

 米共和党支持者達が民主党支持者達に比べていかに無知蒙昧か、一目瞭然だね。↓

 ・・・only around 6 percent of U.S. scientists are Republicans; 55
percent are Democrats, 32 percent are independent, and the rest "don't
know" their affiliation.・・・
 ・・・the scientific community enjoys the trust of 90 percent of
Americans─more than for any other institution, including the Supreme
Court and the military. ・・・
http://www.slate.com/id/2277104/

 真珠湾攻撃を受けた時のローズベルト大統領の異常な冷静さは、米国が「真珠
湾」攻撃を受けることを予期していたためではなく、米国が真珠湾「攻 撃」を
受けることを予期していたためであり、これで米国が日米戦争を通じて第二次世
界大戦に参戦でき、同大戦に勝利を収めることによって、米国が 名実ともに世
界の覇権国になれる喜びを懸命に抑えようとしたためであるのに決まってんだ
ろ。アホ。↓

 ・・・How did FDR react to the sudden onset of war? He was “deadly
calm,” Eleanor later remembered, according to Goodwin’s book.
“He was completely calm. His reaction to any event was always to be
calm. If it was something that was bad, he just became almost like an
iceberg, and there was never the slightest emotion that was allowed to
show,” Eleanor later said.
 Today the outcome of World War II for the US may seem preordained. It
has a story arc of great cohesion and drama: betrayal, darkness,
struggle, and victory. But on the afternoon of December 7 at the onset
of winter it did not seem like a play with a known ending. FDR knew full
well the gravity of the situation. When he convened a Cabinet meeting
later that day, he told the assembled officials that it was the most
important such meeting to be held in Washington since 1861, at the
beginning of the Civil War.
 Conspiracy theorists hold that FDR’s calm was the result of
foreknowledge. He knew Pearl Harbor as coming and let it happen, they
say. Or he tricked the Japanese into the attack, as a means to draw the
US into the larger world conflict.
All these decades later, “no document or credible witness has been
discovered that prove either claim. Most scholars view Pearl Harbor as
the consequence of missed clues, intelligence errors, and
overconfidence,” says an FDR Presidential Library analysis of relevant
documents [PDF].・・・
 FDR was calm and deliberate, according to witnesses.
 “I could not help but admire his clear statements of the situation. He
evidently realizes the seriousness of the situation and perhaps gets
much comfort out of the fact that today’s action will unite the American
people,” wrote・・・Agriculture Secretary Claude・・・Wickard.・・・・
http://www.csmonitor.com/USA/2010/1207/Pearl-Harbor-day-How-FDR-reacted -
on-December-7-1941

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