中国は、今まさにここにある脅威である
ロシア政治経済ジャーナル No.688
2010/11/7号
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では、本題。
皆さまご存じのように、ロシアのメドベージェフ大統領が11月1日、
北方領土・国後島を訪問しました。
今回は、この問題について考えてみましょう。
▼理由1、歴史を固定化する
この件に関しては、すぐメルマガを書きたかったのですが、多忙の
ため時間がとれませんでした。
ようやく時間を見つけ、「さあ書くぞ!」と思っていたところ、ネットで
非常いい分析を見つけてしまいました。
中国・国務院発展研究センターロシア外交政策研究室主任・万成才
さんの
<ロ大統領の北方領土訪問に5つの理由>
という記事です。
新華社ニュース11月5日号に掲載されていました。
新華社というのは、中国国務院直属の通信社。
中国のことを報道する時はバリバリプロパガンダ入っていますが、ア
メリカやロシアに関しては有益な情報が出ていることもあります。
<第1の理由:
終戦65周年を迎え、ロシアは第二次世界大戦の結果は変えられない
という立場を強調しようとしている。
欧州、特に東欧では第二次世界大戦の結果を見直そうとという主張が
出始めた。
ロシア側はこれに不安を感じたのか、「大戦の結果は変えられない」と
いう主張を今年の重要な外交内容とし、ファシズム反対戦争65周年記
念活動を大々的に展開した。
メドベージェフ大統領の国後島視察はこの立場を実際に示す行動だ。>
(新華社ニュース11月5日)
↑
解説が必要ですね。
<欧州、特に東欧では第二次世界大戦の結果を見直そうとという主
張が出始めた。>
これは何でしょうか?
第2次世界大戦でナチスドイツを倒したのは誰?
主に、イギリス・アメリカ・ソ連です。
ソ連の犠牲者は、戦死者が1450万人、民間人が700万人。
なんと、2150万人(!)が亡くなっています。
これに対し、イギリスは戦死者27万人、民間人6万人で、33万人。
アメリカは、戦死者29万人、民間人の犠牲者は0。
要するに、ソ連は犠牲者がダントツ多い。
それで、ロシア人の2次大戦への思い入れは強く、この戦争を「大
祖国戦争」と呼んで誇りにしています。
ところが最近、欧米は「第2次世界大戦で活躍したのは、主にアメ
リカとイギリスだ。ソ連はなにもしなかった」という主張を展開しは
じめた。
なんといっても、「ソ連」という国はすでにありませんからね。
それに、「ソ連」「共産主義」「(第2次大戦時トップだった)スターリ
ン体制」等々は、
「悪だった」
というのが世界共通認識になっている。
だから、米英はプロパガンダしやすいのです。
さらに、バルト3国や東欧諸国はかつて、「ソ連はナチスドイツから
私たちを解放してくれた恩人」としていた。
ところが今では、「ソ連は解放者ではなく侵略者だ!」となっている。
こうした動きに危機感を募らせたロシアのエリートは、
<ロシア側はこれに不安を感じたのか、「大戦の結果は変えられな
い」という主張を今年の重要な外交内容とし、ファシズム反対戦争6
5周年記念活動を大々的に展開した。>
というわけです。
こうした観点から見ると、ロシア(当時ソ連)と中国は、「『日本』と戦
った戦友」ということになります。
で、メドベージェフは9月に中国を訪問して何をしたか?
< 9月末には、メドベージェフ大統領が中国を訪問し、胡錦濤国家
主席との間で終戦65年に関する共同声明に署名。
対日戦で共闘したとの歴史認識を中国は尖閣諸島、ロシアは北方領
土の領有権主張につなげる構図も鮮明になった。>
(産経新聞11月2日)
この「終戦65年に関する共同声明」の中にこうあります。
↓
< 戦争時代の残酷な試練の中で、中露両国の人民が互いに助け合
うという素晴らしい伝統が体現され、強化された。
日本が中国を侵略した後、ソ連はすぐに自らの隣国に巨大な援助を提
供した。
両国のパイロットはともに戦い、中国公民さえソ連軍の作戦に参加した。
中国はソ連軍が、中国東北戦線解放において果たした役割を高く評価
する。>
(産経ニュース 9月29日)
こうして、中ロは一体化して日本を「悪」にした。
中国は、「欧米史観」の浸透に困っているロシアを助けた。
ロシアは、尖閣問題で国際世論を味方につけたい中国を助けたのです。
▼理由2 北方領土を自国領土化する
さて、次の理由を見てみましょう。
<第2の理由:
領土問題における日本の頑な態度への反撃。
1855年に締結した日ロ友好条約によると、北方領土は日本に属する
が、1945年のロ・米・伊3国のヤルタ合意ではソ連が日本に戦勝して
北方領土の主権を持つようになった。
1956年の日ロ共同宣言で、ソ連は日本に歯舞諸島と色丹諸島(領土
問題面積の6%を占める)を返還することに合意したが、冷戦期間に棚
上げされた。
ソ連が解体してからロシアの国力が大いに低下し、エリチン政権は領
土問題の解決によって日本との関係を発展させ、日本から資金と技術
を導入しようとした。
日本はこれを機会に北方四島すべての返還を目指したが、エリチン大
統領は国内の強い反発で返還に踏み出せず、1992年冬の訪日計画
をキャンセルせざるを得なくなった。>
(新華社ニュース11月2日)
ここでも説明が必要ですね。
ご存じの方も多いと思いますが、日本が北方領土の一部(具体的には
歯舞・色丹)を取り戻すことは、可能でした。
1956年日ソ共同宣言の最重要内容は、
「日ソ両国は引き続き平和条約締結交渉を行い、条約締結後にソ連は
日本へ歯舞群島と色丹島を引き渡す」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という部分。
プーチン前大統領(現首相)もこの宣言の有効性を認めているので、「
2島」を取り戻すことはできたのです。
しかし、対立点は「残りの2島(択捉島・国後島)」はどうするの?」とい
うこと。
ロシア側は、「2島返還で決着する」(つまり残りの2島は返さない)とし
ている。
これは日本にとって受け入れがたく、交渉は一向に進展しないのです。
< その後、日本は日ロ平和条約の締結条件として一貫して北方四島
の返還を求めてきた。
2000年に就任したプーチン大統領は04年、平和条約の締結を条件
にして
歯舞諸島と色丹諸島の返還意向を示したが、日本側に拒否された。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
60数年間、日本の党派は得票を目的に領土問題において強い立場を
貫いた。
今年の民主党総裁選でも同じだった。
メドベージェフ大統領の国後島視察は、ロシア側も譲歩せずに今後
の日本との交渉での地位をより強める意図が読み取れる。>
(同上)
鳩山内閣が誕生した時、ロシア側はかなり大きな期待を抱いたようで
す。
なんといっても、日ソ関係を劇的に改善させた鳩山一郎の孫ですから
ね。
ところが、鳩山内閣はアッという間に崩壊してしまった。
ロシア政府は、「日本と領土問題で交渉するのは意味ないな~。もう
いいから、北方領土はロシア領にしてしまえ!」となった。
こちらに住んで現地の報道を見ていると、ちゃっかり(北方領土のこと
を)「不可分なロシアの領土」などと呼んでいます
ロシアが北方領土を「自国領にしよう!」と決意した意味は重大です。
▼理由3 欧米との関係改善
<第3の理由:
2008年のロシア・グルジア戦争と今年2月のウクライナの大統領選
挙後、ロシア西部、南部の地政学環境は改善した。
米ロ関係も今年「再開」し、欧州との関係も好転した。
ロシア国境へのNATOの領土拡大問題に関しても、NATOが年内は
領土を拡大しないと表明した。
周辺環境との改善で、ロシアは日本に強い姿勢を示す余地ができた。>
ブッシュとプーチンの時代、アメリカとロシアの関係は最悪でした。
03年、アメリカのエクソンモービル、シェブロンは、当時ロシアの石油
最大手だったユコス買収を目指しました。
アメリカは、イラクの次に、原油生産量で常にサウジと世界1・2位を
争っているロシアの石油利権を支配しようとしたのです。
しかし、ユコスのホドロコフスキー社長は逮捕されてしまい、アメリカ
の野望は挫折しました。
プーチンに対し激怒したアメリカは、旧ソ連諸国(具体的にはグルジ
ア、ウクライナ、キルギス)で革命を起こし、親米反ロ傀儡政権を誕生
させていきます。
05~08年、米ロ対立はドンドンエスカレートしていき、「米ロ新冷戦」な
る言葉も生まれました。
08年8月には、アメリカの傀儡グルジアとロシアは戦争をしています。
しかし、オバマとメドベージェフの時代になって、米ロ関係は徐々に改
善しはじめました。
理由はなんでしょうか?
まず、アメリカが弱体化し、ロシアと争う余裕がなくなったこと。
ロシアから見ると、アメリカの没落により、今度は中国が仮想敵NO1
に浮上してきた。
中ロ関係は非常に良好に見えますが、実はそうではありません。
ロシアは欧米との関係を改善することにより、巨大化する中国の脅
威に備えているのです。
まあ、このことが今回の北方領土訪問と関係があるのか、私にはな
んともいえません。
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▼理由4 中国漁船衝突事件における日本政府の弱腰
< 第4の理由:
9月の中国漁船と日本海上保安庁の巡視船の衝突事故騒ぎがあった
タイミングで国後島を視察したことはロシア側には有利となった。
反発と強硬な外交行動を講じるほかに日本側が実質的な反撃措置を
取るとは考えにくい。
今月中旬に日本で開催されるAPECにメドベージェフが出席することに
「差支えがない」と日本側が示したことでもそれが検証できる。>
↑
これは大きいと思いますね。
中国の脅しにあっさり屈した日本政府。
ロシアは日本政府の対応を見て、「北方領土を訪問しても、日本は何も
できないだろう」と考えた。
そして、ロシア側の予想どおりになった。
▼理由5 メドベージェフとプーチンの権力争い
< 第5の理由:
メドベージェフ大統領が複雑な外交問題を解決できる能力を示すこ
とで、国内での権力イメージを樹立する。
メドベージェフ大統領は昨年以来、「国家現代化方針」を推進し、こ
れまで簡単に触れることができなかった国務省を改組し、長期間見
送られた軍隊改革を行い、
Yuri Luzhkovモスクワ市長を免職させた。
日本との外交においては国後島を視察してロシアの主権を主張し、
ロシア国民の民意に順応した。
1945年にロシアが北方四島を占領してから初めて同地域を視察
したロシアの首脳となれば、歴史的意義があり、国内での地位を強
固にするのに有利だ。>
↑これも少し説明が必要でしょう。
プーチンは、2000~08年まで2期大統領を務めました。
彼は、ボロボロだったロシア経済を奇跡的に復活させ、国民から圧
倒的な支持を受けていた。
国民はプーチンが大統領をつづけることを期待しましたが、できない
事情があったのです。
そう、ロシア憲法は、「大統領は2期まで」と規定している。
そこでプーチンは、若くて基盤の弱いメドベージェフ(現在45歳)を傀
儡大統領にした。
そして、自分は名目NO2である首相になったのです。
ところが、誰でも傀儡は嫌なものです。
大統領を2年もしていれば、「俺ってけっこうすごいかもしれない」と
増長してくる。
しかも、欧米では、強面のプーチンよりも、ブログやツイッターが好き
なメドベージェフの方が愛されている。
欧米のエリートから、「プーチンは怖いから嫌です。あなた2期やって
ください!」といわれれば、「やっぱ俺がやるべきだよな~」と考えて
も不思議ではありません。
要するに、メドベージェフとプーチンの間に確執がある。
これまでソ連の指導者も、エリツィンもプーチンも、北方領土を訪問
したことがありませんでした。
ですから、メドベージェフが日本の再三の警告を無視して訪問を断
行したことは、いい宣伝になるのです。
ロシア人は「強い指導者」(例、ピョートル大帝、スターリン、プーチ
ン等)が大好きですからね。
▼日本外交の優先順位
民主党政権になって、日本外交はボロボロです。
いつの間にか、アメリカ、中国、ロシアとの関係が最悪になっている。
昔にも、同じような状況に陥ったことがありました。
日本は第2次大戦時、アメリカ、中国、ソ連、3大国を敵にまわし、必
然的に敗北した。
日本は、またもや同じ道を歩みだそうとしています。
どうすれば、同じ過ちを繰り返さずにすむのでしょうか?
日本は、三つの大国、すなわちアメリカ、中国、ロシアに囲まれてい
る。
この3国を敵にまわしたら絶対に勝てません。
理想は、3国と良好な関係を築くこと。
しかし、それができない場合は、最低でも1国、できれば2国と良好な
関係を築く必要があります。
もっとも優先されるべきは、いうまでもなく同盟国アメリカです。
アメリカの一極世界は、確かに崩壊しました。
しかし、この国の軍事費は年60兆円。
一国で全世界の総軍事費の約50%を占めている。
こんな強力な同盟国との関係を、わざわざ悪化させる鳩山さん・
小沢さんはクレイジーです。
もちろん、民主主義的価値を共有する欧州との関係も非常に重要。
欧州から見ると、尖閣事件、劉さんのノーベル平和賞受賞に対する
中国のヒステリックで凶暴な態度は、「異様」にうつる。
つまり、彼らの価値観は、私たちと同じということ。
日本は、アメリカ・欧州との関係を最重要にするべきです。
もう一国、重要な国があります。
それがインド。
アメリカの力は、20世紀初頭のイギリスのように、どんどん弱まって
いくことでしょう。
一方で中国はますます強大になっていきます。
アメリカ没落後、中国に対峙できる国はインドしかいません。
日本は、世界最大の民主主義国家インドとの関係をより深化させて
いくべきです。
さて、残る中国とロシア。
尖閣事件と北方領土訪問事件。
それでこの2国は、共に日本の脅威と認識されています。
しかし、中国とロシアの脅威を同列に論じることはできません。
二つの事件を比較してみましょう。
ロシアがしたことは、「65年前に侵略した北方領土を自国領化する
こと」。
これはもちろん大問題で、対抗措置をとっていく必要があります。
しかし、ロシアは北方領土を実効支配していることで満足しており、
さらなる領土拡張は目指していません。
「北海道はロシア固有の領土だ!」とは主張しないのです。
ところが中国はどうでしょうか?
この国は、
今まさに
 ̄ ̄ ̄ ̄
尖閣諸島を侵略しようとしている。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そればかりでなく、
沖縄は中国固有の領土である
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という、トンデモナイ主張もしはじめている。
少し西に目を向ければ、中国は南シナ海の覇権をめぐり、フィリピ
ン、ベトナム、インドネシアなどと、果てしない抗争をくりひろげてい
る。
確かにロシアの行動は許しがたい。
しかし、ロシアと中国を比較すれば、
中国は、今まさにここにある脅威である
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということができるでしょう。
というわけで、日本外交の優先順位は、
1、アメリカ
2、欧州
3、インド
4、ロシア
5、中国
となります。
日本は、第2次大戦時のように米中ロを同時に敵にまわしてはならない。
孤立することなく、欧米印との関係を深化させていく。
そして、中国とロシアを分裂させる。
これができてこそ、日本の未来は安泰といえるのです。
ところで、中国は今後どうなっていくのでしょうか?
アメリカと中国、二つの超大国にはさまれた日本は、どっちに進
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北野幸伯様:
先日は私の感想メールを掲載して頂き、有難う御座いました。
もっとまともなことが書けないものかと毎回恥ずかしくなります。
精進していきますので、温かく見守ってください。
今日は、とっても嬉しいことがあったので、お知らせします。
私のメールで署名で北野さんのメルマガを紹介しているのです
が、メールを受け取った主婦の方から、以下のような感想を頂
きました。
───────────────
ご紹介いただいている北野さん、という方のメルマガURLに
飛んでみたら、面白すぎてついつい色々読んじゃいました!
わたしはこの方初めて知りました!!
すご~い、しゅうさんどんな経緯で知ったの?
メルマガ登録しようと思っています。
───────────────
主婦まで魅了してしまう北野さんの
メルマガってすごいですね。
───────────────
最近の日本政府をはじめ着々と中国包囲網がすすんでいるみたいで、
嬉しくなります。
北野さんのおっしゃるように世界はどんどん平等に、フラットになってい
くので、中国が早く時代の流れに気づいて欲しいです。
───────────────
先日、池上さんがテレビで移民問題を取り上げていましたが、決して好
意的には解説していなかったのでホッとしました。
素人なので分かりませんが、数百万人の中国人移民が沖縄に集結して、
参政権を駆使して独立を宣言する、とか出来ないわけではないのでは?
と、心配しています。
沖縄の知事がビザなしで中国人観光客を受け入れることを考えておられ
ますが、中国に依存しすぎたビジネスがいかに危険かを考えたら、やる
にしても他の国々の観光客とのバランスも考えてしたほうがいいのでは
ないかと心配になります。
また揉めた時に、「中国から観光客を出さない」とある日突然、宣言する
ことなんて、普通に起きそうなことですから。
いずれにしても、今回の中国包囲網を見ていると世界は概ね良い方向
に向かっているのだなぁと思っています。
長々と書いてしまって、すみません。
次号も楽しみにしております。
▼編集後記へ
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★メドベージェフ、北方領土訪問の理由~ロシアの脅威と中国の脅威
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では、本題。
皆さまご存じのように、ロシアのメドベージェフ大統領が11月1日、
北方領土・国後島を訪問しました。
今回は、この問題について考えてみましょう。
▼理由1、歴史を固定化する
この件に関しては、すぐメルマガを書きたかったのですが、多忙の
ため時間がとれませんでした。
ようやく時間を見つけ、「さあ書くぞ!」と思っていたところ、ネットで
非常いい分析を見つけてしまいました。
中国・国務院発展研究センターロシア外交政策研究室主任・万成才
さんの
<ロ大統領の北方領土訪問に5つの理由>
という記事です。
新華社ニュース11月5日号に掲載されていました。
新華社というのは、中国国務院直属の通信社。
中国のことを報道する時はバリバリプロパガンダ入っていますが、ア
メリカやロシアに関しては有益な情報が出ていることもあります。
<第1の理由:
終戦65周年を迎え、ロシアは第二次世界大戦の結果は変えられない
という立場を強調しようとしている。
欧州、特に東欧では第二次世界大戦の結果を見直そうとという主張が
出始めた。
ロシア側はこれに不安を感じたのか、「大戦の結果は変えられない」と
いう主張を今年の重要な外交内容とし、ファシズム反対戦争65周年記
念活動を大々的に展開した。
メドベージェフ大統領の国後島視察はこの立場を実際に示す行動だ。>
(新華社ニュース11月5日)
↑
解説が必要ですね。
<欧州、特に東欧では第二次世界大戦の結果を見直そうとという主
張が出始めた。>
これは何でしょうか?
第2次世界大戦でナチスドイツを倒したのは誰?
主に、イギリス・アメリカ・ソ連です。
ソ連の犠牲者は、戦死者が1450万人、民間人が700万人。
なんと、2150万人(!)が亡くなっています。
これに対し、イギリスは戦死者27万人、民間人6万人で、33万人。
アメリカは、戦死者29万人、民間人の犠牲者は0。
要するに、ソ連は犠牲者がダントツ多い。
それで、ロシア人の2次大戦への思い入れは強く、この戦争を「大
祖国戦争」と呼んで誇りにしています。
ところが最近、欧米は「第2次世界大戦で活躍したのは、主にアメ
リカとイギリスだ。ソ連はなにもしなかった」という主張を展開しは
じめた。
なんといっても、「ソ連」という国はすでにありませんからね。
それに、「ソ連」「共産主義」「(第2次大戦時トップだった)スターリ
ン体制」等々は、
「悪だった」
というのが世界共通認識になっている。
だから、米英はプロパガンダしやすいのです。
さらに、バルト3国や東欧諸国はかつて、「ソ連はナチスドイツから
私たちを解放してくれた恩人」としていた。
ところが今では、「ソ連は解放者ではなく侵略者だ!」となっている。
こうした動きに危機感を募らせたロシアのエリートは、
<ロシア側はこれに不安を感じたのか、「大戦の結果は変えられな
い」という主張を今年の重要な外交内容とし、ファシズム反対戦争6
5周年記念活動を大々的に展開した。>
というわけです。
こうした観点から見ると、ロシア(当時ソ連)と中国は、「『日本』と戦
った戦友」ということになります。
で、メドベージェフは9月に中国を訪問して何をしたか?
< 9月末には、メドベージェフ大統領が中国を訪問し、胡錦濤国家
主席との間で終戦65年に関する共同声明に署名。
対日戦で共闘したとの歴史認識を中国は尖閣諸島、ロシアは北方領
土の領有権主張につなげる構図も鮮明になった。>
(産経新聞11月2日)
この「終戦65年に関する共同声明」の中にこうあります。
↓
< 戦争時代の残酷な試練の中で、中露両国の人民が互いに助け合
うという素晴らしい伝統が体現され、強化された。
日本が中国を侵略した後、ソ連はすぐに自らの隣国に巨大な援助を提
供した。
両国のパイロットはともに戦い、中国公民さえソ連軍の作戦に参加した。
中国はソ連軍が、中国東北戦線解放において果たした役割を高く評価
する。>
(産経ニュース 9月29日)
こうして、中ロは一体化して日本を「悪」にした。
中国は、「欧米史観」の浸透に困っているロシアを助けた。
ロシアは、尖閣問題で国際世論を味方につけたい中国を助けたのです。
▼理由2 北方領土を自国領土化する
さて、次の理由を見てみましょう。
<第2の理由:
領土問題における日本の頑な態度への反撃。
1855年に締結した日ロ友好条約によると、北方領土は日本に属する
が、1945年のロ・米・伊3国のヤルタ合意ではソ連が日本に戦勝して
北方領土の主権を持つようになった。
1956年の日ロ共同宣言で、ソ連は日本に歯舞諸島と色丹諸島(領土
問題面積の6%を占める)を返還することに合意したが、冷戦期間に棚
上げされた。
ソ連が解体してからロシアの国力が大いに低下し、エリチン政権は領
土問題の解決によって日本との関係を発展させ、日本から資金と技術
を導入しようとした。
日本はこれを機会に北方四島すべての返還を目指したが、エリチン大
統領は国内の強い反発で返還に踏み出せず、1992年冬の訪日計画
をキャンセルせざるを得なくなった。>
(新華社ニュース11月2日)
ここでも説明が必要ですね。
ご存じの方も多いと思いますが、日本が北方領土の一部(具体的には
歯舞・色丹)を取り戻すことは、可能でした。
1956年日ソ共同宣言の最重要内容は、
「日ソ両国は引き続き平和条約締結交渉を行い、条約締結後にソ連は
日本へ歯舞群島と色丹島を引き渡す」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という部分。
プーチン前大統領(現首相)もこの宣言の有効性を認めているので、「
2島」を取り戻すことはできたのです。
しかし、対立点は「残りの2島(択捉島・国後島)」はどうするの?」とい
うこと。
ロシア側は、「2島返還で決着する」(つまり残りの2島は返さない)とし
ている。
これは日本にとって受け入れがたく、交渉は一向に進展しないのです。
< その後、日本は日ロ平和条約の締結条件として一貫して北方四島
の返還を求めてきた。
2000年に就任したプーチン大統領は04年、平和条約の締結を条件
にして
歯舞諸島と色丹諸島の返還意向を示したが、日本側に拒否された。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
60数年間、日本の党派は得票を目的に領土問題において強い立場を
貫いた。
今年の民主党総裁選でも同じだった。
メドベージェフ大統領の国後島視察は、ロシア側も譲歩せずに今後
の日本との交渉での地位をより強める意図が読み取れる。>
(同上)
鳩山内閣が誕生した時、ロシア側はかなり大きな期待を抱いたようで
す。
なんといっても、日ソ関係を劇的に改善させた鳩山一郎の孫ですから
ね。
ところが、鳩山内閣はアッという間に崩壊してしまった。
ロシア政府は、「日本と領土問題で交渉するのは意味ないな~。もう
いいから、北方領土はロシア領にしてしまえ!」となった。
こちらに住んで現地の報道を見ていると、ちゃっかり(北方領土のこと
を)「不可分なロシアの領土」などと呼んでいます
ロシアが北方領土を「自国領にしよう!」と決意した意味は重大です。
▼理由3 欧米との関係改善
<第3の理由:
2008年のロシア・グルジア戦争と今年2月のウクライナの大統領選
挙後、ロシア西部、南部の地政学環境は改善した。
米ロ関係も今年「再開」し、欧州との関係も好転した。
ロシア国境へのNATOの領土拡大問題に関しても、NATOが年内は
領土を拡大しないと表明した。
周辺環境との改善で、ロシアは日本に強い姿勢を示す余地ができた。>
ブッシュとプーチンの時代、アメリカとロシアの関係は最悪でした。
03年、アメリカのエクソンモービル、シェブロンは、当時ロシアの石油
最大手だったユコス買収を目指しました。
アメリカは、イラクの次に、原油生産量で常にサウジと世界1・2位を
争っているロシアの石油利権を支配しようとしたのです。
しかし、ユコスのホドロコフスキー社長は逮捕されてしまい、アメリカ
の野望は挫折しました。
プーチンに対し激怒したアメリカは、旧ソ連諸国(具体的にはグルジ
ア、ウクライナ、キルギス)で革命を起こし、親米反ロ傀儡政権を誕生
させていきます。
05~08年、米ロ対立はドンドンエスカレートしていき、「米ロ新冷戦」な
る言葉も生まれました。
08年8月には、アメリカの傀儡グルジアとロシアは戦争をしています。
しかし、オバマとメドベージェフの時代になって、米ロ関係は徐々に改
善しはじめました。
理由はなんでしょうか?
まず、アメリカが弱体化し、ロシアと争う余裕がなくなったこと。
ロシアから見ると、アメリカの没落により、今度は中国が仮想敵NO1
に浮上してきた。
中ロ関係は非常に良好に見えますが、実はそうではありません。
ロシアは欧米との関係を改善することにより、巨大化する中国の脅
威に備えているのです。
まあ、このことが今回の北方領土訪問と関係があるのか、私にはな
んともいえません。
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▼理由4 中国漁船衝突事件における日本政府の弱腰
< 第4の理由:
9月の中国漁船と日本海上保安庁の巡視船の衝突事故騒ぎがあった
タイミングで国後島を視察したことはロシア側には有利となった。
反発と強硬な外交行動を講じるほかに日本側が実質的な反撃措置を
取るとは考えにくい。
今月中旬に日本で開催されるAPECにメドベージェフが出席することに
「差支えがない」と日本側が示したことでもそれが検証できる。>
↑
これは大きいと思いますね。
中国の脅しにあっさり屈した日本政府。
ロシアは日本政府の対応を見て、「北方領土を訪問しても、日本は何も
できないだろう」と考えた。
そして、ロシア側の予想どおりになった。
▼理由5 メドベージェフとプーチンの権力争い
< 第5の理由:
メドベージェフ大統領が複雑な外交問題を解決できる能力を示すこ
とで、国内での権力イメージを樹立する。
メドベージェフ大統領は昨年以来、「国家現代化方針」を推進し、こ
れまで簡単に触れることができなかった国務省を改組し、長期間見
送られた軍隊改革を行い、
Yuri Luzhkovモスクワ市長を免職させた。
日本との外交においては国後島を視察してロシアの主権を主張し、
ロシア国民の民意に順応した。
1945年にロシアが北方四島を占領してから初めて同地域を視察
したロシアの首脳となれば、歴史的意義があり、国内での地位を強
固にするのに有利だ。>
↑これも少し説明が必要でしょう。
プーチンは、2000~08年まで2期大統領を務めました。
彼は、ボロボロだったロシア経済を奇跡的に復活させ、国民から圧
倒的な支持を受けていた。
国民はプーチンが大統領をつづけることを期待しましたが、できない
事情があったのです。
そう、ロシア憲法は、「大統領は2期まで」と規定している。
そこでプーチンは、若くて基盤の弱いメドベージェフ(現在45歳)を傀
儡大統領にした。
そして、自分は名目NO2である首相になったのです。
ところが、誰でも傀儡は嫌なものです。
大統領を2年もしていれば、「俺ってけっこうすごいかもしれない」と
増長してくる。
しかも、欧米では、強面のプーチンよりも、ブログやツイッターが好き
なメドベージェフの方が愛されている。
欧米のエリートから、「プーチンは怖いから嫌です。あなた2期やって
ください!」といわれれば、「やっぱ俺がやるべきだよな~」と考えて
も不思議ではありません。
要するに、メドベージェフとプーチンの間に確執がある。
これまでソ連の指導者も、エリツィンもプーチンも、北方領土を訪問
したことがありませんでした。
ですから、メドベージェフが日本の再三の警告を無視して訪問を断
行したことは、いい宣伝になるのです。
ロシア人は「強い指導者」(例、ピョートル大帝、スターリン、プーチ
ン等)が大好きですからね。
▼日本外交の優先順位
民主党政権になって、日本外交はボロボロです。
いつの間にか、アメリカ、中国、ロシアとの関係が最悪になっている。
昔にも、同じような状況に陥ったことがありました。
日本は第2次大戦時、アメリカ、中国、ソ連、3大国を敵にまわし、必
然的に敗北した。
日本は、またもや同じ道を歩みだそうとしています。
どうすれば、同じ過ちを繰り返さずにすむのでしょうか?
日本は、三つの大国、すなわちアメリカ、中国、ロシアに囲まれてい
る。
この3国を敵にまわしたら絶対に勝てません。
理想は、3国と良好な関係を築くこと。
しかし、それができない場合は、最低でも1国、できれば2国と良好な
関係を築く必要があります。
もっとも優先されるべきは、いうまでもなく同盟国アメリカです。
アメリカの一極世界は、確かに崩壊しました。
しかし、この国の軍事費は年60兆円。
一国で全世界の総軍事費の約50%を占めている。
こんな強力な同盟国との関係を、わざわざ悪化させる鳩山さん・
小沢さんはクレイジーです。
もちろん、民主主義的価値を共有する欧州との関係も非常に重要。
欧州から見ると、尖閣事件、劉さんのノーベル平和賞受賞に対する
中国のヒステリックで凶暴な態度は、「異様」にうつる。
つまり、彼らの価値観は、私たちと同じということ。
日本は、アメリカ・欧州との関係を最重要にするべきです。
もう一国、重要な国があります。
それがインド。
アメリカの力は、20世紀初頭のイギリスのように、どんどん弱まって
いくことでしょう。
一方で中国はますます強大になっていきます。
アメリカ没落後、中国に対峙できる国はインドしかいません。
日本は、世界最大の民主主義国家インドとの関係をより深化させて
いくべきです。
さて、残る中国とロシア。
尖閣事件と北方領土訪問事件。
それでこの2国は、共に日本の脅威と認識されています。
しかし、中国とロシアの脅威を同列に論じることはできません。
二つの事件を比較してみましょう。
ロシアがしたことは、「65年前に侵略した北方領土を自国領化する
こと」。
これはもちろん大問題で、対抗措置をとっていく必要があります。
しかし、ロシアは北方領土を実効支配していることで満足しており、
さらなる領土拡張は目指していません。
「北海道はロシア固有の領土だ!」とは主張しないのです。
ところが中国はどうでしょうか?
この国は、
今まさに
 ̄ ̄ ̄ ̄
尖閣諸島を侵略しようとしている。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そればかりでなく、
沖縄は中国固有の領土である
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という、トンデモナイ主張もしはじめている。
少し西に目を向ければ、中国は南シナ海の覇権をめぐり、フィリピ
ン、ベトナム、インドネシアなどと、果てしない抗争をくりひろげてい
る。
確かにロシアの行動は許しがたい。
しかし、ロシアと中国を比較すれば、
中国は、今まさにここにある脅威である
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということができるでしょう。
というわけで、日本外交の優先順位は、
1、アメリカ
2、欧州
3、インド
4、ロシア
5、中国
となります。
日本は、第2次大戦時のように米中ロを同時に敵にまわしてはならない。
孤立することなく、欧米印との関係を深化させていく。
そして、中国とロシアを分裂させる。
これができてこそ、日本の未来は安泰といえるのです。
ところで、中国は今後どうなっていくのでしょうか?
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───────────────
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───────────────
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───────────────
最近の日本政府をはじめ着々と中国包囲網がすすんでいるみたいで、
嬉しくなります。
北野さんのおっしゃるように世界はどんどん平等に、フラットになってい
くので、中国が早く時代の流れに気づいて欲しいです。
───────────────
先日、池上さんがテレビで移民問題を取り上げていましたが、決して好
意的には解説していなかったのでホッとしました。
素人なので分かりませんが、数百万人の中国人移民が沖縄に集結して、
参政権を駆使して独立を宣言する、とか出来ないわけではないのでは?
と、心配しています。
沖縄の知事がビザなしで中国人観光客を受け入れることを考えておられ
ますが、中国に依存しすぎたビジネスがいかに危険かを考えたら、やる
にしても他の国々の観光客とのバランスも考えてしたほうがいいのでは
ないかと心配になります。
また揉めた時に、「中国から観光客を出さない」とある日突然、宣言する
ことなんて、普通に起きそうなことですから。
いずれにしても、今回の中国包囲網を見ていると世界は概ね良い方向
に向かっているのだなぁと思っています。
長々と書いてしまって、すみません。
次号も楽しみにしております。
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