ならず者国家を相手にするには軍事力の裏付けが必須であることがよくわかります。 | 日本のお姉さん

ならず者国家を相手にするには軍事力の裏付けが必須であることがよくわかります。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)11月21日(日曜日)
         通巻3140号  

 我々が主人だ、と中国は欧米トップに堂々と主張し始めた
  五百年の西側優位の歴史は終わるのか、とニアル・ファーガソン(著名歴史家)
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 「中国が西側の徒弟でないことはもはや明らかである」とニアル・ファーガソンは結論づけている(ウォールストリート・ジャーナルへの寄稿、11月18日付け)。
 大胆な展望と未来をみつめる歴史解釈でしられるファーがソンはハーバード大学教授。日本でも著作は邦訳されている。来春に『西側とその他と』という新作を出す。

 「北京で会う人ごとに『我々が主人である』と言われた。オバマもヒラリーもチモシー・ガイトナー財務長官も、そしてベン・バーナンキFRB議長も。北京は人権改善要求に聞く耳を持たず、軍事力の透明性開示にも、人民元切り上げにはまったく応じない」とファーがソンは書き出した。
アメリカの指導者は虚仮にされて、とぼとぼと帰路についた。

 北京に紫禁城が築かれて五百年、文明力を誇った明王朝には富の蓄積がなかった。
 西暦1600年(わが関ヶ原の役の頃)、英国のひとりあたりのGDPは中国より60%高かった。


 1820年、米国の一人あたりのGDPは中国の二倍、1870年にはこれが五倍になり、1913年には十倍となった。格差は開く一方だった。文革に突入した1968年、米国の一人あたりのGDPは中国の33倍となっていた(これはPPP(購買力平価)をドルベースに換算したもので数字は同ファーがソン論文より援用)。

 西側が世界に優位だった六つの条件とは(1)企業の自由競争(2)科学的発展(数学、物理学、天文学、化学、生物学)が凄まじかった(3)法治と知的ならびに私的財産の保証(4)近代医学の発展(5)工業社会かによる消費社会の実現(6)勤勉性である。
 
 そして日本の明治維新にまるごと適用され、日本は凄まじく発展した。『日本はすべて西側を真似て円滑に近代化を成し遂げた』(ファーがソン)。
 『アジアの残りの国々は日本の成功に倣って繊維、鉄鋼など産業を勃興させ、シンガポール、香港、台湾、韓国が奇跡を続行し、米国、香港、日本のひとりあたりのGDPは並んだ。

 改革開放から三十年で、中国は英国が七十年かけた産業革命のよる近代化を成し遂げ、「2013年に中国は世界GDPの一割に達し、2027年に米国を抜く」(ゴールドマンサックスの試算)と予測されるまでになった。

 他方でギリシアの債務は歳入の312%、ところで米国のそれは358%。米国は利払いに歳入の9%を充当しており、2030年にはこれが36%となる。
 米国は輸出二倍増計画を決め、人民元の切り上げを求め、中国はぴしゃりと拒絶し、米中を基軸に世界は通貨戦争に突入した。

 世界は中国を軌道に回り出したかのようである。これでは恰も「CHIMERICA」ではないか。
 世界的著名歴史家も中国の勢いには脱帽の様子である。
  ◆
http://www.niallferguson.com/site/FERG/Templates/Home.aspx?pageid=1
(上記はファーがソンのホームページ ↑)
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(読者の声1)貴誌3137号、「ローマ法王庁、ふたたび中国に激怒」の記事で、「中国国内にはいくつかの教会が存在するが、いずれも公安の監視のもとにあり、表向きの信者はリストアップされている。だから庶民は地下教会に流れる」


とありましたが、戦前の中国も宣教師は国民党の監視下におかれ、ミッション・スクールは焼き討ち・略奪される様子が、上海・福州の副領事を務めたタウンゼントの『暗黒大陸中国の真実』に詳しい。


1932年(昭和7年)前後の排外主義のシナ、アメリカ人が何人殺されても、ひたすら我慢のアメリカ政府はいまの日本政府にそっくりです。
心ある宣教師や外交官が中国の実態をアメリカ人に知らしめようにも、当時のアメリカのメディアは親中派が圧倒的とこれも今の日本とよく似ています。

同書のなかに当時の福州(福建省)で起きた日本人殺害事件への日本の対応も書かれています。
田村福州総領事は中国側に賠償を求めるも、
言を左右にしてまともな返事をしないシナの役人に業を煮やし、
『よろしい。これ以上申し上げることはない。後はそちらのご判断しだいである。
一言申し添えるが、当方はすでにことの詳細を海軍に打電し、軍艦数隻がこちらに向かっている。
おわかりかな。
熟慮のほど、重ねてお願い申し上げる』と談判したところ、たちまち解決。

『中国人には田村式が一番である。
愉快なことに、あの件があってから福州では日本人に対する態度が一変した。
日本人殺害はもちろん、あらゆる反日行動がぴたっと止んだ。
日本人は最高の扱いを受け、最も尊敬される外国人となった。
アメリカ領事は軟弱政策ゆえに、反米運動の対処に忙殺されている。
イギリスも似たりよったりだ。日本領事はどうだ。
「いつでも軍艦を呼ぶぞ」という毅然とした田村総領事のおかげで、
自国民を保護し、全世界の在中国領事が束にかかっても叶わない、
いやその十倍の成果を上げている。
毎日、私は昼食のため、日本領事館の前を通ったが「門前市をなす」である。
台湾行きのヴィザ取得のためである。台湾は日本領である。
中国では働いても働いても、同じ中国人の役人に搾り取られるが、
台湾に行けばそんなこともなくなるからである。』とタウンゼントは当時の日本を正当に評価しています
(そのため真珠湾攻撃後、一年ほど投獄されたほど)。
ならず者国家を相手にするには軍事力の裏付けが必須であることがよくわかります。
ただ何ゆえ当時のアメリカやイギリスが中国に対して軟弱だったのか?
近い将来の対日戦を想定してのことだったのでしょうか。

貴誌同号「(読者の声3)」で「先日、逢ったドイツ人が、旧プロイセンも、アングロ・クリスチャン・ジュ一イッシュ、フリーメイソン、シオニストとロスチャイルドの血盟団にやられたんだと。(中略)巨大資本家の闇は深い」(伊勢ルイジアナ)


とありましたが、山岡荘八の小説『軍神杉本中佐』(昭和17年)の中にもユダヤ資本の話が出てきますね。
シナの軍閥双方に武器を売り、さらに日本を戦争に引きずり込む。
世界の新聞・通信社の8割がユダヤ資本で、世界のニュースを読むということは、彼らの宣伝文を読まされることになる、とあります。
ただドイツも国民党軍を育成し大量の武器を売りつけていたのですからユダヤだけでは語れないと思うのですが。戦争を煽ったのがユダヤなのか、国際金融資本なのか、共産主義者なのか、さまざまな要素が絡み合っていたのでしょうが、戦前の日本人の国際情勢認識は現在よりはるかにシビアです。

ユダヤといえば、アメリカでもリンドバーグやヘンリー・フォードは反ユダヤの言論を行っていましたがスポンサーの圧力や不買運動、ラジオでの録音のツギハギによる論旨のねじ曲げなど、さまざまな圧力があったようです。
その一方で1939年の「スミス法」や1941年の「ラッセル法」でユダヤ移民の受け入れを規制しています。リンドバーグはアメリカはイギリスとユダヤ人の戦争に巻き込まれるな、と主張していましたが、フィリップ・ロスの小説「The PlotAgainst America」ではリンドバーグがアメリカ大統領になり、政府内外の孤立主義者は新法を次
々と成立させ、宗教的な嫌悪感を煽り立て、やがてその嫌悪感は全米規模のユダヤ人虐殺で頂点に達する、というストーリーになります。
反ユダヤ感情は欧米では伏在しているのでしょうが、ユダヤ関係の本は読めば読むほどわからなくなります。
先ごろ亡くなられた小室直樹氏は、副島隆彦の「ユダヤによる世界支配の陰謀というのは在るのですか?」との問に、一言のもとに、
「そんなものは無い。何故なら、彼らほど、お互いに裏切り合う人々はいないからだ。そのことは、『旧約聖書』を読むと、嫌というほど、たくさん書かれています」と答えたとか。


ユダヤの陰謀はともかく、中国の対日工作は現実の脅威です。

小泉元総理の秘書官だった飯島勲氏に言わせると、菅総理は「Leader」ならぬ、首脳会談でメモを読み上げるだけの「Reader」、テレビメディアも菅内閣に見切りをつけたようです。
(PB生)


(宮崎正弘のコメント)『シオンの議定書』はナチスではなくロシア皇帝の秘密警察がでっち上げた偽造文書。しかし、いまだにこれを本物と信じて、ユダヤの陰謀を説く一群の人たちがいますね。
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(編集部より追加情報)小誌3137号(11月19日付け)の「パチカン vs 中国」の記事中「河北省」の教区は「承徳」、司祭ジョセフ・グオ・ジンカイは「郭金才」です。
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(読者の声2)宮崎先生のシナ経済の実態、その評価は正しいと思う。WSJ(ウォールストリートジャーナル)は、WaPo(ワシントンポスト)やNYT(ニューヨークタイムズ)のように偽者記者を決して使わない。


WSJの編集部が政治バイアス記事を認めないからだと思う。英語がすらすら読めるようになって20年。アメリカの新聞、テレビ局の反保守主義ぶりに気が付いていたが、08年、WaPoがオバマを真っ先に推薦したときは、唖然とした。
今、オバマの支持率が失速したと見るや、リベラル記者までが、オバマに指導力はないと書き出した。コメントを読むと。“そういうお前がオバマを大統領にした”と書く者が80%は超えるんです。


インターネット普及するに従って、大手新聞社がビレジ・ボイスのレベルに堕ちていく。アメリカの世論は、コメントでほぼ判る。
保守から見ると、リベラルは、成長がどこかで止まった者たちに思える。問題は、リベラルに傾く有権者だ。リベラルは、マスコミでも、大衆でも、現実の厳しさから目を逸らして生きることを選んでいる。


“リベラルは拳銃所持の市民の権利を剥奪したい。だがそういう君たちが率先して、個人の、国家の安全を保証できるの? 君が身を挺して僕を守ってくれるとは思わないよ。警察を呼んでも、来るまでに殺されてしまう。それでもいいの?
 
かれらは押し黙る。
(伊勢ルイジアナ)


(宮崎正弘のコメント)日本でも『政権交代』を持て囃し、鳩山、菅を褒めちぎっていたメディアがいくつもあります。変節しても恥がないあたり、リベラル・ジャーナリスト(これをピンカーズというらしい)は日米同じ性格ではないですか?
 菅内閣支持率26%、いよいよ末期です。

  (投書欄は、さらに下段に続きます)
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 484回】        
      ――ゴ破算で願いましては・・・
       『怎様打算盤』(上海人民出版社 1973年)
  

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 これは、なんとも不思議な本だ。それというのも文革末期の四人組全盛時代に出版されたにもかかわらず、『毛主席語録』からの引用もなければ、激烈に展開されていた批林批孔運動に関連する言及も一切なされていない。
つまり、当時出版された本に必ず見られた煽動的な政治的言辞がどこにもみられない。つまり、この本は政治的には無色透明無味無臭なのだ。

もっとも、どのように妄想を逞しくしようが、昨日まで「毛主席の親密な戦友」であった林彪を徹底して蔑み、彼ら民族にとっての精神的支柱ともいえる孔子を批判するような“屁理屈”が、算盤から弾きだせるわけはないわけだが・・・。

 この本は「『算盤を弾くこと」を『珠算する』ともいい、暗算や筆算と同じように一種の計算方法である。算盤という計算用具を使って計算することから、算盤をマスターするためには、先ず算盤を知らなければならない」という「認識算盤」の章からはじまり、先ず算盤の構造を学ぶ。

 算盤の珠を囲む四囲を「框」、珠を上下に分かつ横棒を「梁」、7個の珠を貫く軸を「档」と呼び、珠は梁で上珠2個と下珠5個に分けられる。一番上が頂珠、一番下が底珠。上珠1個が5の位を、下珠1個が1の位を表す。指の動かし方だが、下珠は親指の腹の部分で跳ね、人差し指の先端で下ろす。上珠を跳ねる場合は中指の爪の部分を、下げる場合は人差し指の腹の部分を使う。中国の算盤は上が2つ珠であることさえ押さえておけば、日本の算盤と大差はなさそうだ。

 基本の次は実際に算盤の珠を弾くことになる。そこで、いくつか例題を拾ってみると、

 ■足し算:張大生は96担(1担は100斤。1斤は0.5kg)の糞を、李小山は35担を運びました。2人合わせて合計で何担を運びましたか。
■引き算:ある商店が持つ魔法瓶の在庫は昨日時点で334本で、今日は69本売れました。目下の在庫は何本でしょう。
■掛け算:解放前、張家村で収穫できた繰り綿は年平均で1畝(6.67a)当たり43斤で、現在の収量は解放前の3倍です。現在の1畝当たりの年平均収量は何斤でしょう。
■割り算:今年、先鋒農場で開墾した土地は80丈×93丈(1丈は3.3m)で総面積は7,400平方丈です。1畝を60丈四方として、何畝になるでしょう。
より難しい例題もあるが、珠の動かし方がイラスト入りで分かり易く解説されているだけに、先ずは申し分ない算盤の実用書といっていい。
であればこそ、この時期に、なぜ、こんな本が出版されたのか。敢えて結論を類推するなら、この本は来るべき!)小平時代、つまり向銭看(=金銭万能)の時代を先取りしたのではなかろうか。

毛沢東の寿命もそう長くはない。将来を約束されていた劉少奇や林彪だって血祭りにあげられたのだから、いま権勢を誇っている四人組も近い将来には劉や林と同じ道を歩むはず。国を挙げて革命だ政治だと愚にもつかない騒ぎをしているが、中国人の我慢も限界だ。いづれ中国人は本来の中国人に先祖返りし、商売に励む時代がやってくるに違いない。願望は確信へ。

昔取った杵柄です。今のうちから指を慣らし、ソロバンを弾く稽古でもどうです。
さあさあ、商売、ショーバイ・・・面従腹背は先祖伝来の得意技でござんして、
ハイ。
《QED》

(ひいずみかつお氏は愛知県立大学教授)
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(読者の声3)下記の記事です。
http://www.asahi.com/international/update/1017/TKY201010170283.html
 これは1ヶ月ほど前の朝日新聞の記事なのですが、これはまさに現代の奴隷貿易なのではないのでしょうか?
国においてはいまだに公然と奴隷貿易が行われていることをかの朝日新聞自ら記事にしています。

奴隷を定義すると
!)職業選択の自由がない。
!)他人の所有物であり、売買の対象物である。(労働に対する正当な報酬が労働者に支払われない、すなわち、労働の対価は新所有者から旧所有者に売買と言う形で支払われる)
 まず、!)については記事中の「逃亡の防止」から職業選択の自由がないのは明らかです。
!)については、北朝鮮には基本的人権がなく、労働の対価が現地中国人と比較して著しく低く、北朝鮮の特権階級が労働対価の大部分をピンはねすることは想像に難くない点から、実質的な人身売買である。


何より恐ろしいのはこの奴隷貿易を中国・北朝鮮ともに公的な組織が堂々と行うことです。
日本が、中国と付きあうには、仮に、中国人が日本人を奴隷とすることになりましても、何の抵抗も感じることのない民族であるという点を肝に銘じて付き合わねばならない。
決して「友愛」などというものは存在しないのです。
おそらく、中国においては、北朝鮮のみならず、国外・国内ともに様々な奴隷取引が行われているのではないでしょうか?
 中国との友愛などと寝ぼけた日本人に警鐘を鳴らすためにも、こういった現代の奴隷制度についても宮崎先生の折に触れたご意見や情報をいただければと思います。
   (JM生)


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(読者の声4)「いわゆる平和憲法と暴力装置」について。
 仙谷官房長官の<暴力装置>発言が尾を引いている。この<暴力装置>発言は国会中継をリアルタイムで見ていたが、うかつにもその時は気づかなかったが、週末のTV時評番組でのリプレーを見てびっくりした。
自民党の丸川珠代参院議員が、仙谷官房長官を批判するのに、なんと「我々の平和憲法を否定するものですよ。謝まって済む問題ですか!」と言っていたことである。


<暴力装置>発言批判は結構だが、彼女はその批判論拠の一つを「平和憲法」に求めているのである。 
―いったい自民党は護憲なのか、改憲なのか?


あたかも、超国家主義の時代の<軍隊>は暴力装置であったが、平和憲法下ではもはや<自衛隊>は暴力装置であってはならないと言わんばかりである。そう信ずるならば、自民党を捨てて、憲法九条の会で活動するほうがいい。
実は先日、三島由紀夫と福田恒存の比較研究の講演会を聞いてきた。両者の差は少なくないが、安保条約は現行憲法とはシャム双生児(三島の用語)のように一体にして分離不能のもので、憲法改正なく日米安保を論じても意味がないという点で共通している。


 自決のわずか5日前の<楯の会>会員への三島講演の約二〇分の感動的なテープ(初公開とか)を聞いたが、この辺の論理が明確に述べられている。また講師によると、福田は、安保改定にあたって、憲法改正なき安保議論は無意味として沈黙を保ったという趣旨の話があった。
今わが国会にはブーメラン症候群が蔓延している。野党時代の民主党の自民党批判の構造を与党になった民主党が自民党に活用されて往生こいている状態である。民主も自民も著しくintegrity に欠ける。その場限りの論争をするので、立場が逆転すると一気につじつまが合わなくなる。


「ガラスの家に棲む者はやたらに石を投げてはならない。石を投げたいなら石の家に棲め!」
 後日、もし自民党が憲法改正の議論を推し進めるとしたら、今回の丸川発言は、必ずやブーメランとして返ってくるであろう。人材不足の自民党にあって丸川の評価は非常に高い。ある法案で丸川と打ち合わせをした、知り合いの実業人は丸川の能力を絶賛していた。
小生もそう思う。しかしもし丸川珠代が保守系政治家として名を成さんと欲すれば、憲法や安保の(すでに先人がなしてきた切実な)もっと根幹的議論に精通していなければならない。保守系政治家ならゆめゆめ平和憲法を論拠に暴力装置批判などすべきではない。
 政局技術そのものは所詮技巧に過ぎない。
   (TK生、世田谷)

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(読者の声5)貴誌の通巻何号でしたかに支那に於ける高速鉄道が5千キロを超えたとありました。


大変なスピードですが、(まぁ、それはそれとして)我が国を振えると、12月に新幹線がとうとう新青森に乗り入れで首都圏だけでなく日本主要部とみちのくが高速鉄道で繋がる近代日本史上の快挙です。


さらには来年5月に九州新幹線が全通で新青森から東京・博多経由で鹿児島中央まで繋がります。本来ならば20年前にでもなされるべきでしたが、日本全国がテクノロジーによって繋がる事を素直に喜ぶべきでしょう。
現在、首都圏の在る関東地方には4千万人が居住しています。こういう人口の集中はムスダン核ミサイルなどを念頭に安全保障上大変問題ですので、建設中のリニア沿線の甲府に200万都市を建設して首都を移転するとか、大阪から四国を一周するリニアを引いて京阪神の通勤圏にしてしまうとか、国家戦略としてなんらかの
人口分散計画が必要ではないでしょうか。
地方の農村が過疎化すれば核ミサイル無しでも日本は滅びます。
(道楽Q)


(宮崎正弘のコメント)御懸念は近未来の安全保障のシナリオの一つですが、され、中国の新幹線です。現在13000キロ、このうち300キロをだす路線が8000キロ。来年、上海―北京が四時間で結ばれる新幹線が開通し、2012年4月から営業開始です。
 猿まね車両ですが、スピードは本物、なぜ日本より早いか? 新幹線にもっとも重要な 安全性を軽視しているからでしょうね。

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(読者の声6)次々と愛国者の集会とデモがあります。御案内します。
『12.1首相官邸包囲国民大行進&菅内閣倒閣宣言!国民集会』は添付PDFをご覧下さい。
http://www.ganbare-nippon.net/event/diary.cgi?no=56

そのほか、集会の案内は下記の通り
11月21日(日) 東京 11・21検察、検審と偏向報道を糾弾する全国統一デモに
関して
http://kennryoku-teikou-kok.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/1121-a7a8.html

11月21日(日) 名古屋 11・21全国縦断デモ イン名古屋【権力とマスコミの
横暴に抗議する国民の会】
http://www.world-walker.com/nagoya.htm

11月23日(祝) 福岡  検察とマスコミの横暴を糾弾するデモ
http://www.world-walker.com/fukuoka.htm

11月23日(祝) 新潟  マスコミの偏向報道に抗議する新潟デモ
http://www.world-walker.com/niigata.htm
  (TM生)
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いよいよ、あと四日です!

第四十回 三島由紀夫氏追悼会
 『憂国忌』
 ――三島由紀夫を通して日本を考えようーー
   たとえ大雨でも雪がふっても命日に憂国忌は行われます!
        記
 と き   11月25日 午後五時(四時開場)
 ところ   九段会館大ホール
 http://www.kudankaikan.or.jp/access/index.html
 会場分担金 1000円
   記
 プログラム
第一部鎮魂祭(齋主 乃木神社宮司。祭主 松本徹)1700-1755
第二部シンポジウム 『没後四十年 日本はここまで堕落したか』 
<1810-2010を予定>
井尻千男、遠藤浩一、桶谷秀昭、西尾幹二(司会 宮崎正弘)
  当日会場ではロビィに関連グッズの展示。また関連図書の頒布があります。

 どなたでも予約なしで参加できます。あの驚天動地の三島事件から四十年、追悼儀式のあと、明日の日本を御一緒に考えましょう!
 ◎
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<宮崎正弘の最新刊>
 『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
 http://www.amazon.co.jp/dp/486029341X/
 (↑ アマゾンから入手できます!)


<宮崎正弘のロングセラーズ>
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
http://www.amazon.co.jp/dp/475931122X/
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945
円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680
円)
 ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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