欧米および民主主義国家群との関係を軽んじ、中国を必要以上に重んじてはならない | 日本のお姉さん

欧米および民主主義国家群との関係を軽んじ、中国を必要以上に重んじてはならない

★中国、反体制民主活動家・劉暁波氏、ノーベル賞受賞の歴史的意義


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3、おたよりコーナーに日本のために重要なお知らせがあります





では、本題。

皆さんもご存じのように、中国の反体制民主運動家・劉暁波(りゅ
う・ぎょうは)さんが、ノーベル平和賞を受賞しました。

このことは、一般の人が思っている以上に、歴史に大きな影響を与
える可能性があります。

今回はこれについて考えてみましょう。


▼劉暁波さんとは1 ~ たえまぬ努力により、世界に出る


まず、劉暁波さんとは、どんな人なのかを知っておきましょう。


劉暁波さんは1955年、吉林省長春市に生まれました。


1977年、吉林大学文学部入学。

1982年、吉林大学文学部修士号を取得。


1982年、北京師範大学文学部修士課程入学。

1984年、北京師範大学文学部修士号を取得


1984年~86年、北京師範大学文学部で教える。

1986~88年、北京師範大学文学部博士課程で学ぶ。

88年、博士号取得。



↑ここまでで、大変な勉強好きであることが理解できます。

本人は好きで勉強をしていたのでしょうが、そのことが人生に大き
な幸運をもたらすことになりました。


1988年、ノルウェーのオスロ大学から「中国現代文学を教えて欲
しい」と要請がきたのです。

そして、1988年8月~11月、劉暁波さんは、ノルウェーに滞在しま
した。


幸運はさらにつづきます。

1988年12月、劉暁波さん、今度はアメリカ・ハワイ大学の要請によ
り中国哲学・中国現代政治を教えることになりました。

1988年12月~89年2月までハワイ滞在。

1989年3月、今度はなんと客員研究者としてアメリカ・コロンビア大
学へ。




ここからわかることはなんでしょうか?

劉暁波さんは、ノルウェー・ハワイ・(コロンビア大学のある)ニュー
ヨークに住み、欧米先進国の物質的繁栄と自由を満喫したというこ
と。

私は元共産国家ロシアの首都モスクワに住んでいます。

共産ソ連時代は、もちろん言論の自由、信教の自由がありませんで
した。

それで断言できますが、


1、「自由」は絶対「不自由」(全体主義国家の)よりいい

2、不自由の国の人が自由を体験すると、二度と「不自由な暮らし」
には戻れない



ノルウェー、アメリカ暮らしで自由のよさを知ってしまった劉暁波さ
ん。

もし、彼が「愛国者」でなければ、そのまま西側先進国にとどまる道
もあったかと思われます。

しかし、運命は思わぬ方向に転がっていきます。


▼劉暁波さんとは2 ~ 天安門事件


さて、劉暁波さんがコロンビア大学に来た1989年。

世界は大激動の時代に突入していました。


具体的には、共産陣営で「民主化運動が」大いに盛り上がっていた。

その流れをつくったのが、ソ連のゴルバチョフ。

彼は1985年、ソ連書記長に就任すると「ペレストロイカ」(再建)なる
政策を開始したのです。

「ペレストロイカ」は、要するに政治・経済の自由化を推進するもので
した。

これによって、ソ連、東欧、中国などで、民主化運動が盛り上がって
いったのです。



天安門事件の3年前、1986年12月、中国科学技術大学で学生たちが「民主化」を求める集会を行いました。

これがきっかけで「民主化運動」は全国に広がります。

北京・上海・天津・南京等、18都市150大学で、集会・デモが行われました。


この時、中国の総書記は、穏健で開明的で親日の胡ヨウ邦さん。

彼は、全国に広がる「民主化運動」を容認していました。

しかし、「あまりにも寛容すぎた」ことが理由で87年1月、総書記を解任させられてしまった。


1989年4月、胡さんは、心筋梗塞で急死。

北京大学で「民主化を支持した指導者」胡さんの追悼集会が行われます。

同大学の動きは、またもや全土に広がっていきます。


天安門広場に、市民や学生が続々と集まってきました。

学生たちは、「胡ヨウ邦の業績を再評価するよう」政府に要求します。

さらに、「言論の自由」「官僚汚職追放」など、要求は拡大していきました。


1989年4月19日、天安門広場に集まる学生・市民の数は10万人まで増加。

東欧・ソ連で起こっていることを知る共産党指導部は、「これを放置しておくと、革命が起こるかもしれん」と恐怖します。

トウ小平は、「民主化運動」の弾圧・鎮圧を決意しました。



この動きを、アメリカで見ていた劉暁波さん。

もはやいてもたってもいられなくなり、中国に帰国。(89年4月27日)

民主化運動に参加し、指導的な役割を果たしました。


1989年5月15日、「民主化のシンボル的存在」だったゴルバチョフが中国を訪問します。

5月17日、天安門広場になんと100万人(!)が集結。

中国全土では、なんと1000万人が「民主化デモ」に参加しました。


89年5月20日、北京に戒厳令が出されます。

6月4日、戦車・装甲車が天安門広場に突入。

「民主化運動」を武力により鎮圧します。

「天安門事件」の死者は、公式には319人、負傷者9000人といわれていますが、実際はもっと多かったことでしょう。


▼劉暁波さんとは3 ~ 受難の時代


劉暁波さんに受難の時代がやってきました。

1989年6月6日、「反革命罪」で投獄されてしまったのです。

(1991年1月に釈放。)


民主化のリーダーたちが次々と西側諸国に逃げ出す中、劉さん
は中国にとどまることを決意します。

釈放後も北京に住み、人権運動・民主運動を継続していきます。


1995年5月~96年1月、ふたたび入獄。

1996年10月~99年10月、またもや入獄。


釈放後は、まためげずに文筆活動、人権運動・民主運動を継続。


2008年12月、中国の民主化を求める「零八憲章」を起草。

「零八憲章」の主な主張は、

・憲法改正 ・三権分立 ・司法の独立 ・人権保障 ・公職選挙

・結社の自由 ・集会の自由 ・言論の自由 ・宗教の自由 等。



これにより、劉さんはまたもや逮捕されてしまいます。

今度の罪状は「国家政権転覆扇動罪」、懲役11年の判決。
従って、劉さんは現在も刑務所の中にいるのです。


この経歴を見ると、天安門事件以降は、「民主化運動をする」「刑務所に入れられる」「出てきて民主化運動をする」「また刑務所に入れられる」の繰り返し。


この不屈の闘志と強じんな意志。

到底真似できるものではありません。


ソ連のアンドレイ・サハロフ博士に匹敵する人物といえるでしょう。

苦難の道を歩む劉暁波さんですが、2010年10月8日、

長年の民主化・人権促進への貢献が認められ、ノーベル平和賞を受賞しました。

表現しつくせない尊敬と共に、心からお祝い申し上げます。

▼中国、ノルウェーを脅迫する


私たちにとっては「英雄」の劉さん。

しかし、中国共産党にとっては、体制を脅かす「敵」であります。


中国は、劉さんがノーベル賞を受賞しないよう、選考委員会を「脅迫」していたことが暴露されています。




< ノルウェーのノーベル賞委員会によると、中国の外務省高官が今年6月、「(劉氏に平和賞を)授与すれば、ノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」と同委に圧力をかけていた。>

(産経新聞 10年10月8日)



さらに、受賞決定後も、「ノルウェーと中国との関係に損害をおよぼす!」とし、

今度は、ノルウェー国家自体を脅迫しはじめました。



<「平和賞を冒涜」=ノルウェーへの対抗措置示唆─中国外務省

時事通信 10月8日(金)19時31分配信

 【北京時事】中国外務省の馬朝旭報道局長は8日、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与決定について「賞の趣旨に完全に反し、平和賞を冒涜(ぼうとく)するものだ」と強く反発する談話を発表した。

談話は、「(授与を決定した)

ノルウェーとの関係に損害を及ぼすだろう」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と述べ、

同国への対抗措置を示唆した。>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


これに対し、ノルウェーの首相は、「脅しには屈しない!」と断言しています。


<劉氏を祝福=中国の脅しには屈せず─ノルウェー首相

時事通信 10月8日(金)19時41分配信

 【ロンドン時事】オスロからの報道によると、ノルウェーのストルテンベルグ首相は8日、中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与が決まったことについて声明を出し

「民主化と人権の促進に貢献した劉暁波氏を祝福したい」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と受賞を歓迎した。

 中国政府は「ノルウェーとの関係を損なう」と警告している。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
これに対し、同首相は「中国との関係は長期的なものであらゆる分野にまたがっている」と指摘し、冷静な対応を求めた。

 中国政府に対しては今後も「何度でも機会をとらえて」劉氏の問題を提起し続けていくとも述べ、

脅しには屈しない姿勢を示した。> 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



あっぱれ!

ノルウェーは、人口480万人程度。

GDPでは世界23位。

こんな小さな国が、超大国中国に対し「国家の気概」を示しました。


それに比べ、GDP世界3位、人口1億2000万人の我が国は、あっさり中国の脅しに屈してしまった。

(いうまでもなく、尖閣問題のことです。)


日本の指導者にも、劉さんやノルウェーのような気概をもってもらいたいと、心から思います。


▼全世界の人が中国の「異様さ」に気づく


世界中の人は、中国がノーベル賞選考委員会やノルウェーを脅迫していたことを知りました。

そればかりではありません。

中国では、劉さんがノーベル平和賞を受賞したことも、ほとんど報道されていない。

それで、大部分の中国人は、知らないのです。

しかし、世界中の人は、「中国は報道統制し、このことを国民から隠している」ことを知ってしまった。

さらに、中国が劉さんの奥さんを「自宅軟禁している」ことも、全世界の人が知りました。




<平和賞の妻、当局監視下に=刑務所前は厳重警戒─中国遼寧省

時事通信 10月9日(土)23時26分配信

 【錦州(中国遼寧省)時事】ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏(54)の妻、劉霞さん(49)が9日から、外部と連絡が取れなくなっている。

携帯電話はサービス停止状態。

劉氏への平和賞授与に反発する中国当局が、外国メディアなどと接触させぬよう劉霞さんを監視下に置いているとみられる。>



全世界の人は、「中国というのは、なんとおそろしく奇怪な国なんだ!」
と戦慄したことでしょう。



尖閣の事件時、「中国の異様さ」は世界にひろがりませんでした。

しかし、今回は全世界の人が中国の異常さに気がついてしまいました。


▼共産中国、おわりのはじまり


さて、あわれな劉さんの境遇に同情した欧州諸国は、「劉さんの即時解放」を要求しています。




<「人権」の欧州、劉暁波氏の釈放要求

産経新聞 10月10日(日)7時56分配信

 【ロンドン=木村正人】人権を重視する英国、ドイツ、フランスの欧州主要国は9日までに、ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏の釈放を求めるなど、中国当局への圧力を強めている。>



中国から大金を借りているアメリカも及び腰ながら、「即時釈放」を要求しています。




< 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は8日に発表した声明で、ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏の即時釈放を中国に要求。

その上で、中国は経済発展と「政治改革の足並みがそろっていない」と批判した。>

(産経新聞 10年10月10日)



これに対し中国は、劉さんのノーベル賞受賞は、「欧米諸国が中国の発展を受け入れられないからだ!」とキレています。



<中国メディア、劉氏への平和賞は「欧米による恐怖の表れ」

ロイター 10月11日(月)15時7分配信

 [北京 11日 ロイター] 中国の国営メディアは4日、今年のノーベル平和賞に中国の民主活動家、劉暁波氏(54)が選ばれたことについて、欧米諸国が中国の国家発展を受け入れられないことの表れだ
と批判した。>




ノーベル賞を「全欧米諸国の陰謀」まで拡大解釈してしまうところは、いかにも中国らしい「誇大妄想」。



「国家の気概」に書いたプロセスが、どうやら少しづつはじまっているようです。

何を書いたか。



【引用ここから▼】

<三つ目のシナリオは、中国が「民主化」を拒否すること。
 
ナチスドイツ、ソ連が奇跡的な経済成長により増長したように、現
在の「経済一人勝ち状態」が中国の慢心をよびおこす。
 
そして、短期的には中国の主張に、説得力があるように見えるか
もしれません。
 
中国は、こんな主張をするでしょう。



「アメリカは『民主化しろ!』『人権を守れ!』等、傲慢な『内政干渉』
をつづけている。
 
しかし、アメリカは、『世界最大の借金国家』ではないか? 
 
そして、わが国は、世界でもっともアメリカに金を貸している国である。 
 
借金大王アメリカからあれこれ指図される筋合いはない!」



そして、こんなことをいいはじめるかもしれません。



「中国が世界的危機下で、一国だけ経済成長をつづけているのは、


中国のシステムが欧米日よりも優れているからだ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 
欧米は、中国に改革を要求するが、欧米こそ中国を見習って改革し
ろ!」



こうなると、もう手のつけようがありません。 
 
中国の指導者たちは増長し、「中国の経済発展は、ただライフサイ
クルで成長期にあるだけ。

そのうち過ぎさるもの」という厳然たる事実に気がつかない。
 
日本もそうでしたが、どんな国でも「バブルは実力」「バブルは永遠」
と思ってしまうものです。
 
こうなると、アメリカや欧州は、

「中国封じ込め」に動かざるを得なくなります。>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【引用ここまで▲】



今回の劉さんの「ノーベル平和賞」受賞。
歴史的意味は、「全世界に中国の本性を暴露したこと」といえるでしょう。


中国の脅威にさらされている日本にとっては、まことにありがたいできごとです。

(劉さんが一刻もはやく釈放されるよう、心から願っています。)



現在、日本が注意しなければいけないのは、二つ。


1、欧米および民主主義国家群との関係を軽んじ、中国を必要以上に重んじてはならない

(金銭欲に目がくらみ、正義を軽んじてはならない)

これをすると、ナチスドイツに接近して滅びた第2次大戦の二の舞です。


2、アメリカ・欧州・ロシア・中国を同時に敵にまわし、国際的に孤立するような過激な行動は、注意深く避けるべきである

これは、いつもいっています。

第2次大戦時、日本は米ロ中英を同時に敵にまわし、必然的に敗北
しました。

「日本自立」への道は、あくまで「現実的」な道でなければならないの
です。



ところで、中国。

この国は今後どうなっていくのでしょうか?

米中二大国にはさまれた日本は、どっちに進むべきなのでしょうか?

ここでは長くなりすぎてかくことができません。

詳細な答えを知りたい方は、北野の新刊「国家の気概」をご一読ください。

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(おわり)ません ↓


北野 幸伯様

いつもメルマガありがとうございます。

「核心的国益」って、意味がピンと来てなかったのですが、
今回の説明で、とてもよく分かりました。

ところで、↓にあるように石垣市長さんが頑張っておられるようです。

地元から大きなうねりが起こることを期待しております。

↓の記事をmixiにアップしました。 ご参考まで

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尖閣諸島は、沖縄県石垣市に所属してます。

今年の3月に石垣市長に就任された、中山義隆さん。
http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/010000/mayorroom.html

43歳ですかね。なかなかかっこいい人ですね。
領海侵犯に「毅然たる措置を」政府に要請されています。

■領海侵犯に「毅然たる措置を」中山市長ら政府に要請

「内閣で議論したい」片山善博総務相

 石垣市の中山義隆市長が4日午前、首相官邸で古川元久官房副長官
と会い、尖閣諸島周辺海域での領海侵犯に対して「毅然(きぜん)たる態
度で適正な措置を講じてもらいたい」と要請した。

海上保安庁巡視船などによる常時監視体制の強化なども求めた。

古川氏は「警備強化に関しては現段階でも行っている」と説明した。中山
市長によると、大臣クラスで唯一面談できた片山善博総務相は「内閣の一
員として内閣で議論したい」と応じた。

 要請したのは中山市長のほか伊良皆高信同市議会議長、下地敏彦宮
古島市長ら計27人。

天候不良時に漁業者が避難できる港を尖閣諸島に整備することや、固定
資産税課税のための実地調査をできるようにすることなども求めた。

 要請終了後、中山市長は「全体的には成功だったと思うが、大臣クラス
に会えなかったので消化不良な面はある。

要請が実現できるよう今後も働きかけていきたい」と語った。

 これに先立ち、中山市長らは国会内で民主党の長妻昭筆頭副幹事
長らとも面会。

長妻氏は「党としても(要請を)しっかり受け止めた上で関係各省庁にきちっ
と伝える。首相官邸を含めて対応していきたい」と答えた。

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いつも、ありがとうございます。

★編集後記


ジュリア・ロバーツさんの「食べて・祈って・恋をして」を見てき
ました。


作家エリザベス・ギルバートさんの体験を基につくられた映画
です。

離婚し、その後つきあった恋人とも幸せになれず「鬱状態」に
なったエリザベスさんは、「自分探しの旅」に出ます。

イタリアでうまいものを食べまくり、

インドで瞑想に励み、

インドネシアで理想の男性とめぐりあう。

実話に基づく映画は、いつでも面白いですね。


ちなみに私は、「プリティーウーマン」以来、20年間ジュリア・
ロバーツさんの大ファン。

「さすがに年とったな~」と思わせるシーンもありましたが、ま
あ当たり前ですよね。



見てみて、「これは女性が大好きな映画だ!」と確信しました。

是非とも夫婦、恋人でごらんになってください。

予告はこちら↓
http://eat-pray-love.jp/



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 発行者 北野 幸伯

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